いまさら聞けない『事業価値評価』①_2019

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いまさら聞けない
事業価値評価
2019.5
1
その１

突然ですが、
次のような状況を考えます。
2

あなたにとって、
この『特許』の妥当な価格はいくらですか？
毎年必ず1億円の利益（キャッシュ）を生み出す特許。
この特許の期限は永久。（永久に毎年1億円を生み出す。）
3

？
1億円 1億円 1億円 1億円 1億円 1億円
・・・・・・
こんなイメージ
4
最初に
支払う
金額
（生み出す利益を上向き矢印で表現）

？
1億円 1億円 1億円 1億円 1億円 1億円
・・・・・・
大切なのは
ここ！
5

3億円
ぐらいかな
6

3億円
ぐらいかな
20億 18億 21億 33億 20億
7

20億 18億 21億 33億 20億3億円
ぐらいかな
あれ？！
なんかみんなとかなり違う！
8

この状況のポイント。
9

モノの値段（価値、価格）は、その人によって違う。
10

3億円
ぐらいかな
20億 18億 21億 33億 20億
11

けど、
『多くの人が使っている物差し』（＝計算方法）を知る
ことで、だいたい、どれくらいの値段になりそうか、推定できる。
3億円
ぐらいかな
20億 18億 21億 33億 20億
12

けど、
『多くの人が使っている物差し』（＝計算方法）を知る
ことで、だいたい、どれくらいの値段になりそうか、推定できる。
3億円
ぐらいかな
20億 18億 21億 33億 20億
同じ物差しを使っている人たち
13

目的。
14

目的。
みんなが使っている
『物差し』を知ること。
15

目的。
16

目的。
価値評価
（Valuation） 17

はじめの状況に戻ると、
18

あなたにとって、妥当な価格はいくらですか？
19

20

これを別の例に置き換えると
21

毎年1億円の利益（キャッシュ）を生み出すと期待される事業。
この事業の競合優位性は大きく、かなり永続すると思われる。
22

毎年1億円の利益（キャッシュ）を生み出すと期待される事業。
この事業の競合優位性は大きく、かなり永続すると思われる。
事業価値評価 23

目的②
24

目的②
みんなが使っている『物差し』を知る。
25

目的②
みんなが使っている『物差し』を知る。
その物差しを使って、
実際に評価できるようになる。
26

流れ。
27

（１）資本投下とリターンの関係
流れ。
28

流れ。
（２）価値評価の基本
29

流れ。
（３）事業価値の比較
30

【参考】用語を知っている人にとっては、こういう目次。
（３）事業価値の比較
『資本コスト』
『NPV』と『割引率』
『IRR』
31

32

投資家からみたとき。
33

投資家からすると、「高いリターン」を返してくれる企業に投資したい。
34

投資家
35

企業A
企業B
企業C
・・・
投資家
36

企業A
企業B
企業C
・・・
5%お返しします！
投資家
37

企業A
企業B
企業C
・・・
うちは8%！
投資家
38

企業A
企業B
企業C
・・・
うちは8%！
固く、3%なら。。
投資家
39

企業A
企業B
企業C
・・・
うちは8%！
投資家
じゃ。
ココ。
40

企業A
企業B
企業C
・・・
うちは8%！
投資家
じゃ。
ココ。
※実際は、リターンだけでなく『リスク』もみますが、ここでは省略。 41

逆に企業側からみると。
42

投資家からの期待に応えられるよう、努力する必要がある！（はず！）
43

投資家
44

投資家
45

企業B
投資家
46

企業B
投資家
8%は
頼むよ
47

企業B
投資家
8%は
頼むよ
経営者 48

企業B
投資家
経営者
8%は
頼むよ
8%以上は
稼げるように
頑張ろう！
49

企業B
投資家
経営者
8%は
頼むよ
8%以上は
稼げるように
頑張ろう！
50

企業B
投資家
経営者
8%は
頼むよ
8%以上は
稼げるように
頑張ろう！稼いだ利益
を投資家に
還元
51

投資家と企業の関係。
52

投資家から得た「資本」は、その期待に応じた利益率で返す必要がある！
53

投資家
54

投資家
55

企業B
投資家
56

企業B
投資家
期待する収益率
57

企業B
投資家
58

企業B
投資家
59

企業B
投資家
『ハードルレート』
企業Bの投資家（＝市場）からの
60

企業B
投資家
『資本コスト』 61

企業B
投資家
『資本コスト』と呼びます 62

経営者からみたら。
63

投資家（市場）から課せられた「資本コスト（＝ハードルレート）」を超えるよ
うに経営者は、社内を鼓舞する！（はず）
64

企業の中
経営者
65

企業の中
経営者
ハードルレート
のプレッシャー
66

企業の中
経営者
67

企業の中
経営者
事業部
68

企業の中
経営者
事業部
8%は
頑張ろう！
69

企業の中
経営者
事業部
8%は
頑張ろう！
70

企業の中
経営者
事業部
8%は
頑張ろう！
8%は
頑張ろか
71

社内が単一事業じゃなかったら。
72

経営者は資本コストを上回るような事業、プロジェクトに注力する。（はず！）
73

経営者
企業の中
74

経営者
企業の中
75

経営者
企業の中
事業部C
・・・
事業部A
事業部B
76

経営者
企業の中
事業部C
・・・
10%は稼ぐよ！事業部A
事業部B
77

経営者
企業の中
事業部C
・・・
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
事業部A
事業部B
78

経営者
企業の中
事業部C
・・・
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
固く3%なら。。
事業部A
事業部B
79

経営者
企業の中
事業部C
・・・
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
事業部A
事業部B
8%
は頼むよ
80

経営者
企業の中
事業部C
・・・
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
事業部A
事業部B
8%
は頼むよ
81

経営者
企業の中
事業部C
・・・
事業部A
事業部B
8%
は頼むよ
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
82

経営者
企業の中
事業部C
・・・
じゃ、
A,Bに集中！事業部A
事業部B
8%
は頼むよ
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
83

経営者
企業の中
事業部C
・・・
じゃ、
A,Bに集中！事業部A
事業部B
※実際は、リターンだけでなく『リスク』もみますが、ここでは省略。
8%
は頼むよ
10%は稼ぐよ！
うちは8%！
84

ここまでのまとめ
85

投資家は経営者に対して、とある利回りを要求
86

→『ハードルレート』＝『資本コスト』という。
87

経営者はそれを上回るように社内を鼓舞！
88

『資本コスト』以上の収益を目指す！
89

複数事業やっている場合は、
利回りが資本コストを超えるものに集中！
90

複数事業やっている場合は、
利回りが資本コストを超えるものに集中！
その事業・プロジェクトに資本を投下！ 91

でも、それぞれの事業の
『利回り』ってどうやって見積もるの？
92

つづく
93
いまさら聞けない『事業価値評価』①
@araseyuta
作成：2019.05
続きはこちら
『いまさら聞けない事業価値評価②』
https://www.slideshare.net/araseyuta/2019-144100092

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