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中国「漢麻」事情




ヤンガートレーディング株式会社
2011年6月13日


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Agenda
     I.        イントロダクション ~漢麻とは?~
     II.       素材補足説明
     III.      中国ヤンガーグループ(漢麻産業投資控股
               有限公司)での漢麻プロジェクト状況




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Ⅰ.イントロダクション
                               ~漢麻とは?~



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「漢麻」とは?
     「漢麻」とは、中国の漢麻(大麻)の総称です。
     中国では8000余年の漢麻の栽培歴史があり、古代より、ロープ、
     魚網や日常の衣類に漢麻を使用してきました。




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「漢麻」様々な呼び名




                                             黒竜江、内蒙古:綫(xian)麻
                                             黒竜江、内蒙古:綫(xian)麻
                                             安徽省 : 寒(han)麻
                                             安徽省 : 寒(han)麻
                                             江西省 : 火(huo)麻
                                             江西省 : 火(huo)麻
                                             雲南省 : 云(yun)麻
                                             雲南省 : 云(yun)麻
                                             新疆ウイグル : 大(da)麻
                                             新疆ウイグル : 大(da)麻
                                             河南省 : 魁(kui)麻
                                             河南省 : 魁(kui)麻


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「漢麻」の限りない活用領域
    「漢麻」は、葉、花穂、種、茎、根など全ての部位を活用でき、産業
    用途として無限の可能性を秘めております。




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「漢麻」栽培の特徴
    • 農薬・化学肥料が不要
            – 栽培において、農薬・化学肥料を使用する必要がなく、栽培の手間をあまり要
              しません。
    • 成長が非常に早い
            – 100~120日で3~4m程に成長し、採取することが可能です。
    • 輪作が可能
            – 麦やトウモロコシなどの輪作体
              系の中で栽培されるため、モ
              ノカルチャー(大規模単一栽培)
              による環境負荷の増大が
              ありません。
    • ほとんどあらゆる土地で栽培可能
            – 冷帯、温帯、熱帯に問わず栽培可
              (北極、南極、氷雪体、ツンドラ、
              砂漠は除く) 。毎年一定量を収穫
              することが可能です。
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成長が早い「漢麻」
    麻は3~4ヶ月で3~5mくらいまで成長します。




                                             10日後          70日後           収穫
                                                                          (8月末)




                               種まき                  50日後          100日後
                               (4月末頃)


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麻の収穫
    「漢麻」の収穫模様




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地球環境課題解決に貢献する麻栽培




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不良地問題 ~「漢麻」産出量の潜在力~
     「漢麻」栽培に適する土壌とは?
       中国国土のほとんどの地域で栽培可能ですが、特に、
       以下の地域は栽培に優れております。
             山腹地、荒地、塩分(アルカリ性)を含む土壌
       注目すべきは:
             これらの土壌は、通常、農作物を耕作するのに
             適さない地区!、であることです。
              こういった不良土は中国の全耕地(1.0億ha)の1/3を占めるといわれおり、大
             きな問題となっています。
             「漢麻」栽培は難しくなく、成長スピードも早く、その土壌改良効果により、漢麻
             以外の農作物を栽培することまでも可能となります。
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国家が抱える諸問題に対して..中国国家は?
     砂漠化の問題
                                             「漢麻」を通じた国家
     食料不足
                                             課題の解決を模索!
     石油不足
                                             さらに、
     森林不足
                                             「漢麻」を原料とした
     原料問題                                   固有の産業技術を開
     格差問題、農業問題                              発し、国家競争力を
     水枯渇の問題
                                             強化しようとしてい
                                             る!
     二酸化炭素対策 など
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軍用漢麻素材研究センター
    漢麻の活用可能性、また、その潜在的な生産力を見出し、中国国
    家主導による漢麻研究開発が盛んです。
    具体的には、「中央軍事委員会 後方勤務部 軍需装備研究会
    軍用漢麻材料研究センター」
    という組織を設けて、各産業
    間でのチェーンを築き、中国
    人民解放軍での実証実験をも
    通して、研究開発・産業育成
    を進めております。



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軍用漢麻製品の紹介




            漢麻資材で作った強固な防弾車                         漢麻茎から作った木炭吸着新型防毒マスク




                 漢麻の種粕から作った軍隊食料              漢麻茎芯の粉末で作った防弾ヘルメット   防弾チョッキ
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進む政府主導の漢麻産業開発
    軍用漢麻素材研究センターでは、多くの民間企業との連携を通じ
    て、漢麻繊維産業化応用の開発実践に参画しています。
          <主な産業チェーン 14種>
          農業栽培                               車の内装
          粗加工                                新建材
          繊維加工                               複合素材
          化学工業                               健康食品
          製紙                                 医薬
          ビスコース                              活性炭
          木質プラスチック                           バイオディーゼル油

      ※既に研究開発に成功した加工設備は15セット、既に申請または申請中のパテントは24
      項目、産品としては3000種を超えている。 (2008年3月31日時点)
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漢麻特種バイオ資源産業技術革新戦略聯盟 1/2
    2010年8月、国家科学技術部は、漢麻特殊バイオ資源産業技
    術革新戦略聯盟を発足。構成企業には、資金援助と政策支持
    をすることにしております。
             無償資金援助、手形割引融資(貸款貼息)、補助金支援等により、戦略聯盟の発
              展をサポートする
             戦略聯盟が試験的に活動を展開するに際して、プロジェクト組織単位として、国家
              科学技術計画プロジェクト組織の参画による活動実施を可とする。
             戦略聯盟を激励するために、国家科学技術計画専門家諮問により、評議審査専
              門家を推薦する。
             戦略聯盟は、産業技術革新政策研究と制定における重要な活動に、十分力を発
              揮する
             戦略聯盟関連の構成メンバーに優秀な人材を集めることを支援する
             銀行、ベンチャー投資機関は戦略聯盟に参画して、戦略聯盟に色々な融資支援と
              金融サービス提供するのを奨励し、ベンチャー投資機構が戦略聯盟への投資条件
              が合えば、科学技術型中小企業ベンチャー投資の基金を導入できるよう優先的に
              支援するよう奨励する。
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漢麻特種バイオ資源産業技術革新戦略聯盟 2/2
    企業を主体とし、市場動向に沿って、産学研(企業・大学・研究
    機関)が連携して技術革新体系を作り上げ、経済構造の調整と
    産業優先化とレベルアップを促進し、産業独自の競争力を向上
    させ、革新による発展を実現します。
         <主な構成組織>
         解放軍総後勤部軍需装備研究所                      雲南省農業科学院経済作物研究所
         ヤンガー集団股份有限公司                        漢麻産業投資控股有限公司
         廊坊智通機器人系統有限公司                       山東海龍股份有限公司
         中国中紡集団公司                            北京大学
         ハルピン工業大学                            西安工程大学
         華南理工大学                              北京化工大学
         東北林業大学                              吉林東風機械装備有限公司

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Ⅱ.素材補足説明



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「漢麻」=麻=ヘンプとは?
         アサ科の植物です。大麻、おお麻ともいいます。
         麻といわれるものにはいくつか種類がありますが、本来の麻は、
          このアサ科の麻を指します。
          〔注〕この資料で、単に’麻’と呼ぶものはアサ科を指します。
         同じ麻でも植物学上は異なります。
           麻                亜麻                苧麻      ジュート麻     マニラ麻     サイザル麻        ケナフ

                           Flax
         Hemp                                 Ramie    Jute      Abaca   Sizal Hemp   Kenaf
                         (フラックス,
        (ヘンプ)                                (ラミー)   (ジュート)   (アバカ)    (サイザル)     (洋麻)
                           リネン)
        アサ科                アマ科               イラクサ科    シナノキ科     バショウ科    ヒガンバナ科       アオイ科

        植物学上の分類
         また、英語では「ヘンプ」と訳されます。
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                                                                                              19
日本人と麻
         麻を日本人が使いはじめたのは、今から1万年ほど前。
          縄文の時代より、縄などの用途で使って
          いました。(福井県鳥浜遺跡より出土)
         そもそも麻=「大麻」とは?
                たい-ま【大麻】 の定義
                    -   伊勢神宮および諸社から授与するお札。
                                                               神宮大麻と神棚
                    -   幣(ヌサ)の尊敬語。おおぬさ。
                        [注]ヌサ=神への供え物や、罪を祓うために使用する物
                    -   麻(アサ)の別称。
                    -   アサから製した麻薬。
                        (マリファナ、ガンジャ、ハシシュなど)
                                             ※岩波書店「広辞苑」第5版より
                                                               大幣(おおぬさ)
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                                                                          20
身のまわりの麻 ①
    日本人は、昔々から麻と密接な生活を過ごしてきました。
   <神社関係>




                    しめ縄                         鈴縄                装束

                                      (注)現在は、しめ縄、鈴縄はナイロンに、装束は、ポリエステルや綿が主流である。
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身のまわりの麻 ②

 <七味唐辛子>                                     <お盆の送り火>




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                                                        22
身のまわりの麻 ③
        <横綱の綱>                               <下駄の鼻緒 >   <花火の火薬 >




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                                                                   23
身のまわりの麻 ④
     <畳の縦糸>                                  <左官材>           <漁網>




                    健康畳植田                       かごの屋千石店             菊屋
      <麻たいまつ>                                <茅葺き屋根>         <大麻収穫の絵>




                                               岐阜県白川村合掌づくり   栃木県栃木市指定有形文化財
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                                                                             24
麻がもつ天然の機能性について
         麻の凄さは、栽培におけるメリットとともに、原料そのものを余す
          ことなく活用可能な点にあり、2万5000種類以上の活用範囲
          があると言われています。
         しかも、どの部位をとって
          みても、さまざまな機能性
          を有しております。
         麻が天然にもつ機能性を、
          具体的製品をとおして紹介
          します。




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                                             25
世界各国の麻栽培状況
    OECD(経済開発協力機構)30カ国における麻栽培の状況です。

                        栽培推進国                                              非栽培国
          イギリス、ドイツ、フランス、イタリア                                             ベルギー、デンマーク、
          、オランダ、フィンランド、スウェー                                              ギリシャ、アイルランド、
          デン、オーストリア、スペイン、チェ                                              ルクセンブルク
          コ、ハンガリー、ポーランド、スロヴ
          ァキア、カナダ、メキシコ、オースト
          ラリア、ニュージーランド、スイス、
          ノールウェー、韓国、トルコ、ポルト                                               栽培抑制国
          ガル、アイスランド                                                          日本、
                                                                           アメリカ合衆国
                                                                            (一部の州で解禁)

                 Resource ;EIHA(2005),FAO state(2004),
                              Ivan Bocsa,The cultivation of HEMP(1998)

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                                                                                        26
プラスチック分野での活用
    [自動車]
        メルセデス・ベンツ Sクラス(ドイツ)                         ロータスエリーゼ ヘンプ・エコカー(イギリス)




                                             強力な麻の繊維を用いた繊維強化プラスチック
                                             軽量化、安全性、環境性、経済性
                                             地域の再生可能資源 1台10~20kg
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                                                                              27
建築分野での活用
                               [麻の家]              [壁材]     [断熱材]   [ボード]




                                               ヘンプクリート吹き付け工法   [左官材]




                                         麻の調湿性で、夏は涼しく、冬は暖かく!
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                                                                           28
麻壁の家(イギリスの例)
    小さい家 総床面積52㎡ 壁厚300mm
         麻壁49㎥使用(麻チップ4.9トン、石灰10.8トン)
         CO2固定 5.4トン
         熱性能:U-バリュー(イギリス基準)
             0.30W/㎡K

                                             高断熱性、高吸音性、
                                             耐久性、調湿性、快適性
                                             デザイン性、耐火性、
                                             耐害虫性、CO2削減性
                                             廃棄物少、長期的な経済性
                                                Hemp Revo Inc「麻壁技術ノート」より


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                                                                           29
家畜分野での活用
                    [馬]                       [豚]       [牛]




        ■家畜分野における麻の活用方向■
        麻の祖飼料(エサ)として利用、麻の実をエサに利用、
        麻の茎を炭にして応用、麻の敷料として応用

                                             家畜にも飼育者にも消費者にもよく
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                                                                30
農業分野での活用
                       [土壌改良材]                          [農業資材]




          麻の実油かす                             麻炭   紙マルチシート、鮮度保持シート、栽培補助材


        ■農業分野における麻の活用方向■
        大気・土壌浄化(硝酸化窒素の解消)、病害虫抑制、
        除草剤不使用、砂漠化防止、二酸化炭素(CO2)固定 etc

                                      地球にやさしく、食べ物を大事に、自給率up
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                                                                          31
食品分野での活用
                   [麻の実オイル]                   [麻の実、麻の実ナッツ]




                                                  麻の実   麻の実ナッツ


                                     良質のタンパク質(必須アミノ酸)、食物繊維、
                                     ミネラル、オメガ3など栄養たっぷりの健康食品!
                                     トランス脂肪酸、コレステロールはゼロ!
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                                                                 32
化粧品分野での活用
                 [石けん]                       [シャンプー]   [ハンドクリーム]




                         美肌づくりに欠かせず、人が自ら作り出せない『必須脂肪
                         酸=リノール酸(オメガ6)、αリノレン酸(オメガ3)、γリノ
                         レン酸(オメガ6)』が豊富。浸透力と保湿力に大変優れ、
                         お肌を柔軟に保ち、潤いを与える。
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                                                                   33
医薬品での活用
          古来より、喘息やアレルギー、痛み止めなどに効く漢方薬として
           使用されていました。(種子は「麻子仁(ましにん)又は火麻仁(かまにん)」、
           根は「麻根(まこん)」、茎皮部の繊維は「麻皮(まひ)」、葉は「麻葉(まよう)」、雄株の
           花穂は「麻花」、雌株の花穂は麻蕡(まふん)という呼び名で使用)
          難病(ガン、HIV(エイズ)、アルツハイマー、うつ病、強迫性障害
           、不眠症、てんかん、気管支喘息、帯状疱疹、多発性硬化症、
           筋萎縮性側索硬化症、クローン病、パーキンソン病など)=約
           250種類の疾患に効果があるという研究結果があります。
          現在、アメリカ合衆国の一部の地域とカナダ・イスラエル・ベル
           ギー・オーストリア・オランダ・イギリス・スペイン・フィンランドなど
           多くの国で、難病を患った患者への使用が認可されています。
          日本での認可には遠い道のり。(ただし、大学等での研究はすすんで
           いる。また、大塚製薬はアメリカで研究、医薬品を販売予定。)
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バイオマス燃料用途での活用




            ヘンプカープロジェクト 2002
            4500km以上を縦断

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                                             35
Ⅲ.中国ヤンガーグループ
                  (漢麻産業投資控股
                    有限公司)での
                  漢麻プロジェクト状況

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                                             36
中国:漢麻研究開発経緯
     2000年初頭より、中国国策の一環にて漢麻研究開発プロジェ
     クトが発足。


     2003年、衣類分野の研究開発をヤンガーグループが担うこと
     が決定。


     2007年4月、漢麻専門会社である「漢麻産業投資控股有
     限公司」を共同設立。 漢麻製品の研究開発・生産を推進。


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漢麻産業投資控股有限公司 資本構成

      投                  ヤンガー40%
                                                         軍用漢     技
                                              漢麻産業
                                                         麻資材
      資                 宜科科技51%               投資控股               术
                                                         研究セ
                              (ヤンガー関連企業)
                                              有限公司       ンター
                         雲麻実業9%                                  方
                                             ※第1次投資金額は、2億元(≒30億円)
                                             ※さらに、今後5年間で20億元(≒300億円)以
                                             上の追加投資を目論んでいる。
          備注:「総后」は軍の指導機関の一つ。軍の指導機関には、総政治部、総参謀部、総后勤部があり、その
            上に国防部、中央軍事委員会がある。総後勤部は、軍の後方勤務(兵站)部門を一元管理する機
            関。部隊の戦闘力を維持・増進し、作戦を支援する機能・活動をいう。一般的に弾薬・食料・燃料な
            どの補給、武器、装備の性能維持のための整備、衛生(医療)、物資や装備の輸送などの労務を包
            括的に指す。

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パートナー紹介
                                 宜科科技              中央軍事委員会後方勤務部
    中国服装輔料(副資材)を取り扱う龍頭                                軍需装備研究所
    企業、50年の発展歴史を有し、「業界の                            軍用漢麻材料研究センター
    リーダー、業界のスタンダード」の名声を
    有している。国を代表するハイテク企業                           総后軍需装備研究のために設立さ
    であり、総后軍需資材研究開発試験の                            れた国内漢麻材料研究権威機構
           基地である。
                                               漢麻産業
                           ヤンガー              投資控股有限公司
                                                        雲麻実業
     紡織服装業、不動産建設業、金融証
     券投資を営む大型集団企業で“ヤン                            漢麻産業化プロジェクトを目的として
     ガー”シャツは12年連続して業界1位                            初期に設立された開発企業
     を占め、“ヤンガー”スーツは連続7年
        間トップの位置を占めた。

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                                                                     39
主要開発商品
         第1フェーズ(2007年4月~)
                    漢麻糸
                    漢麻生地(織物、編物)              現在は、漢麻衣類を中心に展開中
                    漢麻製品
                    漢麻原料各種(打成麻、二粗、木粉、木塑複合材料)


         第2フェーズ以降
                    生物柴油、建材、食品、化粧品、蛋白粉、粘着剤、紙類など




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                                                               40
「漢麻」畑
      ヤンガーでは、漢麻産業投資控股有限公司を通じて、雲南省、
      黒竜江省、内蒙古自治区に約5000haの漢麻畑(東京ドーム約
      4500個分)を作りました。2015年までに約5万ha、2020年には
      約50万haに拡大する計画を立てております。




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◆「漢麻」栽培拠点




                                             雲南省
                                             雲南省



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                                                   42
「漢麻」専門加工工場
       漢麻産業投資控股有限公司では、雲南省に大規模な「漢麻」専門
       加工工場を建設し、2009年より生産開始しました。
        ◆ 漢麻産業投資控股有限公司 プロフィール
        第1期(2010年予定) :
         工場敷地面積:14,500㎡
           建築面積:1,130㎡
           投資総額:20億円、
           漢麻繊維の生産:2000トン/年
           (漢麻糸 3000トン、漢麻生地 900万m 生産可能)
           企業生産加工価額:15億円
        第2期(2011年~):
           漢麻繊維の生産:5000トン/年
           企業生産加工価額:37億円以上
                                             ※今後、中国本土内に原料基地と生産基地を建設していく予定です。
Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD.   (2020年で6カ所の生産基地を計画)
                                                                         43
加工機械
      大規模生産を安定的に行うために、数々の最新の加工機械を導
      入しております。




                     Hemp fiber opening machine   Hemp steam explosion machine




          Hemp fiber steam and boil machine       Hemp liquid ammonia machine
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                                                                                 44
工場生産模様




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                                             45
取扱商品(糸)
         ヤンガー屈指の紡績技術を背景に、漢麻細番手の
          糸開発を推進しております。
          現在、60Nm(世界最細)までの製品化に成功しており
          ます。
   ◆漢麻糸ラインアップ
        漢麻100%糸                              漢麻/コットン混紡糸
            60Nm 100% 漢麻                       60s 漢麻/Cotton blended
            40Nm                               40s
            36Nm                               32s
            32Nm                               21s など…
            28Nm など…


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取扱商品(生地)
         ヤンガー日中紡の技術力/生産力を背景に、お客
          様のご要望に応じた生地の開発を推進します。

     ◆漢麻生地
       漢麻織物/編物/毛織物
       漢麻混紡生地各種
          (コットン,オーガニックコットン,
          ウール,_シルク,リサイクル・
          ポリエステル,大豆など)


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「漢麻」繊維
      脅威の多孔構造:
          漢麻繊維の多孔構造により、吸湿性と発
          汗性(吸汗速乾性)を高め、調湿性を保
          ちます。
          また、自然状態において漢麻繊維内に多
          くの酸素を取り入れることになり、酸素を嫌
          う菌の生存環境を破壊します。
      漢麻特有の化学成分:
            漢麻が保有する化学成分である多種の
            活性フェノール類(THC4水素大麻フェ
            ノール、CBD大麻二フェノール、CBN大麻
            フェノール)、有機酸(オリーブ酸、熊果酸、
            16アルキル酸)及び無機塩(NaCl)が細            漢麻繊維の多孔構造

            菌に対する抗菌、抑制作用をもつ。
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                                                         48
「漢麻」天然に備わる五大機能

             ① 吸 汗 速 乾 性
             ② 抗                             菌   性
             ③ 制                             菌   性
             ④ 消                             臭   性
             ⑤ 強                             力   性

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                                                     49
「軍事用」の状況
         「軍事用」としては、漢麻ニット、漢麻織物を企画研究し、軍服
          用生地、シャツ用生地、トレーニング用生地、軍靴用生地、イン
          ナーパンツ用生地。量産の対象となる漢麻トレーニングウェア、
          サマー作業福、ブリーフ、軍事用タオル、および、タオ
          ルシーツ等は、既に部隊将
          兵に試着用として発給した
          が、評判は極めて良い状況
          です。
         ちなみに、中国人民解放軍
          への高性能漢麻靴下 は年
          間200万足を越える供給を
          行っています。

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                                             50
「民間用」の状況
         「民間用」として、100種類ほどの生地を開発しているが、主な
          用途はスーツ、シャツ、カジュアルウェア、カットソー、装飾資材
          等であり、国内の著名なテキスタイル、および、製品を扱う企業
          は漢麻商品の開発と普及に積極的に参画しています。
         中国ヤンガーとしては、オリジナル漢麻ブランド「漢麻世家
          (HANP)」と、海外企業への供給(糸、生地、製品)を通じて展開
          しています。




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                                             51
漢麻オリジナルブランド『漢麻世家』
         中国ヤンガーでは、2010年1月より漢麻を用いたオリジナルブ
          ランド『漢麻世家』を展開しております。
         現在は、寧波、杭州、北京、雲南省などに5店舗を展開しており
          、本年中に上海などを含め10店舗ほど出店の予定です。
         寝装具、シャツ、パンツ、
          ソックス、タオル、などを
          展開しております。




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                                             52
『漢麻世家』店舗の模様




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                                             53
政府高官部からの奨励
                                             中華人民共和国
                                             胡 錦濤 主席



                                             『漢麻事業開発
                                             『漢麻事業開発
                                             は、国家、軍部、
                                             は、国家、軍部、
                                             国民の利益のた
                                             国民の利益のた
                                             めに必ずうまく
                                              めに必ずうまく
                                             取り組むように』
                                             取り組むように』
                                                と指示。
                                                と指示。
                                              (2005年5月)
                                              (2005年5月)

                                             中国人民解放軍後方
                                             勤務部軍需油糧部
                                             周林和部長




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                                                        54
漢麻繊維は、欧州で高い評価
         2010年10月6日、首都ローマは中国企業代表団を迎えた。ヤンガー「漢麻世家」生
          活館をイタリアに持ち込み、中国漢麻繊維産業化の最新科学技術の成果を紹介した
          。ヤンガー漢麻繊維の活用とサミット会議の公開は、中国イタリア財団主席等を参加さ
          せることになっただけでなく、Armani、Ermenegildo Zegna、CK、Adidas及び染色加工、
          紡績数社の代表が、この会議に列席した。
         イタリアで展示されたヤンガーの漢麻世家商品は、欧州紡織服装業界で話題となり、
          中国自身が研究開発した漢麻製品の出現に驚嘆した。その場で中国との提携を申し
          入れた企業もあった。
         欧州連合(EU)、ドイツ、スイス、オーストリアの紡織
          協会会長は、中国漢麻の成果に対して、高く評価
          した。4名の会長は、漢麻繊維産業化は確かに人
          々を驚かせた、と述べた。50年前は、欧州でもか
          っては漢麻紡出に必死になってやったが、脱胶技
          術は成功しなかった、と言う。彼らは、漢麻繊維の
          前途は明るい、との認識で一致した。


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                                                                55
イタリア代表団の北京訪問
         10月6~16日ヤンガー集団総裁李如成及び解放軍総後勤部軍事用漢麻原料研究
          センター主任張建春少将による欧州訪問に対する迅速なる対応として、同年10月23
          日にイタリア中国財産代表団一行9名(イタリア中国財団の上層部と数社の繊維企業
          の代表団)が北京を訪問し、解放軍総後勤部軍用漢麻原料研究センターと、中国イタ
          リア新素材研究開発の具体的な事案について会議をもった。
         中国、イタリアは共同での漢麻研究開発活動を通じて市場開拓、商品開発により漢麻
          製品を広く全世界に普及さすことになった。
         イタリア中国財団は5000万元出資して、双方共同で研究開発用資材(特にバイオ資
          材)を提供する計画。同時にイタリアの先端技術を中国企業に紹介する。イタリア国家
          教育と科学技術国際協力の局長は、イタリアと中国の新素材研究開発センターの設
          立をサポートし、優良企業の中国側との提携を積極的に推進し、このプロジェクトが両
          国政府間の協力プロジェクトに引き上げ、更にはUK(欧州同盟)がこのプロジェクトをサポ
          ート努力すること、を表明した。




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                                                   56
(参考)ヘンプ繊維が普及してこなかった理由①

         ヘンプ原料そのものが不足
                収穫したヘンプ茎のうち紡績糸になるのは全体の4~5%だけです。量産化を
                 軌道にのせるためにも、価格低下・安定させていくためにもヘンプの絶対的な量
                 を増やす必要があります。
                                                       30%                     10%                 4-5%
                                             スカッチング                    コーミング                  紡績
                茎(レッティング後)                            繊 維                      スライバー               糸
                           (750kg)                           (225kg)                 (75kg)         (37kg)
                              10%
                                                      50%
                               麻 く ず                                           ( )内は、1haあたりの収穫量
                                       (75kg)          麻 幹
                                                             (375kg)                    ※残り10%は不明となる。


            → ヤンガーグループでは、広大な麻の畑を作り原料供給を促します。



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                                                                                                             57
(参考)ヘンプ繊維が普及してこなかった理由②

         細番手糸加工の難しさ
                ヘンプ繊維は太さ、繊維長のバラツキが多く、しかも表面が平滑で撚性に乏し
                 いため、紡績(特に細番手の糸開発)は大変難しいものとされてきました。
             → ヤンガーグループでは、その技術力を背景に細番手の開発に本腰を
             入れて挑戦しております。

         大量一貫生産体制が確立されていない
                ヘンプ糸を量産できる体制を築く必要があります。今までは中小規模の工場し
                 か存在しませんでした。
             → ヤンガーグループでは、その生産ノウハウと資金力を活かしてヘンプ
             糸/生地の量産化に取り組んでおります。




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                                                       58
『Enjoy Hemp Life! 麻福』とは?
      「麻福」とは、当社独自に展開しているオリジナルブランドです。中国
       ヤンガーとは関係ない日本ヤンガー独自の試みになります。
      日本人、日本風土に合った、日本ならでは商品づくり、具体的には、
       人々が健康で美しく幸せな毎日を過ごすことができるよう、Tシャツ、
       靴下、寝装具といった基礎衣料品を中心に、就寝用のマスクや手
       袋といった健康・美容を促進する
       商品を展開しております。
      原料(糸や生地など)は、中国(中国ヤン
       ガーなど)より調達したものになりますが、
       最終製品まで中国で生産するのではなく、
       縫製、染色、加工などで日本のモノ作り
       会社と連携をとって、最終製品にすること
                              Enjoy Hemp Life! 麻福
       を心がけております。              http://asafuku.jp/
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                                                    59
弊社連絡先
     ご問い合わせ・ご要望がございましたら、
     お気軽にご連絡お願いします。



                                             ヤンガートレーディング株式会社

                                             〒100-0014
                                             東京都千代田区永田町2-9-6
                                             十全ビル603号
                                             TEL : 03-6206-1170   FAX : 03-6206-1171

              Welcome to the HEMP world.

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20110613 ifi講演2 中国漢麻2

  • 2. Agenda I. イントロダクション ~漢麻とは?~ II. 素材補足説明 III. 中国ヤンガーグループ(漢麻産業投資控股 有限公司)での漢麻プロジェクト状況 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 2
  • 3. Ⅰ.イントロダクション ~漢麻とは?~ Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 3
  • 4. 「漢麻」とは? 「漢麻」とは、中国の漢麻(大麻)の総称です。 中国では8000余年の漢麻の栽培歴史があり、古代より、ロープ、 魚網や日常の衣類に漢麻を使用してきました。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 4
  • 5. 「漢麻」様々な呼び名 黒竜江、内蒙古:綫(xian)麻 黒竜江、内蒙古:綫(xian)麻 安徽省 : 寒(han)麻 安徽省 : 寒(han)麻 江西省 : 火(huo)麻 江西省 : 火(huo)麻 雲南省 : 云(yun)麻 雲南省 : 云(yun)麻 新疆ウイグル : 大(da)麻 新疆ウイグル : 大(da)麻 河南省 : 魁(kui)麻 河南省 : 魁(kui)麻 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 5
  • 6. 「漢麻」の限りない活用領域 「漢麻」は、葉、花穂、種、茎、根など全ての部位を活用でき、産業 用途として無限の可能性を秘めております。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 6
  • 7. 「漢麻」栽培の特徴 • 農薬・化学肥料が不要 – 栽培において、農薬・化学肥料を使用する必要がなく、栽培の手間をあまり要 しません。 • 成長が非常に早い – 100~120日で3~4m程に成長し、採取することが可能です。 • 輪作が可能 – 麦やトウモロコシなどの輪作体 系の中で栽培されるため、モ ノカルチャー(大規模単一栽培) による環境負荷の増大が ありません。 • ほとんどあらゆる土地で栽培可能 – 冷帯、温帯、熱帯に問わず栽培可 (北極、南極、氷雪体、ツンドラ、 砂漠は除く) 。毎年一定量を収穫 することが可能です。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 7
  • 8. 成長が早い「漢麻」 麻は3~4ヶ月で3~5mくらいまで成長します。 10日後 70日後 収穫 (8月末) 種まき 50日後 100日後 (4月末頃) Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 8
  • 9. 麻の収穫 「漢麻」の収穫模様 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 9
  • 11. 不良地問題 ~「漢麻」産出量の潜在力~ 「漢麻」栽培に適する土壌とは? 中国国土のほとんどの地域で栽培可能ですが、特に、 以下の地域は栽培に優れております。 山腹地、荒地、塩分(アルカリ性)を含む土壌 注目すべきは: これらの土壌は、通常、農作物を耕作するのに 適さない地区!、であることです。 こういった不良土は中国の全耕地(1.0億ha)の1/3を占めるといわれおり、大 きな問題となっています。 「漢麻」栽培は難しくなく、成長スピードも早く、その土壌改良効果により、漢麻 以外の農作物を栽培することまでも可能となります。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 11
  • 12. 国家が抱える諸問題に対して..中国国家は?  砂漠化の問題 「漢麻」を通じた国家  食料不足 課題の解決を模索!  石油不足 さらに、  森林不足 「漢麻」を原料とした  原料問題 固有の産業技術を開  格差問題、農業問題 発し、国家競争力を  水枯渇の問題 強化しようとしてい る!  二酸化炭素対策 など Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 12
  • 13. 軍用漢麻素材研究センター 漢麻の活用可能性、また、その潜在的な生産力を見出し、中国国 家主導による漢麻研究開発が盛んです。 具体的には、「中央軍事委員会 後方勤務部 軍需装備研究会 軍用漢麻材料研究センター」 という組織を設けて、各産業 間でのチェーンを築き、中国 人民解放軍での実証実験をも 通して、研究開発・産業育成 を進めております。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 13
  • 14. 軍用漢麻製品の紹介 漢麻資材で作った強固な防弾車 漢麻茎から作った木炭吸着新型防毒マスク 漢麻の種粕から作った軍隊食料 漢麻茎芯の粉末で作った防弾ヘルメット 防弾チョッキ Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 14
  • 15. 進む政府主導の漢麻産業開発 軍用漢麻素材研究センターでは、多くの民間企業との連携を通じ て、漢麻繊維産業化応用の開発実践に参画しています。 <主な産業チェーン 14種> 農業栽培 車の内装 粗加工 新建材 繊維加工 複合素材 化学工業 健康食品 製紙 医薬 ビスコース 活性炭 木質プラスチック バイオディーゼル油 ※既に研究開発に成功した加工設備は15セット、既に申請または申請中のパテントは24 項目、産品としては3000種を超えている。 (2008年3月31日時点) Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 15
  • 16. 漢麻特種バイオ資源産業技術革新戦略聯盟 1/2 2010年8月、国家科学技術部は、漢麻特殊バイオ資源産業技 術革新戦略聯盟を発足。構成企業には、資金援助と政策支持 をすることにしております。  無償資金援助、手形割引融資(貸款貼息)、補助金支援等により、戦略聯盟の発 展をサポートする  戦略聯盟が試験的に活動を展開するに際して、プロジェクト組織単位として、国家 科学技術計画プロジェクト組織の参画による活動実施を可とする。  戦略聯盟を激励するために、国家科学技術計画専門家諮問により、評議審査専 門家を推薦する。  戦略聯盟は、産業技術革新政策研究と制定における重要な活動に、十分力を発 揮する  戦略聯盟関連の構成メンバーに優秀な人材を集めることを支援する  銀行、ベンチャー投資機関は戦略聯盟に参画して、戦略聯盟に色々な融資支援と 金融サービス提供するのを奨励し、ベンチャー投資機構が戦略聯盟への投資条件 が合えば、科学技術型中小企業ベンチャー投資の基金を導入できるよう優先的に 支援するよう奨励する。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 16
  • 17. 漢麻特種バイオ資源産業技術革新戦略聯盟 2/2 企業を主体とし、市場動向に沿って、産学研(企業・大学・研究 機関)が連携して技術革新体系を作り上げ、経済構造の調整と 産業優先化とレベルアップを促進し、産業独自の競争力を向上 させ、革新による発展を実現します。 <主な構成組織> 解放軍総後勤部軍需装備研究所 雲南省農業科学院経済作物研究所 ヤンガー集団股份有限公司 漢麻産業投資控股有限公司 廊坊智通機器人系統有限公司 山東海龍股份有限公司 中国中紡集団公司 北京大学 ハルピン工業大学 西安工程大学 華南理工大学 北京化工大学 東北林業大学 吉林東風機械装備有限公司 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 17
  • 19. 「漢麻」=麻=ヘンプとは?  アサ科の植物です。大麻、おお麻ともいいます。  麻といわれるものにはいくつか種類がありますが、本来の麻は、 このアサ科の麻を指します。 〔注〕この資料で、単に’麻’と呼ぶものはアサ科を指します。  同じ麻でも植物学上は異なります。 麻 亜麻 苧麻 ジュート麻 マニラ麻 サイザル麻 ケナフ Flax Hemp Ramie Jute Abaca Sizal Hemp Kenaf (フラックス, (ヘンプ) (ラミー) (ジュート) (アバカ) (サイザル) (洋麻) リネン) アサ科 アマ科 イラクサ科 シナノキ科 バショウ科 ヒガンバナ科 アオイ科 植物学上の分類  また、英語では「ヘンプ」と訳されます。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 19
  • 20. 日本人と麻  麻を日本人が使いはじめたのは、今から1万年ほど前。 縄文の時代より、縄などの用途で使って いました。(福井県鳥浜遺跡より出土)  そもそも麻=「大麻」とは?  たい-ま【大麻】 の定義 - 伊勢神宮および諸社から授与するお札。 神宮大麻と神棚 - 幣(ヌサ)の尊敬語。おおぬさ。 [注]ヌサ=神への供え物や、罪を祓うために使用する物 - 麻(アサ)の別称。 - アサから製した麻薬。 (マリファナ、ガンジャ、ハシシュなど) ※岩波書店「広辞苑」第5版より 大幣(おおぬさ) Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 20
  • 21. 身のまわりの麻 ① 日本人は、昔々から麻と密接な生活を過ごしてきました。 <神社関係> しめ縄 鈴縄 装束 (注)現在は、しめ縄、鈴縄はナイロンに、装束は、ポリエステルや綿が主流である。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 21
  • 22. 身のまわりの麻 ② <七味唐辛子> <お盆の送り火> Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 22
  • 23. 身のまわりの麻 ③ <横綱の綱> <下駄の鼻緒 > <花火の火薬 > Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 23
  • 24. 身のまわりの麻 ④ <畳の縦糸> <左官材> <漁網> 健康畳植田 かごの屋千石店 菊屋 <麻たいまつ> <茅葺き屋根> <大麻収穫の絵> 岐阜県白川村合掌づくり 栃木県栃木市指定有形文化財 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 24
  • 25. 麻がもつ天然の機能性について  麻の凄さは、栽培におけるメリットとともに、原料そのものを余す ことなく活用可能な点にあり、2万5000種類以上の活用範囲 があると言われています。  しかも、どの部位をとって みても、さまざまな機能性 を有しております。  麻が天然にもつ機能性を、 具体的製品をとおして紹介 します。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 25
  • 26. 世界各国の麻栽培状況 OECD(経済開発協力機構)30カ国における麻栽培の状況です。 栽培推進国 非栽培国 イギリス、ドイツ、フランス、イタリア ベルギー、デンマーク、 、オランダ、フィンランド、スウェー ギリシャ、アイルランド、 デン、オーストリア、スペイン、チェ ルクセンブルク コ、ハンガリー、ポーランド、スロヴ ァキア、カナダ、メキシコ、オースト ラリア、ニュージーランド、スイス、 ノールウェー、韓国、トルコ、ポルト 栽培抑制国 ガル、アイスランド 日本、 アメリカ合衆国 (一部の州で解禁) Resource ;EIHA(2005),FAO state(2004), Ivan Bocsa,The cultivation of HEMP(1998) Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 26
  • 27. プラスチック分野での活用 [自動車] メルセデス・ベンツ Sクラス(ドイツ) ロータスエリーゼ ヘンプ・エコカー(イギリス) 強力な麻の繊維を用いた繊維強化プラスチック 軽量化、安全性、環境性、経済性 地域の再生可能資源 1台10~20kg Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 27
  • 28. 建築分野での活用 [麻の家] [壁材] [断熱材] [ボード] ヘンプクリート吹き付け工法 [左官材] 麻の調湿性で、夏は涼しく、冬は暖かく! Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 28
  • 29. 麻壁の家(イギリスの例) 小さい家 総床面積52㎡ 壁厚300mm 麻壁49㎥使用(麻チップ4.9トン、石灰10.8トン) CO2固定 5.4トン 熱性能:U-バリュー(イギリス基準) 0.30W/㎡K 高断熱性、高吸音性、 耐久性、調湿性、快適性 デザイン性、耐火性、 耐害虫性、CO2削減性 廃棄物少、長期的な経済性 Hemp Revo Inc「麻壁技術ノート」より Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 29
  • 30. 家畜分野での活用 [馬] [豚] [牛] ■家畜分野における麻の活用方向■ 麻の祖飼料(エサ)として利用、麻の実をエサに利用、 麻の茎を炭にして応用、麻の敷料として応用 家畜にも飼育者にも消費者にもよく Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 30
  • 31. 農業分野での活用 [土壌改良材] [農業資材] 麻の実油かす 麻炭 紙マルチシート、鮮度保持シート、栽培補助材 ■農業分野における麻の活用方向■ 大気・土壌浄化(硝酸化窒素の解消)、病害虫抑制、 除草剤不使用、砂漠化防止、二酸化炭素(CO2)固定 etc 地球にやさしく、食べ物を大事に、自給率up Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 31
  • 32. 食品分野での活用 [麻の実オイル] [麻の実、麻の実ナッツ] 麻の実 麻の実ナッツ 良質のタンパク質(必須アミノ酸)、食物繊維、 ミネラル、オメガ3など栄養たっぷりの健康食品! トランス脂肪酸、コレステロールはゼロ! Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 32
  • 33. 化粧品分野での活用 [石けん] [シャンプー] [ハンドクリーム] 美肌づくりに欠かせず、人が自ら作り出せない『必須脂肪 酸=リノール酸(オメガ6)、αリノレン酸(オメガ3)、γリノ レン酸(オメガ6)』が豊富。浸透力と保湿力に大変優れ、 お肌を柔軟に保ち、潤いを与える。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 33
  • 34. 医薬品での活用  古来より、喘息やアレルギー、痛み止めなどに効く漢方薬として 使用されていました。(種子は「麻子仁(ましにん)又は火麻仁(かまにん)」、 根は「麻根(まこん)」、茎皮部の繊維は「麻皮(まひ)」、葉は「麻葉(まよう)」、雄株の 花穂は「麻花」、雌株の花穂は麻蕡(まふん)という呼び名で使用)  難病(ガン、HIV(エイズ)、アルツハイマー、うつ病、強迫性障害 、不眠症、てんかん、気管支喘息、帯状疱疹、多発性硬化症、 筋萎縮性側索硬化症、クローン病、パーキンソン病など)=約 250種類の疾患に効果があるという研究結果があります。  現在、アメリカ合衆国の一部の地域とカナダ・イスラエル・ベル ギー・オーストリア・オランダ・イギリス・スペイン・フィンランドなど 多くの国で、難病を患った患者への使用が認可されています。  日本での認可には遠い道のり。(ただし、大学等での研究はすすんで いる。また、大塚製薬はアメリカで研究、医薬品を販売予定。) Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. (参考)医療大麻を考える会:http://www.iryotaima.net/ 34
  • 35. バイオマス燃料用途での活用 ヘンプカープロジェクト 2002 4500km以上を縦断 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 35
  • 36. Ⅲ.中国ヤンガーグループ (漢麻産業投資控股 有限公司)での 漢麻プロジェクト状況 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 36
  • 37. 中国:漢麻研究開発経緯 2000年初頭より、中国国策の一環にて漢麻研究開発プロジェ クトが発足。 2003年、衣類分野の研究開発をヤンガーグループが担うこと が決定。 2007年4月、漢麻専門会社である「漢麻産業投資控股有 限公司」を共同設立。 漢麻製品の研究開発・生産を推進。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 37
  • 38. 漢麻産業投資控股有限公司 資本構成 投 ヤンガー40% 軍用漢 技 漢麻産業 麻資材 資 宜科科技51% 投資控股 术 研究セ (ヤンガー関連企業) 有限公司 ンター 雲麻実業9% 方 ※第1次投資金額は、2億元(≒30億円) ※さらに、今後5年間で20億元(≒300億円)以 上の追加投資を目論んでいる。 備注:「総后」は軍の指導機関の一つ。軍の指導機関には、総政治部、総参謀部、総后勤部があり、その 上に国防部、中央軍事委員会がある。総後勤部は、軍の後方勤務(兵站)部門を一元管理する機 関。部隊の戦闘力を維持・増進し、作戦を支援する機能・活動をいう。一般的に弾薬・食料・燃料な どの補給、武器、装備の性能維持のための整備、衛生(医療)、物資や装備の輸送などの労務を包 括的に指す。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 38
  • 39. パートナー紹介 宜科科技 中央軍事委員会後方勤務部 中国服装輔料(副資材)を取り扱う龍頭 軍需装備研究所 企業、50年の発展歴史を有し、「業界の 軍用漢麻材料研究センター リーダー、業界のスタンダード」の名声を 有している。国を代表するハイテク企業 総后軍需装備研究のために設立さ であり、総后軍需資材研究開発試験の れた国内漢麻材料研究権威機構 基地である。 漢麻産業 ヤンガー 投資控股有限公司 雲麻実業 紡織服装業、不動産建設業、金融証 券投資を営む大型集団企業で“ヤン 漢麻産業化プロジェクトを目的として ガー”シャツは12年連続して業界1位 初期に設立された開発企業 を占め、“ヤンガー”スーツは連続7年 間トップの位置を占めた。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 39
  • 40. 主要開発商品 第1フェーズ(2007年4月~) 漢麻糸 漢麻生地(織物、編物) 現在は、漢麻衣類を中心に展開中 漢麻製品 漢麻原料各種(打成麻、二粗、木粉、木塑複合材料) 第2フェーズ以降 生物柴油、建材、食品、化粧品、蛋白粉、粘着剤、紙類など Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 40
  • 41. 「漢麻」畑 ヤンガーでは、漢麻産業投資控股有限公司を通じて、雲南省、 黒竜江省、内蒙古自治区に約5000haの漢麻畑(東京ドーム約 4500個分)を作りました。2015年までに約5万ha、2020年には 約50万haに拡大する計画を立てております。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 41
  • 42. ◆「漢麻」栽培拠点 雲南省 雲南省 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 42
  • 43. 「漢麻」専門加工工場 漢麻産業投資控股有限公司では、雲南省に大規模な「漢麻」専門 加工工場を建設し、2009年より生産開始しました。 ◆ 漢麻産業投資控股有限公司 プロフィール 第1期(2010年予定) : 工場敷地面積:14,500㎡ 建築面積:1,130㎡ 投資総額:20億円、 漢麻繊維の生産:2000トン/年 (漢麻糸 3000トン、漢麻生地 900万m 生産可能) 企業生産加工価額:15億円 第2期(2011年~): 漢麻繊維の生産:5000トン/年 企業生産加工価額:37億円以上 ※今後、中国本土内に原料基地と生産基地を建設していく予定です。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. (2020年で6カ所の生産基地を計画) 43
  • 44. 加工機械 大規模生産を安定的に行うために、数々の最新の加工機械を導 入しております。 Hemp fiber opening machine Hemp steam explosion machine Hemp fiber steam and boil machine Hemp liquid ammonia machine Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 44
  • 46. 取扱商品(糸)  ヤンガー屈指の紡績技術を背景に、漢麻細番手の 糸開発を推進しております。 現在、60Nm(世界最細)までの製品化に成功しており ます。 ◆漢麻糸ラインアップ 漢麻100%糸 漢麻/コットン混紡糸  60Nm 100% 漢麻  60s 漢麻/Cotton blended  40Nm  40s  36Nm  32s  32Nm  21s など…  28Nm など… Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 46
  • 47. 取扱商品(生地)  ヤンガー日中紡の技術力/生産力を背景に、お客 様のご要望に応じた生地の開発を推進します。 ◆漢麻生地 漢麻織物/編物/毛織物 漢麻混紡生地各種 (コットン,オーガニックコットン, ウール,_シルク,リサイクル・ ポリエステル,大豆など) Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 47
  • 48. 「漢麻」繊維 脅威の多孔構造: 漢麻繊維の多孔構造により、吸湿性と発 汗性(吸汗速乾性)を高め、調湿性を保 ちます。 また、自然状態において漢麻繊維内に多 くの酸素を取り入れることになり、酸素を嫌 う菌の生存環境を破壊します。 漢麻特有の化学成分: 漢麻が保有する化学成分である多種の 活性フェノール類(THC4水素大麻フェ ノール、CBD大麻二フェノール、CBN大麻 フェノール)、有機酸(オリーブ酸、熊果酸、 16アルキル酸)及び無機塩(NaCl)が細 漢麻繊維の多孔構造 菌に対する抗菌、抑制作用をもつ。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 48
  • 49. 「漢麻」天然に備わる五大機能 ① 吸 汗 速 乾 性 ② 抗 菌 性 ③ 制 菌 性 ④ 消 臭 性 ⑤ 強 力 性 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 49
  • 50. 「軍事用」の状況  「軍事用」としては、漢麻ニット、漢麻織物を企画研究し、軍服 用生地、シャツ用生地、トレーニング用生地、軍靴用生地、イン ナーパンツ用生地。量産の対象となる漢麻トレーニングウェア、 サマー作業福、ブリーフ、軍事用タオル、および、タオ ルシーツ等は、既に部隊将 兵に試着用として発給した が、評判は極めて良い状況 です。  ちなみに、中国人民解放軍 への高性能漢麻靴下 は年 間200万足を越える供給を 行っています。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 50
  • 51. 「民間用」の状況  「民間用」として、100種類ほどの生地を開発しているが、主な 用途はスーツ、シャツ、カジュアルウェア、カットソー、装飾資材 等であり、国内の著名なテキスタイル、および、製品を扱う企業 は漢麻商品の開発と普及に積極的に参画しています。  中国ヤンガーとしては、オリジナル漢麻ブランド「漢麻世家 (HANP)」と、海外企業への供給(糸、生地、製品)を通じて展開 しています。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 51
  • 52. 漢麻オリジナルブランド『漢麻世家』  中国ヤンガーでは、2010年1月より漢麻を用いたオリジナルブ ランド『漢麻世家』を展開しております。  現在は、寧波、杭州、北京、雲南省などに5店舗を展開しており 、本年中に上海などを含め10店舗ほど出店の予定です。  寝装具、シャツ、パンツ、 ソックス、タオル、などを 展開しております。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 52
  • 54. 政府高官部からの奨励 中華人民共和国 胡 錦濤 主席 『漢麻事業開発 『漢麻事業開発 は、国家、軍部、 は、国家、軍部、 国民の利益のた 国民の利益のた めに必ずうまく めに必ずうまく 取り組むように』 取り組むように』 と指示。 と指示。 (2005年5月) (2005年5月) 中国人民解放軍後方 勤務部軍需油糧部 周林和部長 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 54
  • 55. 漢麻繊維は、欧州で高い評価  2010年10月6日、首都ローマは中国企業代表団を迎えた。ヤンガー「漢麻世家」生 活館をイタリアに持ち込み、中国漢麻繊維産業化の最新科学技術の成果を紹介した 。ヤンガー漢麻繊維の活用とサミット会議の公開は、中国イタリア財団主席等を参加さ せることになっただけでなく、Armani、Ermenegildo Zegna、CK、Adidas及び染色加工、 紡績数社の代表が、この会議に列席した。  イタリアで展示されたヤンガーの漢麻世家商品は、欧州紡織服装業界で話題となり、 中国自身が研究開発した漢麻製品の出現に驚嘆した。その場で中国との提携を申し 入れた企業もあった。  欧州連合(EU)、ドイツ、スイス、オーストリアの紡織 協会会長は、中国漢麻の成果に対して、高く評価 した。4名の会長は、漢麻繊維産業化は確かに人 々を驚かせた、と述べた。50年前は、欧州でもか っては漢麻紡出に必死になってやったが、脱胶技 術は成功しなかった、と言う。彼らは、漢麻繊維の 前途は明るい、との認識で一致した。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 55
  • 56. イタリア代表団の北京訪問  10月6~16日ヤンガー集団総裁李如成及び解放軍総後勤部軍事用漢麻原料研究 センター主任張建春少将による欧州訪問に対する迅速なる対応として、同年10月23 日にイタリア中国財産代表団一行9名(イタリア中国財団の上層部と数社の繊維企業 の代表団)が北京を訪問し、解放軍総後勤部軍用漢麻原料研究センターと、中国イタ リア新素材研究開発の具体的な事案について会議をもった。  中国、イタリアは共同での漢麻研究開発活動を通じて市場開拓、商品開発により漢麻 製品を広く全世界に普及さすことになった。  イタリア中国財団は5000万元出資して、双方共同で研究開発用資材(特にバイオ資 材)を提供する計画。同時にイタリアの先端技術を中国企業に紹介する。イタリア国家 教育と科学技術国際協力の局長は、イタリアと中国の新素材研究開発センターの設 立をサポートし、優良企業の中国側との提携を積極的に推進し、このプロジェクトが両 国政府間の協力プロジェクトに引き上げ、更にはUK(欧州同盟)がこのプロジェクトをサポ ート努力すること、を表明した。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 56
  • 57. (参考)ヘンプ繊維が普及してこなかった理由①  ヘンプ原料そのものが不足  収穫したヘンプ茎のうち紡績糸になるのは全体の4~5%だけです。量産化を 軌道にのせるためにも、価格低下・安定させていくためにもヘンプの絶対的な量 を増やす必要があります。 30% 10% 4-5% スカッチング コーミング 紡績 茎(レッティング後) 繊 維 スライバー 糸 (750kg) (225kg) (75kg) (37kg) 10% 50% 麻 く ず ( )内は、1haあたりの収穫量 (75kg) 麻 幹 (375kg) ※残り10%は不明となる。 → ヤンガーグループでは、広大な麻の畑を作り原料供給を促します。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 57
  • 58. (参考)ヘンプ繊維が普及してこなかった理由②  細番手糸加工の難しさ  ヘンプ繊維は太さ、繊維長のバラツキが多く、しかも表面が平滑で撚性に乏し いため、紡績(特に細番手の糸開発)は大変難しいものとされてきました。 → ヤンガーグループでは、その技術力を背景に細番手の開発に本腰を 入れて挑戦しております。  大量一貫生産体制が確立されていない  ヘンプ糸を量産できる体制を築く必要があります。今までは中小規模の工場し か存在しませんでした。 → ヤンガーグループでは、その生産ノウハウと資金力を活かしてヘンプ 糸/生地の量産化に取り組んでおります。 Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 58
  • 59. 『Enjoy Hemp Life! 麻福』とは?  「麻福」とは、当社独自に展開しているオリジナルブランドです。中国 ヤンガーとは関係ない日本ヤンガー独自の試みになります。  日本人、日本風土に合った、日本ならでは商品づくり、具体的には、 人々が健康で美しく幸せな毎日を過ごすことができるよう、Tシャツ、 靴下、寝装具といった基礎衣料品を中心に、就寝用のマスクや手 袋といった健康・美容を促進する 商品を展開しております。  原料(糸や生地など)は、中国(中国ヤン ガーなど)より調達したものになりますが、 最終製品まで中国で生産するのではなく、 縫製、染色、加工などで日本のモノ作り 会社と連携をとって、最終製品にすること Enjoy Hemp Life! 麻福 を心がけております。 http://asafuku.jp/ Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 59
  • 60. 弊社連絡先 ご問い合わせ・ご要望がございましたら、 お気軽にご連絡お願いします。 ヤンガートレーディング株式会社 〒100-0014 東京都千代田区永田町2-9-6 十全ビル603号 TEL : 03-6206-1170 FAX : 03-6206-1171 Welcome to the HEMP world. Copyright(C)2011 YOUNGOR TRADING CO., LTD. 60