2019/4/22に同志社大学のプロジェクト科目に、ASD当事者としてゲストトークした際に使用したスライドです。

1. 同志社大学プロジェクト科目
「多様性が拓くみらいを考える」プロジェクト
~公開フォーラム開催を通じて多様な個性が生きるチームづくりと対話型リーダーシップを学ぶ~
ゲストトーク
～とあるASD当事者の物語～
2019年4月22日
凸凹フューチャーセンター
宮崎稔也（トシヤ）

2. ゲストトークの構成
1. 自閉症スペクトラム障害（ASD）とは
2. トシヤのストーリー
3. トシヤの特性
4. 特性からくる生きづらさ
5. 自分の特性を活かす
6. マイケル・J・フォックスの言葉

3. 知的
障害
1.ASDとは
ASD
自閉症スペクトラム
障害
LD
限局性
学習障害
ADHD
注意欠如・
多動性障害
同志社大学大学院・奥野氏作成の資料を一部改変
空気を読めない
独特のこだわり
反復を
いとわない
表情や気持ちを
読むのが難しい
言葉どおりに
受け取る
臨機応変が
難しい

4. 2.トシヤのストーリー
①21歳まで：凸凹な成績
ペーパーテスト：◎
実習や実験：☓
②21歳から～30歳まで：二次障害のうつ
10年近く、うつを抱えながらダラダラと学業
③30歳～
30歳で診断、障害者手帳取得、就業と失業

5. 3.トシヤの特性
耳から入るすべての音声情報を、
一度脳内で活字に変換してから
情報処理が進む

6. 4.特性からくる生きづらさ
● 仕事
○ 一度に複数の指示があるとパニック…
● プライベート
○ 相手の話の情報量の多さに疲れる
■ 擬音語・擬態語が多い
■ 「え～っと」が続く
■ 話があちこちに飛ぶ

7. 5.自分の特性を活かす
活字によるインプット/アウトプット
● 仕事（ライスワーク）
○ 業務のチェックリストを作成
● 活動（ライフワーク）
○ ブログやnoteへの投稿
○ SNSでの情報発信
○ 文章校正

8. 6.マイケル・J・フォックスの言葉
「もし神様やお釈迦様、ビル・ゲイツやセルゲイ・ブリンなんかが
いる部屋に入って“病気を治す方法が見つかるよ”って話になっても、
僕は治してもらおうとはしないだろうな。」
マイケル・J・フォックス（映画俳優）
「僕は自分の特性を直してもらおうとはしないだろ
うな。たとえ生きづらさにつながろうとも、僕は僕
の特性を愛しているから。」
宮崎稔也（ASD当事者）