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ソーシャルサポートの提供が抑うつに及ぼす影響(日本社会精神医学会2015)

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ソーシャルサポートの提供が抑うつに及ぼす影響(日本社会精神医学会2015)

NPO法人Light Ring. 
【Mail 】  info@lightring.or.jp
【twitter】 @npolightring (公式)
【Blog】  http://ameblo.jp/npo-lightring
【Facebook】https://www.facebook.com/NPOlightring
Light Ring.は「そばで大切な方を守りたい」方が、
自分と大切な人の心の病を未然に防ぎ、
自分らしい人生を歩み抜けることを応援する、
総合的ソーシャルサポートを行っています。
http://lightring.or.jp
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
青年期向けこころの病予防推進プログラム
■若年層支援向け傾聴サポーター聴くトモ養成講座
■カフェ聴くトモプログラム(毎週開催)
■悩む人をそばで支える事例検討会LightRingTime
■支えに悩む若者のためのソーシャルサポート力養成講座
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
□若者のうつ病予防支援マンスリーサポーターになりませんか?
20代死因の47.6%は自殺。その背景に潜む”人間関係”に悩む
潜在的うつ予備軍を支える”身近な友人や家族”を
サポートする仲間を募集しています
http://lightring.or.jp/contribute/
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NPO法人Light Ring. 
【Mail 】  info@lightring.or.jp
【twitter】 @npolightring (公式)
【Blog】  http://ameblo.jp/npo-lightring
【Facebook】https://www.facebook.com/NPOlightring
Light Ring.は「そばで大切な方を守りたい」方が、
自分と大切な人の心の病を未然に防ぎ、
自分らしい人生を歩み抜けることを応援する、
総合的ソーシャルサポートを行っています。
http://lightring.or.jp
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青年期向けこころの病予防推進プログラム
■若年層支援向け傾聴サポーター聴くトモ養成講座
■カフェ聴くトモプログラム(毎週開催)
■悩む人をそばで支える事例検討会LightRingTime
■支えに悩む若者のためのソーシャルサポート力養成講座
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□若者のうつ病予防支援マンスリーサポーターになりませんか?
20代死因の47.6%は自殺。その背景に潜む”人間関係”に悩む
潜在的うつ予備軍を支える”身近な友人や家族”を
サポートする仲間を募集しています
http://lightring.or.jp/contribute/
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ソーシャルサポートの提供が抑うつに及ぼす影響(日本社会精神医学会2015)

  1. 1. ソーシャルサポートの提供が 抑うつに及ぼす影響の検討 石井綾華(1)、山崎修道(2)、石井寛(1)、須田一貴(1) (1)特定非営利活動法人Light Ring. (2)公益財団法人東京都医学総合研究所 こころの健 康プロジェクト
  2. 2. 背景 • 日本の若年層(40歳未満)の自殺者数:年間6581名(内 閣府,2015) • 自殺したいと考えた際に相談したことがある人は32.7% (内閣府, 2008) • 相談先はもっぱら友人や家族 友人:52%・母親:47% (内閣府青年意識調査,2009) • 友人・家族など 日常生活の中でソーシャルサポートを提 供する側の負担が課題
  3. 3. • ソーシャルサポートは – 提供された者(悩み手)の抑うつ傾向を下げる(Lin N et al ,1999) – 提供した者(支え手)自身の抑うつ傾向も下げる (Taylor et al ,2001) • Light Ringの実践 – 支え手を対象としたソーシャルサポート力向上プ ログラムが、支え手自身の抑うつを下げることが、 示唆(増田・石井,2014) – 量的データでは未検証
  4. 4. SSを行う人 SS を受ける人Light Ring. SS の提供ソーシャルサポート力の養 成 うつ病予防② ① ①身近な人からSSを受ける→うつ病予防 ②身近な人へSSを行う→うつ病予防 うつ病予防
  5. 5. 目的 • 日本の若者を対象にした追試を行う。 • 「他者にソーシャルサポートを提供することが、 提供者の主観的幸福感を高め、抑うつを弱 める」と仮説を設定し、検証する。 抑うつ主観的幸福感 ソーシャルサポー トの提供
  6. 6. 方法 • 対象者:プログラム初回参加者95名(男性61 名、女性34名 ; 平均年齢27.31 (SD=8.24)) • 質問紙構成: • (1)年齢、性別 • (2)Berlin Social Support Scale(BSSS)の下位尺 度であるProvided Social Support • (3)日本語版主観的幸福感尺度(SHS) • (4)自己評価式抑うつ性尺度(SDS)
  7. 7. 結果 因子分析 F1 F2 F3 1 大切に思い、存在を受け入れていることを伝えた。 .92 -.19 -.01 6 価値があり、大切な存在であることを感じられるような関わりをした。 .89 -.08 -.06 13 彼/彼女のポジティブな面を見つけようとした。 .46 .16 -.02 8 自分を頼りにして良いことを伝えた。 .44 .18 .16 2 気分が落ち込んでいるときに、安心させるような関わりをした。 .43 .37 -.10 10 自分を必要とするとき、そばにいた。 -.21 .85 .11 9 あきらめないよう、勇気づけた。 .00 .62 -.13 12 彼/彼女が日々できていないことについて面倒を見た。 .08 .55 .06 14 気晴らしになるようなことを提案した。 .00 .54 -.14 7 置かれた状況に関心があることを伝えた。 .26 .47 -.08 4 彼/彼女にあまり共感できない。 -.01 -.06 .70 3 彼/彼女を一人ぼっちにした。 -.08 .04 .58 5 彼/彼女を批判した。 -.02 -.23 .54 11 彼/彼女に対して自分が出来る限りのことをした。 .28 .21 .49 F1 .53 .31 F2 .20 因子間相関 具体的サポート(5項目 α=.73) 存在肯定(5項目 α=.79) 非ネガティブ(4項目 α=.66)
  8. 8. 結果 構造方程式モデリング 存在肯定 具体的サポート SDS SHS 非ネガティブ BSSS .92 .56 .31 .26 ―.20 ―.49 CMIN(4)=0.46, p=.77 ; CFI=1.00 ; RMSEA=0.00 R2=.33 R2=.07 R2=.84 R2=.32 R2=.10
  9. 9. 考察 まとめ • 仮説として設定したプロセスが支持された。 一方「他者へのソーシャルサポート提供が、 直接提供者の抑うつを弱める」効果も示され た
  10. 10. • ソーシャルサポート力がうつ病予防に役に立 つならば、より多くの一般市民の若者がこれ らを身に付ける機会を増やすことで、 ①相談を受けるストレスを減らす ②より多くの一般市民の悩みを聴ける若者が 増えていくキッカケに寄与する →若者自殺を予防できる若者の増進 考察
  11. 11. 限界と今後の課題 • 横断データの解析にとどまっている • Light Ringプログラム参加者に限定 ⇒今後は一般人口の縦断データを用いた検証 が必要である。
  12. 12. 引用文献 内閣府(2008) http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2008/pdf/ 内閣府(2009) http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/worldyouth8/html/mokuji.html 内閣府(2015)http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2015/pdf/gaiyou/pdf/1-2- 1.pdf Lin N et al. (1999) “Social support and depressed mood: A structural analysis” Journal of health and social behavior 増田文貴・石井綾華(2014).若者のソーシャル・サポート力向上のためのスキルアッププログラ ムの実践 第33回日本社会精神医学会 Schulz U & Schwarzer R. Long-term effects of spousal support on coping with cancer after surgery. Journal of Social and Clinical Psychology. 2004; 23: 716-732. 島井 哲志・大竹 恵子・宇津木 成介・池見 陽・LYUBOMIRSKY Sonja(2004).日本公衆衛生雑誌 51(10), 845-853 Taylor SE (2011) “Social support: A review” The Oxford Handbook of Health Psychology (pp. 189- 214)

Editor's Notes

  • 日本の若者事情はこんな感じ。
  • 先行研究の知見としてはこうなっているよ。
  • NPO法人Light Ringは、友人や家族のような市民によるソーシャルサポートに焦点を当てた若者のメンタルヘルス向上と自殺予防を事業を展開している。事業では、悩んでいる悩み手とそれを支える支え手、双方の抑うつ傾向を低下させることを目的としたソーシャルサポート力を向上させるプログラムを実施している。
  • データが溜まってきたのでそろそろ量的に検証するぜー

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