毎晩夜空を眺めると、月を見ることができます。 しかし、月はどのようにできたと考えられているのでしょうか。 月はまだまだ謎に包まれているようです。 http://courslide.org/

2. 夜になると姿をあらわす、月。
毎日眺めていますが、
月は不思議な存在なのです。

3. まず、月の大きさは
太陽系の衛星の中で、5番目。
地球の4分の1の大きさです。

4. 他の衛星は惑星と比較して
ずっと小さいのですが、
月は不自然なほど、
地球に対して大きいのです。

5. 月ができた理由は、
次のように考えられていました。

6. 地球の一部から飛び出して、月になった。
1. 親子説
地球とができると同時に、月もできた。
2. 兄弟説
よそから来た天体が地球の重力にとらえられ、
月になった。
3. 他人説

7. しかし、アメリカのアポロ宇宙船が
持ち帰った月の石を調べた結果、
“他人”にしては似ているし、
“親子”や“兄弟”にしては違うことが
わかりました。

8. そして、現在では次の説が
有力だと考えられています。
他の天体が地球にぶつかり、
飛び散ったかけらが集まって月になった。
巨大衝突説

9. 他の天体との衝突で飛び散った
かけらのうち、重い鉄は地球の重力で
引き戻されたとすれば、月に鉄分が
少ないことも説明できます。

10. 「巨大衝突説」もひとつの説で、
実際のところ、証明されている
わけではありません。

11. 月には太陽系が誕生した時に近い、
45億年前の岩石があります。
月を知ることで、太陽系の期限にも
迫ることができるかもしれないと
科学者は考えています。

12. 私たちに身近な月は、
まだまだ謎に包まれた存在なのです。