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ら長泥地区の除染を実施するためには区域見直 しを村 と国に対 して長泥地区住民の要望
書 として取 りまとめて出 した らどうかとの話が村 当局か らあったかの話あ りますけれ ど
も、補償 との絡みもあるのでその点でそ ういうことなんでしょうか。
村長 (菅 野典雄君) 今のいわゆる困難区域の条件は除染も国のほうでちゃんとしたレールに
まだ乗っていない。それから今我々が一生懸命やっていただいている屋内の焼却のことも
乗つていないとい うことになります。 さらにさらに、これから出るであろ
しの問題 も出てこないとい うことで、非常に
ほかの人たちよりもそ うい うこれからの復興に向けての不利益があるので、それを不利益
がないように考えていただけませんか、そのほうが長泥にとってもプラスではないですか
とい う話をしているのであって、どうもその辺、誤解があるようであります し、長泥の皆
さん方が誤解だけではなく結構今お話のあつたようなこともありますので、ぜひ村は少な
くとも長泥であれ どこであれ、同じ村民だ、同じ行政区だ という立場で必死になって国な
り東電 と向き合っているということをご理解いただきたい と思います。
議長 (大 谷友孝君) 佐藤人郎君の質問はこれにて終了いた します。
2番、渡邊 計君。
2番 (渡 邊 計君)現 在、村民よりも多い7,500人 を超える除染が行われている。ですが、村
民からは手抜き除染ではないのか、また各自治体で行つている除染のほうが厳 しい基準を
決めた丁寧な除染であるなど、批判の声が多く上がっているきょうこのごろでございます。
さて、質問に入 らせていただきます。まず、ア ドバイザーについてであります。復興委
員会など多 くのア ドバイザーがお られますが、現在契約 している人数 とどのような報酬形
態になっているのかお伺いいたします。また、 リスコミア ドバイザーとして契約をしてい
る中川恵一氏を選定 した理由をお伺いいたします。
次に、今後の村づ くりについてであります。小さいお子様のいる親御 さんに聞きます と、
高校を卒業するまでまたは独立するまで子供を村に帰すことはない、そ うい う声が多 く聞
かれてお ります。今後、避難解除が行われたとしてもす ぐには帰れないであろう子供たち
への対応をどのように考えているのかお伺いいたします。また、
ンケー ト結果が出ている現況の中、帰村人 口が減少することは明白な中で現在正職員_爵L
時職員合わせてlCXl人 を超える職員を今後 どのように維持 していかれるのかお伺いいた し
ます。
続きまして、基準値のない現況除染を、また生活に密着 してきた自然の恵みが数十年食
べ られない。そ して農業再建にも数年かかる見込みの中で村民が安全で安心 して生活でき
る状況、例えば線量、インフラ、生活再建、その他等 どのように考えているのかお伺いい
たします。
次に、焼却炉についてお伺いいたします。私も小宮ク リアセンターには何度か足を運び
まして神戸製鋼の担当者に説明などを何って
ら排出される主灰、飛灰は全て固形イヒされると聞いてお ります。 しかし、蕨平の焼却灰は
これ以上の高線量になるのは明白であります と考えますが村
の対応はどのようにするのかお伺いいたします。また、二重のバグフィルターで、要は 2
- 40 -
段のバグフィルターで99%以上除去できると言つているセシウムですが、ダイオキシンと
セシウムの大きさの比較 とともに、その除染とい うかバグフィルターで捕まえることがで
きるとい う原理を説明していただきたい。また、使用されているバ グフィルターの種類、
素材などをお伺いするものであります。以上、 7点 についてお伺いいたします。
村長 (菅 野典雄君) 2番 、渡邊 計議員のご質問にお答えをします。
ア ドバイザーについて 2点 ありますが、 2点 目について私からお答えをさせていただき
ます。現在、東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授については、平成24年 6月 1日 よ
り飯舘村健康 リスクコミュニケーシ ョン推進委員会のア ドバイザー として委嘱をしてい
るところであります。ア ドバイザーをお願いした経緯でありますが、中川准教授は放射線
治療、がん治療及び放射線影響の権威でもあり、原発事故後いち早く福島に入 り被ばくに
よる健康影響などの分析に取 り組み、被災者支援に尽力をいただいている方のお一人であ
るわけであります。村におきましてもまでいな復興プラン第 1版策定時の リスコミ推進委
員 として専門的な見地か ら村民の放射線に対す る不安を少 しでも和 らげていただ くよう、
あるいは正 しい理解をしていただくよう、そんなことでの助言をいただき村のリスコミ事
業の道筋をつけていただいたところでございます。
また、 も最初からかかわっていただき、当時
放射線に対する情報や専門知識が我々まだ全 くない時期から仮設住宅におい
を開催 していただくとか、その他いろいろなところで村民の安全安心の確保に尽力をいた
だいているところであります。 この結果、今では村民もある程度 自分の物差しで、あるい
はこれは危険ではないか、この程度は安全かとの判断が幾らかなりともできるような状況
もつくっていただいたというふ うに考えているところであります。今後、さらに村の リス
コミ事業を進めていく中、そして村民が今後の生活や身の振 り方を考える上でさまざまな
判断材料を提供いただいた り助言をいただくにふ さわ しく適任であるとの判断か ら委嘱
をしているところでございます。
そのほか、ア ドバイザーについて、あるいは今後の村づ くり、焼却炉、それぞれ担当並
びに副村長のほうからお答えをさせていただきます。以上でございます。
総務課長 (中 井田 榮君) 私からは 1点 目のア ドバイザー と報償形態についてお答えをいた
します。
村では村づ くリア ドバイザー として平成22年度より建築家のサガフアキラ氏とア ドバイ
ザー契約を結んでお ります。契約は単年度ごとに行ってお り、報酬額は年額200万 円であ
ります。サガワ氏の活動実績の把握につきましては、半年 ごとにその活動報告を書面で提
出いただいてお りますが、特に村の復興について今までも多くの適切な指導、助言をいた
だいているところであります。また、今年度復興計画推進委員会における報償支払いの対
象 となってお ります委員並びにア ドバイザー等の数及び金額でありますが、まず報償支払
い対象者数は推進委員会 と村民部会合わせて35名 であります。その単価は村復興計画策定
に係る講師謝金等の単価に基づいてお り、この金額につきましては会議 1回 当た り交通費
を含む額 となってお ります。内訳でありますが、まず委員長 ■名が 7万 円であります。次
に県外からの委員 2名 が 1人 当た り5万 円、次に県内遠方の委員 2名 が 1人 当た り3万円、
-41-
次に県内委員 3名 と県外からの委員 1名 の計 4名 が 1人 当た り2万 円となってお ります。
なお、この県外か らの 1名 につきましては所属機関の定めにより村の基準 とは違 う金額 と
なってお ります。次に村民の委員につきましては推進委員会の委員 2名 に加え4つ の各村
民部会 6名 の計26名 に対 し1人 当た り3,000円 となってお ります。以上であります。
教育長 (人 巻義徳君) ご質問の2項の 1つ 日、避難解除後の子供たちへの対応についてお答
え申し上げます。
村の復興を考える際、子供たちの帰村については大変重要かつ難 しい課題 と認識 してお
ります。今後、―定の除染が完了し避難指示解除 となった場合、村民、議会 との協議を踏
まえた上で帰村す ることになるわけでありますが、子供たちの帰村については多 くの判断
要因があろうか と思われます。また、帰村に当たってはご家族並びに保護者の考え方があ
ろうかと思われます。 したがいまして、村に戻ることが子供たちにとってより望ましいと
思えるような施策や選択肢を示す必要があろうかと考えます。
現在、復興計画第 5版 に専門部会を設けてご検討をいただぃてお りますが、いずれ子供
たちが段階的に村に戻つていけるような期間、 目安や支援策が必要かと考えてお ります.
避難が長引き、村の記憶 よりも避難先での記憶が長 くなっている子供 も少なくありません
ので、村のすばらしさや村民であることの誇 りを忘れないようなふるさと教育を進めなが
ら、一方で村に戻れるような施設の維持整備を図つてまい りたいと考えてお ります。以上
でございます。
副村長 (門 馬伸市君)私 からは今後の村づ くりについての 2の 2及び 2の 3についてお答え
をいた します。
まず、 2の 2の今後帰村人 口の減少が見込まれる中でとい うことで、職員あるいは臨時
職員の確保をどうしていくんだとこうい うご質問でありますが、現在の職員の状況は正職
員が66人 、派遣職員 として国から復興庁枠支援職員を含め6人 、県から2人、他県市町村
か ら4人 、合わせて12人 の応援をいただいてお ります。 これに村の任期付き職員が 3人 、
嘱託職員 8人 、委託職員が 2人 、さらに臨時職員29人 、それから見守 り隊を除く緊急雇用
の職員67人 、県のきずな職員が26人 、合わせまして213人 の状況であります。
経常的な業務に加えまして復興に関する業務がふえ続けてお りまして、正職員の 3倍以
上の体制で現在業務をこなしているところであります。避難後 4年近 くになりますが、避
難当初は避難者の対応が主でありましたが、現在は帰村に向けての復興予算もふえ続け
いる現状であります。過般、県主催の被災市町村職員確保対策会議においても、村は引き
続き復興業務がふえることから、今後も職員の確保を強く要望 したところであります。な
お、村 としましては人 口減少など将来を見据えた適切な職員採用 と、今後 とも足 りない分
の職員の補填 とい うことになりますけれ ども、国や県、さらには応援をいただいている市
町村に引き続きお願いをしながら、村民の福祉向上はもとより復興に向けて職員の確保に
努めてまい りたいと考えてお ります。
次に 2の 3の生活再建を含めたもろもろの対策でありますが、村では除染の目標値につ
いては除染の説明会などでも申し上げているとお り、当面年間 5ミ リシ‐ベル トとしてお
ります。現在、国による直轄除染が進められてお り、除染の効果につきましては一定程度
- 42 -
その結果にあらわれていることはご案内のとお りであります。村 としましては、復興計画
第 4版 にあります とお り独 自に除染結果の検証をガンマカメラなどによつてホ ッ トスポ
ッ ト対策等を進め、住民の不安を少しでも解消できればとこんなことで努めているところ
であります。
次にインシラ整備、生活再建につきましては、その課題が住宅の改修であった り確保で
あつた り、あるいは医療福祉、産業再生、雇用の確保、店舗、店屋 さんの設置、あるいは
学校などの教育問題などなど多岐にわたってお ります。避難指示解除時期までにそれ らの
全てを完全に復旧復興整備することは難 しいもの とい うふ うに認識はしているつもりで
あります。一方で、早く帰村したい方、あるいは村に通勤 した り通いながら田畑や家屋等
の管理を行 う村民の暮 らしについて、できるだけ利便性を確保できるよう避難指示解除時
期までにインフラ等の整備 をしていきたいとこんなふ うに考えているところであ ります。
これ らの具体的な方針、施策等につきましては現在飯舘までいな復興計画推進委員会及び
4つ の村民部会で議論検討を重ねているところであり、復興計画第 5版にできるところか
ら抽象的ではなく具体的に村民の皆 さんが前を見据 えられるよ うなそんな具体的な事業
の検討をまとめ上げていければとこんなふ うに思っているところであります。以上であり
ます。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 私からはご質問の3、 焼却炉についての 2点 について関連がご
ざいますので一括でお答えさせていただきます。
1点 目の蕨平の焼却灰の固形化についてお答えいた します。国の蕨平の仮設焼却炉から
発生する焼却灰の保管の計画でありますが、国の放射性物質汚染対処措置法に基づき 1キ
ログラム当た り10万 ベクレル以下の主灰及び飛灰 についてはセメン トで固形化 して保管
し、1キ ログラム当た り10万ベクレルを超える主灰及び飛灰は固形化を行わないとい うこ
とであります。10万ベクレルを超える主灰及び飛灰を固形化 しない理 由としては、中間貯
蔵施設においてさらなる減容化を行 う計画があるためと聞いてお ります。固形化をしない
10万ベ クレルを超える灰の保管でありますが、フレコンバ ッグに詰めカクマタム強固な鋼
鉄製容器に収納 し、厚 さ25セ ンチメー トルの鉄筋コンクリー ト製の遮蔽壁を有する保管庫
で保管するとのことでございます。鋼鉄製容器の耐久性などはセメン ト固化 と同等以上の
もので、なおかつ輸送の際も安全性が確保できると問いてお ります。なお、小宮クリアセ
準
ンター内の仮設焼却炉からl ない焼却方法のため飛灰のみ固形化をす ると
説明を受けてお ります。
次に2点 目のバグフィルターについてでありますが、まず仮設焼却炉等には」トガス中の
微粒子の灰を外部に出さないように排ガス処理装置、いわゆるバグフィルターを通過 させ
バグフィルターのロフで捕集すると国から説明を受けてお ります。バグフィルターでの捕
集の原理でありますが、可燃廃棄物を焼却炉内で高温焼却 します と燃焼ガスにセシウムが
含まれます。その後、燃焼ガスを冷却室で急冷 します とセシウムが塩化セシウムとい う個
体状態 となり、排ガス中に多量に存在する微小な粒子のちり、ほこりの核に塩化セシウム
が吸着、凝集 し、塩化セシウムを吸着 した微粒子を含んだ排ガスはバグフィルターの中の
1マ イクロメー トル、0.001ミ リメー トルの網の 目のロフを毎分 1メ ー トルのゆっくりと
¥
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した速度でろ過する過程で捕集 されるとい うことでございます。また、ロフでは機械的な
ろ過以外にも微小な粒子に有効に働 く静電気などの作用により、粒子の捕集を行われ るた
め極めて小さなちり、ほこりの粒子 も除去するとい うことでございます。その結果、JFガ
ス中のセシウムは微小なちり、ほこりの粒子 とともにほぼ100%除去されるとい うことで
す。
次にダイオキシンとセシウムの大きさでありますが、単体での大きさは確認できてお り
ません。ダイオキシンのバグフィルターでの原理は放射性セシウムの原理 と同じく、燃焼
後消石灰や活性炭を活用 して微小なちり、ほこりの粒子に吸着、凝集 されバグアィルター
で捕集 されるとい うことでございます。
次にノヾグフィルターに使用する素材についてであ りますが、バグフィルターのロフとし
て主に使用されているものはガラス繊維、フ などであります。蕨平仮設焼却炉の
ロフに使用する材料については受注業者が提案 し環境省が承諾することになってお り、現
在のところどのような材質のものを使用するか決まっていないと問いておるところでご
ざいます。おただしのとお り、高線量の廃棄物の焼却をいたしますので、排ガスからの放
射性物質の拡散対策 としてバグフィルターを2段設置するとともに、JFガ ス中の放射能の
監視など安全対策には万全を期すよう環境省に強く求めてまい りたいと考えてお ります。
以上でございます。
2番 (渡邊 計君) ア ドバイザーについてですけれ ども、1番 目のア ドバイザーに関 しては
人員等別 に問題 はないんであ りますが、 2番 目の中川恵一氏、このことについて少 しお聞
きしたい と思います。 中川恵一氏が今回独 立行政法人科学技術振興機構 とい うところか ら
予算をいただいて24年度から26年度にかけて飯舘村 リスコミの研究を行ってお ります。こ
のことに関しては村は把握 していたのかどうか、お伺いいた します。
健康福祉課長 (高橋正文君) 今渡邊議員おっしゃられた中川先生の研究 といいますか リスコ
ミの事業については把握 してございます。
2番 (渡邊 計君) ここに資料あるんですけれ ども、研究代表者が中川恵一氏、参画機関が
東京大学、それから長崎大学、そ して東京医療保護保健大学、そして公立の福島医大であ
ります。そしてその内容 としまして大規模原発事故後の望ましい リスクコミュニケーショ
ンのあり方を求めるため福島県の地域住民 (と りわけ飯舘村民)を対象 としたリスクコミ
ユニケーションの現状把握 と主 として医学的・心理的な視点からコミュニケーションスキ
ルの評価 を行い、低線量被ばくについてのリスク情報が受けられる際の文脈を解明すると
こうい うことなんでありますけれ ども、このことに関して24年 から26年 にかけて研究 して
いるわけですが、この間、中間報告などは何かございましたで しょうか。
健康福祉課長 (高 橋正文君) 中間報告 といいますか中川先生の事業の結果等は政府広報等の
発表 とか、あと先生が出席されて学会等で発表 されたものなどの結果は、直接ではござい
ませんが村のほうでも、専門的な内容のところはちょっと村のほうでもなかなか理解でき
ない専門的な内容ですが、結果的には村で把握 してお ります。
2番 (渡邊 計君) それで、村のほ うも26年 4月 より28年 3月 まで契約 していると思 うんで
すが、その前からもかかわってきたわけでございますが、ここ2年間、その間の実際にど
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のようにかかわってきたのか。それ ともそ うい うリスコミに参加 したかしないか。それを
お聞かせ ください。
健康福祉課長 (高 橋正文君) 中川ア ドバイザーのかかわり方でございますが、先ほど村長の
答弁にもございましたように、当初はまでいな復興プラン第 1版 の策定時に部会のほ うで
お世話になった。あと、その後は情報誌かわら版道じるべの発行にもア ドバイスをいただ
いていた。ただ、中川先生もお忙 しいのでなかな力編 集等にもご出席できないことがあっ
たとい うことで、ただ、総合的には具体的にはかわら版の編纂にかかわっていただいてい
るとい うことでございます。あと、渡邊議員、契約 とい う言い方 されましたが、実際は委
嘱 とい うことで、出席いただいた ときに報償費をお支払いするとい うことで、出ていただ
かないときには報償は発生 しないとい うことでございます。
女 2番
(渡邊 計君) 私、この中川恵一氏のことを聞いたのです。村長、ここに中川恵一氏が
9月 20日 出版 しました放射線医が語る福島で起こっている本当のこと、これ 9月 20日 に出
版 したんですが、この本 ご存知で しょうか。
村長 (菅 野典雄君) 知ってお ります。
2番 (渡邊 計君) 知っているならば、この本の中に書かれていることでかなり問題な点が
あるとい うこともわかって存 じておるかと思いますが、今ここで一部紹介 させていただき
ます。
飯舘村 とは直接書いていないんでありますが、福島県のこと、そしてまた飯舘にかな り
いろいろ尽力なさったこととぃ うことで飯舘に関 しても同じことだ と思 うんであります
が、読み上げます。避難 している福島の人々は仮設住宅以外に普通のマンションを借 り上
げた借 り上げ住宅に住んでいる人もいます。仮設住宅 と借 り上げ住宅の比率はおよそ 3対
7です。それでマンションの空室を役所がぽつぽつと借 りるわけでと書いてあります。こ
れ、住んでいる人もいます とうまく濁 してお りますけれ ども、次にもう一つ、
域の住民が幾 ら補償金をもらっているのか というと、4人家族で平均 1億円にもな ります。
一番帰 りやす い避難指示解除準備区域で
」仮設住宅の駐車場 に新車が並んでいるの も うなずけます。 この よ うに書いてあ ります し、
その最後のほうにはこのまま避難を続けるのがかえって楽だと思 う人が仮にいても不思
議ではありません。働かずにギャンブルに入れ込む人も多いようで、福島ではパチンコ屋
も随分ふえましたとこのように書いてあるんですが、これは村長が常々言つてお られます
白い日で見られる、これを嫌つてお られますが、これは自い日で見 られることの最も最た
るものではないでしょうか。いかがで しょうか、村長。
村長 (菅 野典雄君) その本が出しているということはわかってお りますけれ ども、中身につ
いては私、読んでいません。なかなかそ う余裕 もございませんので、今お話を聞かせてい
ただいてそ うい う事実もいろいろな ところから耳にしているんだろうな とい う気がいた
しますっですが、それが全ての話ではないわけでありますから、そ うい うのもあるとい う
話の中で書かれたんだと思いますから、それぞれの考え方、これは我々も今いろいろな人
たちのいろいろな考え方の中でそれをどうい うふ うにまとめていくか、あるいはそれをど
ういうふ うに対応 していくかというところにかかつているということであります。飯舘村
- 45 -
のア ドバイザーであって、そ うい うことがいかがなものかとい うのが多分趣旨だろうとい
うふ うに思いますが、まるつきりそれがあり得ないことだ とい うことになればそれは私の
ほ うか ら抗議文も、あるいは抗議もいた しますが、一部ある可能性 もあるわけであります
から、そ うい う意味では余 り極端な話は書 くべきではないでしょうとい う話はしておきた
いとい うふ うに思ってお ります。以上であります。
2番 (渡邊 計君)確 かに一部の人が当てはまる方もいるかしれません。でも、ほんの一部
です。そんなに大勢これに当てはまっていると私は思いません。ですから、一体 どんな資
料をもとに書いたのか。それは村側からきっち りと今まで村に関与 してきた人間であるな
らばぜひただ していただきたい。そ して、 この ような人をア ドバイザー として契約 とい う
よ りも委託、委嘱 していていいのか。私 は これ は も う本 当にこんな人 を委嘱 してお くべ き
ではないと思われますが、その辺もう一度お伺いいた します。
村長 (菅 野典雄君) その数字は極端かもしれませんけれ ども、今統計とい うか集計 してみま
す と飯舘村、それな りにかなりの金額が入つてお ります。ある意味ではそれがこの生活を
崩 されたものにどう評価するか とい うのではいろいろな意見が分かれるところだ と思い
ますけれ ども、少なくとも我々、ほとんど放射能について、放射線についてわからなかつ
たわけでありますから、いろいろな形でご指導をいただいてきました し、これからもご指
導いただいていかないと間違った考え方なり、あるいは場合によつては極端な考え方にな
るとい うことであります。中り│1先 生の話が全て何でも正 しいとい うつもりはありませんけ
れ ども、放射線についての勉強する上では非常にいろいろな意見を言つていただける方だ
とそのように思っているところであります。
2番 (渡邊 計君) 今村長 さんはかなり補償をもらっているようなことをお話 ししましたけ
れ ども、これは今回東電より住居を確保するための賠償、これが出たからかな りの金額、
3倍近く補償になっていると思いますが、この本書かれた時点ではそれはまだ入つていな
いはずなんです。 これ普通村民、あとは知 らない人、読んだら何なんだこれは。 こんな人
は村はア ドバイザー として契約 とい うか委託委嘱 しているのか。怒 りの声が出るのは当然
かと思われますけれ ども、今までは確かにいろいろやつてこられました。でも、そのほか
にもいろいろなア ドバイスをくれるいい先生もいるのではないかと思 うので、こうい う先
生がこの本に書いたこと、これはきっち りと追及すべきではないでしょうか。
2番 (渡邊 計君) 住宅確保損害はそんなにまだまだこれからでありますか ら、そ うい うこ
とが入 らない中でもかな りとい うことであります。ですから、そ うい う意味からいた しま
す といろいろな人たちがア ドバイスいただいています。中川先生だけとは限らないわけで
ありまして、いろいろな人たちが入つて学校で、あるいは保護者に、あるいは我々に。今
回 リスクコミュニケーションの リレー トークとい うことでもいろいろな人たちにお話を
いただいて、それぞれが多様な考え方を入れながらそれぞれが自分で判断をしていただく
しかこちら側の右に左にというわけにはいかないとい うのがこの放射線、放射能の全 く特
異なところで非常に難 しいところだとこうい うことでありますので、多様な考えを入れて
いきたいとこのように思っているところであります。
2香 (渡邊 計君)次 の質問に移 らせていただきます。今後の村づ くりについて、子供たち、
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いつ解除宣言になるかわかりませんが、解除宣言になっても本当にす ぐには帰れないであ
ろう子供、この人たち、現在飯野町の中学校、幼稚園、そして川俣町飯坂にある小学校、
これの継続も必要になってくるのではないか と思われますが、その上で学校の集約、例え
ばですが今年 2月 の大雪のとき、中学校は8時に間に合った。 しかし小学校は10時半から
11時 だった。こうい う結果もあ りますので、これが延びた場合に今の中学校のところに学
校を集約するようなお考えはおありでしょうか。
村長 (菅 野典雄君) これからのことでありますから、今いろいろ専門部会でも協議をして
いただいていることでありますが、ただ、いろいろ今までのあちこちを見ます と非常にば
らばらになるとい う言葉はちょっと誤解あるかもしれませんが、広がるということが果た
していいのかどうかとい うことであります。ですから、そ ういう意味で村民は戻る、学校
はどこどこにとい う話が どうなのか とい うのはこれか らの協議だ とい うふ うに思います
が、できるだけある意味では飯舘村の中に学校がある、こういうことが必要だろうとい う
ふ うに思つていますので、その辺の順序立てとい うのはこれから皆 さん方 とも、あるいは
いろいろな人たちとの意見なども聞いて決定していきたい とこのように思つてお ります。
2番 (渡 邊 計君) まだ二重住民票 とか 2地域居住 とい うのもまだ認められているわけでは
ありませんが、もしこういうものが政府のほうで認めてきた場合に親御 さんは村には帰 し
たくない。そ うなった場合、こちらの学校を使いたいとい うことになると思われるんです
けれ ども、今後のことですのではっきりわからないと言えばそれまでですけれ ども、それ
で佐藤人郎氏の質問でもあつたように、これもいつまで続 くかわか りませんが、学校の学
童の支援、これは今現在でいつごろまで支援を続けようとい うお考えでしょうか。
教育長 (八 巻義徳君) ご質問にお答えします。いずれにしろ、財政的な支援 とい うのは村単
独の支援でやっているわけでもありませんので、国な り県なり、財政的な動向を見ながら
判断していかざるを得ないんだろうなとい うふ うに思つてお ります。以上です。
2番 (渡邊 計君) 次に、役場職員に関してなんであ りますけれ ども、役場職員にな りたい
とい う人は村の役 に立ちたい、また公務員 としての安定性 を求め激 しい の 中よ
うやくつかんだ仕事でありましょう。ただ、本当に今後人口減少が見込まれる中、復興ま
では本当に人員が必要だ と思います。ただ、人 口減少になった場合に役場職員を恒久性を
どのようにして維持保証 していくのか。その辺をお聞かせ ください。
冨1村長 (門 馬伸市君) ご質問の内容については、村 としても今後の将来のこともありますの
で十分考えているつもりです。特に、正職員の採用については当然人 口が減少する、世帯
数も減少する、年齢構造が高齢化になる可能性が高い、このような条件を今後の地方交付
税の状況などと照 らし合わせながら見ると、間違いなく今20億 円地方交付税来ていますけ
れ ども、これが例 えば人口が 3分の 1の2,000人 になった場合、今の地方交付税の20億 円
は 6割 、 5割 5分から6割 ぐらいに下が ります。 します と、11億 円から12億 円ぐらいにな
る可能性 もある。今の現状ですか ら、また交付税制度が変わればどうかわか りません よ。
そ うい うのを想定 しながら、村は今大変応援職員をいただいて、先ほど答えたように3倍
の職員を抱えながらやっていますけれ ども、臨時職員も含めて。ですから、帰村 した とき
のことを考えれば、ここ何年か前からそ うい うのも話をしながら適正な職員採用をしてき
- 47 -
ました し、今年 も途中でやめられる方が急に出ましたので、追加募集公募をかけて2回 目
の採用試験もや りました。ですから、最低限の正職員のこれは必要な ところに必要な人員
とい うのは当た り前のことでありますから、十分考えているつもりなんですが、それにし
ても将来の今私が申し上げたよぅな見込まれるわけですか ら、十分に適正な、やめる職員、
退職 される職員 と採用する職員 とのバランス、足 りなぃ分はもちろん職員に負担をかける
わけにはいきませんので、任期付きな り国県の応援職員をいただいた りということで対応
していきたいなとい うふ うには思っています。決 して十分だとは思つていませんが、将来
のことを考えれば職員の採用については十分考えていかなければな らないなとこんなふ
うに思っています。
2番 (渡 邊 計君) 今副村長が言つたように、山古志村な ども今年10年 で国庫丈出金がなく
なるとぅでも、これ役場、村のため、そ してまた公務員 として安定を求めてやってきた職
員、将来的にもこんな言葉使ってはいけないでしょぅけれ ども、路頭に迷 うようなそんな
ことのならないような今後の行政、ぜひお願いしたいと思います。
続きまして2の 3ですけれ ども、村づくりにおいて一番大事なのは子供が生活できる環
境をつ くり上げることではないかと私は思います。つまり、確実な除染による線量の低減
ではないかと考えるんですが、村長、いかがお考えでしょうか。
村長 (菅 野典雄君) まさに理想は今までと同じように子供たちが全員村で元気よく学業に励
む、遊びに運動にということだろうとい うふ うに思います。 しかし、残念ながらこのよう
な形になってしまったわけでありますから、そ うします と人それぞれ、何回も言いますが
普通の災害です と、あるいは天災です とこれだけ復旧したからさあ戻つておいでとい う話
ができるわけでありますけれ ども、放射線量についてはそ うい うわけにもいきませんので、
戻れる人がそ うい うことができるような環境をみんなで力を合わせてやっていくとそ う
い うことしかないのではないか。そ うい う中で、 1人 でも2人 でも多く帰っていただくと
い うことではないか、あるいは年を追 うごとに帰つていただく、あるいはそこで産まれ育
ちまた幼稚園、小学校、中学校 とい う形になるようにそれぞれが努力をする。努力を怠つ
てだめだ、だめだとい う話では前に全く進みませんので、できる人からその環境を少 しで
もよくしていくとい ぅそ うい うことが大切だろ うとこのように思っているところであり
ます。 ′
2番 (渡邊 計君) とい うことは、今の現在の除染、この前私も調べましたが小宮地区2件
ワー、家の裏、山の根っこに ありま した。マイクロパ ワ
―。つま り、今のところ2次除染の話は全然上がっていない。出ていない。国からは。そ
うい う中で今村長 さんが言つたように子供たちが戻れるようなことをしたい。それには線
量低減、これ以外ないんですけれ ども、 2次 除染を村長はどのように考えていらつしゃい
ますか。
村長 (菅野典雄君) 何度も言いますように、線量の考え方をもう少 し別な考え方をしていた
だければなとい うふ うに思っています。 1ミ リシーベル トにならないとだめだとい う話、
もう既に 1ミ リシーベル トになっているほかの市町村が帰 らない、みんなでは帰ったか と
- 48 -
いうと帰らないということであります。したがって、1ミ リシーベル トでないとではなく、
その間にはいろいろがあって、それぞれが考え方次第で私はここでいい、私はこうだから
こうだ、いやまだ無理だとい う話を選択をしっか りと与えていく、あるいは我々はそれを
認めていくということが大切だというふうに思つています。もう既に子供さん方も帰りた
いとい う方もいます し、保護者の方はぜひ戻るときには 3つ の学校をせっかくこうやつて
一緒でやっているわけでありますから、そ うい う形を残 していただきたいとこんな声も今
回の歩いた中ではかなりの人たちから言われています。ですから、そ うい う意味からしま
す といろいろなパターンがこれから考えられるわけでありますけれ ども、そ うい ういろい
ろな角度から考えた中で残念ながら100点 の答え、ベス トの答えはないですけれ ども、ベ
ターの中で努力をしていく、より高いベターを目指 して頑張つていくとそ うい う考え方が
私は大切ではないかとこのように思っているところですので、ぜひご理解をいただきたい
と思います。
2番 (渡邊 計君) 確かに村長 さんの言 うとお り決めるのは個人……。
議長 (大谷友孝君) 「さん」は要 りません。
2香 (渡邊 計君) すみません、申しわけございません。村長の言 うとお り、決めるのは個
人それぞれであります。でも、一般的な線量というものがあるのではないかと私は思いま
すけれ ども、早急な避難解除は子供、それから若者を無視 し苦しめることにはなるのでは
ないか と私は思 うんでありますけれ ども、このお話、前回からいつまでたっても同じ堂々
めぐりになりますので次に移 ります。
除染についてでありますけれども、先ほど佐藤人郎氏からもありましたけれ ども、現在
帰還困難区域になってお ります当村では長Fi L地 区の除染計画が立っていない。今議会冒頭
で村長が長泥地区の除染についても触れ られましたけれ ども、行政区と村、国の関係者で
除染賠償区域の見直 し等について懇談会を開催 したと話 されましたけれ ども、区域の見直
しとい うのはどうい うことでしょうか。
村長 (菅 野典雄君) 残念ながら、私たちは何 ら関係なくみんなで力を合わせてきたわけであ
りますけれ ども、残念ながら放射能の向き、風、そ うい うものによつて飯舘村は高い とこ
ろと低いところ、そして真ん中の ところと3つ に分かれてしまったということであります。
一体それが何なのかとい うのは、当時区域の見直しのときに随分いろいろや りあつたわけ
でありますけれども、いかんせん20ミ リ以下、20か ら50、 50以 上 とい うことで分けられて
しまったとい うことであります。その結果、50以 上のところはバ リケー ドが張られてそこ
を開けないと自分のふるさとには、家には帰れないとこうい う大変 さが伴っている。ある
いは、その他のところは日中行けることは行けるけれ ども、泊まってはだめよとこうい う
制約を受けながら避難生活を強い られているわけであ ります。そこを私たちの責任では何
ら関係なくその 3つに分けられたわけであります。 したがって、同じ村民であり同じ行政
区仲間でありますから、少なくともその差を少 しでも少なくしてあげるとい うのは我々行
政 としての大切な役 日だ と。ある程度仕方がないのかなとい う思いあったんですが、除染
だけはぜひやってほしいとい うことはずつと前か ら言つてきたところですが、ここに来て
いろいろなその後の補償賠償、あるいは制度が出てきましたけれ ども、それが全てその50
- 49 -
いうと帰らないということであります。したがって、1ミ リシーベル トでないとではなく、
その間にはいろいろがあつて、それぞれが考え方次第で私はここでいい、私はこうだから
こうだ、いやまだ無理だとい う話を選択をしっか りと与えていく、あるいは我々はそれを
認めていくということが大切だというふうに思つています。もう既に子供さん方も帰 りた
いとい う方もいます し、保護者の方はぜひ戻るときには 3つ の学校をせっかくこうやって
一緒でやっているわけでありますから、そ うい う形を残 していただきたいとこんな声も今
回の歩いた中ではかなりの人たちから言われています。ですから、そ うい う意味からしま
す といろいろなパターンがこれから考えられるわけでありますけれ ども、そ うい ういろい
ろな角度から考えた中で残念ながら100点 の答え、ベス トの答えはないですけれ ども、ベ
ターの中で努力をしていく、より高いベ ターを目指 して頑張つていくとそ うい う考え方が
私は大切ではないかとこのように思っているところですので、ぜひご理解をいただきたい
と思います。
2番 (渡邊 計君) 確かに村長 さんの言 うとお り決めるのは個人……。
議長 (大谷友孝君) 「さん」は要 りません。
2番 (渡邊 計君) すみません、申しわけございません。村長の言 うとお り、決めるのは個
人それぞれであります。でも、一般的な線量とい うものがあるのではないかと私は思いま
すけれ ども、早急な避難解除は子供、それから若者を無視 し苦しめることにはなるのでは
ないか と租は思 うんでありますけれ ども、このお話、前回からいつまでたっても同じ堂々
めぐりになりますので次に移 ります。
除染についてでありますけれ ども、先ほど佐藤人郎氏からもありましたけれ ども、現在
帰還困難区域になってお ります当村では長泥地区の除染計画が立っていない。今議会冒頭
で村長が長泥地区の除染についても触れ られましたけれ ども、行政区と村、国の関係者で
除染賠償区域の見直 し等について懇談会を開催 したと話 されましたけれ ども、区域の見直
しとい うのはどうい うことでしょうか。
村長 (菅 野典雄君) 残念ながら、私たちは何 ら関係なくみんなで力を合わせてきたわけであ
りますけれども、残念なが ら放射能の向き、風、そ うい うものによって飯舘村は高い とこ
ろと低いところ、そして真ん中のところと3つ に分かれてしまつたということであります。
一体それが何なのか とい うのは、当時区域の見直 しのときに随分いろいろや りあつたわけ
でありますけれ ども、いかんせん20ミ リ以下、20か ら50、 50以 上とい うことで分けられて
しまったとい うことであります。その結果、50以 上のところはバ リケー ドが張られてそこ
を開けないと自分のふるさとには、家には帰れないとこうい う大変 さが伴っている。ある
いは、その他のところは 日中行けることは行けるけれ ども、泊まつてはだめよとこうい う
制約を受けながら避難生活を強いられているわけであります。そこを私たちの責任では何
ら関係なくその 3つ に分けられたわけであります。 したがつて、同じ村民であり同じ行政
区仲間でありますか ら、少なくともその差を少 しでも少なくしてあげるとい うのは我々行
政 としての大切な役 日だ と。ある程度仕方がないのかなという思いあったんですが、除染
だけはぜひやってほしいとい うことはずらと前から言つてきたところですが、ここに来て
いろいろなその後の補償賠償、あるいは制度が出てきましたけれ ども、それが全てその50
- 49 -
ミリ以上のところは該当しない とい う話が段々分かつてきて、それでは何ほど50ミ リ以上
のところはそれでなくても大変なのにとい うことで、何 とかそこを同じようにしていただ
くためには困難区域50ミ リ以上のところで区分 けされたところが50ミ リ以上ならそれは
全 く私らが言 う筋ではないんですが、もう既に50ミ リをはるかに下回つてかなり低い線量
になっているので、今回困難区域から居住制限区域 とい うふ うに切 りかえる方法が一つあ
りますよ。そうすると今までの、今出てきた制度が全て使えるということになりますので、
いかがでしょうかとい う話をさせていただいたというところであります。
こんな意見がありました。区域を見直しをしたのは国だから、今度は国がちゃんと困難
区域を居住制限にするのが筋ではないか。一理あ ります。では、国のほ うがそ うい う形に
した場合に皆さん方は何 らそこに異議がな
大ありだとい う話になったのでは全 く前には進まないわけであります。 したがって、まだ
まだあきらめてはいません。同じ村民であリー生懸命やつてきた行政区でありますか ら、
これからもしつか りと何 とか20ミ リ以上の困難 区域も我々と同じようなその後出てきた
制度が使えるように努力をしていきたい。あるいは皆 さん方 と話 し合いをしていきたいと
このように思つているところであります。以上であります。
2番 (渡 邊 計君) 帰宅困難区域から居住制限区域に変わった場合に、現在いただいている
帰宅困難区域 としての賠償 と居住制限区
うか。
村長 (菅野典雄君) 全 く戻せ とい うことはないとい うふ うに、しっか りと明言をいただいて
います し、幾 らでもそれlま 約束事で取 りつけているところであります。以上であ ります。
2番 (渡邊 計君) 私も長泥地区の人にお話を聞いたんですけれ ども、11月 16日 に懇談会が
開催 された。平成24年 、25年度の地区説明会で国は帰還困難区域も必ず除染を行 うと回答
していたのに、環境省担当者モ トナガさんは現在除染計画はないとの説明に全員びつくり
した。 9月 に意見書を提 出 した折に村 当局か ら長泥地区の除染実施 のためには区域見直 し
を村 と国に対 して長泥地区の住民の総意 として要望書を出してはいかがと環境省は村当
局を通 していただければ検討 して居住制限区域に変えて除染ができるであろうと考えて
いたみたいですけれ ども、、住民としては区域見直 しとい うのは除染後線量の低減を見て実
施すべきものではないかと怒 りの声が上がっていますが、どのように受けとめますか。
x村 長 (菅 野典雄君) らいかがですかという話をしただけの話でありま
す。
2番 (渡邊 計君) 今回被害に遭ったところ、どこもそ うい うところはないわけであります
し、線量が下がつたからそ うなる。では、今 3区分されている中でも線量が上がっている
というか高い場所もある。だつたらそこも要望書を出せば通じるのではないかとい う話に
なるのではないでしょうか。
村長 (菅野典雄君) ちょっと意味不明でもしかしたら答えが間違っているかもしれませんけ
れ ども、それぞれ 自治体によって困難区域はかな りの広範囲、あるいは一部であった りと
かいろいろあるわけですから、それぞれ条件は違 うだろ うというふ うに思っています。 し
か し、私たちの村は20行政区の中に 1つ 、長泥地区が困難区域に指定をされた。 しか し、
- 50 -
今現在は年間50ミ リ以上 とい う話にはどう考えてみてもなっていないし、もちろんそのた
めにはいろいろな居住制限にするためにはいろいろな線量のはか り方が国であるで しよ
うから、それをしっか りとやっていただいてそ うい う正確な数字を出した上でやるとい う
ことが条件ではありますけれ ども、そ うい う中でぜひ少なくともいろいろな今要件のこと
が出てきているわけでありますから、それを困難区域の住民の皆 さん方にもここでその制
度 を使 わなかった ら全 く大変 な こ とになるのではないか とい うそ うい う我 々その地区の
皆 さん方 を思いはかっての話 をお話 ししているところであ ります。
2番
星潜彗合意見舞政琶言え亀讐鍾は,埴[言]賃曇言鼻軍言撃奮il` 菫[II:l単星に麗
接する蕨平地区、比曽地区はどうなるんだ。帰宅困難区域だから除染できない。それはお
国の勝手な言い分であるように私は思われますが、これ以上村長 とお話 ししても堂々めぐ
りになります。
次の質問、移 ります。蕨平地区に建設 される焼却炉についてでありますけれ ども、私も
小宮のクリアセンターのほうには何度か行らて調べてますけれ ども、ここにも小宮の場合、
書いてありますけれ ども、小官の場合、お話聞きましたら主灰、飛灰 とも両方取 り出して
いる。それで主灰、飛灰 とも1,000ベ クレル以下である。固めたものを外から線量計当て
ると0.5マ イクロシーベル トぐらい。そ ういうことです ごく安全である。そして燃やす ご
みに関しても日視、あるいは線量計にて線量をはかって野外ごみのような線量の高いもの
は全て排除している。物すごく信用するならば本当に安全な焼却炉ではないかと思 うわけ
であ りますけれ ども、蕨平地区に建設 されるものは大きさも120ト ンが 2つで高線量のも
のを燃やすとい うことでありますので、蕨平の4L式のとき、あそこの建設関係の人に聞
きましたところ、その人は10万ベクレルまでは トンバ ッグでやる。10万 ベクレル以上は固
形化するとそのときはそ うい うお話だつたんですけれども、きょうの説明ちょつと違 うん
ですけれ ども、この説明確実でしょうか。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 蕨平の減容化施設関係の処理について、灰の処理については先
ほど答弁 した内容で、国のほうとも確認 させていただいてお ります。以上です。
2番 (渡邊 計君) 10万ベクレル以上を鋼鉄製の容器に入れて厚 さ25セ ンチメー トルの鉄筋
コンクリー ト製の遮蔽壁を有する保管庫で保管するとありますけれ ども、輸送の際、万が
一車が横転などした場合、10万ベクレル以上の高線量のものがまき散 らされる。固形化 し
てあれば横転 してもそこの場所だけが線源になるわけですけれども、万が一まき散 らす可
能性 もあるわけなんですけれ ども、固形化 しない場合。 このことに関してどのように思わ
れていますか。
除染推進課長 (中川喜昭君)先 ほど答弁の中でもお話 ししましたが、10万ベクレルを超える
灰についてはフレコンバ ッグに詰めて、当初この計画に入るときにコンクリー トボックス
の中に入れるとい うような部分もあつたんですが、ただ、運搬、輸送の関係で今回国のほ
うから示 された内容が角型の強固な鋼鉄製の容器 とい うことの話でございまして、今そ う
い う廃棄物を入れる ドラム缶式の国際基準の型 と相当の基準が同等のものでつ くるとい
うことのようであります。それで、その際には落下しても破損防止ができるということで
-51-
あ りまして、今言つたように輸送の際にも安全性を確保するために角型の鋼鉄製の容器に
入れるという話でございます。以上であります。
2番 (渡邊 計君)角 型の金属鋼鉄製の容器に入れるとい うことで、厚 さ25セ ンチメー トル
で遮蔽壁をつ くってその入れ物に入れるとい うことですけれども、運搬のときはその容器
で遮蔽はしないで運搬するとい うことですか。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 先ほどの25セ ンチメー トルの鉄筋コンクリァ ト製の遮蔽壁を有
するものとい うものは、現地の保管をする際にこうい うふ うに大きなコンクリー ト形のも
のに入れて一時保管をしておく。ただ、運搬については鋼鉄製のものの角型の鋼鉄製のも
のを運搬 していくとい うことでございます。
2番 (渡邊 計君) その際、車とかには特 とJま ないんて主
除染推進課長 (中 川喜昭君) この10万ベクレルを超 えるものの保管方法な りどのようにして
い くか とい う部分が先月の中旬ごろに国のほうから示 しをいただいてお ります。それで、
私のほうからは角型の鋼鉄製の容器に入れた際に、結局遮蔽力 といいますかどれだけ外側
の影響があるんだ とい う話、あとは先ほど言つた運搬に対 しての強度的にはどうなんだ と
い う話を質問したんですが、何 しろ今これ専用につくるということでございまして、その
ろ十三分にはとりたい とい うことでございま
すが、まだ現物がないとい うことで今後それについては検討 していただくような話をさせ
ていただいてお ります。
2番 (渡邊 計君) 放射線は鉄は通すわけで、本当に遮蔽するのであれば鉛でなければなら
ないと思 うんですが、できれば内面でも外側にでも鉛を薄 く張ってもらえればありがたい
ことだなと思います。この中、回答の中で小宮の焼却炉からは主灰が発生 しない、飛灰の
みであると書いてありますけれ ども、私説明受けた中では主灰、飛灰 とも週に2回ほどと
つていると説明受けたんですが、どうなんでしょうか。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 答弁の中でも主灰は出ないとい うことで、飛灰についてはコン
クリー トの固形化 とい うことでありますが、理由としては焼却方法の違いだというふ うに
書かせていただきま したが、小官のクリアセンターで使 う炉は流動焼炉 とい うことで、い
わゆる砂 と燃えるものでやっていくとい う円筒のもので、全て飛灰になっていくとい うこ
とで、出るものが砂系の不燃物 とい うことで、
に使 う砂が下に出る。ただ、それが主灰 とい うような形で取 り出す とい う考え方だと思 う
んですが、実際に燃焼ガスの全てのものは飛灰のほうにいくとい うことで飛灰のみの固形
化をするとい う話でございます。それで、下に出る砂の濃度についても調査報告いただい
てお りますが、129の ものとあと129か ら319と い う低 レベルのものになっているとい うこ
とでございます。以上であります。
2番 (渡邊 計君) 私もいろいろ焼却炉は少 しずつ勉強 しているんですが、バグフィルター
から出るものは飛灰であつて、私は燃や したところから出るのは主灰であるとそのように
考えていたわけですけれ ども、ちょっと見解の差が違いがあったみたいです。それ と、バ
グフィルターについてであ りますけれども、これは私の質問がちょっと悪いために蕨平の
- 52 -
ものと勘違いされたのではないかと思いますけれ ども、小官の焼却炉、11月 10日 ごろから
本格的焼却をしている。その中でろ布はどのようなものを使っているのかわか りますでし
ようか。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 私も小宮の部分まで考えればよかつたんですが、大変申しわけ
ございません。それで、小宮の仮設焼却炉で使ってお りますろ布の材料でありますが、先
ほどガラス繊維 とフッ素樹脂 とい う2種類があるということでありましたが、テフロンと
い うフッ素系の樹脂を使らてぃるとい うことでございます。以上であります。
2番 (渡邊 計君) 私もバグフィルター とい うのは9種類だか何かかな りの数があっていろ
いろな熱 とかそ うい う条件があるということはあつたので、どれを使 っているのか確認 し
たかつたので質問いた しました。
それで、バグフィルターなんですけれ ども、確かに最初新品のときは薬品を塗ってある
程度 目詰まりをさせ る。ただ、焼却 している途中でろ紙にエアパルスとい う空気をぼんと
当ててそれでろ過 とい うか新品同様に持らていくわけでありますけれ ども、その場合にど
のぐらいの目詰ま り状態に持つていっているのかはわか りますでしょうか.
除染推進課長 (中 川喜昭君)今 後の部分でありますので計画 という部分でのお話 しかできま
雄
せんが、一応国のほうに確認 しましたら今の振 り落しについては 1日 1回程度 はや りたい
とい う話がございました。以上であ ります。
2香 (渡 邊 計君) 要は、それでバグフィルター とい うのはある程度 目詰まりして初めて効
果を発揮するわけなので、実際にエアパルス余 りかけ過 ぎた りするとまた穴が大きくなる
とある程度目詰まりするまではそこをガス化 したものが通過するわけでありますので、そ
の辺はそ うい うふ うにならないようにやつているのか どうか、今後ぜひ確認 していただき
たい。それ と、ダイオキシンとセシウムの大きさでありますけれ ども、ダイオキシン、塩
化ダイオキシンになった場合の大きさとセシウムも燃やすことによって空気中の酸イヒ鉄
などと混合して塩化セシウムになる可能性がある。そ うなった場合の大きさをぜひ知 りた
かつたんですけれ ども、その辺は全然 どこに聞いてもわからない とい うことであ りましょ
うか。
除染推進課長 (中 川喜昭君)先 ほどそれぞれのセシウムなリダイオキシンなりがバグフィル
ターでろ過するとい う話をしました。その際にはそれぞれの単体がその穴を、ろ布 という.
先ほ ど0.001ミ リの穴 とい う話 を しましたけれ ども、その穴 よりは必ず大 き くなる とい う
話がありますけれ ども、ただ、単体でそのろ布を通るとい うことではなく、燃焼 させて冷
却をさせることによつてそれぞれのところにツトガス中のちりやほこり、細かいものがそこ
に吸着 されてある程度大きくなるとい う部分でそ こでろ過 され るとい うことでございま
して、今の段階ではそれぞれのろ布の穴よりは大きくなるとい うことが今までの仮設焼却
な りあとは今までもダイオキシンをとるた い
うことでありますので、きちんとした燃焼温度なりとか管理をきちん とすればとれるもの
とい うふ うに思ってお ります。ただ、単体の大きさな りあとは化学反応の中での大きさと
い うものはそのときそのときの状態によるものですから、ちょっと今の段階では確認 され
ていないとい うところでございます。
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2番 (渡邊 計君) 私も今勉強中で、このセシウムとダイオキシンの大きさ、まだはっきり
ともわからない状態でまだ本当はもっと突っ込みたいんですけれ ども私も中川課長 も勉
強中ということで今後またお話 しするようになるかと思われます。ただ、焼却の中でガス
化するものがあるとい うこともあるので、その辺をもう少 し綿密に今後調べていただきた
いと思います。
それで、焼却炉に関して今回蕨平地区対策地域内廃棄物処理施設の設置許可申請が県に
提出され告示縦覧中となってお ります。これは村のホームページには告示掲載されていま
すけれ ども、お知 らせ版等には掲載 されていないんですが、これお知 らせ版等に載つてい
ないとい うのはどうい うことなんでしょうかね。ホームページの使用率 とい うのは利用率
ですか。かな り低いと思 うのでこれはペーパー的なもので配付が必要ではないかと思いま
すがいかがでしょうか。
除染推進課長 (中 川喜昭君)今 お話 しいただいた閲覧の部 のほうから指示がありまし
て閲覧場所 として本庁の除染推進課窓 日とい うことでなってお りま して、
ジのほ うには載せ させていただきまして、お知 らせ版等についてはこれか ら発行するもの
に載せるとい う段階 しかできないものですから、一応掲示をするように、多分12月 20日 号
で記載する予定でございます。一応閲覧については 1月 5日 までになってお りますので、
大変お くれて申しわけないところでございますが、そのような対応をさせていただいてい
るところでございます。以上であります。
祝 日、年末年始を除くといいます と1カ 月 と3日 なのが実質18日 間しかないわけです。そ
して20日 ごろに配付 したいとい うことにな ります と、本当に 1週 間もない、見 られる時期
は。それ も私も見たかったんですがちょつと議会前で忙 しくて電話で確認 したんですが、
資料の量 とい うのが分厚いファイルで 2冊分ある。 とてもちょっとやそっとで簡単に理解
できるものではない。それで、今回はそれを簡素化 してみんながわかるように説明をつけ
準 てゾゥシとして村民に配る考えはあるのかないのかお伺いいたします。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 今回の閲覧については私も法律的な部分は余 り詳 しくはあれな
んですが、一般廃棄物な り産業廃棄物なりの焼却炉をつ くる際には許認可関係が出てくる
とい うことで、そのための一連の手続の中での関覧ということでございます。ですか ら、
例えば今議員おただ しの部分はどうい う焼却炉なんだ、どうい う概要なんだとい う部分の、
例えばゾウシといいますかダイジェス ト版的なもののお話なのかなと思つてお りますが、
千
ただ、それも がってから村民にどういうものだというような
部分についてのダイジェス トになってくるのかなというふ うに思ってお りまして、ただ、
閲覧のための部分はそのような部分は今のところ考えていないとい うところでございま
す。
2番 (渡邊 計君) 配付 とかそういうもの、滉在のところ閲覧資料に対して配付は考えてい
ないとい うことでありますけれ ども、となると、閲覧期間ちょつと短過ぎませんか。正月
休み入つてしまうと、正月 5日 、 1月 5日 とい うと正月明け1日 しかないんですよね。こ
れを何 とか閲覧期間を延ばすようなことはできないんでしょうか。
- 54 -
子
除染推進課長 (中 川喜昭君) 先ほど言いましたように、法律の中で国がこの間覧をしている
とい うことでありますので、村のほうから期間を延ばしてほしい とい う部分で聞いてくれ
るかどうかもわか りませんが、ただ、国もスケジュールの中でそれぞれ蕨平の減容化施設
の部分を動か していると思いますので、今の段階では厳 しいのではないかなとい うふ うに
思つてお ります。以上であります。
2番 (渡邊 計君) 産廃物処理法におかれまして設置許可申請や生活環境影響の調査、評価
は遅滞なく告示 し、縦覧 し、利害関係者は意見を提出できることとなっているとなってい
ますけれ ども、国のやっていることには仮置き場にしましても仮々置き場にしましても何
の法律もないので近 くの住民の同意 も取ることはない とい うことになっていまして、これ
もそ うい うことになっているのかどうかわか りませんけれ ども、その中で生活環境調査 と
いうのはこうい うものをつくる場合にぜひ必要なものであるわけなんですけれ ども、生活
環境調査については公表 されているものがあるのか、また今後公表するのかどうなってい
るんで しょうか。
除染推進課長(中 川喜昭君)生 活環境調査についてはまだかなとい うふ うに思つてお ります。
要望 といいますか、地元からも話がありましたの いう話がございまし
たので、この辺については確認 させていただきたいと思います。
2番 (渡邊 計君) こうい う焼却施設つくる場合 には環境調査 とい うのはぜひ必ず必要なも
ので、燃やす前に周 りの環境を調べて煙の接地点がどこにあつてそれが今後焼却稼働 した
場合にそれが どうなるか。それ との対照のためにぜひ必要なものなんですけれ ども、いま
だにやっていないとい うことは実におかしいことでありますけれ ども、蕨平は今後なのか
もしれませんが、小宮の焼却炉については環境調査は行われたのでしょうか。
除染推進課長 (中 川喜昭君) 小官については若干まだ把握 してお りません。申しわけござい
ません。多分……、ちょっと調査 させていただきたい と思います。
2番 (渡邊 計君) 調査終わりましたらぜひ文書にて回答お願いしたいと思います。
先ほどこの20日 あた りに配付するとい うんですけれ ども、ハンピラシでも構わないから
本当はできるだけもっと早く周知 していただきたいんですけれ ども、不可能でしょうかQ
除染推進課長 (中 川喜昭君) 今のところお知 らせ版に記載 して流 したい、村民の方々に周知
したいとい う思いでございますが、別途 となります とそれぞれのお宅のほ うに郵送 とい う
ことになりますが、今の段階の部分で厳しいのかなとい うふ うに思ってお ります。閲覧期
間、短い とい う部分がございますが、十三分に短時間の中で対応 していきたいと思います
ので、ぜひとも議員のほうからも役場本庁に行 くと閲覧できるとい うようなお話もぜひお
汁 知らせなどもいただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います
2番 (渡邊 計君) 私先ほど後ろに来ている傍聴に来ている方々にもお話 しましたら、誰も
知 らない。でも、これ本当1月 5日 までなのでこの設置許可の申請 とかに関しての縦覧で
すか、これは遅滞なく告示縦覧 し利害関係者は意見を提出することができるとい うことに
なつているわけなんですけれ ども、これ本当に周知するのが遅 くて見 られなかった場合、
これ村民がこの権利、村民のこの権利を踏みにじることになるしホ十としての責任放棄にな
るのではないかと思われますがいかがでしょうか。
》
準
- 55 -
拳
村長 (菅 野典雄君) いろい ろなものには周知期間 とい うのもあるかもしれません。 あるんだ
ろ うと思いますが、そ うい う過程 をこれまでにも 1年以上、これはや つてきた中でお互い
に理解を示したということですから、周知期間という全く機械的な期間を置く以上に話し
合いをしてきて合意をいただいた とこうい うこともあるのではないか とい うふ うに思つ
ています。ただ、今のお話はどうなのかちょつと調べないとわか りませんけれ ども、そ う
い う事実の中で村 と国、そして国と蕨平 とこうい うようなことだ とい うふ うにご理解をい
ただければと思います。
2番 (渡邊 計君) 今村長は蕨平 と言いましたけれ ども、こ
て村全体の問題であると思われるんですが、蕨平 とはいろいろ話 しされてきたでしようけ
れ ども、そのほかの地域の住民 とは隣接する住民に関してはご説明いただきましたが、
のほかの地域の住民にはまだきっち りした説明はされていない と思 うんですがいかがで
しょうか。
村長 (菅野典雄君) 皆 さん方の住民の代
挙 区の区長さんにもお話 しし また多分広報その他でも出しているとい うことで
あります。残念なが ら20行政区全てとい う話にはなかなかならないので、その都度その都
度、集まりにあつたときにそうい う話をさせていただいているとい うことであります。以
上であります。
2番 (渡邊 計君) 確かに議会や私たちは議会そ うい う完成予想図のような写真 とかそ うい
うものもいただいています し、議会は丁寧に説明いただいていると思いますけれ ども、要
は村民がそこまで知つているか どうか とい うことは私は聞きたいんです。
利があるのではないかと私はそれが言いたいだけなんですけれ ども、どうしてもだめであ
るならば困つたことでありますけれ ども、時間がないのでこれで私の質問を終わらせてい
ただきます。ありが とうございました。
◎休憩の宣告
議長 (大谷友孝君) 暫時休憩いたします。再開は 3時 5分 といたします。
(午後 2時 46分)
◎再開の宣告
議長 (大谷友孝君) 休憩前に引き続き再開をいたします。
(午後 3時 05分)
5番 (松下義喜君) 平成26年度第12回議会定例会において、今後の復興について一般質問を
行 うものであります。
あの大震災、原発事故から4年 目の冬を迎え依然 として進まない除染の中でいまだに全
村民が避難を強いられています。避難中の村民がどのように農地を管理 し、生活をしてい
けばよいか 1項 目3点 について質問をするものであります。
1点 日は帰村時期 目標設定の見直 しでございます。除染は進んでいるように見えるが、
28年 3月 中には終わらないと思われるが、どうい う見通 しを立てているのか伺いたい。ま
た、帰村できないのであれば損害賠償金を居住制限区域準備区域にも6分の補償をさせ、
帰村 目標を設定すべきと思 うが伺いたいものであります。
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  • 1. ら長泥地区の除染を実施するためには区域見直 しを村 と国に対 して長泥地区住民の要望 書 として取 りまとめて出 した らどうかとの話が村 当局か らあったかの話あ りますけれ ど も、補償 との絡みもあるのでその点でそ ういうことなんでしょうか。 村長 (菅 野典雄君) 今のいわゆる困難区域の条件は除染も国のほうでちゃんとしたレールに まだ乗っていない。それから今我々が一生懸命やっていただいている屋内の焼却のことも 乗つていないとい うことになります。 さらにさらに、これから出るであろ しの問題 も出てこないとい うことで、非常に ほかの人たちよりもそ うい うこれからの復興に向けての不利益があるので、それを不利益 がないように考えていただけませんか、そのほうが長泥にとってもプラスではないですか とい う話をしているのであって、どうもその辺、誤解があるようであります し、長泥の皆 さん方が誤解だけではなく結構今お話のあつたようなこともありますので、ぜひ村は少な くとも長泥であれ どこであれ、同じ村民だ、同じ行政区だ という立場で必死になって国な り東電 と向き合っているということをご理解いただきたい と思います。 議長 (大 谷友孝君) 佐藤人郎君の質問はこれにて終了いた します。 2番、渡邊 計君。 2番 (渡 邊 計君)現 在、村民よりも多い7,500人 を超える除染が行われている。ですが、村 民からは手抜き除染ではないのか、また各自治体で行つている除染のほうが厳 しい基準を 決めた丁寧な除染であるなど、批判の声が多く上がっているきょうこのごろでございます。 さて、質問に入 らせていただきます。まず、ア ドバイザーについてであります。復興委 員会など多 くのア ドバイザーがお られますが、現在契約 している人数 とどのような報酬形 態になっているのかお伺いいたします。また、 リスコミア ドバイザーとして契約をしてい る中川恵一氏を選定 した理由をお伺いいたします。 次に、今後の村づ くりについてであります。小さいお子様のいる親御 さんに聞きます と、 高校を卒業するまでまたは独立するまで子供を村に帰すことはない、そ うい う声が多 く聞 かれてお ります。今後、避難解除が行われたとしてもす ぐには帰れないであろう子供たち への対応をどのように考えているのかお伺いいたします。また、 ンケー ト結果が出ている現況の中、帰村人 口が減少することは明白な中で現在正職員_爵L 時職員合わせてlCXl人 を超える職員を今後 どのように維持 していかれるのかお伺いいた し ます。 続きまして、基準値のない現況除染を、また生活に密着 してきた自然の恵みが数十年食 べ られない。そ して農業再建にも数年かかる見込みの中で村民が安全で安心 して生活でき る状況、例えば線量、インフラ、生活再建、その他等 どのように考えているのかお伺いい たします。 次に、焼却炉についてお伺いいたします。私も小宮ク リアセンターには何度か足を運び まして神戸製鋼の担当者に説明などを何って ら排出される主灰、飛灰は全て固形イヒされると聞いてお ります。 しかし、蕨平の焼却灰は これ以上の高線量になるのは明白であります と考えますが村 の対応はどのようにするのかお伺いいたします。また、二重のバグフィルターで、要は 2 - 40 -
  • 2. 段のバグフィルターで99%以上除去できると言つているセシウムですが、ダイオキシンと セシウムの大きさの比較 とともに、その除染とい うかバグフィルターで捕まえることがで きるとい う原理を説明していただきたい。また、使用されているバ グフィルターの種類、 素材などをお伺いするものであります。以上、 7点 についてお伺いいたします。 村長 (菅 野典雄君) 2番 、渡邊 計議員のご質問にお答えをします。 ア ドバイザーについて 2点 ありますが、 2点 目について私からお答えをさせていただき ます。現在、東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授については、平成24年 6月 1日 よ り飯舘村健康 リスクコミュニケーシ ョン推進委員会のア ドバイザー として委嘱をしてい るところであります。ア ドバイザーをお願いした経緯でありますが、中川准教授は放射線 治療、がん治療及び放射線影響の権威でもあり、原発事故後いち早く福島に入 り被ばくに よる健康影響などの分析に取 り組み、被災者支援に尽力をいただいている方のお一人であ るわけであります。村におきましてもまでいな復興プラン第 1版策定時の リスコミ推進委 員 として専門的な見地か ら村民の放射線に対す る不安を少 しでも和 らげていただ くよう、 あるいは正 しい理解をしていただくよう、そんなことでの助言をいただき村のリスコミ事 業の道筋をつけていただいたところでございます。 また、 も最初からかかわっていただき、当時 放射線に対する情報や専門知識が我々まだ全 くない時期から仮設住宅におい を開催 していただくとか、その他いろいろなところで村民の安全安心の確保に尽力をいた だいているところであります。 この結果、今では村民もある程度 自分の物差しで、あるい はこれは危険ではないか、この程度は安全かとの判断が幾らかなりともできるような状況 もつくっていただいたというふ うに考えているところであります。今後、さらに村の リス コミ事業を進めていく中、そして村民が今後の生活や身の振 り方を考える上でさまざまな 判断材料を提供いただいた り助言をいただくにふ さわ しく適任であるとの判断か ら委嘱 をしているところでございます。 そのほか、ア ドバイザーについて、あるいは今後の村づ くり、焼却炉、それぞれ担当並 びに副村長のほうからお答えをさせていただきます。以上でございます。 総務課長 (中 井田 榮君) 私からは 1点 目のア ドバイザー と報償形態についてお答えをいた します。 村では村づ くリア ドバイザー として平成22年度より建築家のサガフアキラ氏とア ドバイ ザー契約を結んでお ります。契約は単年度ごとに行ってお り、報酬額は年額200万 円であ ります。サガワ氏の活動実績の把握につきましては、半年 ごとにその活動報告を書面で提 出いただいてお りますが、特に村の復興について今までも多くの適切な指導、助言をいた だいているところであります。また、今年度復興計画推進委員会における報償支払いの対 象 となってお ります委員並びにア ドバイザー等の数及び金額でありますが、まず報償支払 い対象者数は推進委員会 と村民部会合わせて35名 であります。その単価は村復興計画策定 に係る講師謝金等の単価に基づいてお り、この金額につきましては会議 1回 当た り交通費 を含む額 となってお ります。内訳でありますが、まず委員長 ■名が 7万 円であります。次 に県外からの委員 2名 が 1人 当た り5万 円、次に県内遠方の委員 2名 が 1人 当た り3万円、 -41-
  • 3. 次に県内委員 3名 と県外からの委員 1名 の計 4名 が 1人 当た り2万 円となってお ります。 なお、この県外か らの 1名 につきましては所属機関の定めにより村の基準 とは違 う金額 と なってお ります。次に村民の委員につきましては推進委員会の委員 2名 に加え4つ の各村 民部会 6名 の計26名 に対 し1人 当た り3,000円 となってお ります。以上であります。 教育長 (人 巻義徳君) ご質問の2項の 1つ 日、避難解除後の子供たちへの対応についてお答 え申し上げます。 村の復興を考える際、子供たちの帰村については大変重要かつ難 しい課題 と認識 してお ります。今後、―定の除染が完了し避難指示解除 となった場合、村民、議会 との協議を踏 まえた上で帰村す ることになるわけでありますが、子供たちの帰村については多 くの判断 要因があろうか と思われます。また、帰村に当たってはご家族並びに保護者の考え方があ ろうかと思われます。 したがいまして、村に戻ることが子供たちにとってより望ましいと 思えるような施策や選択肢を示す必要があろうかと考えます。 現在、復興計画第 5版 に専門部会を設けてご検討をいただぃてお りますが、いずれ子供 たちが段階的に村に戻つていけるような期間、 目安や支援策が必要かと考えてお ります. 避難が長引き、村の記憶 よりも避難先での記憶が長 くなっている子供 も少なくありません ので、村のすばらしさや村民であることの誇 りを忘れないようなふるさと教育を進めなが ら、一方で村に戻れるような施設の維持整備を図つてまい りたいと考えてお ります。以上 でございます。 副村長 (門 馬伸市君)私 からは今後の村づ くりについての 2の 2及び 2の 3についてお答え をいた します。 まず、 2の 2の今後帰村人 口の減少が見込まれる中でとい うことで、職員あるいは臨時 職員の確保をどうしていくんだとこうい うご質問でありますが、現在の職員の状況は正職 員が66人 、派遣職員 として国から復興庁枠支援職員を含め6人 、県から2人、他県市町村 か ら4人 、合わせて12人 の応援をいただいてお ります。 これに村の任期付き職員が 3人 、 嘱託職員 8人 、委託職員が 2人 、さらに臨時職員29人 、それから見守 り隊を除く緊急雇用 の職員67人 、県のきずな職員が26人 、合わせまして213人 の状況であります。 経常的な業務に加えまして復興に関する業務がふえ続けてお りまして、正職員の 3倍以 上の体制で現在業務をこなしているところであります。避難後 4年近 くになりますが、避 難当初は避難者の対応が主でありましたが、現在は帰村に向けての復興予算もふえ続け いる現状であります。過般、県主催の被災市町村職員確保対策会議においても、村は引き 続き復興業務がふえることから、今後も職員の確保を強く要望 したところであります。な お、村 としましては人 口減少など将来を見据えた適切な職員採用 と、今後 とも足 りない分 の職員の補填 とい うことになりますけれ ども、国や県、さらには応援をいただいている市 町村に引き続きお願いをしながら、村民の福祉向上はもとより復興に向けて職員の確保に 努めてまい りたいと考えてお ります。 次に 2の 3の生活再建を含めたもろもろの対策でありますが、村では除染の目標値につ いては除染の説明会などでも申し上げているとお り、当面年間 5ミ リシ‐ベル トとしてお ります。現在、国による直轄除染が進められてお り、除染の効果につきましては一定程度 - 42 -
  • 4. その結果にあらわれていることはご案内のとお りであります。村 としましては、復興計画 第 4版 にあります とお り独 自に除染結果の検証をガンマカメラなどによつてホ ッ トスポ ッ ト対策等を進め、住民の不安を少しでも解消できればとこんなことで努めているところ であります。 次にインシラ整備、生活再建につきましては、その課題が住宅の改修であった り確保で あつた り、あるいは医療福祉、産業再生、雇用の確保、店舗、店屋 さんの設置、あるいは 学校などの教育問題などなど多岐にわたってお ります。避難指示解除時期までにそれ らの 全てを完全に復旧復興整備することは難 しいもの とい うふ うに認識はしているつもりで あります。一方で、早く帰村したい方、あるいは村に通勤 した り通いながら田畑や家屋等 の管理を行 う村民の暮 らしについて、できるだけ利便性を確保できるよう避難指示解除時 期までにインフラ等の整備 をしていきたいとこんなふ うに考えているところであ ります。 これ らの具体的な方針、施策等につきましては現在飯舘までいな復興計画推進委員会及び 4つ の村民部会で議論検討を重ねているところであり、復興計画第 5版にできるところか ら抽象的ではなく具体的に村民の皆 さんが前を見据 えられるよ うなそんな具体的な事業 の検討をまとめ上げていければとこんなふ うに思っているところであります。以上であり ます。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 私からはご質問の3、 焼却炉についての 2点 について関連がご ざいますので一括でお答えさせていただきます。 1点 目の蕨平の焼却灰の固形化についてお答えいた します。国の蕨平の仮設焼却炉から 発生する焼却灰の保管の計画でありますが、国の放射性物質汚染対処措置法に基づき 1キ ログラム当た り10万 ベクレル以下の主灰及び飛灰 についてはセメン トで固形化 して保管 し、1キ ログラム当た り10万ベクレルを超える主灰及び飛灰は固形化を行わないとい うこ とであります。10万ベクレルを超える主灰及び飛灰を固形化 しない理 由としては、中間貯 蔵施設においてさらなる減容化を行 う計画があるためと聞いてお ります。固形化をしない 10万ベ クレルを超える灰の保管でありますが、フレコンバ ッグに詰めカクマタム強固な鋼 鉄製容器に収納 し、厚 さ25セ ンチメー トルの鉄筋コンクリー ト製の遮蔽壁を有する保管庫 で保管するとのことでございます。鋼鉄製容器の耐久性などはセメン ト固化 と同等以上の もので、なおかつ輸送の際も安全性が確保できると問いてお ります。なお、小宮クリアセ 準 ンター内の仮設焼却炉からl ない焼却方法のため飛灰のみ固形化をす ると 説明を受けてお ります。 次に2点 目のバグフィルターについてでありますが、まず仮設焼却炉等には」トガス中の 微粒子の灰を外部に出さないように排ガス処理装置、いわゆるバグフィルターを通過 させ バグフィルターのロフで捕集すると国から説明を受けてお ります。バグフィルターでの捕 集の原理でありますが、可燃廃棄物を焼却炉内で高温焼却 します と燃焼ガスにセシウムが 含まれます。その後、燃焼ガスを冷却室で急冷 します とセシウムが塩化セシウムとい う個 体状態 となり、排ガス中に多量に存在する微小な粒子のちり、ほこりの核に塩化セシウム が吸着、凝集 し、塩化セシウムを吸着 した微粒子を含んだ排ガスはバグフィルターの中の 1マ イクロメー トル、0.001ミ リメー トルの網の 目のロフを毎分 1メ ー トルのゆっくりと ¥ - 43 -
  • 5. した速度でろ過する過程で捕集 されるとい うことでございます。また、ロフでは機械的な ろ過以外にも微小な粒子に有効に働 く静電気などの作用により、粒子の捕集を行われ るた め極めて小さなちり、ほこりの粒子 も除去するとい うことでございます。その結果、JFガ ス中のセシウムは微小なちり、ほこりの粒子 とともにほぼ100%除去されるとい うことで す。 次にダイオキシンとセシウムの大きさでありますが、単体での大きさは確認できてお り ません。ダイオキシンのバグフィルターでの原理は放射性セシウムの原理 と同じく、燃焼 後消石灰や活性炭を活用 して微小なちり、ほこりの粒子に吸着、凝集 されバグアィルター で捕集 されるとい うことでございます。 次にノヾグフィルターに使用する素材についてであ りますが、バグフィルターのロフとし て主に使用されているものはガラス繊維、フ などであります。蕨平仮設焼却炉の ロフに使用する材料については受注業者が提案 し環境省が承諾することになってお り、現 在のところどのような材質のものを使用するか決まっていないと問いておるところでご ざいます。おただしのとお り、高線量の廃棄物の焼却をいたしますので、排ガスからの放 射性物質の拡散対策 としてバグフィルターを2段設置するとともに、JFガ ス中の放射能の 監視など安全対策には万全を期すよう環境省に強く求めてまい りたいと考えてお ります。 以上でございます。 2番 (渡邊 計君) ア ドバイザーについてですけれ ども、1番 目のア ドバイザーに関 しては 人員等別 に問題 はないんであ りますが、 2番 目の中川恵一氏、このことについて少 しお聞 きしたい と思います。 中川恵一氏が今回独 立行政法人科学技術振興機構 とい うところか ら 予算をいただいて24年度から26年度にかけて飯舘村 リスコミの研究を行ってお ります。こ のことに関しては村は把握 していたのかどうか、お伺いいた します。 健康福祉課長 (高橋正文君) 今渡邊議員おっしゃられた中川先生の研究 といいますか リスコ ミの事業については把握 してございます。 2番 (渡邊 計君) ここに資料あるんですけれ ども、研究代表者が中川恵一氏、参画機関が 東京大学、それから長崎大学、そ して東京医療保護保健大学、そして公立の福島医大であ ります。そしてその内容 としまして大規模原発事故後の望ましい リスクコミュニケーショ ンのあり方を求めるため福島県の地域住民 (と りわけ飯舘村民)を対象 としたリスクコミ ユニケーションの現状把握 と主 として医学的・心理的な視点からコミュニケーションスキ ルの評価 を行い、低線量被ばくについてのリスク情報が受けられる際の文脈を解明すると こうい うことなんでありますけれ ども、このことに関して24年 から26年 にかけて研究 して いるわけですが、この間、中間報告などは何かございましたで しょうか。 健康福祉課長 (高 橋正文君) 中間報告 といいますか中川先生の事業の結果等は政府広報等の 発表 とか、あと先生が出席されて学会等で発表 されたものなどの結果は、直接ではござい ませんが村のほうでも、専門的な内容のところはちょっと村のほうでもなかなか理解でき ない専門的な内容ですが、結果的には村で把握 してお ります。 2番 (渡邊 計君) それで、村のほ うも26年 4月 より28年 3月 まで契約 していると思 うんで すが、その前からもかかわってきたわけでございますが、ここ2年間、その間の実際にど - 44 -
  • 6. のようにかかわってきたのか。それ ともそ うい うリスコミに参加 したかしないか。それを お聞かせ ください。 健康福祉課長 (高 橋正文君) 中川ア ドバイザーのかかわり方でございますが、先ほど村長の 答弁にもございましたように、当初はまでいな復興プラン第 1版 の策定時に部会のほ うで お世話になった。あと、その後は情報誌かわら版道じるべの発行にもア ドバイスをいただ いていた。ただ、中川先生もお忙 しいのでなかな力編 集等にもご出席できないことがあっ たとい うことで、ただ、総合的には具体的にはかわら版の編纂にかかわっていただいてい るとい うことでございます。あと、渡邊議員、契約 とい う言い方 されましたが、実際は委 嘱 とい うことで、出席いただいた ときに報償費をお支払いするとい うことで、出ていただ かないときには報償は発生 しないとい うことでございます。 女 2番 (渡邊 計君) 私、この中川恵一氏のことを聞いたのです。村長、ここに中川恵一氏が 9月 20日 出版 しました放射線医が語る福島で起こっている本当のこと、これ 9月 20日 に出 版 したんですが、この本 ご存知で しょうか。 村長 (菅 野典雄君) 知ってお ります。 2番 (渡邊 計君) 知っているならば、この本の中に書かれていることでかなり問題な点が あるとい うこともわかって存 じておるかと思いますが、今ここで一部紹介 させていただき ます。 飯舘村 とは直接書いていないんでありますが、福島県のこと、そしてまた飯舘にかな り いろいろ尽力なさったこととぃ うことで飯舘に関 しても同じことだ と思 うんであります が、読み上げます。避難 している福島の人々は仮設住宅以外に普通のマンションを借 り上 げた借 り上げ住宅に住んでいる人もいます。仮設住宅 と借 り上げ住宅の比率はおよそ 3対 7です。それでマンションの空室を役所がぽつぽつと借 りるわけでと書いてあります。こ れ、住んでいる人もいます とうまく濁 してお りますけれ ども、次にもう一つ、 域の住民が幾 ら補償金をもらっているのか というと、4人家族で平均 1億円にもな ります。 一番帰 りやす い避難指示解除準備区域で 」仮設住宅の駐車場 に新車が並んでいるの も うなずけます。 この よ うに書いてあ ります し、 その最後のほうにはこのまま避難を続けるのがかえって楽だと思 う人が仮にいても不思 議ではありません。働かずにギャンブルに入れ込む人も多いようで、福島ではパチンコ屋 も随分ふえましたとこのように書いてあるんですが、これは村長が常々言つてお られます 白い日で見られる、これを嫌つてお られますが、これは自い日で見 られることの最も最た るものではないでしょうか。いかがで しょうか、村長。 村長 (菅 野典雄君) その本が出しているということはわかってお りますけれ ども、中身につ いては私、読んでいません。なかなかそ う余裕 もございませんので、今お話を聞かせてい ただいてそ うい う事実もいろいろな ところから耳にしているんだろうな とい う気がいた しますっですが、それが全ての話ではないわけでありますから、そ うい うのもあるとい う 話の中で書かれたんだと思いますから、それぞれの考え方、これは我々も今いろいろな人 たちのいろいろな考え方の中でそれをどうい うふ うにまとめていくか、あるいはそれをど ういうふ うに対応 していくかというところにかかつているということであります。飯舘村 - 45 -
  • 7. のア ドバイザーであって、そ うい うことがいかがなものかとい うのが多分趣旨だろうとい うふ うに思いますが、まるつきりそれがあり得ないことだ とい うことになればそれは私の ほ うか ら抗議文も、あるいは抗議もいた しますが、一部ある可能性 もあるわけであります から、そ うい う意味では余 り極端な話は書 くべきではないでしょうとい う話はしておきた いとい うふ うに思ってお ります。以上であります。 2番 (渡邊 計君)確 かに一部の人が当てはまる方もいるかしれません。でも、ほんの一部 です。そんなに大勢これに当てはまっていると私は思いません。ですから、一体 どんな資 料をもとに書いたのか。それは村側からきっち りと今まで村に関与 してきた人間であるな らばぜひただ していただきたい。そ して、 この ような人をア ドバイザー として契約 とい う よ りも委託、委嘱 していていいのか。私 は これ は も う本 当にこんな人 を委嘱 してお くべ き ではないと思われますが、その辺もう一度お伺いいた します。 村長 (菅 野典雄君) その数字は極端かもしれませんけれ ども、今統計とい うか集計 してみま す と飯舘村、それな りにかなりの金額が入つてお ります。ある意味ではそれがこの生活を 崩 されたものにどう評価するか とい うのではいろいろな意見が分かれるところだ と思い ますけれ ども、少なくとも我々、ほとんど放射能について、放射線についてわからなかつ たわけでありますから、いろいろな形でご指導をいただいてきました し、これからもご指 導いただいていかないと間違った考え方なり、あるいは場合によつては極端な考え方にな るとい うことであります。中り│1先 生の話が全て何でも正 しいとい うつもりはありませんけ れ ども、放射線についての勉強する上では非常にいろいろな意見を言つていただける方だ とそのように思っているところであります。 2番 (渡邊 計君) 今村長 さんはかなり補償をもらっているようなことをお話 ししましたけ れ ども、これは今回東電より住居を確保するための賠償、これが出たからかな りの金額、 3倍近く補償になっていると思いますが、この本書かれた時点ではそれはまだ入つていな いはずなんです。 これ普通村民、あとは知 らない人、読んだら何なんだこれは。 こんな人 は村はア ドバイザー として契約 とい うか委託委嘱 しているのか。怒 りの声が出るのは当然 かと思われますけれ ども、今までは確かにいろいろやつてこられました。でも、そのほか にもいろいろなア ドバイスをくれるいい先生もいるのではないかと思 うので、こうい う先 生がこの本に書いたこと、これはきっち りと追及すべきではないでしょうか。 2番 (渡邊 計君) 住宅確保損害はそんなにまだまだこれからでありますか ら、そ うい うこ とが入 らない中でもかな りとい うことであります。ですから、そ うい う意味からいた しま す といろいろな人たちがア ドバイスいただいています。中川先生だけとは限らないわけで ありまして、いろいろな人たちが入つて学校で、あるいは保護者に、あるいは我々に。今 回 リスクコミュニケーションの リレー トークとい うことでもいろいろな人たちにお話を いただいて、それぞれが多様な考え方を入れながらそれぞれが自分で判断をしていただく しかこちら側の右に左にというわけにはいかないとい うのがこの放射線、放射能の全 く特 異なところで非常に難 しいところだとこうい うことでありますので、多様な考えを入れて いきたいとこのように思っているところであります。 2香 (渡邊 計君)次 の質問に移 らせていただきます。今後の村づ くりについて、子供たち、 - 46 -
  • 8. いつ解除宣言になるかわかりませんが、解除宣言になっても本当にす ぐには帰れないであ ろう子供、この人たち、現在飯野町の中学校、幼稚園、そして川俣町飯坂にある小学校、 これの継続も必要になってくるのではないか と思われますが、その上で学校の集約、例え ばですが今年 2月 の大雪のとき、中学校は8時に間に合った。 しかし小学校は10時半から 11時 だった。こうい う結果もあ りますので、これが延びた場合に今の中学校のところに学 校を集約するようなお考えはおありでしょうか。 村長 (菅 野典雄君) これからのことでありますから、今いろいろ専門部会でも協議をして いただいていることでありますが、ただ、いろいろ今までのあちこちを見ます と非常にば らばらになるとい う言葉はちょっと誤解あるかもしれませんが、広がるということが果た していいのかどうかとい うことであります。ですから、そ ういう意味で村民は戻る、学校 はどこどこにとい う話が どうなのか とい うのはこれか らの協議だ とい うふ うに思います が、できるだけある意味では飯舘村の中に学校がある、こういうことが必要だろうとい う ふ うに思つていますので、その辺の順序立てとい うのはこれから皆 さん方 とも、あるいは いろいろな人たちとの意見なども聞いて決定していきたい とこのように思つてお ります。 2番 (渡 邊 計君) まだ二重住民票 とか 2地域居住 とい うのもまだ認められているわけでは ありませんが、もしこういうものが政府のほうで認めてきた場合に親御 さんは村には帰 し たくない。そ うなった場合、こちらの学校を使いたいとい うことになると思われるんです けれ ども、今後のことですのではっきりわからないと言えばそれまでですけれ ども、それ で佐藤人郎氏の質問でもあつたように、これもいつまで続 くかわか りませんが、学校の学 童の支援、これは今現在でいつごろまで支援を続けようとい うお考えでしょうか。 教育長 (八 巻義徳君) ご質問にお答えします。いずれにしろ、財政的な支援 とい うのは村単 独の支援でやっているわけでもありませんので、国な り県なり、財政的な動向を見ながら 判断していかざるを得ないんだろうなとい うふ うに思つてお ります。以上です。 2番 (渡邊 計君) 次に、役場職員に関してなんであ りますけれ ども、役場職員にな りたい とい う人は村の役 に立ちたい、また公務員 としての安定性 を求め激 しい の 中よ うやくつかんだ仕事でありましょう。ただ、本当に今後人口減少が見込まれる中、復興ま では本当に人員が必要だ と思います。ただ、人 口減少になった場合に役場職員を恒久性を どのようにして維持保証 していくのか。その辺をお聞かせ ください。 冨1村長 (門 馬伸市君) ご質問の内容については、村 としても今後の将来のこともありますの で十分考えているつもりです。特に、正職員の採用については当然人 口が減少する、世帯 数も減少する、年齢構造が高齢化になる可能性が高い、このような条件を今後の地方交付 税の状況などと照 らし合わせながら見ると、間違いなく今20億 円地方交付税来ていますけ れ ども、これが例 えば人口が 3分の 1の2,000人 になった場合、今の地方交付税の20億 円 は 6割 、 5割 5分から6割 ぐらいに下が ります。 します と、11億 円から12億 円ぐらいにな る可能性 もある。今の現状ですか ら、また交付税制度が変わればどうかわか りません よ。 そ うい うのを想定 しながら、村は今大変応援職員をいただいて、先ほど答えたように3倍 の職員を抱えながらやっていますけれ ども、臨時職員も含めて。ですから、帰村 した とき のことを考えれば、ここ何年か前からそ うい うのも話をしながら適正な職員採用をしてき - 47 -
  • 9. ました し、今年 も途中でやめられる方が急に出ましたので、追加募集公募をかけて2回 目 の採用試験もや りました。ですから、最低限の正職員のこれは必要な ところに必要な人員 とい うのは当た り前のことでありますから、十分考えているつもりなんですが、それにし ても将来の今私が申し上げたよぅな見込まれるわけですか ら、十分に適正な、やめる職員、 退職 される職員 と採用する職員 とのバランス、足 りなぃ分はもちろん職員に負担をかける わけにはいきませんので、任期付きな り国県の応援職員をいただいた りということで対応 していきたいなとい うふ うには思っています。決 して十分だとは思つていませんが、将来 のことを考えれば職員の採用については十分考えていかなければな らないなとこんなふ うに思っています。 2番 (渡 邊 計君) 今副村長が言つたように、山古志村な ども今年10年 で国庫丈出金がなく なるとぅでも、これ役場、村のため、そ してまた公務員 として安定を求めてやってきた職 員、将来的にもこんな言葉使ってはいけないでしょぅけれ ども、路頭に迷 うようなそんな ことのならないような今後の行政、ぜひお願いしたいと思います。 続きまして2の 3ですけれ ども、村づくりにおいて一番大事なのは子供が生活できる環 境をつ くり上げることではないかと私は思います。つまり、確実な除染による線量の低減 ではないかと考えるんですが、村長、いかがお考えでしょうか。 村長 (菅 野典雄君) まさに理想は今までと同じように子供たちが全員村で元気よく学業に励 む、遊びに運動にということだろうとい うふ うに思います。 しかし、残念ながらこのよう な形になってしまったわけでありますから、そ うします と人それぞれ、何回も言いますが 普通の災害です と、あるいは天災です とこれだけ復旧したからさあ戻つておいでとい う話 ができるわけでありますけれ ども、放射線量についてはそ うい うわけにもいきませんので、 戻れる人がそ うい うことができるような環境をみんなで力を合わせてやっていくとそ う い うことしかないのではないか。そ うい う中で、 1人 でも2人 でも多く帰っていただくと い うことではないか、あるいは年を追 うごとに帰つていただく、あるいはそこで産まれ育 ちまた幼稚園、小学校、中学校 とい う形になるようにそれぞれが努力をする。努力を怠つ てだめだ、だめだとい う話では前に全く進みませんので、できる人からその環境を少 しで もよくしていくとい ぅそ うい うことが大切だろ うとこのように思っているところであり ます。 ′ 2番 (渡邊 計君) とい うことは、今の現在の除染、この前私も調べましたが小宮地区2件 ワー、家の裏、山の根っこに ありま した。マイクロパ ワ ―。つま り、今のところ2次除染の話は全然上がっていない。出ていない。国からは。そ うい う中で今村長 さんが言つたように子供たちが戻れるようなことをしたい。それには線 量低減、これ以外ないんですけれ ども、 2次 除染を村長はどのように考えていらつしゃい ますか。 村長 (菅野典雄君) 何度も言いますように、線量の考え方をもう少 し別な考え方をしていた だければなとい うふ うに思っています。 1ミ リシーベル トにならないとだめだとい う話、 もう既に 1ミ リシーベル トになっているほかの市町村が帰 らない、みんなでは帰ったか と - 48 -
  • 10. いうと帰らないということであります。したがって、1ミ リシーベル トでないとではなく、 その間にはいろいろがあって、それぞれが考え方次第で私はここでいい、私はこうだから こうだ、いやまだ無理だとい う話を選択をしっか りと与えていく、あるいは我々はそれを 認めていくということが大切だというふうに思つています。もう既に子供さん方も帰りた いとい う方もいます し、保護者の方はぜひ戻るときには 3つ の学校をせっかくこうやつて 一緒でやっているわけでありますから、そ うい う形を残 していただきたいとこんな声も今 回の歩いた中ではかなりの人たちから言われています。ですから、そ うい う意味からしま す といろいろなパターンがこれから考えられるわけでありますけれ ども、そ うい ういろい ろな角度から考えた中で残念ながら100点 の答え、ベス トの答えはないですけれ ども、ベ ターの中で努力をしていく、より高いベターを目指 して頑張つていくとそ うい う考え方が 私は大切ではないかとこのように思っているところですので、ぜひご理解をいただきたい と思います。 2番 (渡邊 計君) 確かに村長 さんの言 うとお り決めるのは個人……。 議長 (大谷友孝君) 「さん」は要 りません。 2香 (渡邊 計君) すみません、申しわけございません。村長の言 うとお り、決めるのは個 人それぞれであります。でも、一般的な線量というものがあるのではないかと私は思いま すけれ ども、早急な避難解除は子供、それから若者を無視 し苦しめることにはなるのでは ないか と私は思 うんでありますけれ ども、このお話、前回からいつまでたっても同じ堂々 めぐりになりますので次に移 ります。 除染についてでありますけれども、先ほど佐藤人郎氏からもありましたけれ ども、現在 帰還困難区域になってお ります当村では長Fi L地 区の除染計画が立っていない。今議会冒頭 で村長が長泥地区の除染についても触れ られましたけれ ども、行政区と村、国の関係者で 除染賠償区域の見直 し等について懇談会を開催 したと話 されましたけれ ども、区域の見直 しとい うのはどうい うことでしょうか。 村長 (菅 野典雄君) 残念ながら、私たちは何 ら関係なくみんなで力を合わせてきたわけであ りますけれ ども、残念ながら放射能の向き、風、そ うい うものによつて飯舘村は高い とこ ろと低いところ、そして真ん中の ところと3つ に分かれてしまったということであります。 一体それが何なのかとい うのは、当時区域の見直しのときに随分いろいろや りあつたわけ でありますけれども、いかんせん20ミ リ以下、20か ら50、 50以 上 とい うことで分けられて しまったとい うことであります。その結果、50以 上のところはバ リケー ドが張られてそこ を開けないと自分のふるさとには、家には帰れないとこうい う大変 さが伴っている。ある いは、その他のところは日中行けることは行けるけれ ども、泊まってはだめよとこうい う 制約を受けながら避難生活を強い られているわけであ ります。そこを私たちの責任では何 ら関係なくその 3つに分けられたわけであります。 したがって、同じ村民であり同じ行政 区仲間でありますから、少なくともその差を少 しでも少なくしてあげるとい うのは我々行 政 としての大切な役 日だ と。ある程度仕方がないのかなとい う思いあったんですが、除染 だけはぜひやってほしいとい うことはずつと前か ら言つてきたところですが、ここに来て いろいろなその後の補償賠償、あるいは制度が出てきましたけれ ども、それが全てその50 - 49 -
  • 11. いうと帰らないということであります。したがって、1ミ リシーベル トでないとではなく、 その間にはいろいろがあつて、それぞれが考え方次第で私はここでいい、私はこうだから こうだ、いやまだ無理だとい う話を選択をしっか りと与えていく、あるいは我々はそれを 認めていくということが大切だというふうに思つています。もう既に子供さん方も帰 りた いとい う方もいます し、保護者の方はぜひ戻るときには 3つ の学校をせっかくこうやって 一緒でやっているわけでありますから、そ うい う形を残 していただきたいとこんな声も今 回の歩いた中ではかなりの人たちから言われています。ですから、そ うい う意味からしま す といろいろなパターンがこれから考えられるわけでありますけれ ども、そ うい ういろい ろな角度から考えた中で残念ながら100点 の答え、ベス トの答えはないですけれ ども、ベ ターの中で努力をしていく、より高いベ ターを目指 して頑張つていくとそ うい う考え方が 私は大切ではないかとこのように思っているところですので、ぜひご理解をいただきたい と思います。 2番 (渡邊 計君) 確かに村長 さんの言 うとお り決めるのは個人……。 議長 (大谷友孝君) 「さん」は要 りません。 2番 (渡邊 計君) すみません、申しわけございません。村長の言 うとお り、決めるのは個 人それぞれであります。でも、一般的な線量とい うものがあるのではないかと私は思いま すけれ ども、早急な避難解除は子供、それから若者を無視 し苦しめることにはなるのでは ないか と租は思 うんでありますけれ ども、このお話、前回からいつまでたっても同じ堂々 めぐりになりますので次に移 ります。 除染についてでありますけれ ども、先ほど佐藤人郎氏からもありましたけれ ども、現在 帰還困難区域になってお ります当村では長泥地区の除染計画が立っていない。今議会冒頭 で村長が長泥地区の除染についても触れ られましたけれ ども、行政区と村、国の関係者で 除染賠償区域の見直 し等について懇談会を開催 したと話 されましたけれ ども、区域の見直 しとい うのはどうい うことでしょうか。 村長 (菅 野典雄君) 残念ながら、私たちは何 ら関係なくみんなで力を合わせてきたわけであ りますけれども、残念なが ら放射能の向き、風、そ うい うものによって飯舘村は高い とこ ろと低いところ、そして真ん中のところと3つ に分かれてしまつたということであります。 一体それが何なのか とい うのは、当時区域の見直 しのときに随分いろいろや りあつたわけ でありますけれ ども、いかんせん20ミ リ以下、20か ら50、 50以 上とい うことで分けられて しまったとい うことであります。その結果、50以 上のところはバ リケー ドが張られてそこ を開けないと自分のふるさとには、家には帰れないとこうい う大変 さが伴っている。ある いは、その他のところは 日中行けることは行けるけれ ども、泊まつてはだめよとこうい う 制約を受けながら避難生活を強いられているわけであります。そこを私たちの責任では何 ら関係なくその 3つ に分けられたわけであります。 したがつて、同じ村民であり同じ行政 区仲間でありますか ら、少なくともその差を少 しでも少なくしてあげるとい うのは我々行 政 としての大切な役 日だ と。ある程度仕方がないのかなという思いあったんですが、除染 だけはぜひやってほしいとい うことはずらと前から言つてきたところですが、ここに来て いろいろなその後の補償賠償、あるいは制度が出てきましたけれ ども、それが全てその50 - 49 -
  • 12. ミリ以上のところは該当しない とい う話が段々分かつてきて、それでは何ほど50ミ リ以上 のところはそれでなくても大変なのにとい うことで、何 とかそこを同じようにしていただ くためには困難区域50ミ リ以上のところで区分 けされたところが50ミ リ以上ならそれは 全 く私らが言 う筋ではないんですが、もう既に50ミ リをはるかに下回つてかなり低い線量 になっているので、今回困難区域から居住制限区域 とい うふ うに切 りかえる方法が一つあ りますよ。そうすると今までの、今出てきた制度が全て使えるということになりますので、 いかがでしょうかとい う話をさせていただいたというところであります。 こんな意見がありました。区域を見直しをしたのは国だから、今度は国がちゃんと困難 区域を居住制限にするのが筋ではないか。一理あ ります。では、国のほ うがそ うい う形に した場合に皆さん方は何 らそこに異議がな 大ありだとい う話になったのでは全 く前には進まないわけであります。 したがって、まだ まだあきらめてはいません。同じ村民であリー生懸命やつてきた行政区でありますか ら、 これからもしつか りと何 とか20ミ リ以上の困難 区域も我々と同じようなその後出てきた 制度が使えるように努力をしていきたい。あるいは皆 さん方 と話 し合いをしていきたいと このように思つているところであります。以上であります。 2番 (渡 邊 計君) 帰宅困難区域から居住制限区域に変わった場合に、現在いただいている 帰宅困難区域 としての賠償 と居住制限区 うか。 村長 (菅野典雄君) 全 く戻せ とい うことはないとい うふ うに、しっか りと明言をいただいて います し、幾 らでもそれlま 約束事で取 りつけているところであります。以上であ ります。 2番 (渡邊 計君) 私も長泥地区の人にお話を聞いたんですけれ ども、11月 16日 に懇談会が 開催 された。平成24年 、25年度の地区説明会で国は帰還困難区域も必ず除染を行 うと回答 していたのに、環境省担当者モ トナガさんは現在除染計画はないとの説明に全員びつくり した。 9月 に意見書を提 出 した折に村 当局か ら長泥地区の除染実施 のためには区域見直 し を村 と国に対 して長泥地区の住民の総意 として要望書を出してはいかがと環境省は村当 局を通 していただければ検討 して居住制限区域に変えて除染ができるであろうと考えて いたみたいですけれ ども、、住民としては区域見直 しとい うのは除染後線量の低減を見て実 施すべきものではないかと怒 りの声が上がっていますが、どのように受けとめますか。 x村 長 (菅 野典雄君) らいかがですかという話をしただけの話でありま す。 2番 (渡邊 計君) 今回被害に遭ったところ、どこもそ うい うところはないわけであります し、線量が下がつたからそ うなる。では、今 3区分されている中でも線量が上がっている というか高い場所もある。だつたらそこも要望書を出せば通じるのではないかとい う話に なるのではないでしょうか。 村長 (菅野典雄君) ちょっと意味不明でもしかしたら答えが間違っているかもしれませんけ れ ども、それぞれ 自治体によって困難区域はかな りの広範囲、あるいは一部であった りと かいろいろあるわけですから、それぞれ条件は違 うだろ うというふ うに思っています。 し か し、私たちの村は20行政区の中に 1つ 、長泥地区が困難区域に指定をされた。 しか し、 - 50 -
  • 13. 今現在は年間50ミ リ以上 とい う話にはどう考えてみてもなっていないし、もちろんそのた めにはいろいろな居住制限にするためにはいろいろな線量のはか り方が国であるで しよ うから、それをしっか りとやっていただいてそ うい う正確な数字を出した上でやるとい う ことが条件ではありますけれ ども、そ うい う中でぜひ少なくともいろいろな今要件のこと が出てきているわけでありますから、それを困難区域の住民の皆 さん方にもここでその制 度 を使 わなかった ら全 く大変 な こ とになるのではないか とい うそ うい う我 々その地区の 皆 さん方 を思いはかっての話 をお話 ししているところであ ります。 2番 星潜彗合意見舞政琶言え亀讐鍾は,埴[言]賃曇言鼻軍言撃奮il` 菫[II:l単星に麗 接する蕨平地区、比曽地区はどうなるんだ。帰宅困難区域だから除染できない。それはお 国の勝手な言い分であるように私は思われますが、これ以上村長 とお話 ししても堂々めぐ りになります。 次の質問、移 ります。蕨平地区に建設 される焼却炉についてでありますけれ ども、私も 小宮のクリアセンターのほうには何度か行らて調べてますけれ ども、ここにも小宮の場合、 書いてありますけれ ども、小官の場合、お話聞きましたら主灰、飛灰 とも両方取 り出して いる。それで主灰、飛灰 とも1,000ベ クレル以下である。固めたものを外から線量計当て ると0.5マ イクロシーベル トぐらい。そ ういうことです ごく安全である。そして燃やす ご みに関しても日視、あるいは線量計にて線量をはかって野外ごみのような線量の高いもの は全て排除している。物すごく信用するならば本当に安全な焼却炉ではないかと思 うわけ であ りますけれ ども、蕨平地区に建設 されるものは大きさも120ト ンが 2つで高線量のも のを燃やすとい うことでありますので、蕨平の4L式のとき、あそこの建設関係の人に聞 きましたところ、その人は10万ベクレルまでは トンバ ッグでやる。10万 ベクレル以上は固 形化するとそのときはそ うい うお話だつたんですけれども、きょうの説明ちょつと違 うん ですけれ ども、この説明確実でしょうか。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 蕨平の減容化施設関係の処理について、灰の処理については先 ほど答弁 した内容で、国のほうとも確認 させていただいてお ります。以上です。 2番 (渡邊 計君) 10万ベクレル以上を鋼鉄製の容器に入れて厚 さ25セ ンチメー トルの鉄筋 コンクリー ト製の遮蔽壁を有する保管庫で保管するとありますけれ ども、輸送の際、万が 一車が横転などした場合、10万ベクレル以上の高線量のものがまき散 らされる。固形化 し てあれば横転 してもそこの場所だけが線源になるわけですけれども、万が一まき散 らす可 能性 もあるわけなんですけれ ども、固形化 しない場合。 このことに関してどのように思わ れていますか。 除染推進課長 (中川喜昭君)先 ほど答弁の中でもお話 ししましたが、10万ベクレルを超える 灰についてはフレコンバ ッグに詰めて、当初この計画に入るときにコンクリー トボックス の中に入れるとい うような部分もあつたんですが、ただ、運搬、輸送の関係で今回国のほ うから示 された内容が角型の強固な鋼鉄製の容器 とい うことの話でございまして、今そ う い う廃棄物を入れる ドラム缶式の国際基準の型 と相当の基準が同等のものでつ くるとい うことのようであります。それで、その際には落下しても破損防止ができるということで -51-
  • 14. あ りまして、今言つたように輸送の際にも安全性を確保するために角型の鋼鉄製の容器に 入れるという話でございます。以上であります。 2番 (渡邊 計君)角 型の金属鋼鉄製の容器に入れるとい うことで、厚 さ25セ ンチメー トル で遮蔽壁をつ くってその入れ物に入れるとい うことですけれども、運搬のときはその容器 で遮蔽はしないで運搬するとい うことですか。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 先ほどの25セ ンチメー トルの鉄筋コンクリァ ト製の遮蔽壁を有 するものとい うものは、現地の保管をする際にこうい うふ うに大きなコンクリー ト形のも のに入れて一時保管をしておく。ただ、運搬については鋼鉄製のものの角型の鋼鉄製のも のを運搬 していくとい うことでございます。 2番 (渡邊 計君) その際、車とかには特 とJま ないんて主 除染推進課長 (中 川喜昭君) この10万ベクレルを超 えるものの保管方法な りどのようにして い くか とい う部分が先月の中旬ごろに国のほうから示 しをいただいてお ります。それで、 私のほうからは角型の鋼鉄製の容器に入れた際に、結局遮蔽力 といいますかどれだけ外側 の影響があるんだ とい う話、あとは先ほど言つた運搬に対 しての強度的にはどうなんだ と い う話を質問したんですが、何 しろ今これ専用につくるということでございまして、その ろ十三分にはとりたい とい うことでございま すが、まだ現物がないとい うことで今後それについては検討 していただくような話をさせ ていただいてお ります。 2番 (渡邊 計君) 放射線は鉄は通すわけで、本当に遮蔽するのであれば鉛でなければなら ないと思 うんですが、できれば内面でも外側にでも鉛を薄 く張ってもらえればありがたい ことだなと思います。この中、回答の中で小宮の焼却炉からは主灰が発生 しない、飛灰の みであると書いてありますけれ ども、私説明受けた中では主灰、飛灰 とも週に2回ほどと つていると説明受けたんですが、どうなんでしょうか。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 答弁の中でも主灰は出ないとい うことで、飛灰についてはコン クリー トの固形化 とい うことでありますが、理由としては焼却方法の違いだというふ うに 書かせていただきま したが、小官のクリアセンターで使 う炉は流動焼炉 とい うことで、い わゆる砂 と燃えるものでやっていくとい う円筒のもので、全て飛灰になっていくとい うこ とで、出るものが砂系の不燃物 とい うことで、 に使 う砂が下に出る。ただ、それが主灰 とい うような形で取 り出す とい う考え方だと思 う んですが、実際に燃焼ガスの全てのものは飛灰のほうにいくとい うことで飛灰のみの固形 化をするとい う話でございます。それで、下に出る砂の濃度についても調査報告いただい てお りますが、129の ものとあと129か ら319と い う低 レベルのものになっているとい うこ とでございます。以上であります。 2番 (渡邊 計君) 私もいろいろ焼却炉は少 しずつ勉強 しているんですが、バグフィルター から出るものは飛灰であつて、私は燃や したところから出るのは主灰であるとそのように 考えていたわけですけれ ども、ちょっと見解の差が違いがあったみたいです。それ と、バ グフィルターについてであ りますけれども、これは私の質問がちょっと悪いために蕨平の - 52 -
  • 15. ものと勘違いされたのではないかと思いますけれ ども、小官の焼却炉、11月 10日 ごろから 本格的焼却をしている。その中でろ布はどのようなものを使っているのかわか りますでし ようか。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 私も小宮の部分まで考えればよかつたんですが、大変申しわけ ございません。それで、小宮の仮設焼却炉で使ってお りますろ布の材料でありますが、先 ほどガラス繊維 とフッ素樹脂 とい う2種類があるということでありましたが、テフロンと い うフッ素系の樹脂を使らてぃるとい うことでございます。以上であります。 2番 (渡邊 計君) 私もバグフィルター とい うのは9種類だか何かかな りの数があっていろ いろな熱 とかそ うい う条件があるということはあつたので、どれを使 っているのか確認 し たかつたので質問いた しました。 それで、バグフィルターなんですけれ ども、確かに最初新品のときは薬品を塗ってある 程度 目詰まりをさせ る。ただ、焼却 している途中でろ紙にエアパルスとい う空気をぼんと 当ててそれでろ過 とい うか新品同様に持らていくわけでありますけれ ども、その場合にど のぐらいの目詰ま り状態に持つていっているのかはわか りますでしょうか. 除染推進課長 (中 川喜昭君)今 後の部分でありますので計画 という部分でのお話 しかできま 雄 せんが、一応国のほうに確認 しましたら今の振 り落しについては 1日 1回程度 はや りたい とい う話がございました。以上であ ります。 2香 (渡 邊 計君) 要は、それでバグフィルター とい うのはある程度 目詰まりして初めて効 果を発揮するわけなので、実際にエアパルス余 りかけ過 ぎた りするとまた穴が大きくなる とある程度目詰まりするまではそこをガス化 したものが通過するわけでありますので、そ の辺はそ うい うふ うにならないようにやつているのか どうか、今後ぜひ確認 していただき たい。それ と、ダイオキシンとセシウムの大きさでありますけれ ども、ダイオキシン、塩 化ダイオキシンになった場合の大きさとセシウムも燃やすことによって空気中の酸イヒ鉄 などと混合して塩化セシウムになる可能性がある。そ うなった場合の大きさをぜひ知 りた かつたんですけれ ども、その辺は全然 どこに聞いてもわからない とい うことであ りましょ うか。 除染推進課長 (中 川喜昭君)先 ほどそれぞれのセシウムなリダイオキシンなりがバグフィル ターでろ過するとい う話をしました。その際にはそれぞれの単体がその穴を、ろ布 という. 先ほ ど0.001ミ リの穴 とい う話 を しましたけれ ども、その穴 よりは必ず大 き くなる とい う 話がありますけれ ども、ただ、単体でそのろ布を通るとい うことではなく、燃焼 させて冷 却をさせることによつてそれぞれのところにツトガス中のちりやほこり、細かいものがそこ に吸着 されてある程度大きくなるとい う部分でそ こでろ過 され るとい うことでございま して、今の段階ではそれぞれのろ布の穴よりは大きくなるとい うことが今までの仮設焼却 な りあとは今までもダイオキシンをとるた い うことでありますので、きちんとした燃焼温度なりとか管理をきちん とすればとれるもの とい うふ うに思ってお ります。ただ、単体の大きさな りあとは化学反応の中での大きさと い うものはそのときそのときの状態によるものですから、ちょっと今の段階では確認 され ていないとい うところでございます。 - 53 -
  • 16. 2番 (渡邊 計君) 私も今勉強中で、このセシウムとダイオキシンの大きさ、まだはっきり ともわからない状態でまだ本当はもっと突っ込みたいんですけれ ども私も中川課長 も勉 強中ということで今後またお話 しするようになるかと思われます。ただ、焼却の中でガス 化するものがあるとい うこともあるので、その辺をもう少 し綿密に今後調べていただきた いと思います。 それで、焼却炉に関して今回蕨平地区対策地域内廃棄物処理施設の設置許可申請が県に 提出され告示縦覧中となってお ります。これは村のホームページには告示掲載されていま すけれ ども、お知 らせ版等には掲載 されていないんですが、これお知 らせ版等に載つてい ないとい うのはどうい うことなんでしょうかね。ホームページの使用率 とい うのは利用率 ですか。かな り低いと思 うのでこれはペーパー的なもので配付が必要ではないかと思いま すがいかがでしょうか。 除染推進課長 (中 川喜昭君)今 お話 しいただいた閲覧の部 のほうから指示がありまし て閲覧場所 として本庁の除染推進課窓 日とい うことでなってお りま して、 ジのほ うには載せ させていただきまして、お知 らせ版等についてはこれか ら発行するもの に載せるとい う段階 しかできないものですから、一応掲示をするように、多分12月 20日 号 で記載する予定でございます。一応閲覧については 1月 5日 までになってお りますので、 大変お くれて申しわけないところでございますが、そのような対応をさせていただいてい るところでございます。以上であります。 祝 日、年末年始を除くといいます と1カ 月 と3日 なのが実質18日 間しかないわけです。そ して20日 ごろに配付 したいとい うことにな ります と、本当に 1週 間もない、見 られる時期 は。それ も私も見たかったんですがちょつと議会前で忙 しくて電話で確認 したんですが、 資料の量 とい うのが分厚いファイルで 2冊分ある。 とてもちょっとやそっとで簡単に理解 できるものではない。それで、今回はそれを簡素化 してみんながわかるように説明をつけ 準 てゾゥシとして村民に配る考えはあるのかないのかお伺いいたします。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 今回の閲覧については私も法律的な部分は余 り詳 しくはあれな んですが、一般廃棄物な り産業廃棄物なりの焼却炉をつ くる際には許認可関係が出てくる とい うことで、そのための一連の手続の中での関覧ということでございます。ですか ら、 例えば今議員おただ しの部分はどうい う焼却炉なんだ、どうい う概要なんだとい う部分の、 例えばゾウシといいますかダイジェス ト版的なもののお話なのかなと思つてお りますが、 千 ただ、それも がってから村民にどういうものだというような 部分についてのダイジェス トになってくるのかなというふ うに思ってお りまして、ただ、 閲覧のための部分はそのような部分は今のところ考えていないとい うところでございま す。 2番 (渡邊 計君) 配付 とかそういうもの、滉在のところ閲覧資料に対して配付は考えてい ないとい うことでありますけれ ども、となると、閲覧期間ちょつと短過ぎませんか。正月 休み入つてしまうと、正月 5日 、 1月 5日 とい うと正月明け1日 しかないんですよね。こ れを何 とか閲覧期間を延ばすようなことはできないんでしょうか。 - 54 -
  • 17. 子 除染推進課長 (中 川喜昭君) 先ほど言いましたように、法律の中で国がこの間覧をしている とい うことでありますので、村のほうから期間を延ばしてほしい とい う部分で聞いてくれ るかどうかもわか りませんが、ただ、国もスケジュールの中でそれぞれ蕨平の減容化施設 の部分を動か していると思いますので、今の段階では厳 しいのではないかなとい うふ うに 思つてお ります。以上であります。 2番 (渡邊 計君) 産廃物処理法におかれまして設置許可申請や生活環境影響の調査、評価 は遅滞なく告示 し、縦覧 し、利害関係者は意見を提出できることとなっているとなってい ますけれ ども、国のやっていることには仮置き場にしましても仮々置き場にしましても何 の法律もないので近 くの住民の同意 も取ることはない とい うことになっていまして、これ もそ うい うことになっているのかどうかわか りませんけれ ども、その中で生活環境調査 と いうのはこうい うものをつくる場合にぜひ必要なものであるわけなんですけれ ども、生活 環境調査については公表 されているものがあるのか、また今後公表するのかどうなってい るんで しょうか。 除染推進課長(中 川喜昭君)生 活環境調査についてはまだかなとい うふ うに思つてお ります。 要望 といいますか、地元からも話がありましたの いう話がございまし たので、この辺については確認 させていただきたいと思います。 2番 (渡邊 計君) こうい う焼却施設つくる場合 には環境調査 とい うのはぜひ必ず必要なも ので、燃やす前に周 りの環境を調べて煙の接地点がどこにあつてそれが今後焼却稼働 した 場合にそれが どうなるか。それ との対照のためにぜひ必要なものなんですけれ ども、いま だにやっていないとい うことは実におかしいことでありますけれ ども、蕨平は今後なのか もしれませんが、小宮の焼却炉については環境調査は行われたのでしょうか。 除染推進課長 (中 川喜昭君) 小官については若干まだ把握 してお りません。申しわけござい ません。多分……、ちょっと調査 させていただきたい と思います。 2番 (渡邊 計君) 調査終わりましたらぜひ文書にて回答お願いしたいと思います。 先ほどこの20日 あた りに配付するとい うんですけれ ども、ハンピラシでも構わないから 本当はできるだけもっと早く周知 していただきたいんですけれ ども、不可能でしょうかQ 除染推進課長 (中 川喜昭君) 今のところお知 らせ版に記載 して流 したい、村民の方々に周知 したいとい う思いでございますが、別途 となります とそれぞれのお宅のほ うに郵送 とい う ことになりますが、今の段階の部分で厳しいのかなとい うふ うに思ってお ります。閲覧期 間、短い とい う部分がございますが、十三分に短時間の中で対応 していきたいと思います ので、ぜひとも議員のほうからも役場本庁に行 くと閲覧できるとい うようなお話もぜひお 汁 知らせなどもいただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います 2番 (渡邊 計君) 私先ほど後ろに来ている傍聴に来ている方々にもお話 しましたら、誰も 知 らない。でも、これ本当1月 5日 までなのでこの設置許可の申請 とかに関しての縦覧で すか、これは遅滞なく告示縦覧 し利害関係者は意見を提出することができるとい うことに なつているわけなんですけれ ども、これ本当に周知するのが遅 くて見 られなかった場合、 これ村民がこの権利、村民のこの権利を踏みにじることになるしホ十としての責任放棄にな るのではないかと思われますがいかがでしょうか。 》 準 - 55 -
  • 18. 拳 村長 (菅 野典雄君) いろい ろなものには周知期間 とい うのもあるかもしれません。 あるんだ ろ うと思いますが、そ うい う過程 をこれまでにも 1年以上、これはや つてきた中でお互い に理解を示したということですから、周知期間という全く機械的な期間を置く以上に話し 合いをしてきて合意をいただいた とこうい うこともあるのではないか とい うふ うに思つ ています。ただ、今のお話はどうなのかちょつと調べないとわか りませんけれ ども、そ う い う事実の中で村 と国、そして国と蕨平 とこうい うようなことだ とい うふ うにご理解をい ただければと思います。 2番 (渡邊 計君) 今村長は蕨平 と言いましたけれ ども、こ て村全体の問題であると思われるんですが、蕨平 とはいろいろ話 しされてきたでしようけ れ ども、そのほかの地域の住民 とは隣接する住民に関してはご説明いただきましたが、 のほかの地域の住民にはまだきっち りした説明はされていない と思 うんですがいかがで しょうか。 村長 (菅野典雄君) 皆 さん方の住民の代 挙 区の区長さんにもお話 しし また多分広報その他でも出しているとい うことで あります。残念なが ら20行政区全てとい う話にはなかなかならないので、その都度その都 度、集まりにあつたときにそうい う話をさせていただいているとい うことであります。以 上であります。 2番 (渡邊 計君) 確かに議会や私たちは議会そ うい う完成予想図のような写真 とかそ うい うものもいただいています し、議会は丁寧に説明いただいていると思いますけれ ども、要 は村民がそこまで知つているか どうか とい うことは私は聞きたいんです。 利があるのではないかと私はそれが言いたいだけなんですけれ ども、どうしてもだめであ るならば困つたことでありますけれ ども、時間がないのでこれで私の質問を終わらせてい ただきます。ありが とうございました。 ◎休憩の宣告 議長 (大谷友孝君) 暫時休憩いたします。再開は 3時 5分 といたします。 (午後 2時 46分) ◎再開の宣告 議長 (大谷友孝君) 休憩前に引き続き再開をいたします。 (午後 3時 05分) 5番 (松下義喜君) 平成26年度第12回議会定例会において、今後の復興について一般質問を 行 うものであります。 あの大震災、原発事故から4年 目の冬を迎え依然 として進まない除染の中でいまだに全 村民が避難を強いられています。避難中の村民がどのように農地を管理 し、生活をしてい けばよいか 1項 目3点 について質問をするものであります。 1点 日は帰村時期 目標設定の見直 しでございます。除染は進んでいるように見えるが、 28年 3月 中には終わらないと思われるが、どうい う見通 しを立てているのか伺いたい。ま た、帰村できないのであれば損害賠償金を居住制限区域準備区域にも6分の補償をさせ、 帰村 目標を設定すべきと思 うが伺いたいものであります。 - 56 -