マルクスと社会契約論③ 資本論の前半部分でマルクスの社会システム論の理論枠組みを確認します。 資本論第一分冊第一章第三節の冒頭

1. 社会契約論とマルクス
中俣保志

2. 資本論第一分冊の検討
•マルクス生前の集大成
第一分冊第一章商品部分にお ける理論枠組みの検討

3. 資本論を読むにあたって
•第一節おさらい
商品が社会的富の総体となる 社会
商品の使用価値、交換価値、 価値

4. 資本論を読むにあたって
•第一節と第二節おさらい
商品を現す三つの価値の議論 （使用価値、交換価値、価 値）と、価値の源泉としての 労働

5. •第一分冊第一章第二節の キーワード
労働の二重性
なぜ商品は、社会的富となり うるのか？（なぜ商品は交換 が可能なのか？）

6. •第一分冊第一章第二節の キーワード
労働の二重性
使用価値を生み出す労働↓
具体的有用労働

7. •第一分冊第一章第二節の キーワード
労働の二重性
「価値」を生み出す源泉↓
抽象的人間労働

8. •第一分冊第一章第二節の キーワード
労働の二重性
社会的分業の存在
自然と人間との物質代謝とし ての媒介＝労働

9. •第一分冊第一章第三節の構 成とキーワード
A個別的な、偶然な価値形態
B展開された価値形態
C一般的価値形態
D貨幣形態

10. •第一分冊第一章第三節の構 成とキーワード
価値形態の「形態」
価値対象性
相対的価値形態
等価形態

11. まとめ
商品が使用価値の側面から有 用性が、あるいは欲望の対象 としての評価が下されるとし ても、それが他の商品との交 換関係に入れるというのはど ういうことなのか…という話

12. P93 ５行目 「商品の価 値対象性」について
中俣メモ
•こちらの方は前半で解説いたし ます。

13. P95～96の所の意味が理解出来ない。
中俣メモ
•相対的価値形態と等価形態のところで説明しますが、商品 の有用性でなく、交換してもいいよという、「価値」を表現 しなければならない場合、その商品の「価値」（まあわかり やすく言えば、「すごさ」かな？）は別の商品で表す、価値 表現する必要がある、交換を成立させる場合はそうなる、 それが相対的価値形態わけです（使用価値と異なるところ ですね）。で、ある商品の「すごさ」を別の商品の「すごさ」 で表すことができるとして、ある別の商品の尺度にはなり うることを等価形態というわけです。但し、もうお等価形態 になった時点で別の商品の「すごさ」の尺度ですから、自分 自身の商品の交換における「すごさ」はこれまた別の商品 によってしか価値表現できないことになります。というよう な話です。

14. P98P 化学記号の所
中俣メモ
•これはですね、化学的組成を現す化学式の成 分表記と、実際の化学物質の構造を含めた性 格の違いを含めた構造式の表記が、単に同一 元素の成分比という程度の理解であれば同じ C4H8O2と表記される部分で同じ記号として理 解される、ということが言われており、相対的 価値形態と等価形態の「等価性」が両立する、 そう言った理解の場面の位相が、そのあたりに あるということを論証している箇所だと思い ます。わかりにくいですよねw。

15. P98P 化学記号の所
中俣メモ
•ちなみに参考資料です。
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