ツイキャス生放送「情報セキュリティCAS」で使用したスライドです。 放送の録画はこちら→ http://twitcasting.tv/it_mikawaya/movie/122147109

1. 情報セキュリティCAS
情報セキュリティについて
中年オヤジがグダグダ語るCAS

2. このCASでは…
その日のテーマに沿った質問を受け付けています！
取り上げて欲しいテーマの募集もしております！

3. 本日のテーマは…
SSLって何だろう？

4. 結論から申し上げると…
SSLとは「本物のサーバーであることの確認」と
「通信の暗号化」を行う技術です

5. 何でこのテーマを選んだか？
• SSLを「通信の暗号化」のみを行うと勘違いされている
• 暗号化できれば何でも良いんだろ的な風潮がある
• 高額で中小企業には手が出ない技術だと思われている
• ウェブだけの話だと思い込まれている

6. そもそもSSLとは
• 本物のサーバーであることの確認をする技術
• 端末 ⇄ サーバー間の通信を暗号化する技術
• 最近はSSLではなくTLSという方法を用いる
• 一般的にSSL/TLSと総称される

7. 本物のサーバーであることの確認
サーバー証明書によって
通信相手が自分が意図したサーバーかどうか確認できる
!
証明書記載のアドレスと指示されたアドレスが同一か
機械的に確認できる

8. サーバー証明書
正当に発行されたサーバー証明書かどうか
有効期限が切れてないかどうか
!
機械的に確認できる

9. サーバー証明書が確認できないと…

10. サーバー証明書がエラーになったら
有効期限切れ、ニセのサーバー証明書、ニセのサーバー
!
絶対にアクセスしてはいけない！

11. 通信を暗号化できる
公開鍵暗号化だけども…
!
最初のやりとりで疑似乱数を用いて共通鍵を生成し
実際の通信は共通鍵で暗号化される

12. 疑似乱数を用いた共通鍵なので
同じ鍵を生成されにくい
!
実質的に解読は難しい

13. 実は…
SSLはウェブだけで使われるわけじゃないんです
!
メールでも使われているんです

14. ウェブの場合

15. ウェブの場合
ブラウザがエラーを出さなければ
サーバーの正当性は最終的に自分で確認
!
アドレスが合っている、鍵マークが出ている
かつ、EV-SSLの場合には会社名が緑色で表示される

16. メールの場合

17. メールの場合
先の画像のように設定でSSL/TLSを使うようにする
!
これでメールのやりとりは暗号化される
サーバーの正当性確認は機械的にされる

18. メールの場合
残念ながらSSL/TLSに対応していない
メールサーバーもあるので
その場合は使えない

19. これらに気をつければ
• 盗聴されても安心！と言えます

20. 再び結論
SSLとは「本物のサーバーであることの確認」と
「通信の暗号化」を行う技術です

21. と言うことで…
• SSLは「サーバーの正当性を確認」する技術
• SSLは「端末 ⇄ サーバー間の通信を暗号化」する技術
• ウェブもそうだけどメールでも使うようにしましょう！

22. 今後の予定
• 第二八回＝2014情報セキュリティ10大ニュース（１）
• 第二九回＝2014情報セキュリティ10大ニュース（２）
• 第三十回＝2014情報セキュリティ10大ニュース（３）
• 第三一回＝（タイトル未定）

23. 制作著作
「街のIT三河屋さん」合同会社くまさん
https://kumasanda.jp/
@it_mikawaya