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チーム運用で苦労した話
2016/06/29
CyberZ スキルウェンズデー
野口皓平
今日はチーム・システム運用で
苦労した話をします。
2
その前に・・
3
・クリエイティブ分析・制作ツール
・使用言語
Java, PHP, Android, iOS, JS/SCSS(フロントはFluxベース!)
どんなプロダクト?
4
メンバー:2~9人
沿革
外注開発
↓
内製化(作り直し_5人)
↓
開発量産期(5~9人)
↓
運用フェーズ (2~3名)
約2年
5
破綻
この辺りで参加
・そもそもバグがいっぱい
・誰が何を作っているか分からない
(タスクを誰も管理していない)
・運用コストが大きい
・大量の技術的負債
初期の状態
6
①ナレッジの集約
②タスクの可視化
③課題点の可視化
まずやったこと
7
対象:
仕様、開発方針、開発フロー、デザイン
素材、運用、障害対応、競合情報全て
ただし、あくまで不変性の高いものを。
ex)
・開発方針/フロー、ルール
・確定した仕様
・障害対応手順
①ナレッジの集約
これどうなってます?
これどうなってます?
これどうなってます?
これどうなってます?
こんなやり取りを
何度もするぐらいなら、
ナレッジを残したほうが早い・・8
・かんばんでタスクを可視化
- 開発に取り掛かる前に必ず全てチケット化
- チケットは1日で完了する粒度で切る
⇒朝会での細かい進捗の共有しようとしても、
各々の説明力に左右される。
朝会は問題・懸念点の共有を中心に。
②タスク可視化
9
一週間張り付いた
チケット!!
・現状改善すべき問題点を可視化
チームで共通認識とする。
③課題点の可視化
10
しかし・・
・予め予定されていた新機能開発
・差し込みで入った開発事項
・運用
・顧客対応
ビジネスとして考えると先に進めたい・・
可視化した課題をどうする?
11
例の案件対応してよ。
会議で決まった案件やってよ
・ペイオフマトリクスで優先要件を洗い出す
課題を因数分解①
12
チーム全体で問題に対する共通認識を持つ
・さらに各要件に対して実行した際の
影響、インパクトを数値化する
さらに課題を因数分解②
13
30%
40%
20%
10%
新規開発
Android保守
Batch保守
Web保守 70%
10%
10%
10%
新規開発
Android保守
Batch保守
Web保守
例)③に対応した際 新規開発に使える工数の変化
提案材料に
結果・・
14
全て解決
15
しませんでした
工数の大きい物が残る
16
なかなか対応できない
⇓
・別の解決策を探す
(折衷案)
・いつ対応するかを決め
擦り合わせる
ここからはポエム調で・・
気をつけている事
17
ビジョンを共有する
18
何を目指すか
何故作るか
結果的にコミュケーションコストが減る
新技術の導入は検証とセットで
19
安易な導入は
自分の首を絞めることも・・
日々自戒
20
PMは良くも悪くも人を巻き込む・・
酔っ払わない
21
自分・チームを俯瞰して見る
現実ラインを見極める
笑顔を忘れずに(^^)/
22
PMが話しかけ辛いと問題の相談・共有が遅れる
せっかくならいい雰囲気で

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