1. 合格者の
解答構築ノウハウ
―平成２４年度事例Ⅲ第２問を題材に―
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2. 発表者
大場 遼（おおば りょう）
受験歴 ：２０１０年 １次試験不合格
２０１１年 １次試験合格、２次試験不合格
２０１２年 ２次試験合格
執筆箇所：全知識・全ノウハウ事例Ⅲ担当（平成24年度）

3. 解答構築プロセス
設問分析
与件
チェック
解答
構築

4. 設問分析
第2問（配点20点）
C社は創業から20年以上が経過して、顧客や新製品の増加
によってさらに変革が必要となっている。図1～図3なども
参考に、C社が直面している課題とその具体的改善策を
140字以内で述べよ。
問われている内容
与件とのリンクを意識
設問要求 設問要求
この問題の配点は？

5. 与件分析①
• 第１段落
（略）そして、X 社以外の食品スーパーへの販売数量を増
加 させ、また販売品目を絞って少品種多量生産体制 をつ
くり、さらに生産性の向上を達成するなど経営改善を進め
てきた（略）
・第４段落
（略）食品スーパー向け製品の販売は少品種多量で、外食
チェーン向けは多品種少量 である。（略）
キーワードの繰り返し
設問文「顧客や新製品の増加」とリンク

6. 与件分析②
• 第５段落
（略）納品は、各顧客からの注文によって週2回それぞれ
の顧客の配送センターへ配送することが原則 となっている。
生産計画は毎月 20日までに翌月の計画が作成されるが、
その時点では顧客からの注文内容は確定しておらず、各営
業担当が各顧客への販売数量を予測し、製造部では製品在
庫との調整を図って見込み生産 を行っている（略）
否定の接続詞
注文・納品の頻度と生産計画作成の頻度が違う
一次知識から考える

7. 与件分析③
• 第６段落
（略）製品品種切り替え時の洗浄などの時間が長いため、
ロットサイズは生産性と段取り時間を考慮して製造部で決
めている。（略）現状は全製品ほぼ同じロットサイズ を採
用しており、製品によって在庫水準は異なり、欠品によっ
て受注に対応できない場合も生じている。（略）
Ｃ社の問題 問題の原因
考慮すべき要素が考慮されていないのでは？

8. 与件分析④
欠品の恐れ
過剰在庫
発生

9. 解答構築
• 模範解答
課題は、生産体制を製品の多品種化に対応させ、欠品や過
剰在庫を低減することである。改善策は、①製品毎の需要
に見合った最適なロットサイズによる生産で、生産数と出
荷数をマッチさせること、②現在月１回の生産計画作成を
短サイクル化し、注文内容の変更を生産数量に反映しやす
くすること、である。
与件からリンクワードを抽出 与件からリンクワードを抽出
与件上の問題点を
オウム返しに
与件上の問題点を
オウム返しに

10. 事例Ⅲのストーリー
• 90年位までは
大量生産大量
消費だった。
少品種多量生産
• 製品の増加
• 小売からの発
注頻度が増加
消費者嗜好の
多様化 •ロットサイズの
見直し
•生産計画作成
サイクルの短縮
多品種少量生産

11. ご静聴
ありがとうございました
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