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聞く技術研究所|男性リタイア世代の調理実態把握調査
- 1. 男性リタイア世代の調理実態把握調査
~リタイア後、2割の男性が調理を始める
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2012年11月19日 / 株式会社ドゥ・ハウス(リサーチ1部) / 聞く技術研究所 / (c) 2012 DO HOUSE Inc. All rights reserved.
- 2. ■男性リタイア世代の調理実態把握調査
■ 調査目的
男性リタイア世代の調理実態を把握する。特に、リタイア後に調理を開始した理由、調理をするようになって気がついたことを聴取するこ
とで、各種マーケティング施策の基礎資料とする
■ 回答者プロファイル
性別 :男性 職業
年齢 :65歳以上 定年退職後、再就職したが現在は仕事をしていない :68s
未既婚 :既婚 定年退職後、仕事をしていない :165s
居住地 :首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)、
近畿圏(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県) 同居家族構成
配偶者 :231s
有効サンプル数割付 子供 :73s
その他 :19s
60代後半 :96s
1人暮らし :2s
70代前半 :80s
70代後半 :46s
80代以上 :11s
調査期間 :2012年10月11日(木)~15日(月)
調査機関 :株式会社ドゥ・ハウス
調査手法 :インターネットリサーチ(myアンケート)
2012年11月19日 / 株式会社ドゥ・ハウス(リサーチ1部) / 聞く技術研究所 / (c) 2012 DO HOUSE Inc. All rights reserved. 1
- 3. ■男性リタイア世代の調理実態把握調査
1.調理頻度、一緒に調理をする人、調理開始時期
男性リタイア世代の約4割が、週1日以上料理をしている。さらに約1割の人がほぼ毎日調理をしている
約6割の人が自分1人で調理をしている。妻の手伝いというよりも、メイン調理者となっている様子がうかがえる
調理開始時期としては、リタイア後に開始した割合が最も高く約半数。リタイア以前から調理を行っていた残り半数でも、リタイア後に調
理頻度が高まった人の割合が高く、リタイアをきっかけに調理者が増える傾向がみられる
※全体ベースでみると、男性リタイア世代の約2割がリタイア後に調理を開始する
■自宅での調理頻度(SA) ■一緒に調理をする人(SA) ■調理開始時期(SA)
※食材(肉、野菜、調味料など)を使った調理 ※週1日以上調理者のみ回答 ※週1日以上調理者のみ回答
自分1人 仕事を辞めてから調理を
するようになった
配偶者と共に
仕事を辞める前から調理をしていたが、
辞めてから調理頻度が増えた
子供と共に
仕事を辞める前と
配偶者、子供と共に 同程度に調理をしている
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- 4. ■男性リタイア世代の調理実態把握調査
2.リタイア後に調理を開始した理由、調理頻度が増えた理由
リタイア後に調理を開始した理由、調理頻度が増えた理由としては、多くの人が時間的に余裕ができたことをあげている
「妻」関連では、妻の体調不良という不可抗力の理由がある一方、妻の時間を作ってあげたい、妻と共通の趣味を持ちたいという動機もみ
られる。また、比較的年齢の若い層からは、自分はリタイアしたが妻は今も働いており、妻の不在時には自分で作らざるを得ないという声
もあがっている
■リタイア後に調理を開始した理由(FA) ■リタイア後に調理頻度が増えた理由(FA)
※リタイア後調理開始者のみ回答 ※リタイア後調理頻度増加者のみ回答
■リタイア後、生活に余裕ができたから/他にやることがないから ■リタイア後、自由にできる時間が増えたから
・仕事中は調理する余裕がなかったが退職後は少し出てきた(66歳) ・自分の時間がふえた(69歳)
・やることがないから(68歳) ・自由時間の増加(71歳)
・時間に余裕があるから(74歳) ・時間が十分にあるから(66歳)
・退職後は、時間にゆとりが出来たことから独自の手法でカレーからおでんなどは妻より
■自分の食べたいものを作るため も上手に料理できる腕になった(69歳)
・食べたい時に食べたい物を作るようになった(70歳)
・食べたいものを作りたかった(68歳) ■もともと料理が好きだから
・好みの料理が食べたいから(69歳) ・調理が好きだから(69歳)
・以前から興味がありいろいろ工夫出来る。テレビやネットサイトや雑誌でもレシピを多
■妻はインターネットができない。自分でレシピを検索したのをきっかけに料理を始めた く紹介しているので料理をしたくなる(66歳)
・妻に出来ないインターネットの利用でレシピを探したのがきっかけ。インターネットの
おかげで料理の幅が広がった。(78歳) ■健康を維持するため
・ボケ防止のため(65歳)
■妻の時間を作ってあげるため
・妻に自分の時間を作って上げるため。(77歳) ■妻の体調不良がきっかけ
・単身赴任期間は自分で調理したが、それ以外はほとんど調理は妻任せであった。退職し
■妻と共通の趣味を持つため て時間が出来ると自分が食べたいもの、酒のつまみを作るようになり、そのうち妻の体
・妻との共通の趣味をしたかった。(67歳) 調不良があって3食作るようになった。(74歳)
・連合いの病状悪化(73歳)
■妻に言われたから嫌々ながら始めた
・女房にしりを叩かれていやいやだったがいまでは10年のキャリア習慣となってしまっ ■妻の家事の負担を減らしてあげたいから
た(77歳) ・妻の家事の時間を少しでも軽くしてあげたい(66歳)
■妻の具体が悪いので仕方がなく ■妻が仕事をしていて不在の時間があるため
・妻の具合がよくなかったことと、その後入院してやらざるを得なくなった(80歳) ・配偶者が勤続中で昼食の用意が必要(66歳)
・妻が働いているので(68歳)
■自活する力を身につけるため
・一人で生活できるようにしたいから(69歳)
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- 5. ■男性リタイア世代の調理実態把握調査
3.リタイア後に調理を開始して感じているギャップ、リタイア後に調理を開始して生じた妻・子供との関係の変化
調理をするようになって感じているギャップとしては、予想以上に料理が楽しい、レシピ通りに作ればうまくできるなど、ポジティブなも
のが多い一方、ネガティブなギャップとしては、調味料や出汁の使い方、分量の調整に予想外の難しさを感じており、男性リタイア世代向
けの商品開発のヒントとなりそう
調理開始に伴う家族との関係の変化をみると、料理を通じて妻とのより密な関係が生まれている様子がうかがえる
■リタイア後に調理を開始して感じているギャップ(FA) ■リタイア後に調理を開始して生じた妻・子供との関係の変化(FA)
※リタイア後調理開始者のみ回答 ※リタイア後調理開始者のみ回答
■予想以上に調理が楽しい ■妻と一緒に調理することで、コミュニケーションが増えた
・食べる楽しさに作る楽しさが加わって楽しさが倍増しましたね。でも、自分が作った料 ・家事を共同でこなすことでコミニュケーションがより細やかになった。(75歳)
理は家族の誰一人食べてはくれません(68歳) ・話題が豊富になった(67歳)
・私は物を作るのが好きで食事を作るのも大工仕事で物を作るように好きです。(70
歳) ■妻に感謝されたり、あてにされたりするようになった
・妻は喜んでいる(78歳)
■自分で調理した料理はおいしく感じる ・感謝され、あてにされるようになりました(70歳)
・自分で作るととてもおいしい(68歳) ・女房に評価されるようになった(68歳)
■電子レンジを使えば、思ったよりも手軽に調理できる ■うまく調理できると、妻に感謝される
・電子レンジがあれば大抵のものは作れる。(77歳) ・味噌汁が美味しいと歓迎されています(71歳)
■レシピを見ながら作れば、思ったよりもおいしく作れる ■料理開始当初は妻に口出しされたが、今ではなくなった
・書店に行くと、料理コーナーに必ず立ち寄り、おいしそうなものの載っている本を買っ ・初めは驚いて、口を出していたが、何も言わなくなった(77歳)
て、試してみると、案外うまく行くものだと思った(67歳)
・レシピ通り作ればちゃんと美味しい物が作れる。逆にレシピが無いと作れない(68歳)
■包丁や調味料、出汁の使い方、分量の調整が難しい
・包丁がうまく使えない、調味料の使い方がよくわからない(67歳)
・調味料の分量が難しい(75歳)
・初めての時は出汁の作り方や調味料の合わせ方が全くわからなかった。今でもこれがう
まくできなくて苦労しています。(70歳)
■後片付けが大変
・予想と比べて食後の片付けが大変重荷です(80歳)
■自分で買い物もするようになり、季節により食材の価格が大きく変動することに驚いた
・なるべく材料を安く買いたいので、スーパーなどのチラシをよく眺めるようになった。
野菜・果物などの価格がかなり季節によって異なるのに驚いた。(74歳)
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