バレットジャーナルがなぜ「世界最強の手帳術」と呼ばれているかご存知ですか。バレットジャーナルを単なる手帳術や時間管理術だと決めつけてしまうのは本当にもったいないことです。この記事ではその理由について、僕なりの考察を語っています。

2. ◆description
バレットジャーナルがなぜ「世界最強の手帳術」
と呼ばれているかご存知ですか。
バレットジャーナルを単なる手帳術や時間管理術
だと決めつけてしまうのは本当にもったいないこ
とです。
このスライドではその理由について、僕なりの考
察を語っています。

3. もしもあなたが
バレットジャーナルを
手帳術や時間管理術だと
捉えているなら……。
それ、
完全に間違っています！

4. こんにちは。あるいは、こんばんは。
どうも、谷崎 元（ハジメ）です。
この数年、様々な問題が僕を不安にさせていま
す。
代表的なのは「加齢の自覚」「年金不足二千万
円問題」「コロナ禍」の３つになるでしょう。
しかし、これらの不安をそのままにしておい
たって、何の解決にもなりませんよね。
そこで僕は「このままじゃダメだ。変わらな
きゃ」と思ったんです。
このままで良い訳はないんですから。

5. ■バレットジャーナルを始める前に知っておいて欲しいこと
あなたは世界最強の手帳術として大人気の「バレットジャーナル」をご存知で
しょうか？
僕は立ち上げたばかりのブログやこのslideshareを通じて、バレットジャーナル
の本質について執拗に語っています。
どうしてかというと、僕は多くの人がバレットジャーナルのことを誤解していて、
正しく理解していないんじゃないか、って思っているからなんです。

6. ■バレットジャーナルを始める前に知っておいて欲しいこと
本題に入る前に、バレットジャーナルとは何かを説明しておきましょう。
［バレットジャーナルとは］
バレットジャーナルは、アメリカ人デジタル
プロダクト・デザイナーのライダー・キャロ
ル氏が考案した独自のノート術の名前です。
彼は幼少期に注意欠陥障害(ADD)という発達
障害と診断され、日常生活を送るのにも苦労
していた経験から、頭の中を整理するために
生まれたメソッドです。
ご本人のTwitter（@rydercarroll）より引用

7. ■バレットジャーナルを始める前に知っておいて欲しいこと
特徴は、箇条書きと記号を使ってタスクやスケジュールを管理する点です。
他にも「思考」「習慣」「目標」などを、
自らが主体的に整理・管理することを助け
るメソッドが紹介されています。
必要なのは1冊のノートと1本のペンだけ、
という簡単かつアナログな手法がかえって
デジタル世代に刺さり、ライフハック系の
ウェブサイトで紹介されたことがきっかけ
となって世界中に広まりました。
日本では2015年ごろから徐々に知られる
ようになり、2019年の4月にはキャロル氏
本人による初の公式ガイドブックが出版さ
れたことで、大きな注目を集めました。

8. ■バレットジャーナルを始める前に知っておいて欲しいこと
とまあ、こんな感じです…。
もっと詳しく知りたければいろいろと検索して調べてみてください。
ここから先はあなたがバレットジャーナルについて、ある程度内容を知っている
ことを前提にお話しさせていただきますね。

9. ■バレットジャーナルを始める前に知っておいて欲しいこと
バレットジャーナルを単なる手帳術や時間管理術だと決めつけてしまうのは本当
にもったいないことです。
それではバレットジャーナルの表面をかるくなでたことにしかなりません。
バレットジャーナルというものは、表面的な「手法」を学んだその先に「奥義」
とも言うべき真髄があるのです。（なんかとても厨二っぽい表現ですが）

10. ■あなたにはあなたのバレットジャーナルを
今回は、僕が実際に使っているバレットジャーナルをお見せしながら、僕のバ
レットジャーナルの特殊性や独自性についてお話ししたいと思います。
あなたはもしかしたら、
「え、そんな作り方あり？ それでOKなら自分も始められるかも？」
って思うかもしれません。
僕が実際に使っている手帳です。確か東急ハンズで1,500円くらいだった気がします。

11. ■あなたにはあなたのバレットジャーナルを
もしかしたらあなたは僕が理詰めできっちりきっちり作業を進めて、完璧なバ
レットジャーナルを完成させているような印象を受けているかもしれません。
いえいえ、全然そんなことはないんです。
むしろ基本から外れまくったことをしてますし、結構ルーズに設計しているとこ
ろもあります。
それが現実です。

12. ■あなたにはあなたのバレットジャーナルを
そんな不完全な僕のバレットジャーナルですが、それでも実例をお目にかけた方
が、あなたの背中を押すことにつながるかもしれないと思って紹介することにし
ました。
それともしよかったら前回のスライドや、さらにそのひとつ前のスライドを読ん
でみてください。
その方が今回の記事の理解度が格段に深まると思いますので。
前回のスライド：
バレットジャーナルを始める前に知っておいてほしいこと
https://www.slideshare.net/hajimetanizaki/my-bulletjournalthoughts002
前々回のスライド：
あなたのバレットジャーナルは「間違っている！」と叫びたい。
https://www.slideshare.net/hajimetanizaki/my-bullet-journal-thoughts-001

13. ■僕のバレットジャーナルはどこが独特か？
僕がバレットジャーナルに出会ったのは2019年の7月ごろだったと思います。
そのとき、すでに僕は社会人としての経験が30年ほどありました。
バレットジャーナルを学んでみた印象ですが、それまでのビジネス人生において
編み出した自分なりのスケジュール管理手法や手帳術というものが、あながち間
違っていなかったことにある種の喜びを感じることができました。
また、それと同時にこれまでできていなかったことや、惜しい使いかたをしてい
た点についても、多くの知見を得ることができました。

14. ■僕のバレットジャーナルはどこが独特か？
そこで、僕は過去の自分のノウハウとバレットジャーナルのメソッドを統合して、
自分なりのバレットジャーナルを作ろうと考えたんです。
なぜかというとバレットジャーナルのメソッドを忠実に再現しようとすると無理
が生じ、長続きしないんじゃないかって思ったからなんです。
教えられた通りに素直に作れば良いものを、僕はどうしても自分のスタイルに固
執してしまうところがあるんですよねぇ・・・。
そのへんがナル君ですよね。
ま、とにかくそれは仕方のないことだと割り切ることにします。

15. ■僕のバレットジャーナルはどこが独特か？
さて、僕のバレットジャーナルにおいて、独自のスタイルだと思われる点は
以下の3つです。
01. システム手帳を使用する点
02. 独自のコレクションを使用する点
03. デジタルに補助をさせる点
では、個別に解説しますね。

16. ■独自のスタイル01：システム手帳を使用する点
バレットジャーナルでは手元にある普通の手帳やノートを使うとされています。
強いて言えばドット方眼であることが推奨されている程度で、特に決まりはあり
ません。
でも、僕はあえてA5サイズのシステム手帳を使うことにしました。
僕が実際に使っている手帳の中表紙。面倒がって「2019」が更新されていません（笑）

17. ■独自のスタイル01：システム手帳を使用する点
なぜかというと、バインダーの仕組みになっているのでリフィルの交換ができる
からです。
バレットジャーナルを使い始めた後に、このページとこのページを入れ替えたい、
とか、新しいコレクションを追加したい、というような、イレギュラーなことが
発生してそれまでの設計が台無しになるのが嫌だったんですよ。

18. ■独自のスタイル01：システム手帳を使用する点
僕は昔から極端に失敗を恐れる性格でした。
だから固定式の手帳を使うことにとても抵抗を感じるのです。
もしも、あなたが僕と同じように感じているなら、システム手帳やバインダーの
活用を検討してください。

19. ■独自のスタイル02：独自のコレクションを使用する点
バレットジャーナルには「コアコレクション」とよばれる主要な４つの書式があ
ります。
それが
・検索性を高める、目次としての「インデックス」
・来月以降の予定を管理する「フューチャーログ」
・今月の予定を管理する「マンスリーログ」
・毎日の予定を管理する「デイリーログ」
です。

20. ■独自のスタイル02：独自のコレクションを使用する点
でも僕は現在「インデックス」は、ほぼ使っていません。
なぜなら、わざわざ目次である「インデックス」を使わなくても、どのリフィル
がだいたいどのあたりにあるかは特定できてしまうからです。
これは記憶力が良いとかの自慢話ではなく、ただ単に「しおり」を活用している
からです。
また、僕が「インデックス」を使っていないのは、実は他にある仮説（*）を
持っているからです。
その仮説については5ページ先のページでご紹介します。

21. ■独自のスタイル02：独自のコレクションを使用する点
さらに言うと、僕は「フューチャーログ」や「マンスリーログ」もほとんど活用
していません。
今のところこの二つにはあまり意味を見いだせなかったんです。（あくまでも僕
にとっては、です）
そして唯一活用しているのが「デイリーログ」なのですが、それすら独自の方法
で管理しています。
バレットジャーナル原理主義者の人が
見たら発狂しそうですね（笑）

22. ■独自のスタイル02：独自のコレクションを使用する点
さて、では僕がどのような「デイリーログ」を使っているかお見せしましょう。
はい、どうぞ。
ある週の僕のスケジュールです。字が汚いのと記号化されていて僕にしか理解できませんケド。
僕は市販の週間ダイヤリーでスケジュール管理だけを行っています。
これは「バーチカル式」と呼ばれる見開き1週間の書式です。
ちなみにこれがしおり

23. ■独自のスタイル02：独自のコレクションを使用する点
この見開き1週間の書式を半年先くらいまでバインダーに入れておけば、困るこ
とはほとんどありません。
ちなみに僕のオススメのリフィルは下の二つです。
© 1996-2020, Amazon.com, Inc. or its affiliates
Ashford
週間ダイアリー(ホリゾンタルタイム式)
A5サイズ
bindex
週間ダイアリー2
A5サイズ
01. 02.

24. ■独自のスタイル02：独自のコレクションを使用する点
ちなみにベーシックなバレットジャーナルの世界では「デイリーログ」にはその
日にやることを箇条書きで書いて使います。
でも僕の「デイリーログ」は主にスケジュール管理なので、タスクの管理は独自
の「TODOリスト」に任せています。
僕のTODOリスト。完了したタスクを赤線で消しています。

25. ■（*）僕が「インデックス」を使わない理由（仮説）
僕がバレットジャーナルのコアコレクションである「インデックス」をあえて使
わないのは、実は他にある仮説を持っているからです。
バレットジャーナルの考案者であるライダー・キャロル氏は幼少期から注意欠陥
障害（ADD）で苦しみ、その悩みを克服するためにこの画期的なノート術を生
み出しました。
ということは、不注意優勢型ADHD（旧ADD)の
傾向に無い人は、逆にここまで厳密に管理する
必要はないのではないか？
というのが現在の僕の仮説です。
バレットジャーナルのことを「処理が煩雑で面倒
くさい」という理由で続かない人が一定数いるの
は、それが原因ではないかと思うのですがいかが
でしょうか。
ご本人のTwitter（@rydercarroll）より引用

26. ■独自のスタイル03：デジタルに補助をさせる点
バレットジャーナルでは「手書き」というアナログな手法を使うことを重視しま
す。
手で文字を書くという行為は、運動神経と連動しつつ脳のさまざまな機能を働か
せます。
そのことが意識を「今」に向ける手助けになるらしいので、僕も大いに賛同して
います。

27. ■独自のスタイル03：デジタルに補助をさせる点
だた、完全に手書きにこだわってしまうと、書式が変わるタイミングで台紙も
書き写さなくちゃならなくなるのでとっても効率が悪いです。
なので僕は手書きにこだわる個所と、デジタルに任せる箇所を区別するように
しています。
例えば、僕の場合は「TODOリスト」の台紙をエクセルで作っています。
毎朝「処理予定日」がその当日のものだけフィルタをかけて抽出して、それを
バレットジャーナルに手書きで書き写しています。
TODOをエクセルで管理し バレットジャーナルに手書きする

28. ■独自のスタイル03：デジタルに補助をさせる点
それ以外にも、僕はバレットジャーナルでお小遣い帳をつけています。
（カッコつけて「収支ログ」なんてよんでますけど）
これも手書きで管理するのは面倒なので、毎朝に前日のレシートを「マネーフォ
ワード ME」という家計簿アプリに入力し、さらにジャンルごとの合計金額を月
イチでエクセルに入力し、印刷したものを手帳にファイリングしています。
（複雑な手順に聞こえるかもしれませんが、習慣化してしまえばまったく苦にな
りませんよ）
03.
前月の合計金額
をエクセルで管
理
04.
印刷して
05.
手帳にファイリ
ング
02.
マネーフォワー
ドに入力
01.
前日のレシート
を

29. ■独自のスタイル03：デジタルに補助をさせる点
このように、僕はバレットジャーナルの推奨する書式を大胆にアレンジして使っ
ています。
でもそういう使い方があってもいいんじゃないでしょうか？
僕の個人収支の記録です。ずっとマイナスなのが泣ける。

30. ■独自のスタイル03：デジタルに補助をさせる点
そもそもバレットジャーナルを使うことは、あくまで「手段」であって、
「目的」は別のところにありますからね。
考案者のライダー・キャロルさんだって、著書の中で
とおっしゃっとりますから。
『あなたのバレットジャーナルは、あなたの要求に応じ
て変化する。』
『まず独自のコレクションをデザインし、カスタマイズ
するやり方を覚えていこう。』
書籍：バレットジャーナル 人生を変えるノート術 より

31. まとめ

32. ■バレットジャーナルは本来とても自由なもの
僕があなたに伝えたいのは、バレットジャーナルは本来とても自由なものだ、と
いうことです。
大事なことはバレットジャーナルのコアになる「考え方」の方で、書式うんぬん
は実はあまり重要じゃないよ、というのが僕の意見です。
僕のように独自の書式にこだわるもよし、バレットジャーナルが提案する書式を
忠実に守るもよし、ということです。
Bullet Journal
ここだけ見ると手帳術や時間管理術に見える。
ここの存在に気づけるかどうかが重要！

33. ■バレットジャーナルは本来とても自由なもの
もちろん「基本」がわからずにいきなり「応用」はするのは難しいでしょう。
バレットジャーナルをまだよく理解できていない、という場合にはまず基本に忠
実に使ってみるのが良いと思います。
一般によく言われる「守・破・離」というヤツですね。
どうせ1冊の手帳を使い切ったら2冊目に変えなきゃならないんですから、その
時になって自分の好みでアレンジすれば良いと思います。
守 破 離

34. ◆最後に
ということで、今回の僕の話はここまでです。
しかし、僕の話はまだ始まったばかりです。
このコンテンツを通じてあなたが現在の「イケてない自分」と、理想として思い
描いている「イケている自分」とのギャップを埋めるヒントをお伝えできたらい
いなと思います。
もしよかったらまた遊びにきてください。
僕は今日も地球の片隅で、目立たない戦いをしています。
それではごめんください。

35. ●なまえ：
谷崎 元（タニザキ ハジメ）
●仕事：
サラリーマン/ブログ管理人/自分国の国王
●趣味：
テニス/お菓子作り
●好きなもの：
睡眠/カフェ/読書/スイーツ/ファッション/ショッピングモール
●嫌いなもの：
大きな音/怖い人
●人生の目標：
「FIRE」を達成し、経済的＆精神的に自由になること。
「理想の人生」を手に入れ、充実した日々を過ごすこと。
「高等遊民」の地位を手に入れ穏やかな暮らしをすること。
●座右の銘：
人生とは「サクセス」と「ハピネス」を最適化して
「理想の人生」を実現するゲームである。
●SNSなど
【ブログ】
https://www.hajimetanizaki.com/
【Twitter】
https://twitter.com/hajimetanizaki
◆凡人おじさん 谷崎ハジメの自己紹介

36. https://www.hajimetanizaki.com/
凡人おじさん 谷崎ハジメからあなたへ