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第 6 章
譯者簡介:
wendy /日文檢定一級合格,常看 NHK
第 6 章 損害
本件原発事故は、大量の放射性物質を大気 中
に放出した。本件原発事 故による避難 区域指
定は、福島県内の 12 市町村に及んでいる。ま
た、警
戒区域、計画的避難区域 、緊急時避難区域内の
避難住民は 、約 14 万人に
及んでおり、避難区域外に住む住民の中にも本
件原発事故の危険から 逃 れるために、避難を
した住民が 多数存在する。
本件原発事故については 、リアルタイムで、テ
レビ、ラジオ、新聞、インタ ネ ッ トなどで報道
がなされている。本件原発事故は、1 号機、2 号
機、3 号機の炉心が損傷し、1 号機建屋お よび 3
号機建屋、4 号機建屋 が爆発するというシビア
アクシデント (過酷事故) である。シビアア
ク シデン ト (過酷事故) とは、原発事故の
うち、「安全設計の評価上想定さ れた手段では
適切な炉 心の冷却又は反応度の制御ができな
い状態であり 、
その結果、炉心の重大な損傷に至る事象 J
をいう (甲 1・96 頁)。とりわけ、本件原
発事故の爆発映像は 、直ちに世界中で報道さ
れるこ
ととなった。この映像は視聴者に、ただちに放
射性物質の拡散と いう事 態を想起させるも
のであり、本件原発事故がシビアアクシデント
である ことを瞬時に理解させ、世界中の人々
に大きなシ ョックと恐怖を与えた。 これらの
報道に接した人々は 、それだけで、多大な精神
第六章 損害
這次核電事故大量的放射線物質排放
到空氣中。由於這次核電事故避難的指
定區域擴及 12 市鄉鎮。此外,,警戒區
域、計畫性區域,緊急時避難區域約
14 萬人,即使是住在避難區外的人,
為了從核電事故的危險逃出,也有很
多居民在避難。
有關這次核電事故真實時間、電視、,廣
播、報紙、網路都有報導。這次核災事故
1 號機、2 號機、3 號機的爈心有損傷,
1 號機廠房及 3 號機廠房、4 號機廠房
爆炸稱之為嚴重核電事故。所謂嚴重是
指核電事故,假設判斷安全設計的方
法,不能適當的冷却爈心及控制反應
度的狀態,其結果、達到爈心的重大損
害稱之為 J 現象現 (甲 1.96 頁)特別的
是,這次核電事故的爆炸畫面直接在
全世界播報。這些畫面對觀眾而言,使
人想到放射線立即的擴散的狀態,讓
人瞬間理解到這次核是嚴重的,帶給
了全世界人們極大衝擊,相對的也糟
受了極大的精神痛苦。
2
的苦痛を被った の である。
第 1 報道
本件原発事故は 、炉心損傷 、原子炉建屋の爆発
と 大量の放射性物質の 大気中への拡散を伴う
シビアアクシデン トで、あったが、その事故の
状況 はリアルタイムで世界各国に報道された。
特に 日本においては 、地上波 テ レビの放送局
各局は、報道特別番組を長時間に わたり放送
し、東日本大震災によ る各地の被災状況と と
もに本件原発事故の進行状況を逐一報 道した。
また、テレビ以外の新聞やインタ ネットなど
のメディアにお いても、本件原発事故の状況
は、大きく取り上げられた。
以下、本件原発事故当時の報道の概要をまとめ
る。
1 3 月 11 日の報道
2011 年 3 月 11 日、午後 4 時 47 分、NHK は第
一原発で、地震で停止 した 5 基の原発におい
て、原子炉を冷やすた めに必要なデ、イ ゼノ
レ電源、の一部が使えなく なったと報道した。
その後、午後 7 時 3 分に管総理大臣が原子力非
常事態宣言を出したこ とを受け、NHK は午後
7 時 26 分に原子力非常事態宣言が出さ れたこ
と を報道した。
同日午後 9 時 52 分から枝野官房長官が会見を
行い 、午後 9 時 23 分に
福島第一原発から 半径 3 キロ以内の住民に避
難指示、3 キロから 10 キロ の住民に屋内退避
の 指示を出したこと を発表し、NHK は午後
10 時 46 分に避難指示が出されたこ とを報道
した。
同日午後 10 時 54 分、TBS は第一原発 2 号機
で炉心の冷却ができない 状態になっており、
放射能漏れの恐れがあると報道した。
2 3 月 12 日の報道
第 1 報導
這次的核電事故為爈心損傷、核反應爐
廠房爆炸,伴隨大量的放射線物質向
空中擴散的嚴重事故,這種事故的情
況為嚴重核電事故被全世界各國報導。
特別是、日本無線數位電視電視台各局
是長時間播報特別節目,因東日本大
地震各地的受害狀況,同時也遂一報
導這次核電事故的進行狀況。同時、電
視以外的報紙、網路等媒體也對這次核
電事故狀況大量的報導。
以下整理了這次核電事故當時報導的
概要。
1. 3 月 11 日的報導
2011 年 3 月 11 日下午 4:47 分、NHK 報
導:因為第一核電廠地震停止的 5 座
核電,為了要冷却核反應爐,必需的
柴油電源,其中有一部無法使用。
之後、晚上 7:03 分 總理大臣宣布核電
緊急狀況,NHK 晚上 7:26 報導:宣
布核電緊急狀況。
晚上 9:52 分枝野內閣官房長官舉行記
者會,晚上 9:23 發布福島第一核電廠
半徑 3 公里內的住民強制避難、3 公里
到 10 公里屋內緊急避難,NHK 晚上
10:46 報導:避難指示。
當天晚上 10:54 分 TBS 報導:第一核
電廠 2 號機爈心無法冷卻狀態,放射
線可能外泄。
3
午後 12 時 12 分、NHK は第一原発 1 号機で、原
子炉を冷やす水の水 位が下が り、午前 11 時
30 分現在で、核燃料棒を束ねた 、燃料集合体が
水面の上、最大 90 センチほど露出する危険な
状態な ったこと、東京電力 が原子炉格納容器
内の空気を外部に放出する 作業を午後 9 時か
ら始めた と報道した。
午後 2 時 13 分、テレビ朝日は、原子力安全 ・
保安院は、第一原発 1 号 機でメルト ダウンが
始まっていると発表したことを報道した。
午後 3 時 40 分、ロ カル放送である福島中央放
送が第一原発 1 号機の 爆発映像を報道した 。
午後 3 時 52 分、TBS は、第一原発から水蒸気
と 思われる煙が上がっている、半径 10 キロメ
トル以内の方は速やかに避 難してくださいと
報道した。
午後 4 時 49 分、日本テレビは 1 号機の水素爆
発の映像を報道した。午後 7 時 35 分、NHK は
「 日本の原発で初の炉心溶融」「福島第一原発
避難区域 20 キロに J とのテロ ップを流した。
3 3 月 13 日の報道
朝日新聞及び読売新聞は 、いずれも一面ト ッ
プに 1 号機の水素爆発の 写真を掲載した (甲
2) 。
また、ニュ ヨ ク・タイムズ (アメ リカ)
は 1 面に原発事故による
避難者の写真を掲載し、タゲスシュピ ゲル
(DER TAGESSPIE GEL、 ドイツ)、頭果 日
報 (台湾) は水素爆発の映像を掲載した。
4 3 月 14 日の報道
午前 11 時 15 分、NHK は「3 号機で、爆発音 J
とのテロップを流した。
午前 11 時 20 分、NHK は「3 号機でフ k 素爆発
保安院」 とのテロ ップ
を流した。
午後 3 時 38 分、NHK は「2 号機 冷却機能失わ
れる J とのテロップ を流した。
2. 3 月 12 日的報導
零晨 12:12 分、NHK 報導:因為第一核
電廠 1 號機冷却核反應爐的水位下降,
目前現在 11:30、燃料棒梱在一起,燃
料束露出水面上最多 90 公分的危險狀
態,東京電力公司 9 點開始進行反應
爐壓力槽內空氣排到外部作業。
下午 02:13 分、朝日電視報導:日本原
子力安全保安院發表第一核電廠 1 號
機開始爐心融解。
下午 03:40 分、地方性福島中央電視台
報導:第一核電廠 1 號機爆炸畫面。
下午 03:52 分、TBS 報導:認為煙是由
第一核電廠的水蒸氣冒上來,半徑 10
公里以內的人請迅速避難。
下午 04:49 分、日本電視台報導:氫氣
爆炸的畫面。
晚上 07:35 分、NHK 報導:「日本核電
的首次爐心融解」播放跑馬燈「第一核
電廠避難區域 20 公里」。
3. 3 月 13 日的報導
朝日新聞和讀賣新聞:全部都是頭版
刊載 1 號機氫氣爆炸的畫面(甲 2) 。
而且、紐約時報刊載 1 面,因核電事故
避難者的照片、鏡報德國) 、蘋果日報
(台灣)刊載氫氣爆炸的畫面。
4. 3 月 14 日的報導
上午 11:15 分、NHK 報導及播放跑馬燈:
3 號機爆炸聲。
上午 11:20 分、NHK 報導及播放跑馬燈:
3 號機氫氣爆炸 保安院。
4
午後 6 時 1 分、日本テレビは午前 11 時 1 分の 3
号機における爆発の映 像を報道した。
午後 7 時 59 分、TBS 及び日本テレビは 2 号機
の燃料棒が全て露出し た状態になったことを
報道した。
5 3 月 15 日の報道
午前 9 時 2 分、TBS は「午前 6 時 10 分ころ 圧
力制御室で大きな衝 撃音」とのテロ ップを流
し、2 号機の圧力抑制室で何らかの損傷が否定
で きないと報道した。
午後 6 時 23 分、原子力安全 ・保安院は 4 号機
の使用済み核燃料プ ル
に絡む水素爆発で、原子炉建屋の 2 カ所に 8 メ
トノレ四方の穴を確認と の連絡が東電か
らあ ったと発表した。
第 2 本件原発事故による放射性物質の拡散
本件原発事故に よって放出された放射性物質
は、東京電力の推定で 、 ヨウ素換算 900PBq
(ペタベクレル 、lPBq = lOOO 兆 Bq) である
これ により、福島県内の 515 k d の土地が、年
間 20mSv 以上の空間線量と な る可能性のあ
る土地 となり、1800 k d の土地が、年間 5mSv
以上の空間 線量 となる可能性のあ る地域と
なった (甲 1・329 頁) 。なお、放射線防 護に
関する勧告を行っている国際組織である国際
放射線防護委員会 (ICRP) は、一般人の 1 年間
の被曝許容限度量を lmSv 以下と しており、
日本政府も 、従来、この基準を一般人の被曝限
度量と 考えてきた。
第 3 放射線に よる健康被害
1 放射線による健康被害
放射線被ばくは、健康に影響を及ぼし 、がん等
のリスクを高め ること は、現時点で共通の認
識と なっている。放射線被曝によ ってもたら
下午 03:38 分、NHK 報導及播放跑馬燈:
2 號機冷却機能故障。
晚上 06:01 分、日本電視台報導:上午
11:01 分 3 號機發生的爆炸的畫面。
晚上 07:59 分、TBS 及日本電視台報導
2 號機然料棒全部露出的狀態。
5. 3 月 15 日的報導
上午 09:02 分、TBS 報導及播放跑馬燈
上午 06:10 分左右,壓力控制室有極
大衝擊聲,2 號機的壓力控制室無法
否認有些損傷。
晚上 06:23 分、原子力安全保安院發表
因為連接 4 號機核廢料池氫氣爆炸,
東電通知確認核反應爐廠房 2 處有 8
尺四角的洞。
第 2 因這次核電事故放射線擴散
因這次核電事故放射線物質外泄,東
京電力公司推定碘換算 900PBq(放射
線量單位 lPBq = lOOO 兆 Bq) 。由此可
知,福島縣內的 515 k d 的土地,可
能達整年 20 毫西弗以上的被曝量,
1800 k d 的地區,可能達整年 5 毫西
弗以上的被曝量。(甲 1.329 頁) 。此外,
有關建議進行放射線的防護的國際組
織國際放射線防護委員會(ICRP)指
出一般人一整年被曝量容許限度量是
1 毫西弗以下,日本政府也可以考慮
遵循這個基準當成一般人的被曝限度
量。
5
され る健康上の障害は、急性障害と晩発障害
に分け られる。
急性障害は、一度に大量の放射線を浴びる こ
とによって生じる障害で
あり、リンパ球や白血球の減少、吐き気、発熱な
どの症状や、下血、紫 斑などの症状が起き 、被
曝線量が高く なると、死亡する場合も ある。こ
のよ うな急性障害は、一度に lOOmSv 以上の
放射線を浴びた場合に発症 する といわれてい
る。
これに対し、晩発障害は、低線量の放射線に被
曝した場合に 、数年か ら数十年経過後に生じ
る 障害であ り、このような低線量の放射線被
曝の 場合で、あっても、時間をおいて、がんや
白血病、遺伝的障害など の障害 が起きる可能
性が指摘されている。
がん等の晩発障害の発症については 、何 mSv
以下の被曝であれば 、発 症リスクがないとい
うような関値は存在しないと言われている。こ
れは、仮にごく低レベルの被曝で、あったとし
ても、DNA に修復不可能な損傷を 生じさせる
ことがあ り、それががん等の原因と なる可能
性があるからで ある。したがって、放射線の被
曝については、「合理的に達成できる 限り 低
く保たねばな らない (as low as reasonably
achievable) 」 (ALARA 原 則) とい うこと
が、国際放射線防護委員会 (ICRP) によって
すら確認さ れている。
ゆえに、放射線被曝によ る健康リ スクは、たと
え低線量であったとし ても否定できない。
2 内部被曝による健康リスク
放射線の被曝の種類に は、外部被曝と内部被
曝の 2 種類があ る。外部被曝は、人体の外部に
あ る放射性物質が発する放射線に被曝する
ことである。これに対して、放射性物質を吸引
したり 、放射性物質の付 着した食物や水を飲
むこと によって、放射性物質を体内に取り 込
み、体 内から放射線に被曝することを内部被
第 3 因放射線健康損害
1. 因放射線健康損害
放射線被曝曬會影響健康等,提高癌
症等的風險為目前普遍的觀點。由於放
射線被曝帶來的健康上的傷害分為急
性傷害和慢性傷害。
所謂急性傷害是一次大量的放射線被
曝產生的傷害,白血球或白血球的減
少、想吐等症狀、出現出血、紫斑等症狀,
高被曝曬量也可能死亡。像這樣的急性
傷害,一次 100 毫西弗以上被曝時會
出現。
相對於急性,慢性傷害是指低射線量
被曝時,經過數年到數十年後出現的
傷害,即便像這樣的低放射線被曝時,
被指出可能會出現癌症或血癌、遺傳性
等傷害。
有關於出現癌症等的慢性傷害,被曝
在多少毫西弗以下沒有風險,這類的
關連性並不存在。這就是說不管發生多
低程度的被曝,會出現對基因不可修
復的傷害,也是癌症等可能會出現的
原因。因此,有關於放射線被曝時「只
能儘可能合理保持低限量」,所謂的可
行性最低原則,由國際組織國際放射
線防護委員會(ICRP)確認。
所以,因放射線被曝,就算是低線量
也不能否定有健康風險。
2. 因內部被曝健康風險
放射線被曝的種類,分外部柀曝和內
6
曝 とし、う。
内部被曝をした場合 、放射性物質には 、その種
類に応じて 、体内の特 定の臓器 、部位に留ま
るも のがあることがわかっている。体内の特
定の 臓器や部位に留まった放射性物質は 、そ
の場で放射線を出し続ける こと になる。した
がって、特定の部位に留ま った放射性物質近
辺の細胞組織 は、強力な放射線エネルギ を継
続的に受け続けること になり、細胞組 織 、
DNA に与える損傷も、外部被曝と比較し、大
きいもの となる。
これまで、放射線被曝による健康リ スクにつ
いては 、国際放射線防護
委員会 (ICRP) によって評価が行われおり、
そのリスクモデ、ルは、基本 的に外部被曝を想
定して行われてきた 。しかし、前述のよう に、
内部被 曝は、外部被曝と は異なるメカニズム
により、人体に悪影響を及ぼすも のであり、外
部被曝を前提としたリスクモ デルでは 、内部
被曝による健 康リスクを適切に評価し得ない
と言われている。
したがって、ICRP によるリスク評価は 、欧州
放射線リスク委員会 (ECRR) から、「原子力事
故後の放射線被ば く、すなわち、内部被曝を も
たらす取り込まれた放射性物質に対する 適用
に有効性がなく 」「放射線 リスクの著しい過
小評価を招く」と批判されている (甲 3 ・342
頁) 。
これまでの研究を通じ 、内部被曝の場合には 、
低レベルの放射線量の 被曝で、あったとして
も、がんや白血病のリスクを高めることが明ら
かに なっている。低レベル放射線量の被爆に
よる 環境影響については 、世界 各地において
以下のよ うな事例が報告されてい る。
1983 年、イギリスの西カンブリアにある核燃
料再処理工場付近におい て、小児がん と白血
病の発症群が発見され 、それ以降、イギリス、
フラ ンス、ドイツなどの核施設周辺住民にお
部被曝二種。外部被曝為在人體的外部
放射線物質產生的被曝。相對於內部被
曝
,經由附著放射線物質的水或食物進
入體內,從體內被曝稱之為內部被曝。
內部被曝時,知道放射線物質隨其種
類停留在身體內特定的內臟、部位。放
射線物質停留在體內的特定內臟或部
位時,會持續放出放線射。因此,停留
在特定部位的放射線物質週圍的細胞
組織會持續接收強力的放射線能量,
帶來細胞組織、遺傳基因損傷,也比外
部被曝大。
至今、有關於因放射線被曝健康風險,
根據國際組織國際放射線防護委員會
(ICRP)進行評估風險模型,基本上
是假設進行外部被曝。不過,如前述,
因內部被曝是和外部被曝有不同的物
理過程,帶來對人體壞影響的物質,
以外部被曝為前提做風險模型,因為
內部被曝無法得到合理的健康風險評
估。
因此,根據國際組織國際放射線防護
委員會(ICRP)評估風險是由歐洲放
射線風險委會(ECRR)批評為「核電事
故後的被曝,也就是說,相對於內部
被曝引發的放射線物質無有效性適
用。」「招來明顯的過低評價」。
(甲 3 ・342 頁)
根據目前為止的研究,內部被曝時,
7
ける小児がんの発症リスクに関 する調査が行
われ 、核施設周辺住民の 間で、小児がんの発症
リスクの上昇 が認められた。調査の行われた
核施設で は、放射性物質が 、人々に摂取 ・ 吸
引されるような方法で、環境中に放出されてい
ること も認められてい る。
これらの調査の結果を受け 、欧州放射線リス
ク委員会 (ECRR) は、「英 国と ドイツにあ
る核施設周辺の集団から の証拠を含む、核施
設の近くに おける小児ガンの発生群の 存在に
関係するかなり の量の証拠を調査して きてお
り、そのような疾病の原因と なっているもの
は、その施設からの 放射線の放出物がもたら
す内部放射線被曝である J とし、放射線の内部
被曝が小児がんの発症リスクを高める と結論
付けてい る。そして、その 発症リスクは、従来
の ICRP が発表してきたリスクモデルより、非
常に 高い値 となっている (甲 3 ・194 頁)。
また、1986 年のチ ェルノブイリ原発の爆発事
故は、放射性物質の大規 模な拡散を招いた 。こ
の事故によって放出された放射性物質は世界
各国 に拡散され、アメリカ、東南アジア 、日本
においても、チェルノブイリ 原発事故によ っ
て放出された放射性物質が観測された 。この
大規模事故 により、ベラル シ地域の子供の間
では、甲状腺がんの著しい増加がみ られた。ま
た、ヨ ロッパにおける小児白血病の増加や、
におけるがんの増加が報告されている 。特に、
チェルノブイリ原発事故 による放射性物質の
降下期間中に母親の胎内にいた小児の小児白
血病の 増加は、イギリス、ギリシャ、アメリカ、
ドイツなどで報告されている
(甲 3 ・202 頁以下) 。
放射線の内部被曝による 影響は 、白血病やが
んな どにとどまらず、胎 児の死産 、不妊症、新
生児の奇形 、心臓疾患など多岐にわたる疾病
等の 発症率の増加が報告されており 、胎児期
および幼少期に被曝した子供に 、
即便是低程度的放射線量的被曝量,
明顯的會提高癌症或血癌的風險。有關
低程度的放射線量的被曝對環境的影
響,在世界各地被報告下列的事例。
1983 年義大利的西 Cambria 核廢料再
處理工廠附近,發現兒童癌症及血癌
的發病群,之後,義大利、法國、德國
等在核電設施週邊的住民進行有關兒
童癌症的發病風險調查,核電設施週
邊的住民間認定兒童癌症發病風險昇
高。核電設施進行調查認定放射線物質
由人們攝取及吸收等方法排放到環境
中。
得到這些調查報告,歐洲放射線風險
委會(ECRR)提出結論,由英國、德國
核電設施週邊的集團附的證據,核電
設施附近有關於小兒癌症的發生群存
在關係,調查相當多的證據,那種疾
病的因和果,由其設施來的放射線噴
出來的東西引發內部放射線被曝物
J,放射線內部被曝會提高小兒癌症發
症率,並且,發症風險比起以往國際
放射線防護委員會(ICRP)發表的風
險模型的值還要非常的高(甲 3 ・194
頁)。
又於 1986 年車諾比核電的爆炸事故
導致大規模的放射線物質擴散。因這個
事故排放的放射線的物質擴散到世界
各國、美國、東南亞、日本也能觀測到核
電事故放出的放射線物質,因這個大
規模事故,可看出白俄羅斯地區的小
孩間甲狀線癌明顯的增加。
而且,報告在歐州兒童血癌增加、在瑞
8
知能指数の低下がみられる と指摘する報告も
存在する 。以上のとおり、放射線の内部被曝に
よる、がんや白血病の増加、その
他疾病の発症率の増加等の現象は 、いずれも
従来の ICRP の リスクモデ ルで、の想定を大
幅に上回る確率で生じており 、これまで考え
られていた 以上に、内部被曝による健康リス
クは大きいも のであ り、低線量の被曝 で、あ
っても、内部被曝をした場合には 、非常に高い
健康リスクを負う こ とを示している。
したがって、本件原発事故によ って大気中に
拡散された放射性物質の 量を考えれば 、本件
原発事故によ って、今後、福島第一原発周辺の
住民 および関東 、東北地方の近隣地域の住民
の問で 、今後、がん等の晩発性 障害が発生する
リスクが 、従来の想定以上に高まっていると
いえる。
第 4 核エネルギ 、原子力発電に対する恐怖
本訴訟は 、各原告が、被告ら に対し、本件原発
事故に よって被った精
神的苦痛に対する慰謝料の支払いを求めるも
のであるが、各原告が本件 事故によって精神
的苦痛を被ったことの背景と して、以下のよ
うな原子 力の危険性についての 共通の認識が
ある。
1 核エネルギ の脅威
1945 年 8 月に、広島、長崎に原子爆弾が投下さ
れて以来、核エネルギ ーの持つ人類および環
境に対する重大な危険性は 、人類共通の認識
と な
っている。広島、長崎での原子爆弾の投 下によ
って、非常に多く の住民 が犠牲にな ったが、
さらに、それ以降の世界各地で行われた核実験
によ って多くの健康被害が発生している。
原子爆弾が 、戦争において使用さ れたのは 、
1945 年 8 月 5 日の広島、
1945 年 8 月 9 日の長崎のみであ る。広島では
士癌症增加。特別是,報導由於車諾比
核電事故放射線物質侵襲期間,義大
利、希臘、美國、德國等母體體內的胎兒
小兒血癌增加(甲 3∙202 頁以下)。
報導因放射線內部被曝的影響,不僅
僅只是血癌、癌症等,胎兒的死胎、不
孕症、新生兒的畸型、心臟的疾病等多
種類的疾病的發症率增加,報導也指
出胎兒期及幼小期被曝的兒童,認為
會降低智商。根據上述,因為放射線內
部被曝,增加癌症、血癌、其他的疾病
的發症率的現象,都是大幅超過以往
國際放射線防護委員會(ICRP)風險
模型推定產生可能的量,目前為止以
上被認定的,顯示因內部被曝健康的
風險,即便是低程度被曝,內部被曝
時,也是承擔了很高的健康風險。因此
因為這次核電事故,如果顧慮到擴散
到空氣中的放射線物質,經過這次的
核電事故,今後在福島第一核電廠週
邊的居民、關東、接近東北地方的居民
之間,癌症等慢性病傷害發生率,可
說是比以往推測的還要高。
第 4 核電、對核能的恐懼
這次訴訟為各原告對被告們,因這次
的核電事故,對於遭受到精神痛苦,
請求支付慰問金是以各原告對所受精
神苦楚為背景,對於核電的危險性,
有如下的共同的認知。
9
原子爆弾によ って、1945
年 12 月末までの聞に約 14 万人の人が亡くな
ったといわれており、長崎
では、1950 年の報告で約 7 万人の人が亡く な
ったと報告されている。 当時使用された原子
爆弾の持つ破壊力はすさまじ いものであり、
核エ
ネルギ の重大な危険性を世界中 に知らしめ
る結果となった。 現在も被爆した当時の姿の
まま残る 広島原爆ド ムは、人類の負 の歴
史を物語るものとして世界遺産に登録されて
いる。また、広島平和記念 資料館や、長崎原爆
資料館は当時の悲惨な被害状況を現在に伝え
ている 。現在も、日本人のみならず、外国人も
多数訪れており 、広島平和記念資 料館は年間
120 万人以上、長崎原爆資料館は年間 60 万人
以上が来館して
し 1 る。
当時の広島、長崎の状況については、その他に
も書物や絵画、写真、
1. 核能的威脅
在 1945 年 8 月廣島、長崎被投原子彈
以來,擁有核能的人類及對環境有重
大危險性,是人類共同的認識。雖然因
廣島、長崎原子彈的投下很多居民犧牲
了,往後卻因世界各地進行核能實驗,
發生了更多健康損害。
原子彈用在戰爭只在 1945 年 8 月 5 日
的廣島、1945 年 8 月 9 日長崎。在廣島
因原子彈,1945 年 12 月底據說約有
14 萬人死亡,1950 年的報告長崎約有
7 萬人死亡。當時使用的原子彈擁有的
驚人的破壞力,結果是全世界都知道
核能的重大危險性。原爆圓頂館現在也
留存著被曝當時原貌,以承載著人類
的歷史故事而被登錄在世界遺產。而且
現在廣島和平紀念資料館、長崎原爆資
料館仍訴說著當時悲慘的受害狀況。現
在也不僅是日本人,多數外國人也來
參觀,廣島和平紀念資料館一年 120
萬人以上、長崎原爆資料館一年 60 萬
人以上來館。
有關當時廣島、長崎的狀況,此外雖然
留存著書本、繪畫、照片、動畫等各式各
樣的記錄,都是記錄著很狀烈的受害
狀況,那些也是人們對核能恐懼心理
10
同作品の発行部数は、日本圏内で 650 万部を超
えている。また、英語 や韓国語 、フランス語な
ど多数の言語に翻訳され、世界中でも 出版さ
れ ている。
的起源。
「はだしのげん」以詳細記載原子彈受
害狀況為代表的漫畫作品。同作品,也
是以作者中澤啟治自身在廣島被曝的
經歷,寫出自傳型態的作品,1973 年
開始連載。同作品,出現稱為漫畫的媒
體特性,故事同時透過作品的畫,也
描寫了狀烈的子彈的受害狀況,讀者
對核能恐懼添加強列的印象。
‘ -叫
11
このような原子爆弾の被害状況の記録や原子
爆弾の被害を扱った作品 などを通して、世界
中の人々は、原子力ないし核が、臭いや形はな
く と も、人類及び環境 に対して、比類する も
のがないほど恐ろしいも のであ ることを強烈
に認識した。
2 原子力発電の危険性
また、原子力発電は 、核エネルギ の平和利用と
謡われ、世界各地に 広まっているが、この原子
力発電分野においても 、スリ マイルアイラ ン
ド原発事故 ( 1979 年) やチェルノブイリ原
発事故 ( 1986 年) 等の過 酷事故が発生して
いる。
チェルノブイリ原発事故 では、5200PBq の放
射性物質が放出されたと いわれており、放射
能汚染のため 555kBq/ rrf 以上の汚染を受けた
地域で、は、住民が強制移住をさ せられている
が、その面積は、1 万 300 k d に及 んだ。同事故
に より、急性障害に よって 33 人が死亡した
との報告がある。また、同事故によ って放出さ
れた放射性物質に被ばく したことを原因と す
る晩発性障害によ る死者も含め ると、数千人
規模の死者が発生してい るともいわれている。
また、日本においても、1999 年 9 月、東海村の
株式会社 J c O におい て、研究用原子炉の核燃
料加工中に 臨界事故が起き、2 名が死亡する事
故 が起きている。
さらに前述のように、その他の世界各国の原子
力発電所や 、核燃料サ イクル施設 、プ ρ ルト
ニウム生産工場においても 複数の事故が起き
ており 、さらに周辺地域への放射能漏れによ
って、労働者および周辺住民におけ る多くの
健康被害の発生も報告されている。
人類は、これらの経験をとおして 、原子力発電
も 、決して安全なも の ではな く、ひとたび事
故が起これば 、地球規模で甚大な被害が発生
する 危険性を有していることを共通の認識と
して有している。
同作品的發行冊數,在日本境內超過
650 萬冊。而且,英語、韓國語、法國語
等,被翻譯成很多國語言,在全世版
界出版。
像這樣的受原子彈災害狀況的記錄、透
過處理受原子彈災害的作品,全世界
的人們有強烈的認識,不要核能,即
使核能是無臭、無形狀,對人類和環境
能和核能相提並論的恐怕是沒有的。
2. 核能發電的危險性
再則,核能發電即使在世界各地歌頌
核能和平的使用核能,在這種核能發
電的範圍,三浬島核電事故(1979 年)、
車諾比核電事故等發生嚴重事故。
車諾比核電事故被認為放出 5200 拍
貝克的放射線物質,因為受到放射線
的污染,555 拍貝克以上受污染的地
區的居民要強制移居,其面積達
300KD。報告由於該事故,因急性傷
害有 33 人死亡。而且,由於該事故放
出被曝的放射線物質,包括因為慢性
發生傷害死亡人數數千人。
而且,即便是日本,於 1999 年 9 月
在東海村的 JCO 公司,研究用的反應
爐的核燃料在加工時發生臨界事故,
發生 2 名人員死亡事故。
接著如前所述,其他的世界各國的核
12
以上のよ うに、各原告は 、核エネルギ および
原子力発電の危険性や 恐ろし さを共通の認識
として有している のであり、このような認識
を根 源 として、本件事故によ って、さまざま
な精神的苦痛を被るに至 ってい る。
以下、原告の類型ごとに 、その被った損害につ
いて述べる。
第 5 損害
1 福島県在住者及び本件原発事故による避
難住民の損害
原告目録 1 記載の各原告は 、福島県在住者お
よび本件原発事故当時 、 福島県に居住してお
り 避難を余儀なくされた者たちである 。これ
らの住 民は、本件原発事故によ り多大な損害
を被 っている。
( 1) 避難住民の財産的損害
本件原発事故により 、放射性物質が拡散した
ため 、福島県内 の多数 の住民が避難を行った
2011 年 8 月 29 日の時点において 、避難住民
は、警戒区域 (福島第 一原発から半径 20km
圏内)で約 78 000 人、計画的避難区域 ( 20km
以 遠で年間積算線量が 20mSv に達するおそ
れがある地域)で約 10,010 人、 緊急時避難準
備区域 (半径 20 30km 圏で計画的避難区域
及び屋内避 難指示が解除さ れた地域を除く
地域)で約 58,510 人、合計で 146,520 人に達
している。
また、これらの区域以外でも、放射線による健
康影響等を避け るた めに自主的に避難した者
が多数存在する。これらの避難住民について
は、避難するにあたりかか った費用や、避難先
で生活をするにあたり かかった費用など非常
に大きな財産的損害を被 っている。
( 2 ) 精神的損害
ア 避難指示の混乱によ る避難住民の精神的
苦痛
本件原発事故で は、政府から多段階の避難指
電廠、核燃料循環設施、即便在鈽的的
生場工廠也發生 2 件以上事故,報告
由於放射線更往週邊地區外泄,勞工
及週邊的住戶遭受很多健康傷害。
人類透過這些經驗,核能發電決對不
安全,有危險性,是人們共同的認識,
如
發生一次,會發生地球規模重大災害。
如以上所述,各原告對核能及核能發
電的危險性及恐懼有共同的認識,以
這樣認識為起源,由於這次的事故,
感受到各種精神苦楚。
以下,依每個原告的類型,敍述有關
損害。
第 5 損害
1. 住在福島縣的人及這次核電事故避
難的住民的損失
原告目錄 1 記載的各原告為住在福島
縣的人及這次核電事故當時、不得已在
福島縣居住的人們。因這次核電事故,
這些住民受到相當大的損害。
( 1)避難住民的財產損害
由於這次核電事故,因為放射線物質
擴散,福島縣內的多數住民進行避難。
2011 年 08 月 29 日的那時間點,警戒
區域避難的住民約為 78000 人(從福島
第一核電廠半徑 20 公里範圍內)、指定
區域避難約有 10010 人(在 20 公里前
一整年累積放射線量可能達 20 毫西弗
的地區)、緊急避難準備區域約為
58510 人(半徑 20-30 公里範圍、扣除
13
示が 出されている。
2011(平成 23)年 3 月 11 日 14 時 46 分、本件
地震が発生し 、同日
19 時 03 分に総理大臣が原子力緊急事態宣言
を発出している 。その後、同日 21 時 23 分に福
島第 1 原発か ら半径 3 km 圏内に避難
指示が出され、半径 10 km 圏内に屋内退避指示
が出された。
翌 3 月 12 日 5 時 44 分に半径 10 km 圏内に避
難指示が出され、同
日 18 時 25 分に半径 20 km 圏内に避難指示が
出された。
さらに、3 月 15 日 11 時半径 20 30 km 圏内に屋
内退避指示が出さ れた。
そして、4 月 21 日および 22 日に、福島第 1 原
発から 半径 20 km 圏 内を警戒区域と し、立ち
入りを原則禁止する とともに、福島県の葛 尾
村、浪江町 、飯館村 、川俣町の一部及び南相馬
市の 一部を計画的 避難区域とし 、広野町、楢
葉町 、川内村 、田村氏の一部及び南相馬 市の
一部を緊急時避難準備 区域に設定している。
本件原発事故当時の 、これらの避難指示によ
って、福島第一原子 力発電所周辺住民は 、自宅
からの避難を余儀なく された。
特に、本件原発事故の翌日までに 、避難地域が
次々に拡大さ れ、その度に住民は、不安を抱え
長時間の移動をしなければなら なかっ た。
本件原発事故直後に 、避難した周辺住民の多
く が福島第 1 原発で の事故の詳細をほとんど
知ら されないまま避難をさ せられており、被
ばくの恐怖を感じながらの移動で、あった。
また、政府からの避難指示が多段階でなさ れ
たことによって、何 度も避難を繰り返さなけ
ればな らず、6 回以上の避難を 5 郎、られた住
民も存在した。
さらに、地域ごとの放射線量の情報が正確に伝
えられな かったこ とから、高線量地域へ避難
指定區域避難及屋內避難地區)、合計
達 146520 人。
而且,就算在這些區域以外,因為要
避開放射線,也很多自發性避難的人。
有關這些避難的人逃難預估的費用、避
難地生活所需的費用等受到非常大的
財產方面損害。
( 2)精神的損害
* 因逃難指示混亂,逃難住民受的精
神痛苦
這次核電事故,政府發佈了多階段的
避難指示。
2011 年 03 月 11 日下午 2:46
(平成 23 年)這次地震發生時、當日的
晚上 7:03 分總理大臣發佈核能緊急狀
況宣言。隨後、當日的晚上 9:23 分發佈
福島第一核電廠半徑 3 公里內的避難
指示、半徑 10 公里內暫時避難指示。
次日 03 月 12 日清晨 5:44 分發佈半徑
10 公里內的避難指示、同日晚上 6:25
分發佈半徑 25 公里內的避難指示。
接著、03 月 15 日上午 11 時發佈半徑
20-30 公里內的暫時避難指示。
並且、4 月 21 日及 4 月 22 日在福島第
一核電廠半徑 20 公里內設警戒區域,
同時原則禁止進入、福島縣的葛尾村、
浪江町、飯館村、川俣町的部份及南相
馬市的部份設為指定避難區,廣野町、
楢葉町、川內村、田村氏部份及南相馬
市的部份設為緊急時避難準備區域。
因為這次核電事故當時的這些避難指
示,福島第一核電廠週圍的住戶,不
得已離家避難。
14
してしま う住民も存在した。
以上のように、本件原発事故によ る政府の避
難指示は多段階にわ たり出され、これによっ
て避難を強し、られた住民は、事故の詳細を 伝
えられないまま、混乱の 中、避難をせざ るを得
なかった。このよ うな避難態様によ って、住民
は 、被ばくの恐怖にさらされる ととも に、自
らの住居を離れ生活をしなければならないと
いう、非常に大 きな精神的苦痛を味わった。
イ 本件原発事故当時の被ばく による精神的
苦痛
本件原発事故よ り、警戒区域、計画的避難区域
に指定さ れた地域 は、いずれも本件原発事故
後 、1 年間で 20mSv 以上の積算放射線量 が予
想された地域であ る。
また、これらの区域以外にも、従来政府が採用
していた一般人の 年間被ばく限度量である年
間 lmSv 以上の積算放射線量の被曝をす る恐
れのある地域は、福島県外ま で非常に広範囲
に及んでいる。
避難区域外に住む住民で、あっても、放射線の
脅威から逃れるため 、 避難した住民が多数存
在する 。
福島第一原発事故 に関する報道は、前述のと
おり、本件原発事故 当時からテレビ、新聞等の
マスメデ ィアで非常に大きく取り上げら れて
いた。特に、福島第一原発の 1 号機建屋および
3 号機建屋の爆 発映像な どは、直ちに放射性
物質の拡散を想像させるもので、あった。
放射線が大気中に放出された場合 、放射線は 、
目に見えず、また 無味、無臭であ ることから、
被ばく状況について 、一般人では感知 し得な
い。したがって、放射性物質が周囲に拡散さ れ
ている状況で 、 一般人が意識的にこれを避け
ることは困難である。
一方で、放射線が人体に有 害であることは、公
知の事実である。 福島第一原発周辺に住む住
民は 、テ レビ、ラジオ等の報道や自治体
特別是、到這次核電事故次日,避難區
域屢屢擴大,這時肯定是住民長時間
懷抱不安移動。
這次核電事故之後,很多週邊避難住
民完全不知道福島第一核電廠的詳細
事故下被叫去避難,移動時邊體會被
曝恐懼感。
又因為政府下很多階段的避難指示,
沒完沒了的反覆避難,也有住民避難
6 次以上。
而且,因為每個區域的放射線量的資
料不能正確的傳達,也存在住民往高
放射線區域避難。
如上所述,因這次核電事故政府發佈
了多階段的避難指示,因此被迫避難
的住民在不知道詳細事故下,不得已
在混亂之中避難。由於像這樣的避難狀
態,可能被曝的恐懼感的同時,還得
要離開自己的居所生活,體會了非常
大的精神痛苦。
*因這次核電事故當時的被曝,受的精
神痛苦
因這次核電事故、警戒區域、被指定的
指定避難區、都是這次核電事故推算一
整年累積 20 毫西弗以上的放射線量區
域。
再則,就算是在這些區域外,以往政
府採用一般人一整年被曝限度量為一
整年累積 1 毫西弗以上被曝的地區,
也很大範圍的擴及福島縣外。
即便是在避難區域外面的住民,為了
逃離放射線的威脅,事實上有很多住
15
による避難指示を受けるなどして、福島第一原
発の非常事態を認識 するに至り、自ら感知す
るこ とのできない放射線に被ばく すること
に対する恐怖の中で 、避難のための移動を強
い られた。
このように本件原発事故による避難住民及び
福島県在住者は 、い ずれも本件原発事故を自
己の生命 ・身体に対する直接的侵害と して
感知したのであ る。これらの避難住民及び福
島県在住者が感じ たで あろう、放射線被ばく
に対する恐怖は非常に大きいもの であり、避
難住民及び福島県在住者は本件原発事故当時 、
多大な精神的苦痛を 被っている。
ウ 事故後の健康被害に対する精神的苦痛 また、
これらの避難住民及び福島県在住者は 、いず
れも高線量地
域か ら避難してきた者もし くは高線量地域で
生活していた者で あり、 本件事故当時 、平常
時に比べ 、多量の放射線を浴びている可能性
が 高い。
したがって、今後 、放射線被ぱ くを原因とする
晩発性障害を発症 するリスクも負 っている。
このため、今後、本件原発事故に伴う 健 康被害
発生に対する 恐怖を感じ続ける ことになる。
このような今後 の健康被害の発生に対する恐
怖も 、避難住民及び福島県在住者 の大 きな精
神的苦痛となっている。
2 地方、東北地方等福 島第一原発周辺住民
の精神的苦痛
原告目録 2 記載の各原告は 、福島第一原発周
辺地域であ る関東地方及 び東北地方の居住者
である。かかる原告ら も以下のとおり本件原
発事故 により精神的苦痛を負 っている。
( 1) 本件原発事故当時の精神的苦痛
本件原発事故により 、避難区域に指定さ れな
かった地域においても、関東地方、東北地方等
福島第一原発近郊の地域では 、本件原発事故
の影響で、軒並み放射線量の増加が観測されて
民在避難。
有關福島第一核電廠事故的報導,如
前所述,這次核電事故的當時開始,
電視、報紙、大眾媒體非常大量的報導
這次核電事故。特別是、福島第一核電
廠的 1 號機的廠房及 3 號機廠房的爆
炸畫片等,直接的使人想像到放射線
物質擴散。
放射線排放在空氣中時,放射線眼睛
看不見、而且,因為無味、無臭,有關
被曝的狀況,一般人無法察覺。因此,
放射線物質擴散在週圍,一般人能意
識到避免放射線是困難的。
另一方面、眾所週知放射線是對人體有
害。住在福島第一核電廠週圍的住民經
由電視、廣播等的報道、地方政府等得
到避難指示,為了避難被強制搬離,
到了解福島第一核電的緊急狀態,恐
懼著因為對被曝不能經由自身察覺。
像這樣因這次核電事故避難的住民及
住在福島縣的人,都感受到這次核電
事故對自己的生命、身體直接的侵害。
這些逃難的住民及住在福島縣的人都
感受到了、對被曝的恐懼相當大、避難
的住民及住在福島縣的人對這次核電
事故的當時,受到相當大的精神痛苦。
*對於事故後對損害健康的精神痛苦、
及往後這些避難住民及住在福島縣的
人、都是從高放射線地區來避難的人或
在高放射線地區生活的人、這次事故的
的當時、被曝在大量放射線的可能性很
高的。
因此、今後、以被曝為因,背負的慢性
16
いる。これら福島第一 原発近郊に住む住民は 、
避難をしていない住民についても 、本件原発
事故の報道に触れ 、本件原発事故によ って、放
射性物質が拡散し 、人 体に有害な放射線を浴
びる現実の危険を感じたものといえる。
すなわち 、原子力発電所が大規模事故を起こ
した場合には 、放射性 物質が拡散し、極めて広
範囲にわたり 放射線量の増加が起こり うると
いうことは、チェルノブイリ原発事故をみても
明らかである。チェル ノブイリ原発事故で は、
約 8000km 離れている 日本においても、事故
によって放出された放射性物質が観測されて
い る。
このような経験から、原子力発電所 が大規模
事故を起こした場合に 、
その被害が極めて広範囲にわたるこ とは、本
件原発事故当時 、公知の 事実であった。
したがって、関東地方、東北地方等福島第 一原
発の近郊に住む住民 も、本件原発事故当時 、事
故の全容が 明らかにな らない中で、1 号機お
よび 3 号機建屋の爆発映像等を見て 、放射性
物質の拡散を認識し 、自 分の生命身体 に対す
る切迫した危険を感じたも のといえる。
よってこれらの住民も本件原発事故当時 、生
命身体に対する危険と いう多大な精神的苦痛
を被 っている。
( 2 ) 事故後の健康被害に対する 精神的苦痛
本件原発事故に よって、年間 lmSv の被ば く
線量を超える と想定さ れている地域は 、福島
県内にと どまらず、宮城県、茨城県 、栃木県 、
群馬県、千葉県、埼玉県 、東京都に及んでいる。
病傷害的風險。為此、伴隨著這次核電
的事故,對於健康發生損害,仍會持
續感受到害怕。往後像這樣對於發生健
康損害的恐懼,也會變成避難的住民
及住在福島縣的人很大的精神痛苦。
2. 當地、東北地方等福島第一核電廠週
邊住民的精神痛苦
原告目錄 2 記載的各個原告、是居住
在福島第一核電廠週邊地區關東地方
及東北地方的人。關於原告們,因這次
核電事故也承受了以下的神痛苦。
(1)這次核電事故當時的精神痛苦
因為這次核電事故,即便是指定的避
難區域、關東地方、東北地方等福島第
一核電廠近郊地區,因這次核電事故
的影響,觀測家家戶戶的放射線量的
增加。
這些住在福島第一核電廠近郊的住民,
連不避難的住民,碰觸到這次核電事
故的報導,因為這次核電事故,放射
線物質擴散,可以說是感到現實被曝
在對人體有害的放射線的危險。
也就是說,核電廠發生大規模事故時,
擴散放射性物質、跨及很廣的範圍,很
可能會增加放射線量,看車諾比核電
事故就很清楚。即使車諾比核電事故是
離日本約 8000 公里遠,也觀測到因
事古排出的放射性物質。
從像這樣的經驗,發生大規模核電事
故時,這次核電事故,那種受害是擴
及相當廣的範圍,是眾所皆知的事。
因此,住在關東地方、東北地方等福島
第一核電廠近郊等住民,對這次核電
事故當時,並不了解事故的全貌,看
17
上記図の青色で塗られた地域は 、2011 年 9 月
18 日現在、1 時間あた り 0.23 マイクロシベノ
レト以上の空間線量が観測された地域であ り、
この地域の住民の年間被ばく 線量が、lmSv
を超えると予測される地域 である。
政府は、従来、一般人に対する被ばく 許容限度
量を年間 lmSv と考 えてきたのであり、放射線
の内部被ばくに対する健康リスクが従来考 え
られていた以上に高いものである との専門家
の指摘があることなど もあわせ考えれば、こ
の年間 lmSv の許容限度量を超える放射線が
超 えた地域については、がん等、晩発障害が発
生する リスクが高まって いるといえる。
到 1 號機及 3 號機廠房爆炸的畫面,
了解放射性物質擴散,可說是對自己
的生命生體感到迫切的危險。
由這些住民們在這次核電事故的當時,
對生命身體危險,受到非常大的精神
痛苦。
(2)由於事故後對健康的損害、精神方
面痛苦、假設一年被曝超過 1 毫西弗的
地區、不僅是福島縣、也擴及宮城縣、茨
城縣、櫪木縣、群馬縣、千葉縣、琦玉縣、
東京都。
航
空
機
モ
ニ
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18
したがって、このような地域に住む住民につい
ては、事故当時の恐 怖に加え 、今後の晩発障害
の発生に対する恐怖も抱いてい るといえる。
なお、上記図はあく まで「 1 日の うち屋外に 8
時間、屋内 (遮へい
効果 (0.4 倍) のある木造家屋) に 16 時間
滞在する という生活ノ ξ ター
ンを仮定 J した場合に、0.23 マイクロシ ベル
ト毎時の測定線量が 、 年間 lmSv の被ばく線
量に該当すると の想定のもとに、航空機モ ニ
タ リングの結果から色分けされた地図である 。
個々人の行動や生活様式 によって、地図上に
示された以外の地域の住民においても 、年間
被ば く線量が lmSv を超える場合が存在する
ことは明らかである。
さらに、前述のように、低線量被ばく で、あっ
ても、内部被ばくの場 合には、従来考えられて
きた以上に健康 リスクが高いとの専門家によ
る有力な指摘が存在する。また、ICRP 自体、
放射線被ばく による健康 リスクについては、
関値が存在せず、できるかぎり被ばく量は低く
抑 えるべきであると勧告していること なども
考慮すれば、平常時より、多くの放射線に被ば
くした場合には、仮にそれが年間被ばく 線量
lmSv を下回る場合であ っても、健康リスクを
高め ることは明らかである。
本件原発事故によ り、東北地方および関東地
方等の 各都県において は、大気中の放射線量
の増加が観測されている。したがって、本件事
故後、平常時を超える放射線 量が観測された
地域に住む住民について は、平常時以上の被
ばく をしていることが明らかであり、いずれ
もの 住民も晩発障害が発生するリスクが高ま
っているといえる。
よって、このような地域に住む住民は 、今後の
健康被害発生に対す る恐怖とし、う精神的苦
痛を被 っている。
3 福島第一原発周辺地域以外の 日本住民の
上面塗藍色的地區是現在 2011 年 09
月 18 日、觀測到每一小時 0.23 微西弗
的放射線量、預測這個地區住民一整年
被曝的射線量超過 1 毫西弗。
政府以往對一般人被曝量一整年容許
值認定是 1 毫西弗、如果顧慮到專家門
指出放射線內部被曝對健康風險比以
往來的高、有關這一年超過 1 毫西弗容
許值的地區,癌症等、發生慢性傷害風
險會提高。
因此、有關像在這些地區住的住民,加
上對事故當時的恐懼、可說是往後會抱
著對發生慢性傷害的恐懼。另外、上面
的圖終究是「假設 1 日屋外 8 小時、屋
內停留 16 小時生活狀態時(遮避效果
0.4 倍的木造房屋)每小時測得 0.23 微
西弗,根據假設相當於一年被曝量超
過 1 毫西弗,由飛機觀察的結果顏色
區分地圖。因每個人的行動或生活方式
即便是地圖上顯示以外地區的住民,
明顯存在著一年被曝量超過 1 毫西弗。
並且、如前所述即便是低線量內部曝時
由專家強力指出會比往常認定,還要
高的健康風險。而且、國際組織國際放
射線防護委員會(ICRP)有關因自身
被曝的健康風險,關連性並不存在,
如果仔細思慮的話,勸告儘可能的降
19
精神的苦痛
原告目録 3 記載の各原告は 、上記 1、2 に含ま
れない、日本国内在住 者および海外在住の日
本人 である。
福島第一原発周辺地域以外の地域で 、本件原
発事故によ る放射線量の 増加が観測されなか
った地域の住民においても、本件原発事故の報
道に 接することによ って大きな精神的損害を
被 っている。
前述のように、本件原発事故につい ては、日本
国内のテレビ 、ラジオ、 新聞等各マスメデ ィ
アにおいて、リアルタイムで非常に多くの報道
がな されていた。
テレビにおいては、各局が特別番組を放送し、
解説なども加えながら、 福島第一原発のリ ア
ルタイムの映像なども交え 、事故の推移を詳
細に報 道していた。1 号機建屋、3 号機建屋の
爆発映像についても爆発のあ った 同日中に、
テレビにて報道された。
日本に住む住民は、このような報道に接する
ことによって、本件原発 事故が 、過酷事故であ
ることを理解するとともに、本件事故によ っ
て、 放射性物質が 、非常に広範囲に拡散する
おそれがある ことを知るに至っ た。原発の過
酷事故に より、放射性物質が拡散された場合 、
国境を超え、 世界的規模で放射線被ぱ くをも
たらすことは、チェルノブイリ原発事故 で実
証されており、日本に住む住民は、このような
報道に接する ことに よって、大きなシ ョック
と自らも被ば くする恐怖を感じた 。放射線被
ぱ くが仮に低線量で、あったとしても、健康被
害のリ スクがあることはこれ まで述べてきた
とおりであり、日本に住む住民が、放射性物質
の拡散と いう事態を受け、自らの健康が脅か
される危険を感じたこと も根拠のな いもので
はない。
また、日本には、全国各地に合計 50 基の原子炉
低被曝量等,比平常更多的比曝場合
時,即便假設一年在 1 毫西弗以下,
明顯的也會增高健康的風險。
因為這次核電事故、在東北地方及關東
地方等的各縣市,觀測到空氣中的放
射線量增加。因此、這次事故後,有關
觀測到平常超過放射線量地區的居住
的住民,明顯是正常以上被曝,可說
住民的慢性傷害發生風險都會提高。
因此、如果住在這地區的住民,對於往
後發生健康損害的恐懼,遭受精神痛
苦。
3.福島第一核電廠週邊地區以外的日
本住民的精神痛苦
原告目錄 3 記載的各個原告、不含上面
的 1、2,住在日本國內及住在海外的
日本人
福島第一核電廠週邊地區以外,因這
次核電事故,即使是未觀測到放射線
量增加地區的住民,由於接觸到這次
核電事故的報導,受到很大的精神損
害。
如前所述,關於這次核電事故,日本
國內的電視、收音機、報紙等各大眾媒
體,真實時間也播報非常多。
電視各局也播報特別節目、邊附加解說
等、加上真實時間的影片、詳細報導事
故的過程。當天電視播報 1 號機廠房、3
號機廠房的爆炸畫面。
20
が設置されている。これまで、日本国内では、
原子力発電所が安全で あるという神話が築
き上げられてきた。しかし、東日本大地震およ
びそれに伴う津波によっ て、本件原発事故が
発生し たことによって、日本の原子力発電所
が安全 ではないことが実証される結果となっ
た。
日本が、世界有数の地震頻発国であること は
公知の事実であるが、日 本に住む住民及び海
外在住の 日本人は、このような地震頻発国に
おいて、 多数の原子力発電所が設置されてい
る現状の危険性を 、本件原発事故を 契機と し
て、より深刻に考える ようになった。日本の原
子力発電所は全 国各地に設置されており、日
本全国どこの地域でも 、過酷事故が起こ っ た
場合に、非常に大きな被害が発生するリ スク
を負っているといえる。したがって、日本に住
む住民及び海外在住の日本人は 、原子力発電
所が 設置されていることによって、常に自 ら
の生命、身体、財産が危険にさ らされた状態で
あると いうことを、本件原発事故によ って再
認識する に 至っている
したがって、日本に住む住民及び海外在住の日
本人は、本件原発事故 による被ばくの恐怖に
加え 、このような地震頻発国において 、多数の
原 子力発電所が設置されている ことについて
の恐怖も感じており 、原発周 辺地域に居住し
ている 住民以外の 日本住民についても 、本件
原発事故に より多大な精神的苦痛を被 ってい
る。
4 原発設置国等住民の精神的苦痛
原告目録 4 記載の各原告は 、原発設置国及び
原発等設置予定国在住者 である。かかる原告
らについても 、本件原発事故によ り、以下のよ
うな 精神的苦痛を被 っている。
( 1) 原発設置国住民
福島第 1 原発での本件原発事故は 、世界各国
でも、リアルタイムで 報道された。原発事故が
住在日本的住民因為接觸到這樣的報
導,因這次事故,知道放射性物質可
能擴散範圍相當的廣,同時了解到這
次核電事故是嚴重事故。因為是嚴重事
故,放射線物質擴散時,會跨國,車
諾比核電事故證實是帶來世界規模的
被曝,住在日本的住民因為接觸到這
樣的報導,很大震驚感受到自身也會
被曝的恐懼。根劇目前得知,即便是假
設放射線低線量被曝,有健康風險,
住在日本的住民,得知放射性物質擴
散狀況,感受到自身的健康受到威脅
的危險,並非空穴來風。
而且、在日本全國各地設置共有 50 座
核反應爐。至今、日本國內建造著號稱
核電廠是安全的神話。但是、因為東日
本大地震及伴隨來的海嘯、經由發生這
次核電事故,結果證實了日本的核電
廠不安全。
日本是眾所周知,世界上有名的地震
頻繁的國家,住在日本的住民及住在
海外的日本人,住在這樣地震頻繁的
國家,經由這次的核電事故,更加認
真的思考,設相當多核電廠的現狀的
危險性。日本的核電廠在全國各地設置
日本那個地區發生嚴重事故時,都會
受承擔相當大風險的傷害。因此、住在
日本的主民及住在海外的日本人,經
由這次核電事故,更深的認識,因設
置核電廠,
無論何時都有危及自身的生命、身體、
21
世界的規模での被害をもたらすこと は、チ ェ
ルノブイリ原発事故以来、世界中で明 らかと
なっている。
本件原発事故映像は 、テレビや新聞、インタ
ネットを通じ、世界 各国で大きく報道さ
れた。特に、1 号機建屋と 3 号機建屋の爆発映
像は 、 直ちに放射性物質の拡散を想起させる
も のであり、本件原発事故が過 酷事故であ る
ことを理解させるものであった。
原発の過酷事故によ り、放射性物質が拡散さ
れた場合、国境を超え、世界的規模で放射線被
ぱ くをもたらすことは、チェルノブイリ原発
事 故で実証されている。また、放射線被ぱ くが
仮に少量であ っても健康 被害をもたらすリス
クを高めることは前述の とおりである。
したがって、日本以外の国に住む住民も、本件
原発事故の報道によ って放射性物質の拡散を
認識し 、世界的規模での放射線被ばく の恐れ
と自らの健康被害の恐怖を感じたと いえる。
よって、日本以外の国に 住む人々も 、本件原発
事故の報道に接する ことによって、自らの被
ぱ くの恐怖等の多大な 精神的苦痛を被ってい
る 。
また、原発設置国の住民については、放射線被
ばく の恐怖と ともに、自国の原発が事故を起
こ した場合の危険性についても再認識し 、自
ら の国の原発の潜在的危険性についての 恐
怖も感じたといえる。
2013 年 1 月 1 日現在、原発を稼働させてい る
国は、日本を含め 30
カ国存在する。
財產的危險。
因此、住在日本的住民及住在海外的日
本人,由這次核電事故,加上對被曝
的恐懼,在這樣地震頻繁的國家,關
於設置相當多核電廠也感到恐懼,關
於住在核電廠週邊地區以外的日本的
住民,也因這次核電事故承受了相當
大的精神痛苦。
4. 設置核電廠等國家住民的精神痛苦
原告目錄 4 記載的各個原告、設置核
電廠的國家及住在預定設置核電廠國
家。就有關原告們,因這次核電事故,
承受了如下列的精神痛苦。
(1) 設置核電廠國家的住民
福島第一核電廠的這次核電事故,在
世界各國、真實時間也報導。車諾比核
電事故以來,全世界都清楚,核電事
故會帶來世界規模的損害。
這次核電事故的畫面,透過電視、報紙
網路、世界各界大量報導。特別是、1 號
機廠房和 3 號機廠房的爆炸畫面,直
接連想放射線物質的擴散,使人了解
這次核電事故是嚴重事故。
因為核電是嚴重事故,放射線物質的
擴散時,會跨國,車諾比核電事故證
實是帶來世界規模的被曝。而且、即便
是假設放射線低線量被曝,如前所述
會提高健康風險。
因此、住日本以外國家的住民,也因為
核電事故的報導,了解放射線物質擴
22
・フィシ r ランドの官十阪中の 2.1&は出力不
確定のため、仮定して震計.
The presently uncertain output 。f 2 planned unit>
。T Finland was to10p。rally calculated.
(出典 .「世界の原子力発電開発 の動向 ( プ
レスキット) 」 日本原子力産業協会 )
これらの原発設置国の中でも 、本件原発事故
後 、原発廃止の政策決 定がなされた国が存在
する。
ドイツは、2002 年に、2022 年頃までに、全ての
原発を廃止する こ とを決定した。しかし、その
後の情勢変化に伴い 、原発の稼働を 2030 年頃
まで延長する決定がなされていた。しかし、福
島第 1 原発での本 件原発事故を受け 、メルケ
ル首相が原発の存続に関し検討するため の 倫
理委員会を発足させ 、この倫理委員会の報告
に従い 、2011 年 6 月、2020 年までにすべての
原発を廃止するこ とを決定した。
スイスでは、本件原発事故を受け 、2011 年 5 月、
散,可能會有世界規模的被曝及感受
到自身健康受損的恐懼。因此、住在日
本以外國家的人們,也因為接觸到核
電事故的報導,自身的被曝恐懼承受
了相當大的精神痛苦。
而且、有關設置核電國家的住民,放射
線被曝恐懼的同時,重新認識了自己
國家發生核電事故時的危險性,感受
到對於自己國家的核電有潛在的危險
性的恐懼。
2013 年 1 月 1 日現在、使用核電的國家
含日本共 30 個國家。
目前未確定輸出。F2 計畫單位
T 芬蘭到 10P。已計算威脅
(出處「世界核電廠開發的趨勢(參考資
料) 」日本核電產業協會)
23
2034 年までに稼 働中の 5 基の原発全てを廃止
することを決定した 。
台湾でも、2011 年 11 月、総統が原発を段階的
に縮小する ことを宣 言している。
このような原発設置国の脱原発への政策転換
は 、本件原発事故が 、 原子力発電の持つ重大
な危険性を認識したからである 。すなわち、本
件原発事故が 、各国住民へ与えた恐怖感の裏
付 けであるといえる。
各国住民が 、本件原発事故に よって大きな恐
怖感を感じたから こそ、政府は、政策転換を迫
ら れたのであり 、本件原発事故の報道に接し
た 人々は 、少なからず恐怖感を感じ 、精神的
苦痛を被 ったといえる。特 に、原発設置国の住
民については 、自国の原発が事故を起こした
際の 恐怖も同時に感じたといえ、その精神的
苦痛は大きい といえる。
( 2 ) 原子力発電所 、原子力関連施設設置予定
国住民 現在、まだ原子力発電所を設置してい
ない 国の うち少なくとも 11 カ
国は、原発の設置計画が存在している 。ベトナ
ムやトルコなどに対しては 、日本国内の原発
メ カ が原発
輸出を計画しており 、本件原発事故後も 、政府
は原発輸出を推進する 活動を継続してい る。
また、モンゴルにおいては 、原発の建設が計画
さ れると ともに、日 本やアメリカで排出され
る放射性物質を処分するための最終処分場の
建設も計画されている。
このよ うな原発等設置予定国にお いても、本
件原発事故は大きく報 道された。本件原発事
故の報道に接した住民は 、本件事故によ る放
射 性物質の拡散を認識し 、世界的規模での放
射線被ぱ くの恐れと 自らの 健康被害の恐怖
を感じたといえる 。これらの国の住民 も、本件
原発事 故の報道に接する ことによって、大き
なシ ョックと健康被害に対する 恐怖を感じ精
神的苦痛を被 っていることは、原発設置国の
這些設置核電的國家,這次核電事故
後,也有國家作出了廢除核電的決定。
德國在 2002 年、約到 2022 年前,決定
全面廢除核電。可是,伴隨之後的情勢
變化,核電的運轉決定延長到 2030
年左右。但是、受到福島第一核電廠的
這次核電事故,首相設立為了檢討有
關核電存廢的倫理委員會,遵照這個
倫理委員會的報告,2011 年 06 月、決
定 2020 年前完全廢除核電廠。
瑞士受到這次核電事故,2011 年 5 月、
決定到 2034 年前完全廢除運轉中的 5
座核電廠。
台灣也是 2011 年 11 月、總統宣布核
電階段性縮小。
像這樣往往非核家園的政策轉變,從
這次核電事故,了解到擁核的重大危
險性。也就是,這次核電事故帶給各國
住民的恐懼感的證明。
各國住民因這次核電事故,所感受到
相當大的恐懼感,政府被迫改變政策,
接觸到這次核電事故報導的人們,感
到相當的恐懼,飽受到精神痛苦。特別
是、有關設置核電國家的住民,同時感
受到自己國家發生核電事故時的恐懼,
可說是相當大的精神痛苦。
(2) 核電廠、預定設置核電相關設施國
家的住民、現在、仍未設置核電廠
的國家,至少有 11 個國家計劃要
設置核電核。對於越南、土耳其等
日本國內的核電廠商計畫輸出核
能,這次核電事故後,政府仍繼
24
住民と 同様 である。
また、イタリアでは、1990 年までに、全原発を
停止していたが 、近 年原発再稼働を目指す動
きが あった。しかし、2011 年 6 月、本件原発
事故を受け 、原発再開の是非を問う 国民投票
が行われ、90% 以上の圧 倒的多数が 、原発再
開に反対した 。これを受け、政府は、原発の再
開 を断念した。
このような動きは、原発設置予定国においても
、本件原発事故が 、 大きな恐怖感を与えたこ
とを裏付けている。原発設置予定国において
は、仮に原発が設置さ れた場合には 、このよう
な大規模事故のリスク を背負う ことになると
いう恐怖感を感じたも のといえる。
したがって、これらの国の住民は、本件原発事
故の報道に接するこ とによる大きなシ ョック
と恐怖感に加え 、本件原発事故に より、自国
においてもこのよう な重大な危険性を有する
施設を持つこと になるか もしれないという恐
怖感を感じた のであり、本件原発事故によ り、
大 きな精神的苦痛を被 ったといえる。
5 その他原告の精神的苦痛
原告目録 5 記載の各原告は 、上記 1 ないし 4
に含まれない地域に居住 しているものである。
原発設置園 、原発設置予定国以外の国でも 、本
件原発事故は大きく 報 道されている。原発の
過酷事故が起きた場合に 、世界的規模での放
射能 汚染が起き 、広範な範囲での健康被 害が
発生する可能性がある ことはチ ェルノブイリ
原発事故の経験な どか ら、各国住民に共通の
認識と なって し、る。
したがって、原発設置国 、原発設置予定国以外
の国の 住民も 、本件原 発事故は大きく 報道さ
れた。本件原発事故の報道に接した住民は 、本
件 事故による放射性物質の拡散を認識し 、世
界的規模での放射線被ばくの 恐れと 自らの健
康被害の恐怖を感じたと いえる。これらの国
の住民も、 本件原発事故の報道に接すること
續發展核能輸出的活動。
而且、有關於蒙古,計畫蓋核電廠的同
時,為了處理日本及美國被排出的放
射線物質,也計畫蓋核廢料的處理場。
即便是在預定設置核電的國家、這次核
電事故也是大量被報導。接觸到這次核
電事故報導的住民,因為這次事故了
解到放射線物質擴散,可說是感受到
世界規模的放射線被曝的恐懼和害怕
自身健康損害。這些國家的住民也因接
觸到這次核電事故報導,很大的震驚
和對於健康損害,也和設置核電廠國
家的住民同樣是感到恐懼受到精神痛
苦。
而且、雖然義大利 1990 年前就已經廢
核,最近幾年朝著核能再運轉的目標。
但是、2011 年 06 月、受到這次核電事
故,國民進行投票詢問是否再開啟核
電、90%以上壓倒性的多數,反對核能
再運轉。因此、政府放棄核能再運轉。
像這樣的變化、證明即使在預定設置核
電的國家,因這次核電事故,帶來很
大的恐懼感。預定設置核電的國家,假
設要設置核電廠時,感受到恐懼感要
承受這樣大規模事故的風險。
因此、這些國家的住民,因接觸到這次
核電事故報導,加上很大震驚和恐懼
感,因這次核電事故,自己的國家可
能會擁有這樣重大的危險性的設施,
感受到恐懼感,因這次核電事故,受
25
によって、大きなシ ョックと健康被 害 に対す
る恐怖を感じ精神的苦痛を被っていることは、
原発設置国等の住 民と同様である。
よって、原発設置国等以外の国の住民も本 件
事故によって大きな精神 的苦痛を被っている
といえる。
第 6 まとめ
以上のとおり、本件原発事故は、大気中に大量
の放射性物質を拡散さ せ た。これにより日本
国内では、広範囲が放射能で汚染さ れ、避難区
域外に 居住していた避難住民も合わせれば 、
15 万人以上の避難民が発生 した。ま た、放射
性物質は、大気や海洋を汚染し 、その汚染は日
本国内にと どまら ず、世界的規模で、広がって
いる。
このような事故に よって、避難住民や福島第
一原発近郊の地域の住民は 、放射線被ばく の
恐怖など多大な精神的苦痛を被 っている。ま
た、福島第一 原発周辺地域以外に住む 日本住
民や 、日本以外の国に住む人々も、本件原 発事
故の報道に触れ ることによって、本件原発事
故の深刻な事態に大きな ショックを受けると
ともに、自らも被ばくし健康被害を生じるので
はない かという恐怖を感じた。
したがって各原告が本件原発事故によ って被
った精神的苦痛は大きく、 その苦痛を金銭に
換算する といずれの原告も 100 円を下らない
損害を被 っ たといえる。
到精神痛苦。
5. 其他原告的精神痛苦
原告目錄 5 記載的各個原告、不包含
居住在上面的 1-4 地區。
設置核電的國家、即便是預定設置核電
以外的國家,因這次核電事故大量報
導。從車諾比核電事故的經驗,各國住
民的共識,發生嚴重核電事故時,可
能會發生世界規模的放射線污染、廣大
範圍的健康受損。
因此、設置核電的國家、預定設置核電
以外的國家的住民、也大量報導這次核
電事故。因接觸到這次核電事故報導的
住民,因這次核電事故,了解放射線
物質的擴散,世界規模的放射線被曝
的恐懼及自身的健康受害的可怕。這些
國家的住民也因接觸到這次核電事故
報導,很大的震驚和對於健康損害,
也和設置核電廠國家的住民同樣是感
到恐懼受到精神痛苦。因此、預定設置
核電以外的國家的住民,也因這次核
電事故,受到精神痛苦。
第 6. 總結
如上所述、這次核電事故,空氣中大量
放射線物質擴散。因此日本國內受到大
範圍放射線污染,合計住在避難區外
的避難的住民,出現 15 萬人以上。而
且、放射線物質會污染空氣和大海,其
污染不僅是日本國內,世界規模的擴
散。
26
因這樣的事故、避難的住民及福島第一
核電廠附近地區的住民,放射線被曝
的恐懼等承受著相當大的精神痛苦。
而且、福島第一核電廠附近地區以外的
住民、及住在日本以外國家的人們、也
因接觸到這次核電事故報導,這次核
電事故的嚴重狀況,受到很大的震驚
的同時,感受到害怕,自己也會被曝
發生健康損害吧。
因此、各原告因這次核電事故,承受著
相當大的精神痛苦,如果那種痛苦用
錢來換算,任何原告受到損害也都是
微薄 100 萬元。

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10大飯核電判決摘要(主文及理由1至4) (林惠琴)
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09大飯核電判決全文p60 67(小勞工)
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09大飯核電判決全文p60 67(小勞工)
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08大飯核電判決全文p50 59(陳麗珣)
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07大飯核電判決全文p44 50(林實芳)
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06大飯核電判決全文p38 43(陳麗珣)
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04大飯核電判決全文p26 31(filiny kang)
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05大飯核電判決全文p31 37 (阿魯普)
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04大飯核電判決全文p26 31(filiny kang)
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03大飯核電廠判決全文p17 26(郭怡青)
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02大飯核電判決p8 17(案情概要5-10)(陳麗珣)
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01大飯核電判決全文p1 8 (李彥麟)
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09訴狀9 11(蔡宜玲)
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08訴狀第8章iii p125 149(akira)
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04 1訴狀第6章(wendy)

  • 1. 1 第 6 章 譯者簡介: wendy /日文檢定一級合格,常看 NHK 第 6 章 損害 本件原発事故は、大量の放射性物質を大気 中 に放出した。本件原発事 故による避難 区域指 定は、福島県内の 12 市町村に及んでいる。ま た、警 戒区域、計画的避難区域 、緊急時避難区域内の 避難住民は 、約 14 万人に 及んでおり、避難区域外に住む住民の中にも本 件原発事故の危険から 逃 れるために、避難を した住民が 多数存在する。 本件原発事故については 、リアルタイムで、テ レビ、ラジオ、新聞、インタ ネ ッ トなどで報道 がなされている。本件原発事故は、1 号機、2 号 機、3 号機の炉心が損傷し、1 号機建屋お よび 3 号機建屋、4 号機建屋 が爆発するというシビア アクシデント (過酷事故) である。シビアア ク シデン ト (過酷事故) とは、原発事故の うち、「安全設計の評価上想定さ れた手段では 適切な炉 心の冷却又は反応度の制御ができな い状態であり 、 その結果、炉心の重大な損傷に至る事象 J をいう (甲 1・96 頁)。とりわけ、本件原 発事故の爆発映像は 、直ちに世界中で報道さ れるこ ととなった。この映像は視聴者に、ただちに放 射性物質の拡散と いう事 態を想起させるも のであり、本件原発事故がシビアアクシデント である ことを瞬時に理解させ、世界中の人々 に大きなシ ョックと恐怖を与えた。 これらの 報道に接した人々は 、それだけで、多大な精神 第六章 損害 這次核電事故大量的放射線物質排放 到空氣中。由於這次核電事故避難的指 定區域擴及 12 市鄉鎮。此外,,警戒區 域、計畫性區域,緊急時避難區域約 14 萬人,即使是住在避難區外的人, 為了從核電事故的危險逃出,也有很 多居民在避難。 有關這次核電事故真實時間、電視、,廣 播、報紙、網路都有報導。這次核災事故 1 號機、2 號機、3 號機的爈心有損傷, 1 號機廠房及 3 號機廠房、4 號機廠房 爆炸稱之為嚴重核電事故。所謂嚴重是 指核電事故,假設判斷安全設計的方 法,不能適當的冷却爈心及控制反應 度的狀態,其結果、達到爈心的重大損 害稱之為 J 現象現 (甲 1.96 頁)特別的 是,這次核電事故的爆炸畫面直接在 全世界播報。這些畫面對觀眾而言,使 人想到放射線立即的擴散的狀態,讓 人瞬間理解到這次核是嚴重的,帶給 了全世界人們極大衝擊,相對的也糟 受了極大的精神痛苦。
  • 2. 2 的苦痛を被った の である。 第 1 報道 本件原発事故は 、炉心損傷 、原子炉建屋の爆発 と 大量の放射性物質の 大気中への拡散を伴う シビアアクシデン トで、あったが、その事故の 状況 はリアルタイムで世界各国に報道された。 特に 日本においては 、地上波 テ レビの放送局 各局は、報道特別番組を長時間に わたり放送 し、東日本大震災によ る各地の被災状況と と もに本件原発事故の進行状況を逐一報 道した。 また、テレビ以外の新聞やインタ ネットなど のメディアにお いても、本件原発事故の状況 は、大きく取り上げられた。 以下、本件原発事故当時の報道の概要をまとめ る。 1 3 月 11 日の報道 2011 年 3 月 11 日、午後 4 時 47 分、NHK は第 一原発で、地震で停止 した 5 基の原発におい て、原子炉を冷やすた めに必要なデ、イ ゼノ レ電源、の一部が使えなく なったと報道した。 その後、午後 7 時 3 分に管総理大臣が原子力非 常事態宣言を出したこ とを受け、NHK は午後 7 時 26 分に原子力非常事態宣言が出さ れたこ と を報道した。 同日午後 9 時 52 分から枝野官房長官が会見を 行い 、午後 9 時 23 分に 福島第一原発から 半径 3 キロ以内の住民に避 難指示、3 キロから 10 キロ の住民に屋内退避 の 指示を出したこと を発表し、NHK は午後 10 時 46 分に避難指示が出されたこ とを報道 した。 同日午後 10 時 54 分、TBS は第一原発 2 号機 で炉心の冷却ができない 状態になっており、 放射能漏れの恐れがあると報道した。 2 3 月 12 日の報道 第 1 報導 這次的核電事故為爈心損傷、核反應爐 廠房爆炸,伴隨大量的放射線物質向 空中擴散的嚴重事故,這種事故的情 況為嚴重核電事故被全世界各國報導。 特別是、日本無線數位電視電視台各局 是長時間播報特別節目,因東日本大 地震各地的受害狀況,同時也遂一報 導這次核電事故的進行狀況。同時、電 視以外的報紙、網路等媒體也對這次核 電事故狀況大量的報導。 以下整理了這次核電事故當時報導的 概要。 1. 3 月 11 日的報導 2011 年 3 月 11 日下午 4:47 分、NHK 報 導:因為第一核電廠地震停止的 5 座 核電,為了要冷却核反應爐,必需的 柴油電源,其中有一部無法使用。 之後、晚上 7:03 分 總理大臣宣布核電 緊急狀況,NHK 晚上 7:26 報導:宣 布核電緊急狀況。 晚上 9:52 分枝野內閣官房長官舉行記 者會,晚上 9:23 發布福島第一核電廠 半徑 3 公里內的住民強制避難、3 公里 到 10 公里屋內緊急避難,NHK 晚上 10:46 報導:避難指示。 當天晚上 10:54 分 TBS 報導:第一核 電廠 2 號機爈心無法冷卻狀態,放射 線可能外泄。
  • 3. 3 午後 12 時 12 分、NHK は第一原発 1 号機で、原 子炉を冷やす水の水 位が下が り、午前 11 時 30 分現在で、核燃料棒を束ねた 、燃料集合体が 水面の上、最大 90 センチほど露出する危険な 状態な ったこと、東京電力 が原子炉格納容器 内の空気を外部に放出する 作業を午後 9 時か ら始めた と報道した。 午後 2 時 13 分、テレビ朝日は、原子力安全 ・ 保安院は、第一原発 1 号 機でメルト ダウンが 始まっていると発表したことを報道した。 午後 3 時 40 分、ロ カル放送である福島中央放 送が第一原発 1 号機の 爆発映像を報道した 。 午後 3 時 52 分、TBS は、第一原発から水蒸気 と 思われる煙が上がっている、半径 10 キロメ トル以内の方は速やかに避 難してくださいと 報道した。 午後 4 時 49 分、日本テレビは 1 号機の水素爆 発の映像を報道した。午後 7 時 35 分、NHK は 「 日本の原発で初の炉心溶融」「福島第一原発 避難区域 20 キロに J とのテロ ップを流した。 3 3 月 13 日の報道 朝日新聞及び読売新聞は 、いずれも一面ト ッ プに 1 号機の水素爆発の 写真を掲載した (甲 2) 。 また、ニュ ヨ ク・タイムズ (アメ リカ) は 1 面に原発事故による 避難者の写真を掲載し、タゲスシュピ ゲル (DER TAGESSPIE GEL、 ドイツ)、頭果 日 報 (台湾) は水素爆発の映像を掲載した。 4 3 月 14 日の報道 午前 11 時 15 分、NHK は「3 号機で、爆発音 J とのテロップを流した。 午前 11 時 20 分、NHK は「3 号機でフ k 素爆発 保安院」 とのテロ ップ を流した。 午後 3 時 38 分、NHK は「2 号機 冷却機能失わ れる J とのテロップ を流した。 2. 3 月 12 日的報導 零晨 12:12 分、NHK 報導:因為第一核 電廠 1 號機冷却核反應爐的水位下降, 目前現在 11:30、燃料棒梱在一起,燃 料束露出水面上最多 90 公分的危險狀 態,東京電力公司 9 點開始進行反應 爐壓力槽內空氣排到外部作業。 下午 02:13 分、朝日電視報導:日本原 子力安全保安院發表第一核電廠 1 號 機開始爐心融解。 下午 03:40 分、地方性福島中央電視台 報導:第一核電廠 1 號機爆炸畫面。 下午 03:52 分、TBS 報導:認為煙是由 第一核電廠的水蒸氣冒上來,半徑 10 公里以內的人請迅速避難。 下午 04:49 分、日本電視台報導:氫氣 爆炸的畫面。 晚上 07:35 分、NHK 報導:「日本核電 的首次爐心融解」播放跑馬燈「第一核 電廠避難區域 20 公里」。 3. 3 月 13 日的報導 朝日新聞和讀賣新聞:全部都是頭版 刊載 1 號機氫氣爆炸的畫面(甲 2) 。 而且、紐約時報刊載 1 面,因核電事故 避難者的照片、鏡報德國) 、蘋果日報 (台灣)刊載氫氣爆炸的畫面。 4. 3 月 14 日的報導 上午 11:15 分、NHK 報導及播放跑馬燈: 3 號機爆炸聲。 上午 11:20 分、NHK 報導及播放跑馬燈: 3 號機氫氣爆炸 保安院。
  • 4. 4 午後 6 時 1 分、日本テレビは午前 11 時 1 分の 3 号機における爆発の映 像を報道した。 午後 7 時 59 分、TBS 及び日本テレビは 2 号機 の燃料棒が全て露出し た状態になったことを 報道した。 5 3 月 15 日の報道 午前 9 時 2 分、TBS は「午前 6 時 10 分ころ 圧 力制御室で大きな衝 撃音」とのテロ ップを流 し、2 号機の圧力抑制室で何らかの損傷が否定 で きないと報道した。 午後 6 時 23 分、原子力安全 ・保安院は 4 号機 の使用済み核燃料プ ル に絡む水素爆発で、原子炉建屋の 2 カ所に 8 メ トノレ四方の穴を確認と の連絡が東電か らあ ったと発表した。 第 2 本件原発事故による放射性物質の拡散 本件原発事故に よって放出された放射性物質 は、東京電力の推定で 、 ヨウ素換算 900PBq (ペタベクレル 、lPBq = lOOO 兆 Bq) である これ により、福島県内の 515 k d の土地が、年 間 20mSv 以上の空間線量と な る可能性のあ る土地 となり、1800 k d の土地が、年間 5mSv 以上の空間 線量 となる可能性のあ る地域と なった (甲 1・329 頁) 。なお、放射線防 護に 関する勧告を行っている国際組織である国際 放射線防護委員会 (ICRP) は、一般人の 1 年間 の被曝許容限度量を lmSv 以下と しており、 日本政府も 、従来、この基準を一般人の被曝限 度量と 考えてきた。 第 3 放射線に よる健康被害 1 放射線による健康被害 放射線被ばくは、健康に影響を及ぼし 、がん等 のリスクを高め ること は、現時点で共通の認 識と なっている。放射線被曝によ ってもたら 下午 03:38 分、NHK 報導及播放跑馬燈: 2 號機冷却機能故障。 晚上 06:01 分、日本電視台報導:上午 11:01 分 3 號機發生的爆炸的畫面。 晚上 07:59 分、TBS 及日本電視台報導 2 號機然料棒全部露出的狀態。 5. 3 月 15 日的報導 上午 09:02 分、TBS 報導及播放跑馬燈 上午 06:10 分左右,壓力控制室有極 大衝擊聲,2 號機的壓力控制室無法 否認有些損傷。 晚上 06:23 分、原子力安全保安院發表 因為連接 4 號機核廢料池氫氣爆炸, 東電通知確認核反應爐廠房 2 處有 8 尺四角的洞。 第 2 因這次核電事故放射線擴散 因這次核電事故放射線物質外泄,東 京電力公司推定碘換算 900PBq(放射 線量單位 lPBq = lOOO 兆 Bq) 。由此可 知,福島縣內的 515 k d 的土地,可 能達整年 20 毫西弗以上的被曝量, 1800 k d 的地區,可能達整年 5 毫西 弗以上的被曝量。(甲 1.329 頁) 。此外, 有關建議進行放射線的防護的國際組 織國際放射線防護委員會(ICRP)指 出一般人一整年被曝量容許限度量是 1 毫西弗以下,日本政府也可以考慮 遵循這個基準當成一般人的被曝限度 量。
  • 5. 5 され る健康上の障害は、急性障害と晩発障害 に分け られる。 急性障害は、一度に大量の放射線を浴びる こ とによって生じる障害で あり、リンパ球や白血球の減少、吐き気、発熱な どの症状や、下血、紫 斑などの症状が起き 、被 曝線量が高く なると、死亡する場合も ある。こ のよ うな急性障害は、一度に lOOmSv 以上の 放射線を浴びた場合に発症 する といわれてい る。 これに対し、晩発障害は、低線量の放射線に被 曝した場合に 、数年か ら数十年経過後に生じ る 障害であ り、このような低線量の放射線被 曝の 場合で、あっても、時間をおいて、がんや 白血病、遺伝的障害など の障害 が起きる可能 性が指摘されている。 がん等の晩発障害の発症については 、何 mSv 以下の被曝であれば 、発 症リスクがないとい うような関値は存在しないと言われている。こ れは、仮にごく低レベルの被曝で、あったとし ても、DNA に修復不可能な損傷を 生じさせる ことがあ り、それががん等の原因と なる可能 性があるからで ある。したがって、放射線の被 曝については、「合理的に達成できる 限り 低 く保たねばな らない (as low as reasonably achievable) 」 (ALARA 原 則) とい うこと が、国際放射線防護委員会 (ICRP) によって すら確認さ れている。 ゆえに、放射線被曝によ る健康リ スクは、たと え低線量であったとし ても否定できない。 2 内部被曝による健康リスク 放射線の被曝の種類に は、外部被曝と内部被 曝の 2 種類があ る。外部被曝は、人体の外部に あ る放射性物質が発する放射線に被曝する ことである。これに対して、放射性物質を吸引 したり 、放射性物質の付 着した食物や水を飲 むこと によって、放射性物質を体内に取り 込 み、体 内から放射線に被曝することを内部被 第 3 因放射線健康損害 1. 因放射線健康損害 放射線被曝曬會影響健康等,提高癌 症等的風險為目前普遍的觀點。由於放 射線被曝帶來的健康上的傷害分為急 性傷害和慢性傷害。 所謂急性傷害是一次大量的放射線被 曝產生的傷害,白血球或白血球的減 少、想吐等症狀、出現出血、紫斑等症狀, 高被曝曬量也可能死亡。像這樣的急性 傷害,一次 100 毫西弗以上被曝時會 出現。 相對於急性,慢性傷害是指低射線量 被曝時,經過數年到數十年後出現的 傷害,即便像這樣的低放射線被曝時, 被指出可能會出現癌症或血癌、遺傳性 等傷害。 有關於出現癌症等的慢性傷害,被曝 在多少毫西弗以下沒有風險,這類的 關連性並不存在。這就是說不管發生多 低程度的被曝,會出現對基因不可修 復的傷害,也是癌症等可能會出現的 原因。因此,有關於放射線被曝時「只 能儘可能合理保持低限量」,所謂的可 行性最低原則,由國際組織國際放射 線防護委員會(ICRP)確認。 所以,因放射線被曝,就算是低線量 也不能否定有健康風險。 2. 因內部被曝健康風險 放射線被曝的種類,分外部柀曝和內
  • 6. 6 曝 とし、う。 内部被曝をした場合 、放射性物質には 、その種 類に応じて 、体内の特 定の臓器 、部位に留ま るも のがあることがわかっている。体内の特 定の 臓器や部位に留まった放射性物質は 、そ の場で放射線を出し続ける こと になる。した がって、特定の部位に留ま った放射性物質近 辺の細胞組織 は、強力な放射線エネルギ を継 続的に受け続けること になり、細胞組 織 、 DNA に与える損傷も、外部被曝と比較し、大 きいもの となる。 これまで、放射線被曝による健康リ スクにつ いては 、国際放射線防護 委員会 (ICRP) によって評価が行われおり、 そのリスクモデ、ルは、基本 的に外部被曝を想 定して行われてきた 。しかし、前述のよう に、 内部被 曝は、外部被曝と は異なるメカニズム により、人体に悪影響を及ぼすも のであり、外 部被曝を前提としたリスクモ デルでは 、内部 被曝による健 康リスクを適切に評価し得ない と言われている。 したがって、ICRP によるリスク評価は 、欧州 放射線リスク委員会 (ECRR) から、「原子力事 故後の放射線被ば く、すなわち、内部被曝を も たらす取り込まれた放射性物質に対する 適用 に有効性がなく 」「放射線 リスクの著しい過 小評価を招く」と批判されている (甲 3 ・342 頁) 。 これまでの研究を通じ 、内部被曝の場合には 、 低レベルの放射線量の 被曝で、あったとして も、がんや白血病のリスクを高めることが明ら かに なっている。低レベル放射線量の被爆に よる 環境影響については 、世界 各地において 以下のよ うな事例が報告されてい る。 1983 年、イギリスの西カンブリアにある核燃 料再処理工場付近におい て、小児がん と白血 病の発症群が発見され 、それ以降、イギリス、 フラ ンス、ドイツなどの核施設周辺住民にお 部被曝二種。外部被曝為在人體的外部 放射線物質產生的被曝。相對於內部被 曝 ,經由附著放射線物質的水或食物進 入體內,從體內被曝稱之為內部被曝。 內部被曝時,知道放射線物質隨其種 類停留在身體內特定的內臟、部位。放 射線物質停留在體內的特定內臟或部 位時,會持續放出放線射。因此,停留 在特定部位的放射線物質週圍的細胞 組織會持續接收強力的放射線能量, 帶來細胞組織、遺傳基因損傷,也比外 部被曝大。 至今、有關於因放射線被曝健康風險, 根據國際組織國際放射線防護委員會 (ICRP)進行評估風險模型,基本上 是假設進行外部被曝。不過,如前述, 因內部被曝是和外部被曝有不同的物 理過程,帶來對人體壞影響的物質, 以外部被曝為前提做風險模型,因為 內部被曝無法得到合理的健康風險評 估。 因此,根據國際組織國際放射線防護 委員會(ICRP)評估風險是由歐洲放 射線風險委會(ECRR)批評為「核電事 故後的被曝,也就是說,相對於內部 被曝引發的放射線物質無有效性適 用。」「招來明顯的過低評價」。 (甲 3 ・342 頁) 根據目前為止的研究,內部被曝時,
  • 7. 7 ける小児がんの発症リスクに関 する調査が行 われ 、核施設周辺住民の 間で、小児がんの発症 リスクの上昇 が認められた。調査の行われた 核施設で は、放射性物質が 、人々に摂取 ・ 吸 引されるような方法で、環境中に放出されてい ること も認められてい る。 これらの調査の結果を受け 、欧州放射線リス ク委員会 (ECRR) は、「英 国と ドイツにあ る核施設周辺の集団から の証拠を含む、核施 設の近くに おける小児ガンの発生群の 存在に 関係するかなり の量の証拠を調査して きてお り、そのような疾病の原因と なっているもの は、その施設からの 放射線の放出物がもたら す内部放射線被曝である J とし、放射線の内部 被曝が小児がんの発症リスクを高める と結論 付けてい る。そして、その 発症リスクは、従来 の ICRP が発表してきたリスクモデルより、非 常に 高い値 となっている (甲 3 ・194 頁)。 また、1986 年のチ ェルノブイリ原発の爆発事 故は、放射性物質の大規 模な拡散を招いた 。こ の事故によって放出された放射性物質は世界 各国 に拡散され、アメリカ、東南アジア 、日本 においても、チェルノブイリ 原発事故によ っ て放出された放射性物質が観測された 。この 大規模事故 により、ベラル シ地域の子供の間 では、甲状腺がんの著しい増加がみ られた。ま た、ヨ ロッパにおける小児白血病の増加や、 におけるがんの増加が報告されている 。特に、 チェルノブイリ原発事故 による放射性物質の 降下期間中に母親の胎内にいた小児の小児白 血病の 増加は、イギリス、ギリシャ、アメリカ、 ドイツなどで報告されている (甲 3 ・202 頁以下) 。 放射線の内部被曝による 影響は 、白血病やが んな どにとどまらず、胎 児の死産 、不妊症、新 生児の奇形 、心臓疾患など多岐にわたる疾病 等の 発症率の増加が報告されており 、胎児期 および幼少期に被曝した子供に 、 即便是低程度的放射線量的被曝量, 明顯的會提高癌症或血癌的風險。有關 低程度的放射線量的被曝對環境的影 響,在世界各地被報告下列的事例。 1983 年義大利的西 Cambria 核廢料再 處理工廠附近,發現兒童癌症及血癌 的發病群,之後,義大利、法國、德國 等在核電設施週邊的住民進行有關兒 童癌症的發病風險調查,核電設施週 邊的住民間認定兒童癌症發病風險昇 高。核電設施進行調查認定放射線物質 由人們攝取及吸收等方法排放到環境 中。 得到這些調查報告,歐洲放射線風險 委會(ECRR)提出結論,由英國、德國 核電設施週邊的集團附的證據,核電 設施附近有關於小兒癌症的發生群存 在關係,調查相當多的證據,那種疾 病的因和果,由其設施來的放射線噴 出來的東西引發內部放射線被曝物 J,放射線內部被曝會提高小兒癌症發 症率,並且,發症風險比起以往國際 放射線防護委員會(ICRP)發表的風 險模型的值還要非常的高(甲 3 ・194 頁)。 又於 1986 年車諾比核電的爆炸事故 導致大規模的放射線物質擴散。因這個 事故排放的放射線的物質擴散到世界 各國、美國、東南亞、日本也能觀測到核 電事故放出的放射線物質,因這個大 規模事故,可看出白俄羅斯地區的小 孩間甲狀線癌明顯的增加。 而且,報告在歐州兒童血癌增加、在瑞
  • 8. 8 知能指数の低下がみられる と指摘する報告も 存在する 。以上のとおり、放射線の内部被曝に よる、がんや白血病の増加、その 他疾病の発症率の増加等の現象は 、いずれも 従来の ICRP の リスクモデ ルで、の想定を大 幅に上回る確率で生じており 、これまで考え られていた 以上に、内部被曝による健康リス クは大きいも のであ り、低線量の被曝 で、あ っても、内部被曝をした場合には 、非常に高い 健康リスクを負う こ とを示している。 したがって、本件原発事故によ って大気中に 拡散された放射性物質の 量を考えれば 、本件 原発事故によ って、今後、福島第一原発周辺の 住民 および関東 、東北地方の近隣地域の住民 の問で 、今後、がん等の晩発性 障害が発生する リスクが 、従来の想定以上に高まっていると いえる。 第 4 核エネルギ 、原子力発電に対する恐怖 本訴訟は 、各原告が、被告ら に対し、本件原発 事故に よって被った精 神的苦痛に対する慰謝料の支払いを求めるも のであるが、各原告が本件 事故によって精神 的苦痛を被ったことの背景と して、以下のよ うな原子 力の危険性についての 共通の認識が ある。 1 核エネルギ の脅威 1945 年 8 月に、広島、長崎に原子爆弾が投下さ れて以来、核エネルギ ーの持つ人類および環 境に対する重大な危険性は 、人類共通の認識 と な っている。広島、長崎での原子爆弾の投 下によ って、非常に多く の住民 が犠牲にな ったが、 さらに、それ以降の世界各地で行われた核実験 によ って多くの健康被害が発生している。 原子爆弾が 、戦争において使用さ れたのは 、 1945 年 8 月 5 日の広島、 1945 年 8 月 9 日の長崎のみであ る。広島では 士癌症增加。特別是,報導由於車諾比 核電事故放射線物質侵襲期間,義大 利、希臘、美國、德國等母體體內的胎兒 小兒血癌增加(甲 3∙202 頁以下)。 報導因放射線內部被曝的影響,不僅 僅只是血癌、癌症等,胎兒的死胎、不 孕症、新生兒的畸型、心臟的疾病等多 種類的疾病的發症率增加,報導也指 出胎兒期及幼小期被曝的兒童,認為 會降低智商。根據上述,因為放射線內 部被曝,增加癌症、血癌、其他的疾病 的發症率的現象,都是大幅超過以往 國際放射線防護委員會(ICRP)風險 模型推定產生可能的量,目前為止以 上被認定的,顯示因內部被曝健康的 風險,即便是低程度被曝,內部被曝 時,也是承擔了很高的健康風險。因此 因為這次核電事故,如果顧慮到擴散 到空氣中的放射線物質,經過這次的 核電事故,今後在福島第一核電廠週 邊的居民、關東、接近東北地方的居民 之間,癌症等慢性病傷害發生率,可 說是比以往推測的還要高。 第 4 核電、對核能的恐懼 這次訴訟為各原告對被告們,因這次 的核電事故,對於遭受到精神痛苦, 請求支付慰問金是以各原告對所受精 神苦楚為背景,對於核電的危險性, 有如下的共同的認知。
  • 9. 9 原子爆弾によ って、1945 年 12 月末までの聞に約 14 万人の人が亡くな ったといわれており、長崎 では、1950 年の報告で約 7 万人の人が亡く な ったと報告されている。 当時使用された原子 爆弾の持つ破壊力はすさまじ いものであり、 核エ ネルギ の重大な危険性を世界中 に知らしめ る結果となった。 現在も被爆した当時の姿の まま残る 広島原爆ド ムは、人類の負 の歴 史を物語るものとして世界遺産に登録されて いる。また、広島平和記念 資料館や、長崎原爆 資料館は当時の悲惨な被害状況を現在に伝え ている 。現在も、日本人のみならず、外国人も 多数訪れており 、広島平和記念資 料館は年間 120 万人以上、長崎原爆資料館は年間 60 万人 以上が来館して し 1 る。 当時の広島、長崎の状況については、その他に も書物や絵画、写真、 1. 核能的威脅 在 1945 年 8 月廣島、長崎被投原子彈 以來,擁有核能的人類及對環境有重 大危險性,是人類共同的認識。雖然因 廣島、長崎原子彈的投下很多居民犧牲 了,往後卻因世界各地進行核能實驗, 發生了更多健康損害。 原子彈用在戰爭只在 1945 年 8 月 5 日 的廣島、1945 年 8 月 9 日長崎。在廣島 因原子彈,1945 年 12 月底據說約有 14 萬人死亡,1950 年的報告長崎約有 7 萬人死亡。當時使用的原子彈擁有的 驚人的破壞力,結果是全世界都知道 核能的重大危險性。原爆圓頂館現在也 留存著被曝當時原貌,以承載著人類 的歷史故事而被登錄在世界遺產。而且 現在廣島和平紀念資料館、長崎原爆資 料館仍訴說著當時悲慘的受害狀況。現 在也不僅是日本人,多數外國人也來 參觀,廣島和平紀念資料館一年 120 萬人以上、長崎原爆資料館一年 60 萬 人以上來館。 有關當時廣島、長崎的狀況,此外雖然 留存著書本、繪畫、照片、動畫等各式各 樣的記錄,都是記錄著很狀烈的受害 狀況,那些也是人們對核能恐懼心理
  • 10. 10 同作品の発行部数は、日本圏内で 650 万部を超 えている。また、英語 や韓国語 、フランス語な ど多数の言語に翻訳され、世界中でも 出版さ れ ている。 的起源。 「はだしのげん」以詳細記載原子彈受 害狀況為代表的漫畫作品。同作品,也 是以作者中澤啟治自身在廣島被曝的 經歷,寫出自傳型態的作品,1973 年 開始連載。同作品,出現稱為漫畫的媒 體特性,故事同時透過作品的畫,也 描寫了狀烈的子彈的受害狀況,讀者 對核能恐懼添加強列的印象。 ‘ -叫
  • 11. 11 このような原子爆弾の被害状況の記録や原子 爆弾の被害を扱った作品 などを通して、世界 中の人々は、原子力ないし核が、臭いや形はな く と も、人類及び環境 に対して、比類する も のがないほど恐ろしいも のであ ることを強烈 に認識した。 2 原子力発電の危険性 また、原子力発電は 、核エネルギ の平和利用と 謡われ、世界各地に 広まっているが、この原子 力発電分野においても 、スリ マイルアイラ ン ド原発事故 ( 1979 年) やチェルノブイリ原 発事故 ( 1986 年) 等の過 酷事故が発生して いる。 チェルノブイリ原発事故 では、5200PBq の放 射性物質が放出されたと いわれており、放射 能汚染のため 555kBq/ rrf 以上の汚染を受けた 地域で、は、住民が強制移住をさ せられている が、その面積は、1 万 300 k d に及 んだ。同事故 に より、急性障害に よって 33 人が死亡した との報告がある。また、同事故によ って放出さ れた放射性物質に被ばく したことを原因と す る晩発性障害によ る死者も含め ると、数千人 規模の死者が発生してい るともいわれている。 また、日本においても、1999 年 9 月、東海村の 株式会社 J c O におい て、研究用原子炉の核燃 料加工中に 臨界事故が起き、2 名が死亡する事 故 が起きている。 さらに前述のように、その他の世界各国の原子 力発電所や 、核燃料サ イクル施設 、プ ρ ルト ニウム生産工場においても 複数の事故が起き ており 、さらに周辺地域への放射能漏れによ って、労働者および周辺住民におけ る多くの 健康被害の発生も報告されている。 人類は、これらの経験をとおして 、原子力発電 も 、決して安全なも の ではな く、ひとたび事 故が起これば 、地球規模で甚大な被害が発生 する 危険性を有していることを共通の認識と して有している。 同作品的發行冊數,在日本境內超過 650 萬冊。而且,英語、韓國語、法國語 等,被翻譯成很多國語言,在全世版 界出版。 像這樣的受原子彈災害狀況的記錄、透 過處理受原子彈災害的作品,全世界 的人們有強烈的認識,不要核能,即 使核能是無臭、無形狀,對人類和環境 能和核能相提並論的恐怕是沒有的。 2. 核能發電的危險性 再則,核能發電即使在世界各地歌頌 核能和平的使用核能,在這種核能發 電的範圍,三浬島核電事故(1979 年)、 車諾比核電事故等發生嚴重事故。 車諾比核電事故被認為放出 5200 拍 貝克的放射線物質,因為受到放射線 的污染,555 拍貝克以上受污染的地 區的居民要強制移居,其面積達 300KD。報告由於該事故,因急性傷 害有 33 人死亡。而且,由於該事故放 出被曝的放射線物質,包括因為慢性 發生傷害死亡人數數千人。 而且,即便是日本,於 1999 年 9 月 在東海村的 JCO 公司,研究用的反應 爐的核燃料在加工時發生臨界事故, 發生 2 名人員死亡事故。 接著如前所述,其他的世界各國的核
  • 12. 12 以上のよ うに、各原告は 、核エネルギ および 原子力発電の危険性や 恐ろし さを共通の認識 として有している のであり、このような認識 を根 源 として、本件事故によ って、さまざま な精神的苦痛を被るに至 ってい る。 以下、原告の類型ごとに 、その被った損害につ いて述べる。 第 5 損害 1 福島県在住者及び本件原発事故による避 難住民の損害 原告目録 1 記載の各原告は 、福島県在住者お よび本件原発事故当時 、 福島県に居住してお り 避難を余儀なくされた者たちである 。これ らの住 民は、本件原発事故によ り多大な損害 を被 っている。 ( 1) 避難住民の財産的損害 本件原発事故により 、放射性物質が拡散した ため 、福島県内 の多数 の住民が避難を行った 2011 年 8 月 29 日の時点において 、避難住民 は、警戒区域 (福島第 一原発から半径 20km 圏内)で約 78 000 人、計画的避難区域 ( 20km 以 遠で年間積算線量が 20mSv に達するおそ れがある地域)で約 10,010 人、 緊急時避難準 備区域 (半径 20 30km 圏で計画的避難区域 及び屋内避 難指示が解除さ れた地域を除く 地域)で約 58,510 人、合計で 146,520 人に達 している。 また、これらの区域以外でも、放射線による健 康影響等を避け るた めに自主的に避難した者 が多数存在する。これらの避難住民について は、避難するにあたりかか った費用や、避難先 で生活をするにあたり かかった費用など非常 に大きな財産的損害を被 っている。 ( 2 ) 精神的損害 ア 避難指示の混乱によ る避難住民の精神的 苦痛 本件原発事故で は、政府から多段階の避難指 電廠、核燃料循環設施、即便在鈽的的 生場工廠也發生 2 件以上事故,報告 由於放射線更往週邊地區外泄,勞工 及週邊的住戶遭受很多健康傷害。 人類透過這些經驗,核能發電決對不 安全,有危險性,是人們共同的認識, 如 發生一次,會發生地球規模重大災害。 如以上所述,各原告對核能及核能發 電的危險性及恐懼有共同的認識,以 這樣認識為起源,由於這次的事故, 感受到各種精神苦楚。 以下,依每個原告的類型,敍述有關 損害。 第 5 損害 1. 住在福島縣的人及這次核電事故避 難的住民的損失 原告目錄 1 記載的各原告為住在福島 縣的人及這次核電事故當時、不得已在 福島縣居住的人們。因這次核電事故, 這些住民受到相當大的損害。 ( 1)避難住民的財產損害 由於這次核電事故,因為放射線物質 擴散,福島縣內的多數住民進行避難。 2011 年 08 月 29 日的那時間點,警戒 區域避難的住民約為 78000 人(從福島 第一核電廠半徑 20 公里範圍內)、指定 區域避難約有 10010 人(在 20 公里前 一整年累積放射線量可能達 20 毫西弗 的地區)、緊急避難準備區域約為 58510 人(半徑 20-30 公里範圍、扣除
  • 13. 13 示が 出されている。 2011(平成 23)年 3 月 11 日 14 時 46 分、本件 地震が発生し 、同日 19 時 03 分に総理大臣が原子力緊急事態宣言 を発出している 。その後、同日 21 時 23 分に福 島第 1 原発か ら半径 3 km 圏内に避難 指示が出され、半径 10 km 圏内に屋内退避指示 が出された。 翌 3 月 12 日 5 時 44 分に半径 10 km 圏内に避 難指示が出され、同 日 18 時 25 分に半径 20 km 圏内に避難指示が 出された。 さらに、3 月 15 日 11 時半径 20 30 km 圏内に屋 内退避指示が出さ れた。 そして、4 月 21 日および 22 日に、福島第 1 原 発から 半径 20 km 圏 内を警戒区域と し、立ち 入りを原則禁止する とともに、福島県の葛 尾 村、浪江町 、飯館村 、川俣町の一部及び南相馬 市の 一部を計画的 避難区域とし 、広野町、楢 葉町 、川内村 、田村氏の一部及び南相馬 市の 一部を緊急時避難準備 区域に設定している。 本件原発事故当時の 、これらの避難指示によ って、福島第一原子 力発電所周辺住民は 、自宅 からの避難を余儀なく された。 特に、本件原発事故の翌日までに 、避難地域が 次々に拡大さ れ、その度に住民は、不安を抱え 長時間の移動をしなければなら なかっ た。 本件原発事故直後に 、避難した周辺住民の多 く が福島第 1 原発で の事故の詳細をほとんど 知ら されないまま避難をさ せられており、被 ばくの恐怖を感じながらの移動で、あった。 また、政府からの避難指示が多段階でなさ れ たことによって、何 度も避難を繰り返さなけ ればな らず、6 回以上の避難を 5 郎、られた住 民も存在した。 さらに、地域ごとの放射線量の情報が正確に伝 えられな かったこ とから、高線量地域へ避難 指定區域避難及屋內避難地區)、合計 達 146520 人。 而且,就算在這些區域以外,因為要 避開放射線,也很多自發性避難的人。 有關這些避難的人逃難預估的費用、避 難地生活所需的費用等受到非常大的 財產方面損害。 ( 2)精神的損害 * 因逃難指示混亂,逃難住民受的精 神痛苦 這次核電事故,政府發佈了多階段的 避難指示。 2011 年 03 月 11 日下午 2:46 (平成 23 年)這次地震發生時、當日的 晚上 7:03 分總理大臣發佈核能緊急狀 況宣言。隨後、當日的晚上 9:23 分發佈 福島第一核電廠半徑 3 公里內的避難 指示、半徑 10 公里內暫時避難指示。 次日 03 月 12 日清晨 5:44 分發佈半徑 10 公里內的避難指示、同日晚上 6:25 分發佈半徑 25 公里內的避難指示。 接著、03 月 15 日上午 11 時發佈半徑 20-30 公里內的暫時避難指示。 並且、4 月 21 日及 4 月 22 日在福島第 一核電廠半徑 20 公里內設警戒區域, 同時原則禁止進入、福島縣的葛尾村、 浪江町、飯館村、川俣町的部份及南相 馬市的部份設為指定避難區,廣野町、 楢葉町、川內村、田村氏部份及南相馬 市的部份設為緊急時避難準備區域。 因為這次核電事故當時的這些避難指 示,福島第一核電廠週圍的住戶,不 得已離家避難。
  • 14. 14 してしま う住民も存在した。 以上のように、本件原発事故によ る政府の避 難指示は多段階にわ たり出され、これによっ て避難を強し、られた住民は、事故の詳細を 伝 えられないまま、混乱の 中、避難をせざ るを得 なかった。このよ うな避難態様によ って、住民 は 、被ばくの恐怖にさらされる ととも に、自 らの住居を離れ生活をしなければならないと いう、非常に大 きな精神的苦痛を味わった。 イ 本件原発事故当時の被ばく による精神的 苦痛 本件原発事故よ り、警戒区域、計画的避難区域 に指定さ れた地域 は、いずれも本件原発事故 後 、1 年間で 20mSv 以上の積算放射線量 が予 想された地域であ る。 また、これらの区域以外にも、従来政府が採用 していた一般人の 年間被ばく限度量である年 間 lmSv 以上の積算放射線量の被曝をす る恐 れのある地域は、福島県外ま で非常に広範囲 に及んでいる。 避難区域外に住む住民で、あっても、放射線の 脅威から逃れるため 、 避難した住民が多数存 在する 。 福島第一原発事故 に関する報道は、前述のと おり、本件原発事故 当時からテレビ、新聞等の マスメデ ィアで非常に大きく取り上げら れて いた。特に、福島第一原発の 1 号機建屋および 3 号機建屋の爆 発映像な どは、直ちに放射性 物質の拡散を想像させるもので、あった。 放射線が大気中に放出された場合 、放射線は 、 目に見えず、また 無味、無臭であ ることから、 被ばく状況について 、一般人では感知 し得な い。したがって、放射性物質が周囲に拡散さ れ ている状況で 、 一般人が意識的にこれを避け ることは困難である。 一方で、放射線が人体に有 害であることは、公 知の事実である。 福島第一原発周辺に住む住 民は 、テ レビ、ラジオ等の報道や自治体 特別是、到這次核電事故次日,避難區 域屢屢擴大,這時肯定是住民長時間 懷抱不安移動。 這次核電事故之後,很多週邊避難住 民完全不知道福島第一核電廠的詳細 事故下被叫去避難,移動時邊體會被 曝恐懼感。 又因為政府下很多階段的避難指示, 沒完沒了的反覆避難,也有住民避難 6 次以上。 而且,因為每個區域的放射線量的資 料不能正確的傳達,也存在住民往高 放射線區域避難。 如上所述,因這次核電事故政府發佈 了多階段的避難指示,因此被迫避難 的住民在不知道詳細事故下,不得已 在混亂之中避難。由於像這樣的避難狀 態,可能被曝的恐懼感的同時,還得 要離開自己的居所生活,體會了非常 大的精神痛苦。 *因這次核電事故當時的被曝,受的精 神痛苦 因這次核電事故、警戒區域、被指定的 指定避難區、都是這次核電事故推算一 整年累積 20 毫西弗以上的放射線量區 域。 再則,就算是在這些區域外,以往政 府採用一般人一整年被曝限度量為一 整年累積 1 毫西弗以上被曝的地區, 也很大範圍的擴及福島縣外。 即便是在避難區域外面的住民,為了 逃離放射線的威脅,事實上有很多住
  • 15. 15 による避難指示を受けるなどして、福島第一原 発の非常事態を認識 するに至り、自ら感知す るこ とのできない放射線に被ばく すること に対する恐怖の中で 、避難のための移動を強 い られた。 このように本件原発事故による避難住民及び 福島県在住者は 、い ずれも本件原発事故を自 己の生命 ・身体に対する直接的侵害と して 感知したのであ る。これらの避難住民及び福 島県在住者が感じ たで あろう、放射線被ばく に対する恐怖は非常に大きいもの であり、避 難住民及び福島県在住者は本件原発事故当時 、 多大な精神的苦痛を 被っている。 ウ 事故後の健康被害に対する精神的苦痛 また、 これらの避難住民及び福島県在住者は 、いず れも高線量地 域か ら避難してきた者もし くは高線量地域で 生活していた者で あり、 本件事故当時 、平常 時に比べ 、多量の放射線を浴びている可能性 が 高い。 したがって、今後 、放射線被ぱ くを原因とする 晩発性障害を発症 するリスクも負 っている。 このため、今後、本件原発事故に伴う 健 康被害 発生に対する 恐怖を感じ続ける ことになる。 このような今後 の健康被害の発生に対する恐 怖も 、避難住民及び福島県在住者 の大 きな精 神的苦痛となっている。 2 地方、東北地方等福 島第一原発周辺住民 の精神的苦痛 原告目録 2 記載の各原告は 、福島第一原発周 辺地域であ る関東地方及 び東北地方の居住者 である。かかる原告ら も以下のとおり本件原 発事故 により精神的苦痛を負 っている。 ( 1) 本件原発事故当時の精神的苦痛 本件原発事故により 、避難区域に指定さ れな かった地域においても、関東地方、東北地方等 福島第一原発近郊の地域では 、本件原発事故 の影響で、軒並み放射線量の増加が観測されて 民在避難。 有關福島第一核電廠事故的報導,如 前所述,這次核電事故的當時開始, 電視、報紙、大眾媒體非常大量的報導 這次核電事故。特別是、福島第一核電 廠的 1 號機的廠房及 3 號機廠房的爆 炸畫片等,直接的使人想像到放射線 物質擴散。 放射線排放在空氣中時,放射線眼睛 看不見、而且,因為無味、無臭,有關 被曝的狀況,一般人無法察覺。因此, 放射線物質擴散在週圍,一般人能意 識到避免放射線是困難的。 另一方面、眾所週知放射線是對人體有 害。住在福島第一核電廠週圍的住民經 由電視、廣播等的報道、地方政府等得 到避難指示,為了避難被強制搬離, 到了解福島第一核電的緊急狀態,恐 懼著因為對被曝不能經由自身察覺。 像這樣因這次核電事故避難的住民及 住在福島縣的人,都感受到這次核電 事故對自己的生命、身體直接的侵害。 這些逃難的住民及住在福島縣的人都 感受到了、對被曝的恐懼相當大、避難 的住民及住在福島縣的人對這次核電 事故的當時,受到相當大的精神痛苦。 *對於事故後對損害健康的精神痛苦、 及往後這些避難住民及住在福島縣的 人、都是從高放射線地區來避難的人或 在高放射線地區生活的人、這次事故的 的當時、被曝在大量放射線的可能性很 高的。 因此、今後、以被曝為因,背負的慢性
  • 16. 16 いる。これら福島第一 原発近郊に住む住民は 、 避難をしていない住民についても 、本件原発 事故の報道に触れ 、本件原発事故によ って、放 射性物質が拡散し 、人 体に有害な放射線を浴 びる現実の危険を感じたものといえる。 すなわち 、原子力発電所が大規模事故を起こ した場合には 、放射性 物質が拡散し、極めて広 範囲にわたり 放射線量の増加が起こり うると いうことは、チェルノブイリ原発事故をみても 明らかである。チェル ノブイリ原発事故で は、 約 8000km 離れている 日本においても、事故 によって放出された放射性物質が観測されて い る。 このような経験から、原子力発電所 が大規模 事故を起こした場合に 、 その被害が極めて広範囲にわたるこ とは、本 件原発事故当時 、公知の 事実であった。 したがって、関東地方、東北地方等福島第 一原 発の近郊に住む住民 も、本件原発事故当時 、事 故の全容が 明らかにな らない中で、1 号機お よび 3 号機建屋の爆発映像等を見て 、放射性 物質の拡散を認識し 、自 分の生命身体 に対す る切迫した危険を感じたも のといえる。 よってこれらの住民も本件原発事故当時 、生 命身体に対する危険と いう多大な精神的苦痛 を被 っている。 ( 2 ) 事故後の健康被害に対する 精神的苦痛 本件原発事故に よって、年間 lmSv の被ば く 線量を超える と想定さ れている地域は 、福島 県内にと どまらず、宮城県、茨城県 、栃木県 、 群馬県、千葉県、埼玉県 、東京都に及んでいる。 病傷害的風險。為此、伴隨著這次核電 的事故,對於健康發生損害,仍會持 續感受到害怕。往後像這樣對於發生健 康損害的恐懼,也會變成避難的住民 及住在福島縣的人很大的精神痛苦。 2. 當地、東北地方等福島第一核電廠週 邊住民的精神痛苦 原告目錄 2 記載的各個原告、是居住 在福島第一核電廠週邊地區關東地方 及東北地方的人。關於原告們,因這次 核電事故也承受了以下的神痛苦。 (1)這次核電事故當時的精神痛苦 因為這次核電事故,即便是指定的避 難區域、關東地方、東北地方等福島第 一核電廠近郊地區,因這次核電事故 的影響,觀測家家戶戶的放射線量的 增加。 這些住在福島第一核電廠近郊的住民, 連不避難的住民,碰觸到這次核電事 故的報導,因為這次核電事故,放射 線物質擴散,可以說是感到現實被曝 在對人體有害的放射線的危險。 也就是說,核電廠發生大規模事故時, 擴散放射性物質、跨及很廣的範圍,很 可能會增加放射線量,看車諾比核電 事故就很清楚。即使車諾比核電事故是 離日本約 8000 公里遠,也觀測到因 事古排出的放射性物質。 從像這樣的經驗,發生大規模核電事 故時,這次核電事故,那種受害是擴 及相當廣的範圍,是眾所皆知的事。 因此,住在關東地方、東北地方等福島 第一核電廠近郊等住民,對這次核電 事故當時,並不了解事故的全貌,看
  • 17. 17 上記図の青色で塗られた地域は 、2011 年 9 月 18 日現在、1 時間あた り 0.23 マイクロシベノ レト以上の空間線量が観測された地域であ り、 この地域の住民の年間被ばく 線量が、lmSv を超えると予測される地域 である。 政府は、従来、一般人に対する被ばく 許容限度 量を年間 lmSv と考 えてきたのであり、放射線 の内部被ばくに対する健康リスクが従来考 え られていた以上に高いものである との専門家 の指摘があることなど もあわせ考えれば、こ の年間 lmSv の許容限度量を超える放射線が 超 えた地域については、がん等、晩発障害が発 生する リスクが高まって いるといえる。 到 1 號機及 3 號機廠房爆炸的畫面, 了解放射性物質擴散,可說是對自己 的生命生體感到迫切的危險。 由這些住民們在這次核電事故的當時, 對生命身體危險,受到非常大的精神 痛苦。 (2)由於事故後對健康的損害、精神方 面痛苦、假設一年被曝超過 1 毫西弗的 地區、不僅是福島縣、也擴及宮城縣、茨 城縣、櫪木縣、群馬縣、千葉縣、琦玉縣、 東京都。 航 空 機 モ ニ タ リ ン ゲ の 測 定 結 果 . 肉 ’ 8 I T T 更 を e T 慢 1 1 5 ; ) 0 . . . 9 0 1 9 0 ’ I y " " ' 8 5 ・ 1 0 1 0 I 3 1 . . S 9 2 , 3 0 5 < o z ; ・・ 0 ・ “ 担 . ・ ・ F ・ ・ . . ・ ‘ l l ・ ぬ . ‘ ・ 彊 . " ' u , , . . .
  • 18. 18 したがって、このような地域に住む住民につい ては、事故当時の恐 怖に加え 、今後の晩発障害 の発生に対する恐怖も抱いてい るといえる。 なお、上記図はあく まで「 1 日の うち屋外に 8 時間、屋内 (遮へい 効果 (0.4 倍) のある木造家屋) に 16 時間 滞在する という生活ノ ξ ター ンを仮定 J した場合に、0.23 マイクロシ ベル ト毎時の測定線量が 、 年間 lmSv の被ばく線 量に該当すると の想定のもとに、航空機モ ニ タ リングの結果から色分けされた地図である 。 個々人の行動や生活様式 によって、地図上に 示された以外の地域の住民においても 、年間 被ば く線量が lmSv を超える場合が存在する ことは明らかである。 さらに、前述のように、低線量被ばく で、あっ ても、内部被ばくの場 合には、従来考えられて きた以上に健康 リスクが高いとの専門家によ る有力な指摘が存在する。また、ICRP 自体、 放射線被ばく による健康 リスクについては、 関値が存在せず、できるかぎり被ばく量は低く 抑 えるべきであると勧告していること なども 考慮すれば、平常時より、多くの放射線に被ば くした場合には、仮にそれが年間被ばく 線量 lmSv を下回る場合であ っても、健康リスクを 高め ることは明らかである。 本件原発事故によ り、東北地方および関東地 方等の 各都県において は、大気中の放射線量 の増加が観測されている。したがって、本件事 故後、平常時を超える放射線 量が観測された 地域に住む住民について は、平常時以上の被 ばく をしていることが明らかであり、いずれ もの 住民も晩発障害が発生するリスクが高ま っているといえる。 よって、このような地域に住む住民は 、今後の 健康被害発生に対す る恐怖とし、う精神的苦 痛を被 っている。 3 福島第一原発周辺地域以外の 日本住民の 上面塗藍色的地區是現在 2011 年 09 月 18 日、觀測到每一小時 0.23 微西弗 的放射線量、預測這個地區住民一整年 被曝的射線量超過 1 毫西弗。 政府以往對一般人被曝量一整年容許 值認定是 1 毫西弗、如果顧慮到專家門 指出放射線內部被曝對健康風險比以 往來的高、有關這一年超過 1 毫西弗容 許值的地區,癌症等、發生慢性傷害風 險會提高。 因此、有關像在這些地區住的住民,加 上對事故當時的恐懼、可說是往後會抱 著對發生慢性傷害的恐懼。另外、上面 的圖終究是「假設 1 日屋外 8 小時、屋 內停留 16 小時生活狀態時(遮避效果 0.4 倍的木造房屋)每小時測得 0.23 微 西弗,根據假設相當於一年被曝量超 過 1 毫西弗,由飛機觀察的結果顏色 區分地圖。因每個人的行動或生活方式 即便是地圖上顯示以外地區的住民, 明顯存在著一年被曝量超過 1 毫西弗。 並且、如前所述即便是低線量內部曝時 由專家強力指出會比往常認定,還要 高的健康風險。而且、國際組織國際放 射線防護委員會(ICRP)有關因自身 被曝的健康風險,關連性並不存在, 如果仔細思慮的話,勸告儘可能的降
  • 19. 19 精神的苦痛 原告目録 3 記載の各原告は 、上記 1、2 に含ま れない、日本国内在住 者および海外在住の日 本人 である。 福島第一原発周辺地域以外の地域で 、本件原 発事故によ る放射線量の 増加が観測されなか った地域の住民においても、本件原発事故の報 道に 接することによ って大きな精神的損害を 被 っている。 前述のように、本件原発事故につい ては、日本 国内のテレビ 、ラジオ、 新聞等各マスメデ ィ アにおいて、リアルタイムで非常に多くの報道 がな されていた。 テレビにおいては、各局が特別番組を放送し、 解説なども加えながら、 福島第一原発のリ ア ルタイムの映像なども交え 、事故の推移を詳 細に報 道していた。1 号機建屋、3 号機建屋の 爆発映像についても爆発のあ った 同日中に、 テレビにて報道された。 日本に住む住民は、このような報道に接する ことによって、本件原発 事故が 、過酷事故であ ることを理解するとともに、本件事故によ っ て、 放射性物質が 、非常に広範囲に拡散する おそれがある ことを知るに至っ た。原発の過 酷事故に より、放射性物質が拡散された場合 、 国境を超え、 世界的規模で放射線被ぱ くをも たらすことは、チェルノブイリ原発事故 で実 証されており、日本に住む住民は、このような 報道に接する ことに よって、大きなシ ョック と自らも被ば くする恐怖を感じた 。放射線被 ぱ くが仮に低線量で、あったとしても、健康被 害のリ スクがあることはこれ まで述べてきた とおりであり、日本に住む住民が、放射性物質 の拡散と いう事態を受け、自らの健康が脅か される危険を感じたこと も根拠のな いもので はない。 また、日本には、全国各地に合計 50 基の原子炉 低被曝量等,比平常更多的比曝場合 時,即便假設一年在 1 毫西弗以下, 明顯的也會增高健康的風險。 因為這次核電事故、在東北地方及關東 地方等的各縣市,觀測到空氣中的放 射線量增加。因此、這次事故後,有關 觀測到平常超過放射線量地區的居住 的住民,明顯是正常以上被曝,可說 住民的慢性傷害發生風險都會提高。 因此、如果住在這地區的住民,對於往 後發生健康損害的恐懼,遭受精神痛 苦。 3.福島第一核電廠週邊地區以外的日 本住民的精神痛苦 原告目錄 3 記載的各個原告、不含上面 的 1、2,住在日本國內及住在海外的 日本人 福島第一核電廠週邊地區以外,因這 次核電事故,即使是未觀測到放射線 量增加地區的住民,由於接觸到這次 核電事故的報導,受到很大的精神損 害。 如前所述,關於這次核電事故,日本 國內的電視、收音機、報紙等各大眾媒 體,真實時間也播報非常多。 電視各局也播報特別節目、邊附加解說 等、加上真實時間的影片、詳細報導事 故的過程。當天電視播報 1 號機廠房、3 號機廠房的爆炸畫面。
  • 20. 20 が設置されている。これまで、日本国内では、 原子力発電所が安全で あるという神話が築 き上げられてきた。しかし、東日本大地震およ びそれに伴う津波によっ て、本件原発事故が 発生し たことによって、日本の原子力発電所 が安全 ではないことが実証される結果となっ た。 日本が、世界有数の地震頻発国であること は 公知の事実であるが、日 本に住む住民及び海 外在住の 日本人は、このような地震頻発国に おいて、 多数の原子力発電所が設置されてい る現状の危険性を 、本件原発事故を 契機と し て、より深刻に考える ようになった。日本の原 子力発電所は全 国各地に設置されており、日 本全国どこの地域でも 、過酷事故が起こ っ た 場合に、非常に大きな被害が発生するリ スク を負っているといえる。したがって、日本に住 む住民及び海外在住の日本人は 、原子力発電 所が 設置されていることによって、常に自 ら の生命、身体、財産が危険にさ らされた状態で あると いうことを、本件原発事故によ って再 認識する に 至っている したがって、日本に住む住民及び海外在住の日 本人は、本件原発事故 による被ばくの恐怖に 加え 、このような地震頻発国において 、多数の 原 子力発電所が設置されている ことについて の恐怖も感じており 、原発周 辺地域に居住し ている 住民以外の 日本住民についても 、本件 原発事故に より多大な精神的苦痛を被 ってい る。 4 原発設置国等住民の精神的苦痛 原告目録 4 記載の各原告は 、原発設置国及び 原発等設置予定国在住者 である。かかる原告 らについても 、本件原発事故によ り、以下のよ うな 精神的苦痛を被 っている。 ( 1) 原発設置国住民 福島第 1 原発での本件原発事故は 、世界各国 でも、リアルタイムで 報道された。原発事故が 住在日本的住民因為接觸到這樣的報 導,因這次事故,知道放射性物質可 能擴散範圍相當的廣,同時了解到這 次核電事故是嚴重事故。因為是嚴重事 故,放射線物質擴散時,會跨國,車 諾比核電事故證實是帶來世界規模的 被曝,住在日本的住民因為接觸到這 樣的報導,很大震驚感受到自身也會 被曝的恐懼。根劇目前得知,即便是假 設放射線低線量被曝,有健康風險, 住在日本的住民,得知放射性物質擴 散狀況,感受到自身的健康受到威脅 的危險,並非空穴來風。 而且、在日本全國各地設置共有 50 座 核反應爐。至今、日本國內建造著號稱 核電廠是安全的神話。但是、因為東日 本大地震及伴隨來的海嘯、經由發生這 次核電事故,結果證實了日本的核電 廠不安全。 日本是眾所周知,世界上有名的地震 頻繁的國家,住在日本的住民及住在 海外的日本人,住在這樣地震頻繁的 國家,經由這次的核電事故,更加認 真的思考,設相當多核電廠的現狀的 危險性。日本的核電廠在全國各地設置 日本那個地區發生嚴重事故時,都會 受承擔相當大風險的傷害。因此、住在 日本的主民及住在海外的日本人,經 由這次核電事故,更深的認識,因設 置核電廠, 無論何時都有危及自身的生命、身體、
  • 21. 21 世界的規模での被害をもたらすこと は、チ ェ ルノブイリ原発事故以来、世界中で明 らかと なっている。 本件原発事故映像は 、テレビや新聞、インタ ネットを通じ、世界 各国で大きく報道さ れた。特に、1 号機建屋と 3 号機建屋の爆発映 像は 、 直ちに放射性物質の拡散を想起させる も のであり、本件原発事故が過 酷事故であ る ことを理解させるものであった。 原発の過酷事故によ り、放射性物質が拡散さ れた場合、国境を超え、世界的規模で放射線被 ぱ くをもたらすことは、チェルノブイリ原発 事 故で実証されている。また、放射線被ぱ くが 仮に少量であ っても健康 被害をもたらすリス クを高めることは前述の とおりである。 したがって、日本以外の国に住む住民も、本件 原発事故の報道によ って放射性物質の拡散を 認識し 、世界的規模での放射線被ばく の恐れ と自らの健康被害の恐怖を感じたと いえる。 よって、日本以外の国に 住む人々も 、本件原発 事故の報道に接する ことによって、自らの被 ぱ くの恐怖等の多大な 精神的苦痛を被ってい る 。 また、原発設置国の住民については、放射線被 ばく の恐怖と ともに、自国の原発が事故を起 こ した場合の危険性についても再認識し 、自 ら の国の原発の潜在的危険性についての 恐 怖も感じたといえる。 2013 年 1 月 1 日現在、原発を稼働させてい る 国は、日本を含め 30 カ国存在する。 財產的危險。 因此、住在日本的住民及住在海外的日 本人,由這次核電事故,加上對被曝 的恐懼,在這樣地震頻繁的國家,關 於設置相當多核電廠也感到恐懼,關 於住在核電廠週邊地區以外的日本的 住民,也因這次核電事故承受了相當 大的精神痛苦。 4. 設置核電廠等國家住民的精神痛苦 原告目錄 4 記載的各個原告、設置核 電廠的國家及住在預定設置核電廠國 家。就有關原告們,因這次核電事故, 承受了如下列的精神痛苦。 (1) 設置核電廠國家的住民 福島第一核電廠的這次核電事故,在 世界各國、真實時間也報導。車諾比核 電事故以來,全世界都清楚,核電事 故會帶來世界規模的損害。 這次核電事故的畫面,透過電視、報紙 網路、世界各界大量報導。特別是、1 號 機廠房和 3 號機廠房的爆炸畫面,直 接連想放射線物質的擴散,使人了解 這次核電事故是嚴重事故。 因為核電是嚴重事故,放射線物質的 擴散時,會跨國,車諾比核電事故證 實是帶來世界規模的被曝。而且、即便 是假設放射線低線量被曝,如前所述 會提高健康風險。 因此、住日本以外國家的住民,也因為 核電事故的報導,了解放射線物質擴
  • 22. 22 ・フィシ r ランドの官十阪中の 2.1&は出力不 確定のため、仮定して震計. The presently uncertain output 。f 2 planned unit> 。T Finland was to10p。rally calculated. (出典 .「世界の原子力発電開発 の動向 ( プ レスキット) 」 日本原子力産業協会 ) これらの原発設置国の中でも 、本件原発事故 後 、原発廃止の政策決 定がなされた国が存在 する。 ドイツは、2002 年に、2022 年頃までに、全ての 原発を廃止する こ とを決定した。しかし、その 後の情勢変化に伴い 、原発の稼働を 2030 年頃 まで延長する決定がなされていた。しかし、福 島第 1 原発での本 件原発事故を受け 、メルケ ル首相が原発の存続に関し検討するため の 倫 理委員会を発足させ 、この倫理委員会の報告 に従い 、2011 年 6 月、2020 年までにすべての 原発を廃止するこ とを決定した。 スイスでは、本件原発事故を受け 、2011 年 5 月、 散,可能會有世界規模的被曝及感受 到自身健康受損的恐懼。因此、住在日 本以外國家的人們,也因為接觸到核 電事故的報導,自身的被曝恐懼承受 了相當大的精神痛苦。 而且、有關設置核電國家的住民,放射 線被曝恐懼的同時,重新認識了自己 國家發生核電事故時的危險性,感受 到對於自己國家的核電有潛在的危險 性的恐懼。 2013 年 1 月 1 日現在、使用核電的國家 含日本共 30 個國家。 目前未確定輸出。F2 計畫單位 T 芬蘭到 10P。已計算威脅 (出處「世界核電廠開發的趨勢(參考資 料) 」日本核電產業協會)
  • 23. 23 2034 年までに稼 働中の 5 基の原発全てを廃止 することを決定した 。 台湾でも、2011 年 11 月、総統が原発を段階的 に縮小する ことを宣 言している。 このような原発設置国の脱原発への政策転換 は 、本件原発事故が 、 原子力発電の持つ重大 な危険性を認識したからである 。すなわち、本 件原発事故が 、各国住民へ与えた恐怖感の裏 付 けであるといえる。 各国住民が 、本件原発事故に よって大きな恐 怖感を感じたから こそ、政府は、政策転換を迫 ら れたのであり 、本件原発事故の報道に接し た 人々は 、少なからず恐怖感を感じ 、精神的 苦痛を被 ったといえる。特 に、原発設置国の住 民については 、自国の原発が事故を起こした 際の 恐怖も同時に感じたといえ、その精神的 苦痛は大きい といえる。 ( 2 ) 原子力発電所 、原子力関連施設設置予定 国住民 現在、まだ原子力発電所を設置してい ない 国の うち少なくとも 11 カ 国は、原発の設置計画が存在している 。ベトナ ムやトルコなどに対しては 、日本国内の原発 メ カ が原発 輸出を計画しており 、本件原発事故後も 、政府 は原発輸出を推進する 活動を継続してい る。 また、モンゴルにおいては 、原発の建設が計画 さ れると ともに、日 本やアメリカで排出され る放射性物質を処分するための最終処分場の 建設も計画されている。 このよ うな原発等設置予定国にお いても、本 件原発事故は大きく報 道された。本件原発事 故の報道に接した住民は 、本件事故によ る放 射 性物質の拡散を認識し 、世界的規模での放 射線被ぱ くの恐れと 自らの 健康被害の恐怖 を感じたといえる 。これらの国の住民 も、本件 原発事 故の報道に接する ことによって、大き なシ ョックと健康被害に対する 恐怖を感じ精 神的苦痛を被 っていることは、原発設置国の 這些設置核電的國家,這次核電事故 後,也有國家作出了廢除核電的決定。 德國在 2002 年、約到 2022 年前,決定 全面廢除核電。可是,伴隨之後的情勢 變化,核電的運轉決定延長到 2030 年左右。但是、受到福島第一核電廠的 這次核電事故,首相設立為了檢討有 關核電存廢的倫理委員會,遵照這個 倫理委員會的報告,2011 年 06 月、決 定 2020 年前完全廢除核電廠。 瑞士受到這次核電事故,2011 年 5 月、 決定到 2034 年前完全廢除運轉中的 5 座核電廠。 台灣也是 2011 年 11 月、總統宣布核 電階段性縮小。 像這樣往往非核家園的政策轉變,從 這次核電事故,了解到擁核的重大危 險性。也就是,這次核電事故帶給各國 住民的恐懼感的證明。 各國住民因這次核電事故,所感受到 相當大的恐懼感,政府被迫改變政策, 接觸到這次核電事故報導的人們,感 到相當的恐懼,飽受到精神痛苦。特別 是、有關設置核電國家的住民,同時感 受到自己國家發生核電事故時的恐懼, 可說是相當大的精神痛苦。 (2) 核電廠、預定設置核電相關設施國 家的住民、現在、仍未設置核電廠 的國家,至少有 11 個國家計劃要 設置核電核。對於越南、土耳其等 日本國內的核電廠商計畫輸出核 能,這次核電事故後,政府仍繼
  • 24. 24 住民と 同様 である。 また、イタリアでは、1990 年までに、全原発を 停止していたが 、近 年原発再稼働を目指す動 きが あった。しかし、2011 年 6 月、本件原発 事故を受け 、原発再開の是非を問う 国民投票 が行われ、90% 以上の圧 倒的多数が 、原発再 開に反対した 。これを受け、政府は、原発の再 開 を断念した。 このような動きは、原発設置予定国においても 、本件原発事故が 、 大きな恐怖感を与えたこ とを裏付けている。原発設置予定国において は、仮に原発が設置さ れた場合には 、このよう な大規模事故のリスク を背負う ことになると いう恐怖感を感じたも のといえる。 したがって、これらの国の住民は、本件原発事 故の報道に接するこ とによる大きなシ ョック と恐怖感に加え 、本件原発事故に より、自国 においてもこのよう な重大な危険性を有する 施設を持つこと になるか もしれないという恐 怖感を感じた のであり、本件原発事故によ り、 大 きな精神的苦痛を被 ったといえる。 5 その他原告の精神的苦痛 原告目録 5 記載の各原告は 、上記 1 ないし 4 に含まれない地域に居住 しているものである。 原発設置園 、原発設置予定国以外の国でも 、本 件原発事故は大きく 報 道されている。原発の 過酷事故が起きた場合に 、世界的規模での放 射能 汚染が起き 、広範な範囲での健康被 害が 発生する可能性がある ことはチ ェルノブイリ 原発事故の経験な どか ら、各国住民に共通の 認識と なって し、る。 したがって、原発設置国 、原発設置予定国以外 の国の 住民も 、本件原 発事故は大きく 報道さ れた。本件原発事故の報道に接した住民は 、本 件 事故による放射性物質の拡散を認識し 、世 界的規模での放射線被ばくの 恐れと 自らの健 康被害の恐怖を感じたと いえる。これらの国 の住民も、 本件原発事故の報道に接すること 續發展核能輸出的活動。 而且、有關於蒙古,計畫蓋核電廠的同 時,為了處理日本及美國被排出的放 射線物質,也計畫蓋核廢料的處理場。 即便是在預定設置核電的國家、這次核 電事故也是大量被報導。接觸到這次核 電事故報導的住民,因為這次事故了 解到放射線物質擴散,可說是感受到 世界規模的放射線被曝的恐懼和害怕 自身健康損害。這些國家的住民也因接 觸到這次核電事故報導,很大的震驚 和對於健康損害,也和設置核電廠國 家的住民同樣是感到恐懼受到精神痛 苦。 而且、雖然義大利 1990 年前就已經廢 核,最近幾年朝著核能再運轉的目標。 但是、2011 年 06 月、受到這次核電事 故,國民進行投票詢問是否再開啟核 電、90%以上壓倒性的多數,反對核能 再運轉。因此、政府放棄核能再運轉。 像這樣的變化、證明即使在預定設置核 電的國家,因這次核電事故,帶來很 大的恐懼感。預定設置核電的國家,假 設要設置核電廠時,感受到恐懼感要 承受這樣大規模事故的風險。 因此、這些國家的住民,因接觸到這次 核電事故報導,加上很大震驚和恐懼 感,因這次核電事故,自己的國家可 能會擁有這樣重大的危險性的設施, 感受到恐懼感,因這次核電事故,受
  • 25. 25 によって、大きなシ ョックと健康被 害 に対す る恐怖を感じ精神的苦痛を被っていることは、 原発設置国等の住 民と同様である。 よって、原発設置国等以外の国の住民も本 件 事故によって大きな精神 的苦痛を被っている といえる。 第 6 まとめ 以上のとおり、本件原発事故は、大気中に大量 の放射性物質を拡散さ せ た。これにより日本 国内では、広範囲が放射能で汚染さ れ、避難区 域外に 居住していた避難住民も合わせれば 、 15 万人以上の避難民が発生 した。ま た、放射 性物質は、大気や海洋を汚染し 、その汚染は日 本国内にと どまら ず、世界的規模で、広がって いる。 このような事故に よって、避難住民や福島第 一原発近郊の地域の住民は 、放射線被ばく の 恐怖など多大な精神的苦痛を被 っている。ま た、福島第一 原発周辺地域以外に住む 日本住 民や 、日本以外の国に住む人々も、本件原 発事 故の報道に触れ ることによって、本件原発事 故の深刻な事態に大きな ショックを受けると ともに、自らも被ばくし健康被害を生じるので はない かという恐怖を感じた。 したがって各原告が本件原発事故によ って被 った精神的苦痛は大きく、 その苦痛を金銭に 換算する といずれの原告も 100 円を下らない 損害を被 っ たといえる。 到精神痛苦。 5. 其他原告的精神痛苦 原告目錄 5 記載的各個原告、不包含 居住在上面的 1-4 地區。 設置核電的國家、即便是預定設置核電 以外的國家,因這次核電事故大量報 導。從車諾比核電事故的經驗,各國住 民的共識,發生嚴重核電事故時,可 能會發生世界規模的放射線污染、廣大 範圍的健康受損。 因此、設置核電的國家、預定設置核電 以外的國家的住民、也大量報導這次核 電事故。因接觸到這次核電事故報導的 住民,因這次核電事故,了解放射線 物質的擴散,世界規模的放射線被曝 的恐懼及自身的健康受害的可怕。這些 國家的住民也因接觸到這次核電事故 報導,很大的震驚和對於健康損害, 也和設置核電廠國家的住民同樣是感 到恐懼受到精神痛苦。因此、預定設置 核電以外的國家的住民,也因這次核 電事故,受到精神痛苦。 第 6. 總結 如上所述、這次核電事故,空氣中大量 放射線物質擴散。因此日本國內受到大 範圍放射線污染,合計住在避難區外 的避難的住民,出現 15 萬人以上。而 且、放射線物質會污染空氣和大海,其 污染不僅是日本國內,世界規模的擴 散。