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2900以上の企業/大学が、
事業戦略立案/学術 研究の
「未来予測ツール」
と
して活用しています。
介護、
教育、
医療、
公共交通といった分野で、
民間企業が公共
サービスを担う新たな官民共創が動き出しています。
エンタメや
スポーツの分野では、
先端技術が既存の業界構造に変革をも
たら
しています。
こ
う
した変化の中で立ち上がる新ビジネスと市
場の姿を予測する
レポー
ト群。
将来立ち上がる新ビジネスを予測する
公共サービス、
エンターテインメ
ン
ト、
スポーツ
日本の未来 都市再生/
地方創生編
エ
ンターテイ
ンメ
ン
ト
・
ビ
ジネスの未来
スポーツ
ビ
ジネスの未来
未来の市場変化を織り込ん
でいないロードマップは、
百
害あって一利なし。
社会の変
化が新たに作り出す顧客価
値を商品やサービスのあるべ
き姿に読み替え、
そこに必要
となる技術進化を読み切る。
先を見据えたR&D戦略立案
や研究開発テーマ選定のバ
イ
ブル。
『テク
ノロジー・ロー
ドマッ
プ』
シ
リ
ーズ
技術の未来を知り、
自社の
「進むべき道」
を考える
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
全産業編
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
ICT融合新産業編
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
自動車
・
エネルギー編
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
医療
・
健康
・
食農編
膨大な統計データや文献、
変化の兆しやバズワー
ドを宿命的ラ
イフサイクルや3つの科学の関係性の観点から俯瞰するこ
とで
明らかになる“未来を形作るメ
カニズム”。
未来の姿が事業や産
業に与えるインパク
トや可能性を理解し、
課題と打ち手を網羅。
新たなビジネスを創造するための未来予測の決定版。
『メ
ガ
トレン
ド』
シ
リ
ーズ
膨大な兆しから見える未来を知り 
「打ち手」
を考える
メ
ガ
ト
レン
ド
全産業編
メ
ガ
ト
レン
ド
自動車
・
エネルギー編
メ
ガ
ト
レン
ド
ICT融合新産業編
ポス
トパンデミ
ッ
ク時代の様々な変化を読み解く
ためには、
世界
に点在する未来のタネを丹念に集める作業が必要です。
各分野
で起きている最先端の技術や企業の動向を調査分析し、
社会
や産業の未来像を提示する
レポー
ト群。
『リ
ーディ
ングエッ
ジ』
シ
リ
ーズ
世界に点在する
「今、
すでにある未来」
を提示する
ポス
トパンデミ
ッ
ク2030
グローバルシナリ
オ
スマー
ト
シティ
2025
ビ
ジネスモデル/ファ
イナンス編
スマー
ト
シティ
2025
未来シナリ
オ調査編
どこに、
どのよ
う
な投資を行う
のかこれから大き
な変化が起こ
り
想定外の影響が及ぶこ
とが
確実視される分野に焦点を当て未来を見通す。
中長期の戦略立案のために見逃してはな
ら
ない動き
を知るための必読レポー
ト群。
ICT分野の変貌
とICTが創出され
る新たな事業領
域でのビジネス
を企画している
方向け
ICTが影響を与える
既存産業の未来とICT
産業自体の予測
分野を絞って深く
知る①
新しいテクノ
ロジーはビジネスを生み出す最大の
ドライバー。
新規事
業や経営戦略立案のために着目すべきキーワー
ドを選び5~10年先
を読み切る。
ビジネスを左右する技術の動向を学ぶためのレポー
ト群。
「ゲームチェ
ンジングテク
ノロジー」
「生体センシング」
「モビリティ
ー」
「ロボッ
ト」
注目すべき話題のテクノ
ロジーを徹底予測
あらゆる産業に影響を与えるモビリ
ティ
ーとエネルギーの未来を見据えて
事業戦略を策定する企業向け
自動車産業とエネルギー
産業の未来を予測
分野を絞って深く
知る②
急激に拡大する
ことが自明な医
療・健康分野で
新規事業を検討
する方向け
未来の成長領域、
医療
・
健康
・
食農分野の予測
分野を絞って深く
知る③
農林水産物から医薬品、
有機化合物、
電子材料、
情報媒
体、
金属、
構造材、
産業機器、
モビリティ
ー、
コンピュータ、
家電、
医療用機器、
電子部品、
ファ
ッシ
ョ
ン、
巨大建造物、
『超万物開闢図譜』
あ
らゆる商品を
「キロ単価」
で比較
付加価値アップの法則を提示する
嗜好品、
超高級品など
30テーマに分類した約
2400種類のモノのキロ
単価と生産
(出荷)
量を
割り出し、
すべてを統一
の軸でグラフ化し、
比
較。
新たなビジネス戦略
の立案をサポー
トする、
これまでにないレポー
ト。
ゲームチェ
ンジング
テク
ノ
ロ
ジーの未来
生体センシ
ング最前線
ヘルスケア編
モビ
リ
ティ
ーの未来 ロボ
ッ
トの未来
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
ICT融合新産業編
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
自動車
・
エネルギー編
テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
医療
・
健康
・
食農編
メ
ガ
ト
レン
ド
ICT融合新産業編
メ
ガ
ト
レン
ド
自動車
・
エネルギー編
エネルギーの未来
モビ
リ
ティ
ーの未来
フー
ドテ
ッ
クの未来
医療
・
健康
ビ
ジネスの未来
ロボ
ッ
トの未来
超万物開闢図譜
03
02
谷島宣之 日経BP総研 上席研究員
1985年か
ら通算20年以上、
日経コンピュータ誌の記者や編集委員を務め、
情報
システム構築プロジェ
ク
トの成功
・
失敗事例を取材。
日経ビジネス、
日経ビズテッ
ク
の編集委員を経て、
2009年日経コンピュータ編集長。
2011年から日経BP総研
を兼務し、
マネジメ
ン
ト
とテクノ
ロジーに関する書籍やウェ
ブサイ
トの企画、
編集に
携わる。
著書に
『システム障害はなぜ起きたか』
(日経BP)
、
『ソフ
ト
を他人に作らせ
る日本、
自分で作る米国』
(日経BP)
、
『社長が知り
たいIT50の本当』
(日経BP)
、
『みずほ銀行システム統合、
苦闘の19年史』
(共著、
日経BP)
な
どがある。
やじま
・
のぶゆき
に接種」
という
ラス
ト
シーンの芝居であれば、
ワクチンの調
達、
該当者への連絡、
公平な受付、
全国各地での接種と
いったシーンをつないでい
く
。
調達はなんとかできたが受
付がう
ま
く
で
き
ないよ
う
ではラス
ト
シーンにた
ど
り
つけない。
も
ぐら叩きの対症療法は寸劇のよ
う
な
もので本来の芝居に
はな
らない。
新製品開発や事業変革は大芝居であ
り、
最
初からすべてを見通すのは無理だが、
重要なシーン
をい
く
つか想定してお
く
こ
とはで
き
る。
人物設定
:
芝居という全体の中でだれがどの役を演じる
のか、
台詞を含めてシナリ
オに書く
。
自分の位置付けを
はっ
き
り
させる
こ
とがと
り
わけ大事だ。
いわゆるMaaS
(モビ
リ
テ
ィ
・
アズ
・
ア
・
サービス)
に取り組むのであれば、
これまで
通り
自動車メーカーの役を演じるのか、
それと
もサービス
事業にまで乗り出すのか、
役割を明確にする。
自社の強
みはやは
り
モノづく
り
だから
メーカーに徹する、
と腹を
く
く
っ
て
もかまわない。
その場合、
自分がつ
く
る製品を高く
買って
も
らえるシナ
リ
オを考える。
長年続けてきたコス
ト
ダウ
ン
よ
り
楽しいのではないか。
出演者募集
:
これはと思う相手にシナ
リ
オを伝え、
説明し、
共感を得て協力しあう関係を築いてい
く
。
「ぜひと
も出た
い」
と言って
も
らえるシナリ
オに仕立てられれば良い役者
を揃え
られる。
相手の候補は社内の他部門にいるかも
し
れないし、
外にも沢山いる。
場合によっては初めての相
手、
あるいは競合であって
も思い切って共演する。
第一稿上演
:
一通り
のシナ
リ
オがで
き
たら
と
にか
く
演じ始め
てみる。
顧客の反応や市場の変化に応じ、
軌道修正を
し
てい
く
。
シナリ
オ無しで上演するのは無謀だが、
細部まで
練られた完璧なシナ
リ
オを待っていてはいつまで経って
も
始められない。
「人材を揃えてから」
「資金を確保してか
ら」
「リ
スク
を洗い出してから」
「テク
ノ
ロジーが使える
よ
う
になったら」
と言い出したら
き
り
がない。
COVID-19問題の
よ
う
な有事に悠長な姿勢を
と
るのは危険である。
自作共作
:
できれば複数の部門から問題意識の高い人
が集ま
り、
議論を重ねて、
シナ
リ
オを書いてい
く
。
主題は社
会や顧客の課題から選んでも
よいし、
自社の問題を取り
上げても
よい。
同じ企業であっても部門や職種が異なる
と、
考えている
こ
と、
知っている
こ
と
も異なるので議論を始
める前に第三者を交えて対話し、
共通認識を持つよ
う
に
したほ
う
がいいだろ
う
。
高い視座
:
良いシナ
リ
オを書く
ために
も
日頃から色々なこ
と
に接し、
学んでお
く
。
舞台装置と
して使いたいテク
ノ
ロジー
をすでに誰かが開発していたと
したら、
それを借り
られる
かどう
かを打診する。
そのために
どこで
どんなテク
ノ
ロジー
が開発されつつあ
り、
いつ世の中に出て
く
るのか、
といっ
た潮流をつかんでお
く
。
自社内や所属している業界を見
ているだけでは不十分である。
例えば軍事関連のテク
ノ
ロジーが民間で使われ、
イ
ノベーシ
ョ
ン
を起こ
し、
ゲームの
ルールを変えて
しま
う
こ
とがあるから、
そう
した分野も見て
お
く
。
逆に身近な消費者向けモバイ
ルアプリが世界を変
えて
しま
う場合も
ある。
モバイ
ルデバイ
ス
と
イ
ン
ターネ
ッ
ト
は
いまや一種の社会基盤にな
り、
その上で消費者同士、
消
費者と売り手がつなが
り
、
や
り取り
したデー
タがたま
り
、
それ
ら
を分析して知見が得られる
よ
う
になっている。
傾聴と敬意
:
当た
り前のこ
とのよ
う
だが相手の話を
よ
く
聞
き、
経験や知見を尊重する。
芝居を成功させるには役者
は
も
ちろん、
舞台製作、
演出、
照明、
宣伝な
どな
ど多く
の人
がシナ
リ
オに共感し、
ラス
ト
シーンに向けて協力しなければ
ならない。
「俺の言う通り
にやれ」
「指示をお願いします」
といった
ト
ッ
プダウ
ンの進め方やそれを待つ態度ではう
ま
く
いかない。
「消費者向けのアプリですか」
「外注さんがや
る
こ
とです」
な
どと外の世界やソ
フ
ト
ウエアを軽視してはい
けない。
な改革を加速させよ
う
、
と言っていたと
ころに感染者数の
急増が起き、
在宅勤務への再移行な
ど当面の対処で手
一杯になった企業が少な
く
ない。
 COVID-19問題を含め、
世界の先行きは依然と
して不
透明である。
COVID-19がもたら
した変化が常態になる
だけではな
く
、
将来はずっ
と不確実という
こ
と
自体が常態
だと言える。
そう
なる
と靄がかかっている未来に向けて手
探りでも改革や新たな挑戦に取り組む企業と、
そのつど
対症療法に終始する企業との間には差が付き、
今後広
がってい
く
。
当面の善後策からは新たな価値を生めない。
 未来に向けて新たな価値を創出してい
く
方法を、
芝居
に例えて考えてみる。
改革や挑戦という芝居のシナ
リ
オを
自
ら書き、
出演者を募り、
上演する。
聴衆の反応を見てシ
ナ
リ
オを練り直し、
再演する。
多く
の人を巻き込んでいけれ
ば未来の芝居を現実の成果に
していけるはずだ。
 や
り方は単純だが実行は簡単ではない。
シナ
リ
オを書
き、
上演するための心構え
を列挙してみよ
う
。
嬉しいラス
トシーンを描く
全体提示
:
シナリ
オには
「こ
う
なったら多く
の人が喜ぶ」
という将来の姿を描き、
そこに至る道筋を示す。
芝居
には複数のシーンがあ
り、
それぞれ関係がある。
あえて
COVID-19を例にと
る
と
「ワクチンを70歳以上の人全員
危
機を機会に変えるはずではなかったか。
ウ
ィ
ズコロナ
・
アフ
ターコロナと称し、
新型コロナウ
イ
ルス感染症
(COVID-19)
を契機に抜本的
シナ
リ
オ
を自分で書き
未来の芝居を演じ
よ
う
KEYWORD
イ
ノ
ベ
ー
シ
ョ
ン
ト
ラ
ン
ス
フ
ォ
ー
メ
ー
シ
ョ
ン
シ
ナ
リ
オ
プ
ラ
ニ
ン
グ
ゲ
ー
ム
チ
ェ
ン
ジ
ン
グ
テ
ク
ノ
ロ
ジ
ー
コ
ラ
ボ
レ
ー
シ
ョ
ン
ア
ク
テ
ィ
ブ
リ
ス
ニ
ン
グ
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
・
オ
ブ
・
テ
ク
ノ
ロ
ジ
ー
ア
ジ
ャ
イ
ル
デ
ベ
ロ
ッ
プ
メ
ン
ト
05
04
鶴谷武親
早稲田大学ビジネススクール客員教授
K.I.T.虎ノ門大学院客員教授
日経BP総研 客員研究員
セコムにてグループ事業戦略など
を担当。
その後、
デジタルハリ
ウ
ッ
ド、
アイ
・
エム
・
ジェイ、
デジタルスケープをは
じめ、
数多く
のスター
トアッ
プの創業に携わる。
総合
電機メ
ーカー、
総合商社、
通信キ
ャ
リアなど、
多く
の企業の事業ア
ドバイザー
・
社外
取締役のほか、
医療法人社団理事、
政府委員会委員、
非営利団体理事など
を歴
任。
早稲田大学では社会人教育をは
じめ、
博士人材の育成、
起業家育成等を担
当。
早稲田大学EDGEプログラムア
ドバイザーを務め、
大学発ベンチャーの育成
にも力を入れる。
つるたに
・
たけちか
Zoomのよ
う
なオンライ
ン
ビデオシステムによ
って里帰り
や
飲み会をする
こ
とが珍し
く
な
く
なった。
 医療分野においても例外ではな
く
、
遅々と
して進まな
かったオン
ラ
イ
ン診療が様々な特例措置の中、
事実上ほ
と
ん
ど制限のない状態で解禁された。
この先のオン
ラ
イ
ン
診療の永続化については議論中だが、
大幅な後戻り
は
難しいであろ
う
。
コロナ禍の中、
医療機関に行
く
こ
と
を不安
に感じる多く
の生活者がオン
ラ
イ
ン診療を経験した
し、
慢
性疾患の定期受診と定期処方に関しては、
オンライ
ン
と
の親和性が特に高い。
 また、
政府のデジタル化には
じま
り、
社会全体のデジタ
ル化が大き
く
進むと見られ、
これまで普及とは程遠かった
マイ
ナンバーカー
ドの状況に変化の兆しが出て
きた。
コロ
ナ禍の中で決ま
った給付金の支給過程でマイ
ナンバー
カー
ドを新規取得する人が増えた。
 今後、
マイ
ナンバーカー
ドは保険証と
して機能する
こ
と
が決ま
ってお
り
、
保有メ
リ
ッ
トが増える。
税制やポイ
ン
ト制度
な
どを通じた保有イ
ンセンテ
ィ
ブが創設される可能性も
あ
り、
こ
こ数年でマイ
ナンバーカー
ドの保有率は上昇し続け
る
と思われる。
 マイナンバーカー
ドは国民のIDと
して機能し、
医療に
おけるデータ活用の範囲は拡大し、
活用の質について
も
向上するだろ
う
。
かかり
つけ医と病院との連携は、
現在の
「紹介状」
の形から、
統一のIDであるマイナンバーを軸
に、
オン
ラ
イ
ンによ
るデータ連携へと変わ
り、
医療機関から
処方箋薬局へ処方箋がオンラ
イ
ンで共有される
よ
う
にな
る。
数日前に別の医療機関で実施した血液検査結果を
参照する
こ
とで、
無駄な検査が避けられる可能性も出て
く
る。
 こ
う
したデータ基盤が充実して
く
る
と、
それらのデータに
意味を持たせて、
生活者
(患者)
に価値あるサービス
と
し
て提供する事業者が増えるだろ
う。
電子商取引サイ
トの
購入履歴を見る
よ
う
に、
自分の医療にかかわるデータ
を
簡単に確認で
き
る
よ
う
になる。
 オンライ
ン診療が継続し、
データ基盤が整い、
大量の
データが継続して把握される
こ
とで、
データ
を単に共有す
る段階から、
分析し、
新たな知見へとつなげる段階に向
かう
はずだ。
その結果、
予測や予防の精度が高ま
り
、
医療
は対処療法から予防へと軸足をシ
フ
ト
するだろ
う
。
国民皆保険制度を持続のために再設計
 も
う一つの大き
な変化はすでに進められてきた医療制
度再設計の本格化である。
COVID-19対応で未曾有の
財政出動が容認されたが、
ひとたびコロナ禍が落ち着け
ば、
東日本大震災の後にそう
であったよ
う
に、
財政立て直
しのための方策が模索される。
この時、
現状のま
までは
継続の難しい国民皆保険制度に矛先が向かう
こ
とは間
違いない。
 コロナ禍における
「病床不足」
の印象がどこ
まで影響
するかはさておき、
高齢者人口も減少に転じる2040年に
向けて、
いずれ不要になる医療イ
ン
フ
ラ
を
このま
ま構築
・
維
持するわけにはいかない。
かかり
つけ医を中心と
したプラ
イマリ
ケア
・
シフ
ト
を進め、
病院は機能別に整理し、
無駄の
少ない医療システム
と
して再構築するこ
とになる。
デジタ
ル化も含め、
適切なコス
トパフ
ォーマンスの視点を取り入
れつつ、
診療報酬制度を通じて医療を大き
く
変化させて
い
く
だろ
う
。
 以上の2点、
デジ
タ
ル化と制度再設計に
よ
って、
結果的
に巨大なIT需要が生まれる。
巨大産業である医療分野
が大き
く
変わる中、
その変化をチャ
ンス
と
して拡大する
プレ
イ
ヤーと、
守り
つつも縮小するプレイ
ヤーとに分かれる
こ
と
だろ
う
。
コロナ禍において、
そ
う
であったよ
う
に。
い。
感染者数や死亡者数を見る
と、
多く
の諸外国に比べ
れば深刻な状況ではない
ものの、
日本社会は対応に追わ
れ続けている。
 ワクチン接種開始後も終息するかどう
か定かではない
との見込みが聞かれる。
医療従事者の疲弊がニュース
な
どで取り上げられ、
都道府県知事や政府は病床の不
足の深刻化に警鐘を鳴らす。
 だが、
確かにコロナ禍は終わっていないものの、
医療
全体にと
ってCOVID-19対応だけが課題とは言えない。
COVID-19から悪影響を受けながら
も、
日本の医療シス
テムは意図の有無を問わず、
「デジタル化」
と
「制度再設
計」
の2点で変化しつつある。
これらの変化は、
社会全体
で起こっているデジタル化の影響と、
医療分野の置かれ
た環境によ
って引き起こ
される。
2021年から2030年あた
り
にかけて、
これまでにな
く
大き
く
変化するだろ
う
。
デジタル化で見えて
く
る
「予防」
医療
 企業を含む日本社会全体で先進諸国においては遅れ
ていたデジ
タ
ル化が、
COVID-19への対応を通じて、
大き
く
進展しつつある。
リモー
ト勤務が拡大し、
そのために多
く
の業務と
プロセスがオンライ
ンで処理される
よ
う
に再設
計された。
企業や個人はそのためのツールや機器を整
備し、
利用スキルについても飛躍的に向上した。
個人も
2
021年に入って
も新型コロナウイ
ルス感染症
(COVID-19)
の拡大は続いており、
それ
を抜きに
して今後を語るこ
とはなかなか難し
ついに大き
く
変わる
日本の医療
デジ
タ
ル化で巨大市場が生ま
れる
KEYWORD
対
処
療
法
か
ら
予
防
へ
マ
イ
ナ
ン
バ
ー
カ
ー
ド
保
険
証
医
療
連
携
と
デ
ー
タ
連
携
医
療
デ
ー
タ
と
健
康
デ
ー
タ
連
携
デ
ー
タ
ド
リ
ブ
ン
医
療
コ
ス
ト
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
オ
ン
ラ
イ
ン
診
療
ロ
ボ
ッ
ト
手
術
非
侵
襲
性
セ
ン
サ
ー
SaMD
拡
大
(
Software
as
a
Medical
Device
)
07
06
鶴原吉郎
オー
トインサイ
ト代表
技術ジャーナリス
ト
・
編集者
日経BP総研 客員研究員
日経マグロウヒル社
(現
・
日経BP)
に入社後、
新素材技術誌、
機械技術誌を経
て、
2004年に日本で初めての自動車エンジニア向け専門誌
「日経Automotive
Technology」
の創刊に携わる。
2004年の同誌創刊と同時に編集長に就任。
2014年に独立、
自動車技術
・
産業に関するコンテンツの編集
・
制作を専門とす
るオー
トイ
ンサイ
ト株式会社を設立、
代表に就任。
著書は
『自動運転─ライ
フスタ
イルか
ら電気自動車まで、
すべて
を変える破壊的イ
ノベーシ
ョ
ン』
(共著、
日経BP)
、
『EVと自動運転—クルマを
ど
う変えるか』(岩波新書)、
『自動運転で伸びる業界
消える業界』
(マイナビ出版)
な
ど多数。
つるはら
・
よしろう
モービルズ
(FCA)
と中国でEVを生産する合弁会社を
設立する
こ
と
を発表済みである。
 EVのプラ
ッ
ト
フ
ォーム
を量産するには莫大な設備投資
とバッ
テ
リーや半導体な
どの調達力が必要だ。
Bytonは
経営難に陥ってお
り
、
FCAはEVの技術開発で立ち遅れ
つつあった。
Byton やFCAが鴻海のEVプラ
ッ
ト
フ
ォーム
を採用するのかどう
かは定かではないが、
開発力や資金
力に劣る完成車メ
ーカーが今後、
鴻海のよ
う
な技術力
・
資
金力に優れた新規参入者の力を借り
る場面は多
く
なるだ
ろ
う。
EV用のモーターやイ
ンバーターの製造
・
販売を手が
ける
日本電産も2025年にEVプラ
ッ
ト
フ
ォームに参入する
と
表明している。
完成車メ
ーカー、
部品メ
ーカー、
新プレイヤーが覇を競う
 新規参入の動き
を既存の自動車産業が黙ってみて
いるわけではない。
ト
ヨ
タ自動車はEVプラ
ッ
ト
フ
ォームの
「e-TNGA」
をスズキ、
ダイハツ工業、
スバルといったグ
ループ企業を巻き込んで開発する。
ドイ
ツのフ
ォ
ルク
スワー
ゲンはEVプラ
ッ
ト
フ
ォーム
「MEB」
を米フ
ォー
ド
・
モーター
に供給することを表明している。
世界最大の部品メー
カー、
ドイ
ツ
・
ボッ
シュは自動車金属加工部品大手の
ドイ
ツ
・
ベン
ト
ラーと組み、
EVプラ
ッ
ト
フ
ォームの共同開発を進
める。
 つま
り、
エンジン車からEVへという大変革期を
と
らえ、
新規参入企業、
完成車メーカー、
部品メーカーが三つ巴
になって、
EVプラ
ッ
ト
フ
ォームの供給という新しいビジネス
で覇を競い始めている。
 多く
の企業へプラ
ッ
ト
フ
ォームを供給するこ
とに成功し
た企業は、
量産効果によ
ってコス
ト競争力を強め、
さ
らな
る寡占化を進める
よ
う
になる。
そう
なる
と、
生産規模の小さ
い完成車メ
ーカーの中には、
競争力を失って製造の部分
を他社に任せる
と
ころ
も出て
く
るだろ
う。
こ
う
して、
完成車
メ
ーカーは
「解体」
され、
企画
・
開発に専念する
こ
と
を余儀
な
く
される。
 逆にEVプラ
ッ
ト
フ
ォームがオープンに供給される
こ
とは、
移動サービスに参入しよ
う
とする新規参入企業にと
って
大き
なチャ
ンスになる。
車両の製造設備を
もたな
く
て
も“自
社仕様”の車両を製造でき
る
よ
う
になるからだ。
既にラ
イ
ド
シェア大手の中国DiDiは中国BYD社と共同で、
専用仕
様のEVを共同開発した
と発表した。
 しかも完成車メーカーの
「解体」
は、
これから自動車産
業が直面する変化の一部に過ぎない。
今後、
自動運転タ
ク
シーな
ど次世代の移動サービスの普及が進めば、
自動
車産業はサー
ビス化の波に本格的に洗われる。
 完成車メーカーの層の上に移動サービスを提供する
企業が生まれ、
その上には移動サー
ビス企業向けにエン
タテイ
ンメ
ン
トや広告を提供する企業の層が載り、
さ
らに
その上には移動サービスのアグ
リ
ゲーターの層が出現す
る。
アグ
リ
ゲーターは鉄道やバス、
航空機といった公共交
通機関から
レ
ン
タ
ル自転車や電動ス
クーターに至る多く
の
移動手段を統合して提供する。
 
「クルマを造って、
売る」
という
シンプルな構造だった自
動車産業は、
現在のIT産業にも類似した多く
の層
(レイ
ヤー)
で構成される産業に変貌する
こ
と
になる。
 も
ちろん、
こ
う
した変化は一朝一夕には起こ
らない。
しか
し、
2025年ごろにはEVプラ
ッ
ト
フ
ォームを供給する企業
同士の覇権争いが本格化し、
2030年ごろには自動運転
技術の高度化によ
って、
ドラ
イバーのいない移動サー
ビス
の利用が世界の様々な地域で一般化する。
2040年頃ま
でには、
上記のよ
う
な様々な
レイ
ヤーに
よ
って構成される新
しい自動車産業の姿が明らかになるだろ
う
。
メ
ーカー
(Tier2)
が連なる従来の生態系は変貌を迫られ
る。
 その原動力となるのは
「CASE
(Connected、
Auto-
nomous、
Share & Service、
Electric)
」
と呼ばれる、
技
術やビジネスモデルの変化である。
CASEという
と、
電動
化に遅れているかどう
かとか、
自動運転技術のレベル3で
どこが一番乗りするか、
といった車両自体の技術につい
て語られる
こ
とが多い。
も
ちろんそ
う
したク
ルマの変貌は起
こるが、
真に注目すべき
なのは、
CASEの進展によ
って既
存の自動車産業が今後、
解体と再構築を迫られる
という
こ
とだ。
鴻海がEV製造に参入
 そう
した変化を先取りするニュースが2020年11
月に伝えられた。
世界最大のEMS
(Electronics
Manufacturing Service)
企業、
台湾の鴻海精密工業
が2020年10月にEV
(電気自動車)
向けプラ
ッ
ト
フ
ォーム
「MIH」
を発表したこ
とだ。
米ア
ッ
プルのiPhoneの製造
な
どを手がける同社が自動車分野に興味を示している
こ
とは、
かねてよ
り伝え
られていたが、
いよいよそれが現実に
なった。
鴻海は2021年1月、
中国のEVベンチャーである
Bytonと戦略提携する
こ
とで合意したと発表した。
その1
年前の2020年1月には、
欧米フ
ィ
ア
ッ
ト
・
ク
ラ
イ
ス
ラー
・
オー
ト
こ
れからの10年、
自動車産業の姿は様変わり
する。
完成車メーカーが頂点に君臨し、
その
下に一次部品メーカー
(Tier1)
、
二次部品
自動車産業が
"解体"
へ
その原動力は
「CASE」
KEYWORD
CASE
(
Connected
、
Autonomous
、
Share
&
Service
、
Electric
)
EV
(
電
気
自
動
車
)
EV
向
け
プ
ラ
ッ
ト
フ
ォ
ー
ム
移
動
サ
ー
ビ
ス
ア
グ
リ
ゲ
ー
タ
ー
自
動
運
転
09
08
「
テク
ノロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
」
シ
リ
ー
ズ
「
メ
ガ
トレン
ド」
シ
リ
ー
ズ
「
未来市場/未来展望」
シ
リ
ー
ズ
「
リ
ーデ
ィ
ングエ
ッ
ジ
/
未来技術展望」
シ
リ
ー
ズ
未来の市場ニーズから技術進
化を読み解く
RD戦略や事業企画の策定をサ
ポー
トする技術予測レポー
トです。
ま
ず未来のマーケッ
ト・ニーズを予測し、
そこから求められる機能、
さ
らにそれ
を実現するために必要な技術を推
定するという新たなアプローチ手法
で、今後10年の技術進化を予測し
ます。技術立脚企業が競争優位を
勝ち得るための、
「使える」技術ロー
ドマッ
プです。
人、
社会そして全産業分野の
未来像を提示する
未来に関連する厖大な文献や統計
データ
を人・社会・技術のライ
フサ
イクルの視点で分析し、社会や各
産業分野の未来像を提示する総合
予測レポー
トです。
これから顕在化
する劇的な変化を「メ
ガ
ト
レン
ド」と
してまとめると共に、各産業分野に
メガ
トレン
ドがどのよ
うな影響を与え、
ビジネスをど
う変えていく
かについて
も予測します。
産業構造の変化と未来の
市場規模を予測する
テクノロジーの進化が新たな価値を
生み、
その価値が新たな市場を広げ
ていく
といったフェーズでは、
目を見
張るよ
う
な技術革新が無数に発生し
ます。
そ
して、
そのこ
とがさ
らにビジネ
スを拡大させていき
ます。
「未来市場
/未来展望」シリーズは、今後10
年で起きるであろ
う産業構造の変化
を展望し、
そこに立ち上がる新ビジ
ネスの姿と市場規模を予測します。
世界に点在する
「今、
すでにあ
る未来」を提示する
未来の姿に至る道筋は一本道では
ありません。様々な変化を読み解く
ためには、
世界に点在する未来のタ
ネを丹念に集める作業が必要です。
「今、
すでにある未来」と
して各分
野で起きている技術や企業の動向
を調査分析し、
ビジネス環境の不連
続な変化やテクノロジーがもたらす
未来像を描く
レポー
ト群です。
テクノロジー
・
ロードマップ2021-2030 全産業編
テクノロジー
・
ロードマップ2021-2030 医療
・
健康
・
食農編
テクノロジー
・
ロードマップ2021-2030 自動車
・
エネルギー編
テクノロジー
・
ロードマップ2020-2029 ICT融合新産業編
p14
p16
p18
p20
ポストパンデミック2030 グローバルシナリオ
スマートシティ2025 ビジネスモデル/ファイナンス編
スマートシティ2025 未来シナリオ調査編
生体センシング最前線 ヘルスケア編
生体センシング最前線 モビリティー編
生体センシング最前線 製造/建設/マーケティング編
未来技術展望
(Explorer)
シリーズ
:10レポート
p60
p62
p64
p66
p68
p70
p72
エンターテインメント
・
ビジネスの未来2020-2029
エンターテインメント
・
ビジネスの未来2020-2029
ポストパンデミック編
日本の未来2021-2030 都市再生/地方創生編
医療
・
健康ビジネスの未来2021-2030
スポーツビジネスの未来2021-2030
ゲームチェンジングテクノロジーの未来2020-2029
エネルギーの未来2020-2029
モビリティーの未来2019-2028
未来市場2019-2028
ロボットの未来2019-2028
フードテックの未来2019-2025
p36
p37
p40
p42
p44
p46
p48
p50
p52
p54
p56
超万物開闢図譜
メガトレンド2019-2028 全産業編
メガトレンド2020-2029 ICT融合新産業編
メガトレンド2020-2029 自動車
・
エネルギー編
p24
p28
p30
p32
p12
p22
p34
p58
技術進化を予測するには、
技術の中身を理解する前に、
新たな
ビジネス、
未来の市場について予測しなければな
り
ません。
『テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ』
は、
従来の
「技術起点」
の発想を捨て、
「ニーズ起点」
で技術進化を予測する
レポー
ト
です。
RD戦略や事業企画の策定をサポー
トする技術予測レポー
ト
です。
まず未来の市場ニーズを予測し、
市場ニーズに合わせ
た商品/サービス機能を定義、
さ
らにその機能を実現するた
めの技術を推定する
と
い
う
新たなアプローチ手法で、
今後10年
の技術進化を予測し
ます。
1つの技術テーマに関して
「2ページのレポー
ト
と1枚の
ロー
ドマ
ッ
プ」
で簡潔明瞭に
今後10年の流れを予測
し
ま
す。
未来の市場の姿と技術
の進化を短時間で情報収
集で
き
ま
す。
今後10年の市場ニーズを予測
STEP 1
必要な商品/サービス機能を定義
STEP 2
それを実現するための技術を提示
STEP 3
こ
れから10年間の市場の姿と技術の進化を見通す
RD戦略立案に
「使える」
ロー
ドマッ
プ 簡潔明瞭に技術の進化を予測
● 全産業編 .
................................................................... 124テーマ
● 医療
・
健康
・
食農編 .
.............................................. 80テーマ
● 自動車
・
エネルギー編 .
.......................................... 67テーマ
● ICT融合新産業編 .
............................................... 81テーマ
イ
ノベーシ
ョ
ン
を起こす技術テーマを幅広く
網羅しています。
技
術の進化を総覧し、
垣根を越えた技術の融合や競合を分析す
る
こ
とができ
る、
RD戦略立案に実践的に役立つ技術ロー
ド
マ
ッ
プです。
あらゆる技術を幅広く
網羅
いま企業に求められていることは、
「技術をサービスや製品に結びつ
け、
新たな価値を生み出していく」
シナリオを描く
ことで
しょ
う。
技術の
専門家が技術の
「伸びしろ」
だけを根拠に作ったロー
ドマップは、
役
に立ちません。
技術の革新と進化を把握するためには、
まず
「未来像
を洞察すること」
が必要だと私たちは考えます。
出所
:
テクノ
ロジー
・
ロー
ドマップ2021-2030 全産業編 第1章 時空/意識の超越 3.テレプレゼンス
(空間超越)
■テレプレゼンス
(空間超越)
「
テク
ノロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
」
.
シ
リ
ー
ズ
13
12
序章	
「テクノ
ロジー
・
ロー
ドマップ」
の考え方と活用法
サマリー
第1章 時空/意識の超越
「ウイズコロナ」
の時代には、
人と人が直接接触しない、
時間と空間を
超えた情報のやり取り
による遠隔でのコ
ミ
ュニケーシ
ョ
ン、
体験、
行動
予測が求められる。
バーチャルリアリティ
(VR)
を中心に五感伝送、
ア
バター、
ライ
フログといった要素を駆使し、
身体だけでなく
意識的な能
力を拡張する技術、
さ
らに神経を刺激し直接インタフ
ェースとする技
術の今後10年のロー
ドマップを示す。
1. 
VRの世界
2. 
五感イ
ンタ
ラ
ク
シ
ョ
ン
(体験合成)
3. 
テレプレゼンス
(空間超越)
4. 
ライ
フログ
(時間超越)
5. 
認知拡張
(意識超越)
6. 
神経刺激イ
ンタ
フ
ェ
ース
(新世代VR)
第6章 ロボッ
ト
新型コロナウイルス感染症のリスクから、
対面を避けた遠隔コ
ミ
ュニ
ケーシ
ョ
ンや、
接客、
受付などのコ
ミ
ュニケーシ
ョ
ンサービスの自動化
で強いニーズが生じる。
高齢化、
感染防止の観点もあり、
ECによる
配達量は増えるが労働人口は減少するこ
とから配送ロボッ
トの活用
が進む。
アフターコロナの世界では、
無人化や連続生産による産業
構造の変化が加速する。
1. 
コ
ミ
ュニケー
シ
ョ
ンロボ
ッ
ト
2. 
RPA
(Robotic Process
Automation)
3. 
介護ロボ
ッ
ト
4. 
ロボ
ッ
トスーツ
5. 
建設ロボ
ッ
ト
6. 
協働ロボ
ッ
ト
7. 
自動配送ロボ
ッ
ト
8. 
ソフ
トロボティ
クス
第7章 エレク
トロニクス
健康関連の化学分析用の貼付型センサーが一般化、
生活と血中成
分の関係が明確になり、
データ分析
・
診断サービスに発展する。
レー
ダーがモジュール化されスマー
ト
フ
ォンに搭載、
表示デバイスは高精
細化から高忠実度化に向かい、
ライ
トフ
ィ
ールドディ
スプレイの利用
が始まる。
LiDAR機能を搭載した高精細かつ利用時にス
ト
レスの少
ないスマー
ト
フ
ォンが登場する。
1. 
ウエアラ
ブル/ペースタ
ブル
2. 
スマー
ト
メ
ガネ
3. 
レーザーディ
スプレイ
4. 
パーソナルレーダー
5. 
スマホAR
6. 
ど
こで
もスマー
ト
7. 
ハイ
テク除虫
第8章 情報通信
先進的企業は量子コンピュータ活用戦略を立案、
業務適用し、
巨大
な先行者利得を獲得する。
IoTデバイスの劇的増加に伴って端末
(エ
ン
ドポイン
ト)
でのサービス開発が本格化する。
セキュ
リティ
ー分野で
使われてきた異常発見技術が、
テレワーク用に広がった後、
他の用途
に普及する。
超高速領域利用のために、
帯域幅が広いテラヘルツ領
域の開発が進む。
1. 
量子コ
ンピュータ
2. 
エ
ン
ドポイ
ン
トAI
3. 
E4I
(Edge for Industries)
4. 
状況判断ツール
5. 
プライベー
ト5G
6. 
超高速無線通信
7. 
屋内ナビゲー
シ
ョ
ン
第9章 材料/製造
環境
・
安全、
働き方といった観点が社会から重要視され、
計算機を用
いた開発効率化やロボッ
トによる実験自動化への投資が増加する。
カーボンニュー
トラルで環境中での生分解性制御が可能な、
植物バ
イオマスのマテリアル利用への取り組みが活発化する。
AI/機械学
習の導入によって、
生分解性プラスチッ
クの多品種化、
生産体制の
拡充が迅速に進められる。
1. 
マテ
リアルズイ
ンフォ
マティ
クス
2. 
自動車用材料
3. 
生体適合性材料
4. 
セルロースナノ
ファ
イバー
5. 
生分解性プラスチッ
ク
6. 
スマー
ト
ファ
ク
ト
リ
ー
7. 
3Dアディ
ティ
ブ
・
マニュ
ファ
ク
チャ
リ
ング
(3D-AM)
第10章 マーケティ
ング/サー
ビス
新型コロナウイルスの影響でリアル店舗におけるネ
ッ
ト活用が進み、
オムニチャネル型の体験/サービスが一気に進む。
シニアマーケッ
ト
の市場規模は10年後に17兆円程度になる。
オンライン行動の評価
や予測が商品化され、
リアルタイム
・
自動化が分析の主流となる。
遠
隔授業や自己学習が可能なコンテンツが多く
提供され、
都市と農村
での教育格差が縮ま
ってく
る。
1. 
シニアマーケッ
ト
2. 
シ
ェアリ
ングエコ
ノ
ミ
ー
3. 
オムニチャネルマーケティ
ング
4. 
店頭接客
5. 
ブレイ
ンマーケティ
ング
6. 
EdTech
第11章 金融
「ウイズコロナ」
において、
安全かつ誰もが利用できる高度な金融
サービスを実現するためにAIが活用される。
ブロッ
クチェーンはフ
ィ
ン
テッ
ク、
非金融分野へと応用が一気に広がる。
少子高齢化にコロナ
不況が加わり、
超低金利は続き、
資産運用は個人が責任を負う時代
を迎えている。
株価予測の応用が拡大/高度化し、
資産運用に関す
るビジネスモデルが変化していく
。
1. 
AIと金融
2. 
フ
ィ
ンテ
ッ
ク
3. 
ブロ
ッ
クチェ
ー
ン
4. 
株価予測
5. 
ク
レジ
ッ
トスコアリ
ング
6. 
格付け/リ
ス
ク管理
7. 
決済サー
ビス
8. 
個人資産運用
第12章 農業/食品工業
新型コロナウイルス感染後の重篤率に高血圧、
高血糖、
肥満が関与
するこ
とで、
生活習慣病の予防
・
改善への関心がさ
らに高まる。
感染
予防対策を目的と
した機能性食品の研究開発が促進される。
食や調
理をエンターテインメ
ン
ト
と
して捉えて娯楽性を高める市場が拡大す
る。
世界的なタンパク質不足対策と
して細胞農業が注目を集め、
巨
額の資金が注がれている。
1. 
高齢化と食
2. 
健康/運動と食
3. 
食品
ト
レーサビ
リ
ティ
ー
4. 
フー
ドテ
ッ
ク
5. 
加工食品
6. 
機能性食品
7. 
スマー
ト農業
8. 
AgriFood Tech
9. 
細胞農業
10. 環境農業
11. バイ
オエコ
ノ
ミ
ー
12. 農泊
13. アグロ
メ
ディ
カルフーズ
第13章 建築/土木
各種デバイスを利用したインフラ点検
・
監視システム、
ライ
フサイ
クル
コス
ト低減のための自己修復建材、
エネルギー管理やヘルスケア、
セ
キュ
リティ
ーの確保など、
AIを活用したスマー
ト
ビルディ
ング/住宅か
ら、
交通分野を含めて都市全体で経済社会構造の変革を目指すス
マー
トシティ/スーパーシティの将来像を俯瞰する。
成長分野と
して
中
・
大規模木造建築が注目
される。
1. 
スマー
ト
シティ
/
スーパー
シティ
2. 
AIスマー
ト建築
3. 
イ
ンフラ点検
・
監視システム
4. 
中
・
大規模木造建築
5. 
自己修復建材
第14章 社会イ
ンフラ
IoTの技術革新によ
り、
資源利用の削減、
資源循環の促進を可能に
する環境が整ってきた。
2030年時点での廃棄物の大幅削減を目標
とする
「サーキュラーエコノ
ミ
ー」
のほか、
インフラ形成において重要
である
「電力」
「ガス」
「水」
「情報通信」
、
新型コロナウイルス感染症
の影響で無人/非接触交通の需要が高ま
る
「運輸
・
交通」
の各産業
分野の今後10年の将来像を示す。
1. 
サーキュ
ラーエコ
ノ
ミ
ー
2. 
電力産業
3. 
ガス産業
4. 
水産業
5. 
運輸
・
交通産業
6. 
情報通信産業
第15章 航空宇宙
宇宙活動範囲の拡大とそれに伴う滞在時間の長期化が進行し、
多
様な宇宙居住インフラ装置が発展する。
低コス
トのロケッ
トの市場参
入と小型衛星技術の進歩によって、
宇宙空間でのビジネスへの参入
障壁は下がっている。
50席級機体が定期便用に登場し、
現在のビジ
ネスクラス程度の費用でマッハ2前後の超音速飛行による時間短縮
を享受でき
るよ
う
になる。
1. 
宇宙居住技術
2. 
小型衛星
3. 
リ
モー
トセンシング
4. 
測位衛星システム
5. 
ロケッ
ト
6. 
有人宇宙探査/宇宙科学
7. 
スペースコマース
8. 
新世代
ドロー
ン
(無人機)
9. 
超音速旅客機
10. 電動旅客機
第2章 モビリティ
ー
商用車分野において、
自動運転の開発が加速する。
超小型モビリ
ティ
ーは、
人々の生活に密着する交通手段となる。
MaaSへの対応
が進んで利用者は手段を考えるこ
となく
適切な移動ができ
るよ
う
にな
る。
所有よ
り使用に価値を持つ人々に自動化、
無人化が進み、
シ
ェア
リ
ングやライ
ドシ
ェアが普及する。
空飛ぶクルマは、
2025年頃に初期
の機体とサービスが登場する。
1. 
AIと
モビ
リ
ティ
ー
2. 
高度運転支援/自動運転
3. 
ラス
トマイル車
(超小型モビ
リ
ティ
ー等)
4. 
パーソナルモビ
リ
ティ
ー
5. 
空飛ぶクルマ
6. 
HEV/PHEV/EV
7. 
モバイルセンシング
8. 
予測安全
9. 
ワイ
ヤ
レス給電
(EV/PHEV)
第3章 エネルギー
2030年の再生可能エネルギーによる電源構成の目標比率が22~
24%となる。
日本国内で開発余地の大きい洋上風力発電の主電源
化に期待がかかる。
バイオマス発電は過去10年間で2.5倍以上とな
り、
今後日本がけん引役となる。
環境適合性、
経済性、
安定供給、
安
全性の原則の下、
核融合エネルギーは21世紀半ばの発電実証を目
指して開発が進む。
1. 
デジタルグ
リ
ッ
ド
2. 
洋上風力発電
3. 
バイ
オマスエネルギー
4. 
人工光合成
5. 
微生物発電
6. 
エナジーハーベスター
7. 
有機系太陽電池
8. 
Liイ
オ
ン電池
9. 
全固体電池
10. 核融合エネルギー
第4章 医療
新型コロナウイルス感染症の流行により、
レン
トゲンやCTなどの医
療画像診断AIが認可を取得した上で迅速に市場に投入された。
感
染対策やコロナ関連死の予防策と
して、
遠隔医療やオンライン診療
が従来を超えた速度で広がる。
ゲノム編集を利用した診断技術や治
療法の開発により、
ウイルス感染症やがん、
遺伝病の診断
・
治療法
の登場が予想される。
1. 
AIと医療
2. 
先制医療
3. 
再生医療
4. 
遺伝子解析医療
5. 
ゲノ
ム編集
6. 
再生臓器
7. 
がん医療
8. 
在宅医療
9. 遠隔医療/オンライ
ン診療
10. スマー
ト治療室
11. 先進医療機器
第5章 健康
医療従事者はAI活用によって生産性向上と医療の質向上を実現
し、
患者は医療情報を活用した個別化医療を受けられる時代が到
来する。
新型コロナウイルスの影響で、
スポーツのパーソナライズ化
や医療との融合が加速、
保険募集プロセスそのもののデジタル化
が想定より伸展している。
ウイルス感染症遺伝子、
抗原や抗体診断
POCT機器が世界的に普及した。
1. 
予防医療
2. 
見守り/宅内外センシ
ング
3. 
EBH
(Evidence Based
Healthcare)
4. 
医療情報アプリ
5. 
介護IoT
6. 
サーカディ
アン
リ
ズム
7. 
認知症対策
8. 
ITスポーツ
9. 
イ
ンシュアテ
ッ
ク
10. 
POCT
(Point Of Care
Testing)
11. 
非侵襲型生体センサー
C O N T E N T S
■ 著者
:
出川 通、
他92名 ■ 2020年11月30日発行 ■ レポー
ト
:
A4判、
608ページ
■ 書籍付属CD-ROM
:
本体に掲載されたロー
ドマッ
プを収録 ■ 価格 ○書籍とオンライ
ンサービスの
セッ
ト
:
900,000円+税 ○書籍のみ
:
600,000円+税 ■ 発行
:
日経BP
従来か
ら
ある多く
の技術ロー
ドマ
ッ
プは、
「この技術はこれだけ伸びる」
とい
う
こ
と
を示
した
もので、
「将来どのよ
う
な製品やサービスが市場に受け入れ
られるか」
の視点が抜けています。
本レポー
トは、
まず
「市場ニーズ」
を予測
し、
それを満たす
「商品機能」
を定義
し、
さ
らにその機能を実現する
ための
「技術」
を提示する
とい
う、
従来と
は全く
違う
アプローチ法によ
って作成さ
れています。
特に
今回、
「ウイ
ズコロナ」
の時代を乗り越えるための中核技術と
なる
「時空/意識の超越」
を新た
に章立てに加え
ま
した。
そのほか、
モビ
リ
ティ
ー、
エネルギー、
医療、
健康、
ロボ
ッ
ト、
エ
レク
トロニク
ス、
材料/製造な
ど全産業分野を対象に、
イ
ノベー
シ
ョ
ンを起こす124テーマを選定
し、
今後10
年の技術の進化と市場の姿を予測
し
ま
した。
ポス
トパンデミ
ッ
ク時代に市場ニーズを生む、
124技術
の進化と市場の姿を予測する。
NEW
テク
ノロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
2021-2030 全産業編
15
14
序章	
「テクノ
ロジー
・
ロー
ドマップ」
の考え方と活用法
サマリー
第1章 健康
新型コロナウイルス感染症が人々の社会生活や行動様式に変化を
もたら
し、
健康状態にも様々な影響を及ぼしている。
その対策も踏ま
えた今後10年の
ト
レン
ドについて、
健康を身体面、
精神面で支える
テーマを採り上げ、
技術開発の方向性、
新たなビジネス展開につい
て示した。
身体面ではウイルス検査、
アンチエイジング、
口腔ケア、
腸
内デザイン、
ゲノムビジネスなど、
精神面ではブレインヘルスケア、
疲
労科学などが注目
される。
第2章 医療
新型コロナウイルス感染症の流行は、
医療の
「オンライン化」
「個別
化」
を加速させ、
地域
・
組織を超えた情報共有や最先端技術を導入し
た診断法や機器の開発など、
様々な革新を生む新たなステージに移
行する。
AIの医療への活用、
個人データを統合し医療に生かす医療
ビッ
グデータ、
仮想世界/遠隔で画像情報をやり取りするXR、
人の
代わり
をするロボッ
トなど多様な技術を駆使し、
医療の在り方を変え
る将来像を展望した。
第3章 食料/農業
新型コロナウイルス感染症の流行は、
食や農業の分野にも影響を
与えた。
デリバリー食や持ち帰り食が増加し、
新たな食の安心
・
安全
対策が求められている。
感染後の重篤率に高血圧、
高血糖、
肥満が
関与するこ
とで、
生活習慣病の予防
・
改善に向けた食の重要性が高
まった。
地方生活や副業が見直され、
農業従事に注目が集まってい
る。
いずれもAI/IoTなどの技術活用が様々な課題を解決するものと
して期待されている。
1. 生活の質の向上
高齢化率の上昇により、
社会保障給付費、
医療給付費、
介護給付
費の増加、
労働力の減少、
経済活動の停滞が顕在化する。
生活の
質の向上のため、
エビデンスに基づいた治療
・
ケアサービスが求めら
れる。
コロナ禍の影響を受け、
免疫能の向上を促す方策、
免疫機能
を妨げる糖化ス
ト
レスへの対策がさ
らに重要となる。
1. 
予防医療
2. 
見守り /
宅内外センシ
ング
3. 
EBH
(Evidence Based
Healthcare)
4. 
アンチエイ
ジング/
か
ら
だ年齢診断
5. 
健康寿命
6. 
サーカディ
アン
リ
ズム
7. 
睡眠
8. 
環境と体調変化
9. 
ブレイ
ンヘルスケア
10. 
口腔ケア
11. 
腸内デザイ
ン
12. 
介護ロボ
ッ
ト
13. 
ITスポーツ
1. 生活の質の向上
新型コロナウイルス感染後の重篤率に高血圧、
高血糖、
肥満が関
与するこ
とで、
生活習慣病の予防
・
改善への関心がさ
らに高ま
ってい
る。
免疫増強や抗ウイルス効果を有した機能性食品の研究が進む。
社会環境の変化、
身体や意識の変化により、
個人の健康や嗜好に
合わせた食のテーラーメ
イ
ド化が進展する。
1. 
高齢化と食
2. 
健康/運動と食
3. 
加工食品
4. 
機能性食品
5. 
個別化食
2. 社会的課題の解決
新型コロナウイルス感染症の流行によ
り、
医療画像診断AIが認可を
取得した上で迅速に市場に投入されている。
病院機能の分散化や地
域医療における役割の明確化、
院内業務の標準化が進む。
ゲノム編
集を利用した診断技術や治療法の開発により、
ウイルス感染症や、
がん、
遺伝病の新たな診断
・
治療法が登場する。
12. 
AIと医療
13. 
がん医療
14. 
医療ビ
ッ
グデータ
15. 
スマー
トホス
ピタル
16. 
ゲノ
ム編集
17. 
スマー
ト治療室
18. 
在宅医療
19. 
遠隔医療/
オ
ンライ
ン診療
2. 社会的課題の解決
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、
インフルエンザやその他
の呼吸器感染症との鑑別検査が必要となっている。
世界的に増加す
る認知症患者に対しては国家的対策への要請が高ま
っている。
高齢
化と
ともに介護人材不足が加速し、
IoTやロボッ
ト
などを活用した新た
な介護サービスに期待が寄せられる。
14. 
ウイルス検査
15. 
先制医療
16. 
認知症対策
17. 
疲労科学
18. 
医学を基礎と
する
ま
ちづ
く
り
(MBT)
19. 
健康ステー
シ
ョ
ン
20. 
介護IoT
21. 
プライ
マ
リ
ケアシフ
ト
22. 
健康経営
C O N T E N T S
COVID-19のパンデミ
ッ
クは、
医療の
「オンライ
ン化」
「個別化」
を加速さ
せ、
人々の健康状態や
食農の分野にも様々な影響を与えています。
一方でIoT、
人工知能
(AI)
、
ビ
ッ
グデータな
どの進
化は、
医療
・
健康
・
食農の分野に大きな変化を
もた
ら
し続けています。
本レポー
トは、
ポス
トパンデ
ミ
ッ
ク時代において、
イ
ノベーシ
ョ
ンを起こす80テーマについて分析を深めま
した。
「生活の質の
向上」
「社会的課題の解決」
「ビジネス機会の拡大」
とい
う三つの視点を設定し、
予防医療、
ア
ンチエイ
ジング、
腸内デザイ
ン、
介護ロボ
ッ
ト、
ウイルス検査、
ホーム医福食農テ
ッ
ク、
ゲノ
ムビ
ジネ
ス、
再生医療、
AIと医療、
オンライ
ン診療、
がん早期診断、
フー
ドテッ
ク、
スマー
ト農業など、
市場
価値と時流の変化に合わせて進化する今後10年の技術の変遷を予測
しています。
変化、
成長する医療
・
健康
・
食農分野。
主要80テーマを
選定し、
今後10年の技術進化を予測する。
NEW
テク
ノロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
2021-2030 医療
・
健康
・
食農編
■ 著者
:
出川 通、
他85名 ■ 2021年3月12日発行 ■ レポー
ト
:
A4判、
392ページ 
■ 書籍付属CD-ROM
:
本体に掲載されたロー
ドマッ
プを収録 ■ 価格 ○書籍とオンライ
ンサービスの
セッ
ト
:
675,000円+税 ○書籍のみ
:
450,000円+税 ■ 発行
:
日経BP
3. ビ
ジネス機会の拡大
医療
・
介護は、
病院から施設、
自宅へと移り、
データに基づく
個別化さ
れた商品/サービスへの動きが加速する。
医療従事者はAI活用に
よって生産性と医療の質の向上を実現し、
患者は医療情報を活用し
た個別化医療を受けられる。
新型コロナウイルス感染症対策を契機
と
した遠隔医療向け製品市場が立ち上がる。
23. 
ホーム医福食農テ
ッ
ク
24. 
ウエアラ
ブル/
ペースタ
ブル
25. 
医療情報アプリ
26. 
POCT
(Point Of Care
Testing)
27. 
非侵襲型生体センサー
28. 
スマー
ト
ウエア
29. 
スマー
ト
メ
ガネ
30. 
ゲノ
ムビ
ジネス
31. 
イ
ンシュアテ
ッ
ク
3. ビ
ジネス機会の拡大
血中DNAによるがん診断技術の商品開発が加速する。
コロナ禍を
契機と
した社会生活の変化に対応し、
画像診断機器への需要が高
ま
っている。
世界的な高齢化を背景に、
先進諸国だけではなく
アジア
新興国でもヘルスツー
リズム市場が急速に拡大している。
オンライン
診療サービスは費用対効果がカギを握る。
20. 
がん早期診断
21. 
先進医療機器
22. 
画像診断
23. 
手術支援ロボ
ッ
ト
24. 
内視鏡
25. 
AI創薬
26. 
DNAチッ
プ/
シーケンサー
27. 
国際ヘルスツー
リ
ズム
28. 
医療情報システム/
医療ソフ
ト
ウエア
29. 
薬局マネ
ジメ
ン
ト
30. 
医療
・
介護人材教育
2. 社会的課題の解決
地球温暖化によって自然災害が増加し、
農作物に多大な影響が及
んでおり、
災害発生を前提と
した農業や農法が求められる。
環境負荷
が小さ
く
効率的にタンパク質を生産する新技術と
して、
代替タンパク
質に注目が集まる。
地産地消型でカーボンニュー
トラルの可食燃料
作物による新エネルギー革命が起こ
る。
6. 
食の安心
・
安全
7. 
食品
ト
レーサビ
リ
ティ
ー
8. 
環境農業
9. 
食育/地域活性化
10. 
食
(穀物)
の
エネルギー利用
3. ビ
ジネス機会の拡大
食や調理をエンターテインメ
ン
ト
と
して捉え、
娯楽性を高める市場な
ど、
ICTを活用した商品/サービスが拡大する。
海外で高評価を得
ているスマー
ト農業関連企業が日本に進出し、
本格的にサービスを
提供する。
魚の先物取引を実現するよ
う
な生産と流通をつなぐ情報
サービスにビジネスチャ
ンスがある。
11. 
フー
ドテ
ッ
ク
12. 
スマー
ト農業
13. 
アグロ
メ
ディ
カルフーズ
14. 
細胞農業
15. 
バイ
オエコ
ノ
ミ
ー
16. 
AgriFood Tech
17. 
農泊
18. 
水産業
19. 
AI漁業
1. 生活の質の向上
新型コロナウイルス感染症に関する抗体分析が進み、
個別に対応す
る精密医療が一般的となる。
がん治療に向けては、
個別対応のバイ
オマーカー開発やチェ
ッ
クポイン
ト阻害薬を併用する複合免疫療法
が期待される。
脳梗塞/心筋梗塞対策では、
疾病管理に向けたリ
コ
メ
ン
ドエンジンを搭載したサービスが拡大する。
1. 
精密医療
2. 
再生医療
3. 
がん免疫療法
4. 
脳梗塞/心筋梗塞対策
5. 
糖尿病対策
6. 
遺伝子解析医療
7. 
リハビ
リ
テー
シ
ョ
ン
8. 
生体適合性材料
9. 
ロボ
ッ
トスーツ
10. 
再生臓器
11. 
人工網膜
17
16
序章	
「テクノ
ロジー
・
ロー
ドマップ」
の考え方と活用法
サマリー
C O N T E N T S
NEW
テク
ノロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
2021-2030 自動車
・
エネルギー編
第2章 電動化技術
欧州を筆頭に世界で環境規制の大幅な強化が進み、
世界の完成車
メ
ーカー各社はパワー
ト
レーンの電動化を加速する必要に迫られてい
る。
相次いでEV
(電気自動車)
のラインアップを拡充するほか、
48V
システムによるMHEV
(マイルドハイ
ブリ
ッ
ド車)
、
大型車両はPHEV
(プラグインハイブリ
ッ
ド車)
など多様な電動車両をそろえる。
燃料イ
ンフラが普及のネッ
クになっているFCV
(燃料電池車)
は、
トラッ
クな
ど商用車に活路を見い出す。
1. 
ハイ
ブリ
ッ
ド車
2. 
プラ
グイ
ンハイ
ブリ
ッ
ド車
3. 
48Vシステム
4. 
電気自動車
5. 
充電規格
・
充電方式
6. 
ワイ
ヤ
レス給電
7. 
燃料電池車
8. 
PMモーター
9. 
イ
ンホイ
ールモーター
10. 
SiCパワー素子
11. 
GaNパワー素子
12. 
リ
チウムイ
オ
ン電池
13. 
全固体電池
14. 
革新電池
第3章 安全
・
自動運転
自動運転は車両のクラスや用途によって方向が分かれ始めた。
高級
車は2020年以降に高速道路でレベル3の条件付き自動運転が実用
化し、
2025年以降にはレベル4の高度な自動運転に進化する。
一方
で移動サービス向けの車両では、
限定地域でレベル4の人間のドラ
イバーが同乗しないサービスが2020年以降に始ま
り、
2030年に向け
てサービスを展開する地域が拡大する。
自動運転に使うセンサー、
頭
脳に当たる半導体も、
低コス
ト化、
高性能化が進む。
1. 
先進運転支援システム
(ADAS)
2. 
自動運転
3. 
ミ
リ波レーダー
4. 
LiDAR
5. 
車載イ
メ
ー
ジセンサー
6. 
ステレオカ
メ
ラ
7. 
FPGA
8. 
ASSP
(特定用途向け汎用
半導体)
9. 
GPU
10. 
次世代コ
ンピューター
第4章 カーエレク
トロニクス
安全装置や自動運転技術の進化に伴って、
車載OSには、
従来別の
システムだった制御系と安全系のシステムを統合するこ
とが求められ
る。
ネッ
トワーク接続が当たり前になり、
外部からのハッキングなどに
対するセキュ
リティ
ー対策が高度化し、
EMC対策に対する要求も高
まる。
バッテリーの残存価値評価などにブロッ
クチェーンの活用も始
ま
る。
また、
クルマの機能が高度化するのに伴って、
これを使いこなす
ためのHMIでは、
表示に加えて音声インタフ
ェースが重要性を増す。
1. 
ヘッ
ドラ
ンプ
2. 
車載OS
3. 
EMC対策
4. 
プライベー
ト5G
5. 
ブロ
ッ
クチェ
ーンの自動車応用
6. 
HMI
7. 
車載ECU
8. 
ISO 
26262
9. 
セキュ
リ
ティ
ー対策
世界の自動車産業はいま、
「CASE」
(コネ
クテ
ッ
ド化、
自動運転化、
サービス化、
電動化)
と呼ば
れる巨大な変化の波に洗われています。
パンデミ
ッ
クによ
ってこの潮流は一層加速
し、
人の移動
のあ
り方、
物流、
そ
して都市設計にまで激しい変化を
もた
らすで
し
ょ
う。
SDGsの浸透に伴い、
再
生可能エネルギー市場も急速に拡大しています。
こ
う
した変化をふま
え、
本レポー
トは
『テクノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ2018-2027自動車
・
エネルギー編』
を全面刷新し、
合成燃料、
GaNパワー素
子、
ブロ
ッ
クチェ
ーン、
自動配送ロボ
ッ
ト、
空飛ぶクルマ、
MaaS、
次世代電力網、
バイ
オマス
・
エネ
ルギー、
微生物発電な
ど17の技術テーマ
を新たに取り上げま
した。
自動車
・
エネルギー分野にお
ける67の重要テーマについて、
これか
ら10年の技術進化を予測
し
ます。
2030年、
自動車
・
エネルギー産業はど
う変わる。
67のモビ
リティ
ー関連重要技術の進化を予測。
■ 著者
:
出川 通、
他46名 ■ 2020年11月27日発行 ■ レポート
:A4判、
334ページ  
■ 書籍付属CD-ROM:本体に掲載されたロードマップを収録 ■ 価格 ○書籍とオンラインサービ
スのセッ
ト
:675,000円+税 ○書籍のみ:450,000円+税 ■ 発行:
日経BP
第6章 材料
・
加工
これまで自動車用材料の中心だった鋼板の強度向上は今後も継続
するが、
並行して、
高級車を中心にアルミニウム合金の使用比率が
着実に上昇する。
また樹脂製外板や樹脂ガラスの採用も進む。
生産
現場では大量のデータを収集し、
これを生産の効率化や品質向上に
生かす
「インダス
ト
リ
ー4.0」
の動きが加速する。
3Dプリ
ンターはこれま
で試作に使う
こ
とがほとんどだったが、
今後は最終製品へ応用する動
きが活発化する。
1. 
高張力鋼板
2. 
アルミ化
3. 
樹脂化
4. 
CFRP
5. 
イ
ンダス
ト
リ
ー4.0
6. 
タ
イ
ヤ
7. 
3Dプリ
ンター
第1章 エンジン
・
変速機
世界的な環境規制の強化によって、
完成車メ
ーカー各社は電動パ
ワー
ト
レーンの開発に力を注いでいる。
しかし、
エンジンがなく
なって
し
ま
う
わけではない。
既存エンジンでも、
希薄燃焼や可変圧縮比化と
いった画期的な技術の実用化で、
ガソ
リ
ンエンジンやディ
ーゼルエン
ジンでは最高熱効率の向上が進む。
変速機では、
伝達効率の高い
DCTが増加する一方、
自動変速機では9〜10段変速といった多段化
が普及価格帯のクルマにも波及する。
1. 
ガソ
リ
ンエ
ンジン
2. 
ディ
ーゼルエ
ンジン
3. 
合成燃料
4. 基準
・
規制
5. 
DCT
6. 
自動変速機
(AT)
7. 
CVT
(無段変速機)
第5章 開発手法
先進国においては、
クルマを単なる交通手段と
して捉える傾向が強く
なり、
ブラン
ド価値を向上させるには、
単にハー
ドウエアの性能を向上
させるだけでなく、
ITと組み合わせた
「拡張体験」
の向上が重要性を
増す。
そのためには、
エンジニアリ
ング
・
シ
ミ
ュレーシ
ョ
ンやモジュール
化の活用によ
りハー
ドの開発効率を向上させるだけでなく
、
ソフ
ト
ウエ
ア開発基盤の整備やオープンソース
・
ソフ
ト
ウエア
(OSS)
の活用、
モ
デルベース開発の適用拡大によるソフ
ト開発の効率向上も重要な
課題になる。
1. 
ブラ
ン
ドマネ
ジメ
ン
ト
2. 
クルマの開発プロセス
3. 
エ
ンジニアリ
ング
・
シ
ミ
ュ
レー
シ
ョ
ン
4. 
モジュール化
5. 
モデルベース開発
6. 
オープンソース
・
ソフ
ト
ウエア
(OSS)
の自動車応用
7. 
制御ソフ
ト
ウエア開発基盤
第8章 エネルギー
太陽光やバイオといった再生可能エネルギーの導入拡大に伴って、
エネルギー制御を最適化する次世代の電力網が必要になる。
世界
的に発電容量の拡大が続く太陽光発電は、
有機系の材料を活用
するこ
とで低コス
ト化が期待される。
水素エネルギーの利用拡大は、
カーボンフ
リ
ー水素の生産拡大と低コス
ト化がカギを握る。
次世代原
子炉である核融合は2040年以降の実用化が見込まれる。
1. 
次世代電力網
2. 
有機系太陽電池
3. 
核融合発電
4. 
シ
ェ
ールガス、
シ
ェ
ールオイル
5. 
メ
タ
ンハイ
ド
レー
ト
6. 
水素エネルギー
7. 
バイ
オマスエネルギー
8. 
微生物発電
9. 
CO2の回収
・
地中貯留技術
(CCS)
第7章 都市とモビリティ
ー
自動運転技術を活用した移動サービスや空飛ぶクルマなどの新しい
モビ
リティ
ーが実用化すれば、
都市計画に大きな影響が及ぶ。
パンデ
ミ
ッ
クにより人との接触を減らす傾向が強ま
り、
物流にもロボッ
トが導
入されるだろ
う。
街に張り巡ら
されたセンサーにより人の移動を把握
し、
交通の流れを最適に制御する新たな考え方の街が誕生する。
1. 
自動配送ロボ
ッ
ト
2. 
空飛ぶクルマ
3. 
MaaS
4. 
スマー
ト
シティ
/スーパー
シ
ティ
19
18
序章	
総論
:
ICTの進化と産業に与えるインパク
ト
サマリ
ー
C O N T E N T S
テク
ノロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ
2020-2029 ICT融合新産業編
第3章 ICTと自動車
普及期を迎えた運転の自動化や、
ネッ
ト接続されクラウ
ドサービスへ
の依存を強める日常生活の進展に伴う移動中のサービス充実への
要求により、
ICTと自動車の関係は強まっていく
。
相乗り型交通や自
動運転を活用した地域社会を再構築する。
1. コネ
クテ
ッ
ドカー
2. カーIoT
3. 
高度運転支援/自動運転
4. 
MaaS
(Mobility as a Service)
第4章 ICTと製造
人工知能
(AI)
の活用によ
り設計プロセスが自動化、
グローバル生産
拠点をつなぎ、
ビッ
グデータと同期するシステムが構築される。
IoTに
よ
り工場のあ
らゆるものがインターネ
ッ
トに接続、
工場内の制御
・
管理
システムのセキュ
リティ
ー対策が必要となる。
1. AIと製造
2. ビ
ッ
グデータ
と製造
3. 
3Dアディ
ティ
ブ
・
マニュ
ファ
ク
チャ
リ
ング
(3D-AM)
4. グローバル物流/SCM
5. 遠隔保守サー
ビス
6. スマー
ト
ものづ
く
り
7. POUプラ
ッ
ト
フ
ォ
ーム
8. 
i-Construction
(BIM  CIM)
第5章 ICTと医療
・
介護
医療の分野では、
ICTをベースとした高度な医療サービスや個人
の日常データを有効利用した
「個別化医療」
へ進む。
ICTを活用した
「介護」
や
「予防」
、
さ
らに
「健康な生活の維持」
へのICTの利用拡大
が進む。
また、
脳の健康も重要なテーマになる。
1. AIと医療
2. スマー
トホス
ピタル
3. 遠隔医療/オ
ンライ
ン診療
4. 在宅医療
5. 予防医療
6. 手術支援ロボ
ッ
ト
7. 介護ロボ
ッ
ト
8. ブレイ
ンヘルスケア
9. ゲノ
ムビ
ジネス
第11章 ICTと企業経営
ICTは顧客サービスの向上から、
物流、
外部リ
ソースの活用など企業
経営の様々な場面で普及する。
マーケティ
ングでの活用のよ
うに企
業利益に直結する分野での利用が進む。
ビッ
グデータを活用した高
度な利用が進み、
企業の意思決定を支援する。
1. 経営情報システム
2. 流通
・
物流革新
3. デジタルマーケティ
ング
4. コ
ンタ
ク
トセンター
5. HRテ
ッ
ク
6. アナリ
ティ
クスツール
7. 社内動画コ
ミ
ュニケー
シ
ョ
ン
8. 情報セキュ
リ
ティ
ー
第6章 ICTと小売り
・
マーケティ
ング
インターネッ
トの普及により、
ネッ
ト販売の急激な伸び、
取引先との
データ交換による効率化、
高度化が進む。
スマー
トデバイスの普及に
伴い、
消費者の購買行動に大きな変化を与え、
ネ
ッ
ト
と店舗の融合と
いう新しいビジネスモデルへと変革している。
1. 店頭接客
2. 購買行動予測
3. 受発注システム
4. 
オムニチャネルマーケティ
ング
第8章 ICTと社会イ
ンフラ
あらゆるものがインターネッ
トにつながり、
エネルギーや行政システム
などの社会インフラがICTと一体化し、
インテリ
ジ
ェン
ト化が進んでい
る。
都市の防災投資は継続的な世界潮流であり、
国内では新たな市
場投資と社会実装が行われる。
1. 電子政府/電子自治体
2. オープンデータ
ビ
ジネス
3. マイナンバー
4. 災害予測
・
対応
5. 老朽化対策
6. スマー
ト
シティ
第9章 ICTと教育
社会の急激な変化に伴い、
教育の置かれた状況は大き
く
変わりつつ
ある。
AIによる個別最適化学習により知識獲得は効率化し、
主体的
に学ぶプロジェク
ト型学習が普及する。
学習履歴などの教育データ
を分析し活用する取リ組みが進んでいる。
1. AIと教育
2. 学校のデジタル化
3. 
ワン
ト
ゥ
ーワン/
パーソナライ
ズ
ド教育
4. 語学教育
『テク
ノ
ロジー
・
ロー
ドマ
ッ
プ2020-2029 ICT融合新産業編』
は、
ICTを活用
し、
融合する
こ
と
で
新たな価値を生む農業、
自動車、
製造、
医療
・
介護、
小売り
・
マーケテ
ィ
ング、
金融、
社会イ
ンフラ、
教育、
メディ
ア、
企業経営、
生活など、
各分野における技術進化を予測しま
した。
特に、
人工知
能
(AI)
やIoTの活用論点を強化する
と
と
もに、
基盤技術
(ブロ
ッ
クチェーン、
量子コンピュータな
ど)
、
製造、
医療
・
介護、
教育関連のテーマ
を拡充
しています。
予測に際
しては
「テク
ノ
ロ
ジー
・
ロー
ドマッ
プ」
のコンセプ
トである
「まず未来の市場ニーズを予測し、
それを満たす機能や商品を推
定、
それを実現する手段=技術に落と
し込む」
手法を駆使
しています。
ICTを活用し、
融合するこ
とで新たな価値を生む産業に
フォーカス。
その未来像と技術進化を予測する。
■ 著者
:
緒方 真一、
他70名 ■ 2020年3月10日発行 ■ レポー
ト
:
A4判、
408ページ
■ 書籍付属CD-ROM
:
本体に掲載されたロー
ドマッ
プを収録 ■ 価格 ○書籍とオンライ
ンサービスの
セッ
ト
:
675,000円+税 ○書籍のみ
:
450,000円+税 ■ 発行
:
日経BP
第1章 産業変革をもたらす基盤技術
ハー
ドウエアの小型化やネッ
トワーク化は様々な産業でのICT利用
の範囲を一層拡大する。
今後は、
得られるビッ
グデータを有効に活用
するアプリケーシ
ョンや、
知識や経験との融合による人と機械の協
調、
リアルな世界との融合などが大き
く
進展する。
1. ビ
ッ
グデータ
2. クラウ
ドコ
ンピューティ
ング
3. IoT
(Internet of Things)
4. 
複合現実
(MR)
/
拡張現実
(AR)
5. 
RPA
(Robotic Process 
Automation)
6. 
第5世代移動通信システム
(5G)
7. 
ウエアラ
ブル/
イ
ンプラ
ンタ
ブル
8. 新世代
ドロー
ン
(無人機)
9. ブロ
ッ
クチェ
ー
ン
10. 量子コ
ンピュータ
第2章 ICTと農業
今後の農林水産業は様々な課題と
リスクを抱えているが、
ICTを浸
透させることがその解決の一助と
して期待される。
農業形態が農村
部の集約型農業、
都市部の分散型農業に二極化し、
需要主導型農
業、
シ
ェアリ
ングエコノ
ミ
ーに発展していく
。
1. IoTと農業
2. 農業ロボ
ッ
ト
3. 植物工場
4. 食農ICT
5. 食品
ト
レーサビ
リ
ティ
ー
第7章 ICTと金融
ICTの進展により金融サービスの様々な面で変化が生じ
る。
金融シ
ステムをはじめ、
モバイル決済やクラウ
ドファンディ
ングなど、
金融と
ICTの連携は一層強く
なる。
詐欺や不正を防止するためのセキュ
リ
ティ
ーへのニーズはこれまで以上に高ま
る。
1. AIと金融
2. 次世代金融システム
3. クラウ
ドファ
ンディ
ング
4. 格付け/リ
ス
ク管理
5. 個人向け信用評価
6. 株価予測
7. 
仮想通貨
(ブロ
ッ
クチェ
ー
ン)
8. 決済サー
ビス
第10章 ICTと
メディ
ア
放送からインターネッ
トを伝送路に置き換えた動画メディアは、
イン
タラクティ
ブ性と視聴デバイスの拡張という特徴を備える。
今後もメ
ディアのICT利用は、
デジタルサイネージなど屋外広告にも広がり、
デジタルコンテンツを流通させる仕組みも拡大する。
1. 動画メ
ディ
ア
2. 電子出版
3. 映画産業
4. 音楽産業
5. 次世代SNS
6. ネ
ッ
ト広告
7. デジタルサイ
ネー
ジ
第12章 ICTと生活
消費者の生活場面でのICT利用は、
ゲームやシ
ョ
ッ
ピングだけでは
なく
、
スポーツや旅行などへ拡大し、
個人情報を活用したサービスや
シ
ェアリ
ングサービスが進展する。
個人認証も人が許可済みサービス
を選んで利用するための認証に向かう。
1. ゲーム
2. ITスポ―ツ
3. 電子商取引
(EC)
4. 旅行サー
ビス
5. AIと住宅
6. ホームセキュ
リ
ティ
ー
7. シ
ェアリ
ングエコ
ノ
ミ
ー
8. 個人認証/プライバシー
21
20
専門家の意見を寄せ集めた未来予測は、
分野ごとに矛盾し、
総体
と
して一つの未来像を描き出すことができません。
この問題を解決
する最適な方法は、
未来予測に関わるすべての情報の把握と分析、
構造化を一人の人間で完結させることでしょ
う。
足掛け10年に及ぶ
時間を費やし、
この難作業に挑んだのが
「メ
ガ
トレン
ド」
シリーズです。
「
メ
ガ
トレン
ド」
シ
リ
ー
ズ
未来に関連する厖大な文献やデー
タ
を、
人
・
社会
・
技術のラ
イ
フサイ
ク
ルの視点で分析、
これから起き
るであろ
う
劇的な変化を
「57のメ
ガ
ト
レ
ン
ド」
と
して
ま
と
め、
それらが全産業分野に
どのよ
う
な影響を与え、
ビジネス
を
どう
変えてい
く
かを明らかに
し
ます。
各テーマに関連する
「課題」
や
「機会」
と
それらに対して考え得
る
「打ち手」
をツ
リ
ー構造で表現。
「自動車
・
輸送機器」
「電子
・
電気
・
機械」
「医療
・
美容
・
健康」
な
ど11の産業分野に関して、
57のメ
ガ
ト
レ
ン
ド
との関連性を解き明かし
ます。
10年後の社会と全産業分野の未来像を提示する
メ
ガ
トレン
ドに関連する
「課題」
と
「打ち手」
をツリ
ー構造で表現
出所
:
『メ
ガ
ト
レ
ン
ド2019-2028 全産業編』
序章 2016~2045年の未来年表
出所
:
『メ
ガ
ト
レ
ン
ド2019-2028 全産業編』
第1章 先進国の本格的老衰
:
成熟がも
た
らす新市場 出所
:
『超万物開闢図譜』第1章 総覧
30テーマに分類した約2400種類のモノ
のキロ単価と出荷総重
量を調査し、
各分野における付加価値ア
ッ
プのメ
カニズム
を考
察。
モノ
の価値を最大化する、
業界を横断する共通項を
く
く
り
出
し、
「付加価値ア
ッ
プのための10大法則」
に集約
してい
ま
す。
商品の付加価値を高める
「法則」
を
導き出す
23
22
超
ち ょ う
万
ば ん ぶ つ
物開
か い び ゃ く
闢図
ず
譜
ふ
COMPLETE ANALYSIS OF PRICE-VALUE INTERRELATION:
A COMPARATIVE APPROACH
NEW
■ 著者
:
川口 盛之助 ■ 2021年3月3日発行 ■ レポー
ト
:
A3変型判、
約580ページ ■ 書籍付属ポ
スター
:
A0判 ■ 価格 ○書籍のみ
:
800,000円+税 ※本商品にオンライ
ンサービスはあ
り
ません。
■ 発行
:
日経BP
『超万物開闢図譜』
は
「重量単価」
という切り口で、
世界と
日本のあ
らゆる商品を分析し、
付加価値
アッ
プの法則を明ら
かに
した
レポー
トです。
創意工夫の成果が反映さ
れればさ
れるほど価値の密度が
高ま
り、
重量単価は上がるはずです。
そこで農林水産物、
医薬品、
エネルギー源、
有機系組成物、
電
子材料、
金属、
構造材、
産業機器、
モビ
リ
ティ
ー、
コ
ンピューター、
家電品、
医療用機器、
電子部品、
巨
大建造物、
嗜好品、
超高級品な
ど、
30テーマに分類
した約2400種類のモノの重量単価を比較評価
しま
した。
幅広い分野
・
領域のモノの価値を見比べる
こ
と
で、
付加価値アッ
プのメ
カニズムが明ら
かに
な
り
ます。
未来学者の川口盛之助氏が、
事業
・
商品開発に役立つよ
うに分かりやす
く
解説する
と
と
も
に、
付加価値アッ
プのための
「200の示唆」
、
「10大法則」
、
「3つの動機」
を提示。
日本のモノづ
く
り
の進むべき道筋を考察
し
ます。
2400種類のモノの価値密度を分析評価し、
付加価値アッ
プの法則を提示する。
日
本
の
モ
ノ
づ
く
り
は
、
付
加
価
値
を
最
大
化
す
る
た
め
に
、
や
る
べ
き
こ
と
が
た
っ
ぷ
り
残
さ
れ
て
い
る
。
盛之助代表取締役社長。
慶應義塾大
学工学部卒、
米イ
リ
ノ
イ大学修士課程
修了。
アーサー
・
D
・
リ
トルでアソシエー
ト
・
ディ
レクターを務めた後に株式会社盛
之助を設立。
国内のみならずアジアや
中東の政府機関からの招聘を受け、
各
種コンサルティ
ングを行う。
著書に
『世
界が絶賛する
「メ
イ
ド
・
バイ
・
ジャパン」
』
『日本人も知らなかった日本の国力(ソ
フ
トパワー)』
な
ど。
morinoske.com
かわぐち
・
もりのすけ
川口 盛之助
『超万物開闢図譜』
著者『メ
ガ
ト
レン
ド』
シ
リ
ーズ著者
独
自の商品を開発し、
作り方やブラ
ンディ
ングに
も知恵を凝ら
して商品価値に変え
る。
あらゆる商売の基本は、
創意工
夫の成果を商品の価格に反映させる
こ
と
です。
扱う商品が
ハー
ド
ウエアな
ら、
付加価値は重量単価に数値化される
こ
と
にな
り
ま
す。
豚肉であっ
て
も鋼材であっ
て
も、
半導体メ
モ
リ
ーで
も人工衛星で
も、
重さ
のあ
る商品に込め
ら
れた価値は、
究極的にはキ
ロ単価に還元され、
こ
れ
に出荷総重量を乗じ
る
と市場規模にな
る
わけです。
 同じ1000億円市場の摂取物で
も、
バナナや玄米な
どのカ
ロ
リ
ー源と
最先端の抗体医薬では単価と出荷量がそれぞれ8桁分
(数億倍相
当)
違い
ま
す。
道路や壁を舗装する
ア
ス
フ
ァ
ル
ト
や漆喰はキ
ロ数十円台
の構造材ですが、
その上に塗る塗料と
な
る
と1桁高
く
てキ
ロ数百円台、
印
刷イ
ン
クな
ら2桁、
肌に塗る
フ
ァ
ンデーシ
ョ
ンだ
と3桁、
その上に描
く
口紅や
ア
イ
ラ
イ
ナーでは4桁分
(数万倍相当)
に
も価値は凝縮されるのです。
一
方、
単価上昇と反比例する
よ
う
に出荷量が減るので、
市場規模はいず
れ
も同程度に収ま
り
ま
す。
 電気製品の場合、
床に置
く
洗濯機のキ
ロ1000円台から始ま
って、
デ
ス
ク
ト
ッ
プパソ
コ
ンは1桁ア
ッ
プ、
持ち歩
く
スマホでは2桁高
く
な
り、
ウエア
ラ
ブルな
ワ
イ
ヤ
レス
イ
ヤホ
ンにな
る
と3桁、
そ
し
て体内に埋め込むペース
メ
ー
カーにな
る
と4桁も高いキ
ロ1000万円台に
ま
で価値は凝縮されま
す。
こ
こ
に挙げた摂取物、
構造材、
電気製品の事例を通し
て見えて
く
る価値ア
ッ
プの共通項は、
人の心身の要所に近づ
く
ほ
ど
に人工物の価値密度が高ま
っ
てい
く
と
い
う経験則です。
 本書では国内に流通す
る2400余り
の商品を、
キ
ロ単価と出荷量のXY軸で示す座標
図に展開し
て比較評価し
ま
し
た。
1個
0
.1㎎以下の電子部品か
ら総重量100万
ト
ン
を超え
る
ダム
ま
でを含む、
星雲のよ
う
に散ら
ばる
プロ
ッ
ト
群か
ら、
特定の共通因子を持つモ
ノ
に注目
し
て星座のよ
う
に線でつな
ぎ合わせてい
く
と、
価値ア
ッ
プのための示唆が浮かび上がっ
て
き
ま
す。
30のカ
テ
ゴ
リ
ーに分類した図を試行錯誤す
る
こ
と
で抽出した業界ご
と
に特有の200の
示唆を、
さ
ら
に業界横断の示唆へ
と紡ぐ
こ
と
で、
大き
く
普遍的な10の価値ア
ッ
プの法則へ
と集約し
てい
ま
す。
「調味料の単価を高め
る
ための示唆を合金開発に生かす
と
ど
う
な
る
か」
「ロマネ
コ
ン
テ
ィ
の価値と
パワー
ド
スーツの価値の高め方の共通項は何か」
。
座標図を用
い
る
こ
と
で、
こ
のよ
う
な全
く
の異業種の先人たちが創意工夫を凝ら
し
て
き
た道の
り
を縦横無
尽に展開し
て思考実験を楽し
む
こ
と
がで
き
るのです。
イ
ノ
ベーシ
ョ
ンに
ロ
ジ
ッ
クが近づ
く
ため
の唯一の方法はアナ
ロ
ジーの横展開です。
よ
り遠い業界からの一見場違いで頓珍漢な
示唆ほ
ど、
う
ま
く
横展開で
き
た時のイ
ンパク
ト
は
よ
り
大き
く
な
る
こ
と
で
し
ょ
う。
 本書では、
付加価値レベルご
と
の国別シェ
アから各国の得意領域や日本の置かれた
立場が移
り
ゆ
く
様子
も分析し
てい
ま
す。
モ
ノ
づ
く
り
か
ら情報やサービス分野に
シ
フ
ト
す
る
こ
と
が
ト
レ
ン
ド
と
なってい
ま
すが、
万物の価値を俯瞰し
てみる
と
日本が極め
るべ
き
はずの高付加価
値のモノ
づ
く
り
が不完全燃焼に
と
ど
ま
ってい
る様子が見え
て
き
ま
す。
脱モノ
づ
く
り時代の処し
方についてあれこ
れ悩む前に、
肝心のモ
ノ
の価値自体を最大化で
き
てお
ら
ず、
ま
だ
ま
だやる
べ
き
こ
と
がたっぷ
り残されてい
るのです。
本書はあ
らゆるモノ
商材に関わる方々のために制
作し
ま
した。
モノ
に与え得る価値を本質から
しみじみ
と考え直すための思考の場を提供し
ま
す。
御社の新たな
ビジネ
ス展開を考え
る際の強力な武器と
な
る
こ
と
で
し
ょ
う。
『超万物開闢図譜』
の構成
【本文版】
約400ページ
30テーマに分類した約2400種類
のモノのキロ単価と生産量を調査
し、
各分野における付加価値アッ
プのメカニズムを解説します。
異
業種の常識や知恵を、
自社商品
に当てはめることで、
新たな価値
創造のヒン
ト
が見えてき
ます。
297mm
297mm
【図表版】
約180ページ
縦軸は商品の
「キロ単価」
(11
桁)
、
横軸は
「1年間の総出荷重
量」
(12桁)
のグラフ
(座標図)
で
す。
全てを同じスケールで表現し
ているため、
異なるテーマのグラフ
も直感的に比較できます。
本文版
と併せてお読みく
ださい。
297mm
297mm
【A0判ポスター】
可能な限り多く
のデータを1つの座標図に載せるために制作した、
巨
大サイズのポスターです。
プロッ
ト総数は約700件。
壁に貼って眺める
こ
とで、
普段は考えも
しない製品価値の関係性や付加価値アップの
全体像が見えてき
ます。
1189mm
841mm
※ポスターのデザイ
ンは変更になる場合があ
り
ます。
25
24
Mirai 2021
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