秦郁彦の「慰安婦」論説問題点① 都合によってコロコロ変わる詭弁の論説
- 1. 秦郁彦の「慰安婦」論説問題点①
都合によってコロコロ変わる詭弁の論説―秦郁彦
慰安婦問題研究家 堀家康弘
日本の公娼制度は奴隷制度である
秦氏は 2013 年.6 月 13 日の TBS ラジオ 【荻上チキ・セッション 22】番組上で、対局
相手の吉見義明氏が内地の公娼制度も性奴隷制度だと思う、と発言するとそれに反
発している。
吉見 ・・・・・・内地の公娼制度も、僕は性奴隷制度だと思いますけれども、
それはなぜかっていうと、要するに人身売買を基礎にして成り立っているわけですよね。・・
(略)
これに対して秦氏は
秦 ちょっと私それはね、同意しかねますね。内地の公娼制をね、これが奴隷だということになってくる
と、
そうすると今現在オランダの飾り窓のね、女性たちだ、ドイツも公認してますしね、それからアメリカで
もね、
連邦はだめだけれども、ネバダ州は公認してるんですよ。これみな奴隷、性奴隷てことになりますよ
ね。
と答えている。「「内地」つまり「日本の」公娼制度は奴隷制度であった」という意見に
反対しているのである。
ところが秦氏はかつて『慰安婦と戦場の性』の中で、日本の公娼制度についてそれを
「奴隷制度・・・にちがいない」と書いているのである。
書きだしてみよう。