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小野 修司
どっとねっとふぁん
(http://dotnetfan.org)
ASP.NETメンバーシップ
   コーディングなしで認証の仕組みを実現可能
     Default.aspx
      ○ LoginStatusコントロール
      ○ LoginNameコントロール

     Login.aspx
      ○ Loginコントロール

     Web サイト管理ツール
      ○ 認証の種類 - インターネットから
      ○ ロールの作成
      ○ アカウントの作成
      ○ アクセス規則(承認)の作成
ASP.NETメンバーシップの問題
点
   サーバ上での管理ツールが存在しない
     Webサイト管理ツールはVisualStudio付属


   開発時に利用したデータベースを設定を
    含めてそのまま使用することには問題が
    ある
     SQL Server Express Edition特有のユーザイ
      ンスタンスの機能を利用している
     メンバーシップ用のデータベースは
      aspnet_regsql.exeから作成することは可能
IIS7管理ツールからのユーザ管
理
   IIS7管理ツールからできること
     メンバーシップ管理用のデータベースへの接続
        文字列の修正
       認証の設定
       ロールの有効化
       ロールの追加/編集/削除
       ユーザの追加/編集/削除
       ユーザのロールへの追加/削除
       プロファイルの有効化
       匿名ユーザのプロファイルの有効化
       プロファイルの追加/編集削除
Web.configの直接編集
   IIS7管理ツールではできないこと
     承認の設定(フォルダ/ファイル)
     ユーザの持つプロファイルデータの管理
      ○ これらは開発時点で設定等が確定するので、
        管理ツールでの操作は必要ないかもしれない

     メンバーシッププロバイダの設定変更
      ○ どんな設定ができるかを理解させるためには
        管理ツールから設定を変更できるとうれしい
      ○ 柔軟な設定が可能なことがわかりにくいため
        にメンバーシップが使われていないのでは?
メンバーシッププロバイダの設
定
   マシンレベルのweb.configに記述
    <membership>
       <providers>
         <add name="AspNetSqlMembershipProvider"
         type="System.Web.Security.SqlMembershipProvider,
                   System.Web, Version=2.0.0.0, Culture=neutral,
                            PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a"
                   connectionStringName="LocalSqlServer"
         enablePasswordRetrieval="false“
         enablePasswordReset="true"
         requiresQuestionAndAnswer="true"
         applicationName="/"
         requiresUniqueEmail="false"
         passwordFormat="Hashed"
         maxInvalidPasswordAttempts="5"
         minRequiredPasswordLength="7"
         minRequiredNonalphanumericCharacters="1"
         passwordAttemptWindow="10"
         passwordStrengthRegularExpression=""/>
       </providers>
    </membership>
ASP.NETメンバーシップと
IIS7 管理ツール

   IIS7管理ツールの登場で、実際に運用管理の
    できる最低限の環境が整った

   活用するための情報提供はまだ必要なのでは
    ないか?
     管理ツール
     データベース
     各種設定

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  • 2. ASP.NETメンバーシップ  コーディングなしで認証の仕組みを実現可能  Default.aspx ○ LoginStatusコントロール ○ LoginNameコントロール  Login.aspx ○ Loginコントロール  Web サイト管理ツール ○ 認証の種類 - インターネットから ○ ロールの作成 ○ アカウントの作成 ○ アクセス規則(承認)の作成
  • 3. ASP.NETメンバーシップの問題 点  サーバ上での管理ツールが存在しない  Webサイト管理ツールはVisualStudio付属  開発時に利用したデータベースを設定を 含めてそのまま使用することには問題が ある  SQL Server Express Edition特有のユーザイ ンスタンスの機能を利用している  メンバーシップ用のデータベースは aspnet_regsql.exeから作成することは可能
  • 4. IIS7管理ツールからのユーザ管 理  IIS7管理ツールからできること  メンバーシップ管理用のデータベースへの接続 文字列の修正  認証の設定  ロールの有効化  ロールの追加/編集/削除  ユーザの追加/編集/削除  ユーザのロールへの追加/削除  プロファイルの有効化  匿名ユーザのプロファイルの有効化  プロファイルの追加/編集削除
  • 5. Web.configの直接編集  IIS7管理ツールではできないこと  承認の設定(フォルダ/ファイル)  ユーザの持つプロファイルデータの管理 ○ これらは開発時点で設定等が確定するので、 管理ツールでの操作は必要ないかもしれない  メンバーシッププロバイダの設定変更 ○ どんな設定ができるかを理解させるためには 管理ツールから設定を変更できるとうれしい ○ 柔軟な設定が可能なことがわかりにくいため にメンバーシップが使われていないのでは?
  • 6. メンバーシッププロバイダの設 定  マシンレベルのweb.configに記述 <membership> <providers> <add name="AspNetSqlMembershipProvider" type="System.Web.Security.SqlMembershipProvider, System.Web, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a" connectionStringName="LocalSqlServer" enablePasswordRetrieval="false“ enablePasswordReset="true" requiresQuestionAndAnswer="true" applicationName="/" requiresUniqueEmail="false" passwordFormat="Hashed" maxInvalidPasswordAttempts="5" minRequiredPasswordLength="7" minRequiredNonalphanumericCharacters="1" passwordAttemptWindow="10" passwordStrengthRegularExpression=""/> </providers> </membership>
  • 7. ASP.NETメンバーシップと IIS7 管理ツール  IIS7管理ツールの登場で、実際に運用管理の できる最低限の環境が整った  活用するための情報提供はまだ必要なのでは ないか?  管理ツール  データベース  各種設定