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100万人以下の都市圏を持つ地方でコワーキングスペースを維持するための基本的な考え方
- 1. の を つ100万人以下 都市圏 持 地方
でコワーキングスペースが するた維持
めの な え基本的 考 方
コワーキングスペースもりおか
- 2. について私
川村和之といいます。
岩手県山田町出身です。
元々はバイトをしながら、大都市中心で地方自治を考えていては山田
がなくなると思い、地方分権や地方制度改革について独自に研究し、
道州制や地域の維持を主眼に置いた地方自治制度を設計していました
。
そのような中での2011年3月、東日本大震災が発生し、地元であ
る山田町は大きな被害を受けました。幸い実家は残ったものの、親戚
は全部被害にあいました。
その年の秋にコワーキングスペースというのをネットの記事で見つけ
て興味を持ち、12月に東京に出向いたときにコワーキングスペース
に実際に行き、復興支援に携わろうとする若い人達やスペースをシェ
アして事務所経費を大幅に削減している企業の様子を目にし、これを
早く岩手に作らなければと実感し、いろいろ投げうってコワーキング
スペースを岩手に活動することにしました。
- 6. コワーキングスペースもりおかについて
2015 年 4 月、菜園一丁目の樋下第 1 ビル 3 階に
移転オープン
シェアオフィスの一画を利用して営業。
営業時間は月~土曜の 9:30 ~ 19:00
最大 12 席準備している規模の小さめなコワーキ
ングスペース
…(本音としてはもっと大きくやりたいけど )
フリー Wi-Fi ・電源・ドリンク。
食事など仕事道具の持ち込みOK
主な設備として、複合機・エアコン・プロジェク
ター・スキャナを設置。
リブライズでビジネス本なども貸出可能。
- 8. シェアクリエイト
Piece ( 部 品 ) と
Peace (平和)を Share
する仕組みを地域につく
ることを目指す、盛岡市
を中心に活動を始めたグ
ループ「シェアピース」
が、当スペースで始めた
アートプロジェクト
コワーキングスペースも
りおかの利用者などで折
り紙ブロックを 150 ピー
ス程度作り、それを組み
合わせてアート作品を作
っていくというもの
- 9. フリーランス のための・求職者・学生
コワーキングスペース活用術
自分が取り組んでいることのプレゼン発表・宣伝の場
資格試験・就職試験のための勉強・相談・手伝い
新しいプログラミング言語による実験的プログラミング
技術研鑽のためのスマホアプリの開発
所属するプロジェクトのメール送受信、営業打ち合わせ、報告
集中した事務作業(プログラミング・経理など)
ネイル・占い・フットマッサージ・似顔絵・士業などでの個人開業
まるごと個人の事務作業スペースとして
取り組んでいるプロジェクトのブラッシュアップ
ビジネス勉強会や技術講習会の講師および生徒
スマホ、タブレット、携帯電話の充電
ライブ・パーティー・コンサートの主催
- 10. の会社・団体 オフィス出張 ・面接会場・地区事業所として
の のための の社員 資格試験 勉強・自習・講習 場
メール 、 ち わせ、送受信 営業打 合 報告
プログラミング など や事務作業( ・経理 ) 事業開発
の新製品 モニタリング試験営業・
ビジネスモデルやプロジェクトの開発・相談・ブラッシュアップ
のとのスペース での を じて、ネイル い個人事業者 内 交流 通 ・占 ・マッサージ・
経営・法律相談などが けられる受
⇒ や などが して、 に きな を した も司法書士 税理士 入居 相互 大 成果 出 例 !
スマホ、タブレット、 の携帯電話 充電しながらの や食事 休憩
ビジネス を いて の や になる勉強会 開 技術講習会 講師 生徒
ビジネスパーティー フォーラム の・ ・交流会・発表会 開催
組織内の発想が硬直化していくことを防ぐ
のため社会人・企業・士業・起業家・各種団体
の
コワーキングスペース活用術
- 12. の と事業 成長
コワーキングスペースの活用
事業を立ち上げたい! を めて仲間 集 事業団体設立!
仕事を見つけたい!
新しいことをやりたい!
事務所・作業場として入居
の の に を事業 成長 為 事務所 移
転!
・発表会の開催
・事業のブラッシュアップ会など
・新しいメンバーの発掘
・新規事業をやりたい人への
アドバイス
・事業のブラッシュアップ
・事業のモニタリング
・異業種との交流・意見交換
の の にたとえコワーキングスペースから れても事業 成長 為 離
なコワーキングスペースの は となる継続的 利用 今後必須 !
例)会社、 NPO 、社団法人 etc
・・・そこで、たまに する利用
。
・事業への信頼は増える
・ただ、一般人との意見交換
は難しくなる。
・異業種との交流・意見交換
コ
ワ
ー
キ
ン
グ
ス
ペ
ー
ス
けた を に受 刺激 事業 還元・活性
化
- 13. とコワーキング、その被災地 効果
2011~2015年にかけて被災地域では久慈~いわきにかけて10
ヶ所のコワーキングスペースが開設された。主に力を入れただけあって
、宮城県内が多い。
運営主体としては、被災地支援活動の名目で始めた企業と、その地に根
差した活動をするNPO団体で半々だった。
実際に赴き聞いてみたり様子を見たりした感じでいえば、東北以外の他
地域の大学・復興支援団体の利用がほとんどであり、地域拠点としての
利用満足度は高い様子だった。
一方、地元の人の利用というのがほぼなく、オーナーの知り合いや地元
のNPOなどがセミナーやイベントの開催を通じて利用するというのが
ほとんどだった。
しかし、オーナー の=利用者間 相互交流にしかならず、異業種・類似団
体のコラボレーションのようなコワーキングらしいビジネスや支援活動
にまで至ることはなかった。
またオーナー・従業員にコワーキングスペースを利用した経験があるか
と聞くと「ない」と答える人が圧倒的に多く、見聞きするだけでないコ
ワーキングの体験不足による認識不足が見受けられた。
一方、コワーキングスペースを経験した人がオーナーやスタッフにいる
スペースでは、比較的成果を上げているケースがよく紹介されている。
- 14. をもってコワーキングが するか何 成功 ?
としての(主催者 目標)
その その にいた ひとりひとりが時 場 人
しい を ごしながら楽 時間 過
の に しての を した自分 生業 対 成果 出
- 16. これからのコワーキングスペースの
に つ地域 持 役割
地域のあらゆる事業・プロジェクトのスタートアップ・
インキュベーションの機能
希少な需要はあるが、地域維持のために欠かせないビジ
ネスの事業拠点としての機能
小規模ビジネス・週末起業・新しいビジネスの実験
対象地域における事業拠点としての機能
地域のバーチャルオフィス機能
事業再生・建て直しの機能