1. 室内
空気環境

2. 我々は90％の時間を
建物の中で過す
建物の中の空気を吸う
健康 きれいな空気
換気

3. 換気
Ventilation
• 室内の空気と外気を交換する
こと
• 濃度が許容値以下

4. 通風
• 居住者が風を浴びて涼しさを
得る
• 換気よりも多くの外気

5. 許容濃度
acceptable concentration
• 濃度(concentration) の表し方
• 体積濃度 volumetric concentration
–ガス %, ppm
• 重量濃度 weight concentration
–ガス、固体(エアロゾル) mg/m3

6. 室内空気環境基準
Indoor Air Quality Standards
• 二酸化炭素濃度 Carbon dioxide
：1,000ppm
• 一酸化炭素濃度Carbon monoxide
：10ppm
• ホルムアルデヒド Formaldehyde
：0.1mg/m3 0.08ppm

7. • 浮遊粉じん Airborne particles
：0.15mg/m3
室内空気環境基準
Indoor Air Quality Standards

8. CO2
Carbon dioxide
• 中毒：4～5%以上
• 室内空気汚染の指標
• 人体から 20L/h 放出

9. CO
Carbon monoxide
• 血液中のヘモグロビンと結合
• 体内への酸素供給を妨害
• 0.02%程度：中毒症状
• 1%：数分で死に至る
• 燃焼器具の不完全燃焼

10. シックハウス症候群
化学物質過敏症
• 希薄でも長時間暴
露していると，化
学物質に過敏に反
応する
• シックハウス

11. ホルムアルデヒド CH2 O
水溶液：ホルマリン
刺激臭を持つ無色透明の気体
沸点ー92.3℃
防腐剤
分子量：30
標準状態で 30gが22.4L
0.1mgでは0.075 mL
1 g では0.75 L
約 0.08ppm
ｍL/m3 ： 100万分の1

12. ホルムアルデヒド発散建材
mg/(m2・h)
なし 0.12超 使用禁止
F☆☆ 0.02～0.12 制限あり
F☆☆☆ 0.005～0.02 制限あり
F☆☆☆☆ 0.005以下 制限なし

13. 浮遊粉じん
Airborne particles

14. 燃焼器具
• 開放型燃焼器具
– 室内空気を燃焼
– 燃焼排ガスを室内
• 半密閉型燃焼器具
– 室内空気を燃焼
– 燃焼排ガスを室外
• 密閉型燃焼器具
– すべて屋外空気

15. 酸素濃度とCO発生量
酸素濃度が19％以下にな
ると急激に発生
人間は15％程度まで大丈
夫

16. 必要換気量算出の基礎式
Q [m3/h] Q [m3/h]
oC C
M
]/hm[: 3
換気量Q
)/hm( 3
MCQ o
入って来るガス量
)/hm( 3
CQ
出て行くガス量
][:室濃度C
][:外気濃度oC
]/hm[: 3
室内発生量M

17. CQMCQ o
Q
M
CC o
oCC
M
Q
屋外ガス濃度室内ガス許容濃度
室内発生ガス量
(4.2)
(4.1)
室濃度 C について解く
換気量 Q について解く

18. 例題
室の二酸化炭素濃度を1000ppmに維
持するのに要する、居住者1人当た
りの必要換気量を求めなさい。
ただし、外気濃度 Co=350ppm,
M=0.02m3/hとしなさい。

19. CO2濃度維持のための換気量
• 室内許容CO2濃度=1,000 ppm
• 屋外CO2濃度=350 ppm
• 一人当たりのCO2発生量=20 L/(h・人)
000,000,11)350000,1(
)600,3000,1(120
Q
]/sm[0085.0
650
6.320 3
]/hm[6.30 3

20. 一人当たりの換気量
25～
30m3/h

21. 問4 換気と通風に関する記述で誤っ
ているものを選びなさい
1. 換気の目的は、冷涼感を得ることである。
2. 通風の目的は、冷涼感を得ることである。
3. 二酸化炭素は室内空気の汚染の指標とし
て用いられる
4. 室内の空気環境基準は建築基準法などで
定められている