北海道の観光20110212
- 2. 目次 北海道の観光客数 旭川について ( 旭山動物園の波及効果 ) 夕張について ( 財政破綻とその後 ) 知床 ( 世界遺産登録の影響 ) ニセコ ( 豪人のスキー天国 ) 陸別 ( 小さな町の Twitter 運用 ) 論点 今後の自分の課題
- 3. 観光産業の占める地位 波及効果も含めると 約 1 兆円 農業産出額にも匹敵する重要な産業 ・高度経済成長期以来の北海道観光ブーム ・豊かな自然と代理店の作ったブランドで集客できていた。 単位:億円 データ元:北海道観光経済動向調査
- 4. 宿泊旅行者数比較 単位:人 ( 延べ人数 ) 全国の国内旅行者数の減少と比べると比較的減少幅は少ない。 一方で沖縄は継続的に県外観光客を増やしている。 データ元:各道県の観光統計、観光庁「 宿泊旅行統計調査 」 ※ 左軸は全国、->軸は北海道、沖縄 ( 沖縄のみ県外観光客数です ) 出典:ブランド総合研究所
- 5. 観光客数 ( 延べ人数 ) 比較的日帰り旅行の減少幅は大きくなっている。 単位:人 データ元:北海道 観光入込客数調査報告書
- 6. 観光客数 ( 実数 ) 道内客の減少傾向と割合は小さいながら 外国人観光客の増加傾向がある。 ※ 道内 ( 折れ線 ) が左軸 単位:人 データ元:北海道 観光入込客数調査報告書
- 7. 観光客数 ( 道内客 ) 北海道の人口推計 ・ツアー等の整備によって、安価に道外旅行が可能になった。 ・道内人口の減少 単位:万人
- 8. 観光客数 ( 外国人客 ) 月別観光客数 ・冬にスキー上としてのブランド認知の高まり ( ニセコなど ) ・夏のバカンス人気上昇中 単位:人 データ元:北海道 観光入込客数調査報告書
- 9. 観光客数 ( 道外客 ) ・他都道府県の台頭 ( イメージの変化 ) ・施策の不足 ( 代理店頼り ) 一例としての修学旅行 単位:校 単位:人 データ元:北海道 観光入込客数調査報告書
- 12. 夕張 ・財政破綻 (2007) に向けて 1980 年「炭鉱から観光へ」政府主導の観光施策 夕張石炭の村 ( 第 3 セクター ) 観光入込数 58 万人 (1980)->230 万人 (1991) ※ 閉山の負債 580 億 その後も 130 億円の赤字 問題点 観光を通じて得られた利益が地域資源の価値向上のために再投資されなかった 地域の主導に見えて地域外の関係者の力強かった ( 北炭や松下興産、補助金など )
- 14. 知床 ・ 2005 年の世界遺産登録後も伸び悩む観光客 データ元:観光庁「宿泊旅行統計調査」 単位:人
- 15. ニセコ ・クチコミで訪日豪人大幅増 ( 道内の外国人宿泊延数の半分 ) も データ元:観光庁「宿泊旅行統計調査」 単位:人 外国人宿泊延数上位(この 5 市町村で北海道全体の 99.7 %)
- 16. 陸別町 ・人口 3 , 000 人に満たない町 ・緻密なマーケティング的な Twitter 運用を実施 ・観光誘致、移民誘致 ( 一定の効果 ) 、企業誘致が目的 ちなみに隣の上士幌はソーシャルメディア運用担当者を用意しているらしい 集計方式の変化 データ元:観光庁「宿泊旅行統計調査」 単位:人
Editor's Notes
- 北海道における観光産業の重要性。 農業にも匹敵する重要な産業となっている。 それには、、、
- 全国の宿泊旅行者数と比較しても北海道はここ数年の減少幅が比較的少ない 都道府県の魅力度ランキングでも 3 年連続首位となっていて、北海道と言う地域ブランドの卓越性
- 観光産業のシュリンクが言われているけど、その最たるものは道内関係者の日帰り旅行で、数字のトリック的な。 もちろん宿泊旅行も減っている。
- それぞれに分けて考えると、、、、
- 道内客の減少の原因
- ニセコのリピート率の高さ (5 割以上 ) 良質なクチコミ 国内のブームに左右されない海外需要 http://www.hkd.meti.go.jp/hokiq/kanko_global/chapter3.pdf ・洞爺湖サミットの影響? 2008->2009 年で急激に上昇
- 国内旅行 ( バカンス ) の代名詞だったのは昔の話。 2002 年以降の沖縄の大々的なキャンペーンのような具体的な施策の不足。 イメージの弱体化
- 北海道はでっかいんです。 それぞれの地域ごとの動向を。
- 旭川と旭山動物園、相関係数で 0.9 と高い相関。
- 問題点 観光を通じて得られた利益が地域資源の価値向上のために再投資さえず 次第に最初と論点がずれて、地域のリソース ( 炭鉱とメロン ) と関係の無いものを 観光設備として建設 ( ロボット、ゲーム、 ) 地域の主導に見えて地域外の関係者の力強かった ( 北炭や松下興産、国の補助金な )
- ■ 2009 年に花畑牧場 夕張 工房 ■ 民間企業のノウハウ・活力を導入しスキー場等が再生 これまで市営であったスキー場や主な観光施設は、指定管理者制度により民間企業が運営している。同社では、スキー 場、宿泊施設及び観光施設等の情報を4カ国語(日英中韓)対応のホームページで発信しているほか、運営するホテル のテレビについて中国・韓国の衛星放送を視聴可能とした。また、スキー以外の体験として「雪遊び王国」を設け、外 国人観光客が雪上ドライブを体験できるようにした。こうした取組等により、冬期間の外国人観光客は増加し、従来なかっ た中国、マレーシアからも来訪があった。 ■ 市民活動主体により「ゆうばり映画際」が復活 「ゆうばり映画祭」は国内外に知名度のある夕張市の重要な観光イベントであり、市は財政破綻後、事業主体として対 応することが困難となっていたが、ネクスト夕張、ゆうばりファンタ等民間団体が事業主体となり開催された。 ■ 民間企業等による新たな観光開発の取組 民間企業をはじめ各方面で夕張市の観光を推進する動きがある。例えば、 ( 株 ) ニトリでは、市内に2万本の桜を植樹 し日本一の桜の名所を目指す「桜プロジェクト」を展開している。また、夕張市の特産品として、メロンに次ぐ商品と して石炭シュークリームの開発等が行われている。
- 屋久島 パワースポット エコツアー的な見せ方の加速
- これで 99.7 %。外人にとって、「北海道」という場所ではなく、その中のどこかに行くことが重要。 地域としてのブランディングの重要性。
- 2009 年の観光者の伸びに関しては少なからず Twitter の影響による都内へ向けた発信の影響はある、と。 担当者に話を聞いてブログにも書きました。 「どんな優れたサービスも人がいないと使えないから、本当はアカウントの運用も含めて、アウトソーシングできる受け皿がもっとあるといいよね。」
- ・外国人に対するさらなる魅力伝達。 夏と冬に分けたアプローチ。 支えあえる仕組み 双方の観光地をまわるうような取り組みの作り方 北海道に来る理由 北海道を周る理由、まわる足 北海道自体行きたい地域ランキングでも首位なのに、実際は冬には沖縄の方が 自分ごとかされていない。いつかはクラウン的な、ちょっと違うか。 北海道が得意なのは、大型の集約型の観光。 バス旅行とか。 個人志向への対応が遅れている。