フェルマーが残した「フェルマー予想」 とてもとても長い証明になるようです。 http://courslide.org/

1. ds

2. 「フェルマー予想」
を残した、
ピエール ド フェルマーは、
・ ・
フランスの数学者。
職業は弁護士だったそうです。16世紀）
（

3. フェルマーは、
古代ギリシアの数学者、
ディオファントスが著した
『算術』
を熟読し、
余白に48の注釈を書き込んでいきました。

4. 47の書き込みについては、
後世の数学者により証明または否定されましたが、
最後の書き込みは解かれずに残っていたのです。

5. それが、フェルマー予想」
「
と呼ばれるものです。
48番目
（最後）
の定理だったことから、
「フェルマーの最終定理」
ともいわれます。

6. Cubum autem in duos cubos, aut quadratoquadratum
in duos quadratoquadratos, et generaliter nullam
in infinitum ultra quadratum potestatem
in duos eiusdem nominis fas est dividere cuius
rei demonstrationem mirabilem sane detexi.
Hanc marginis exiguitas non caperet.
立方数を 2 つの立方数の和に分けることはできない。
4 乗数を 2 つの 4 乗数の和に分けることはできない。
一般に、冪（べき）が 2 より大きいとき、
その冪乗数を 2 つの冪乗数の和に分けることはできない。
この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、
この余白はそれを書くには狭すぎる。

7. つまり、
nを2より大きな自然数とすると、
n
n
n
x +y =z は解を持たない。
と命題に証明を見つけたが、
余白が狭くて書けない、
ということなのです。

8. アマチュア、
プロ含めた数学者が、
「フェルマー予想」
の証明に挑みましたが、
証明することはできませんでした。

9. 1986年、谷山＝志村予想」
「
が解ければ、
自動的に
「フェルマー予想」
も証明できることが
わかりました。

10. そして、
1993年6月23日、
アンドリュー ワイルズが
・
「谷山＝志村予想」
を
解くことで、フェルマー予想」
「
は
証明されたのです。

11. その証明は、
200ページにわたりました。
フェルマーが
「余白が狭くて書けない」
と
残した理由もわかりますね。