報奨金制度の近況について
サイボウズ株式会社
PSIRT 大塚 由梨子
自己紹介
▌Yuriko Otsuka
▌2009年 入社
▌東京品質保証部 Cy-PSIRT所属
▌業務内容
 報奨金制度の運営
 外部監査・外部検証 のハンドリングと管理
 脆弱性の評価
▌好きなもの
旅行、映画鑑賞、ピアノ、B’z
相棒鑑賞(水谷豊)、踊る大走査線鑑賞(ギバちゃん)
Agenda
1. 報奨金制度の歴史
2. 報奨金制度の近況 (4つの施策)
3. 脆弱性評価の裏側
4. 印象的な報告 (2017年度)
5. 報奨金制度の今後
報奨金制度に参加したことがある人、いますか?
報奨金制度の歴史
▌2014年 報奨金制度スタート
 同年8月、バグハンター合宿を開催
▌2017年 4年目に突入
 3年間の傾向を参考に、複数の施策を検討
報奨金制度の歴史
170件
729万円
92件
386万円
111件
446万円
▌延べ240名が参加 (制度開始 ~ 17年8月現在)
▌年を追うごとに、製品が堅牢な状態に改善されております
▌長らく制度を運用していることによる堅牢なイメージもあり、報告件数が
毎年減少傾向に。
報奨金制度の近況 (4つの施策 )
▌1.キャンペーンの開始
PSIRTからの提案当初は、「倍額キャンペーン」でした
本部長に報告したところ、もっとやっちゃえば!・・・ と。
ありがとうございます。「5倍」 にしちゃいます。
報奨金制度の近況 (4つの施策 )
https://cybozu.co.jp/products/bug-bounty/pdf/campaign2017.pdf
「最大5倍キャンペーン」スタート (2017/07/07 ~ 2017/12/20)
報奨金制度の近況 (4つの施策 )
▌1.キャンペーンの開始 (2017/07/07 ~ 2017/12/20)
最大5倍キャンペーンの影響もあり、報告数は増加傾向。
報告数 :82件
認定数 :41件
報奨金額:4,443,000 円
※2017年度スタート ~ 8/8 時点。キャンペーンの金額を反映済。
170件
729万円 92件
386万円
111件
446万円
報奨金制度の近況 (4つの施策 )
▌2.バグハン合宿の開催
 11月頃、弊社開催予定!(おそらく 11/3,4)
 3年ぶり2度目の開催
 途中参加・途中退出OK
 宿泊なし
バグハン合宿限定の参加者特典についても、検討を進めています。
(合宿限定製品 or 報奨金上乗せ など)
より多くの人に興味を持っていただけるよう、弊社の開発者も巻き込み、
鋭意計画中です。
報奨金制度の近況 (4つの施策 )
▌3.リアルタイムランキングの開始
報奨金制度のランキングを、見える化しました。
前年まで:年度終わりにランキングを公開
本年度 :週に1度、Twitterでランキングを発信
♯CybozuBugBounty
報奨金制度の近況 (4つの施策 )
▌4.制度の英語化に対応
海外のバグハンターへのアピールを開始しました。
前年まで:英語版は参加規約のみ。それ以外は全て日本語
本年度 :各ドキュメントの英語版を作成し、公開済。
※参加資格は、日本語・英語でコミュニケーションできること。
https://cybozu.co.jp/products/bug-bounty/en/
脆弱性の評価の裏側
▌基本的な流れ
1.着信 :専任メンバーを置き、迅速にやり取りできるよう体制を整えています。
2.受付 :脆弱性情報の管理DBに、報告された内容を登録。
3.評価 :再現確認を実施。再現し、脆弱性と認定できた現象に対して、
CVSS v3 に基づき評価します。
4.クローズ連絡 :認定可否 & 評価結果 & 報奨金 について報告者に連絡
5.クローズ :お支払いなど、事務手続きの合意が取れたらクローズ。
PSIRT
評価・議論
クローズ受付
脆弱性の評価の裏側
▌「評価」の流れ
1.評価担当者が、CVSS V3 に基づいて評価
2.レビュー担当者が、評価レビューを行う
3.評価担当者が、社内告知を作成
4.レビュー担当者が、告知レビューを行う
5.社内(プロダクト)に、脆弱性と評価結果を告知
6.評価完了
脆弱性の評価、告知の内容ともにレビューを実施しています。
また、CVSS V3の各項目に弊社独自の「評価指標」も追加し、それに基づいて評
価を実施することで、評価者によって結果が異ならないよう取り組んでいます。
脆弱性の評価の裏側
▌「評価」の裏側
特別な特権は不要のため、「低」としている
必ず、項目ごとに理由を記載する。
この脆弱性では、攻撃に特定IDは不
要という理由で、「低」としている。
「評価指標」を引用し、理由としている
印象的な出来事 (2017年度)
▌認定翌日、共通仕様に追加
通常はPSIRT内で完結しますが、影響度の高い報告やチーム内で判断できない現象については、
TLM(Tech Lead Meeting)にて、本部長を含む関係者間で議論(オンライン)されます。
今回、影響度の高い現象が報告され、対応策が共通仕様に追加されました。
PSIRT
評価・議論
TLM
議論
クローズ受付
7/27
評価
開始
7/27
着信
8/16
共通仕様に
8/02
TLMへ
報告
8/15
認定
連絡
報奨金制度の今後
▌バグハンターの方々にとって魅力的な制度であり続けるよう、様々な施策を
検討していきます。報告の分かりやすさ点など、現在の評価に追加するポイ
ント制についても検討中です。
▌情報発信に力を入れ、日本のみならず海外のバグハンターへもアピールをし
ていきます。
▌迅速なクローズ、検証環境の安定稼働 に引き続き取り組んでいきます。
報奨金制度に参加したくなった人、いますか?
バグハンターの方々と一緒に作り上げていく制度にしていきたいと
考えております。企画や新しい要望等ございましたら、
ご意見いただけますと幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

報奨金制度の近況について