20190518 LET関西支部春季研究大会ClassroomTips B6の白紙を用いた追加ライティング活動

1. 大阪府立箕面高等学校 教諭
真島 由朱（MASHIMA Yua）
B6の白紙を用いた
追加ライティング活動の紹介

2. 発表の流れ
取り組むに至った動機
実際の流れ
バリエーション・難度調整等

3. 取り組むに至った動機
「生徒／学生に要約を書かせようと
すると、あの子ら
『教科書書き写し』して
きよるやん…」

4. 取り組むに至った動機
・単に「○○語で要約！」と宿題に
すると、『教科書書き写し』して
それで語数調整してくる
↓
英作文の力はつかない
（自力で文を組んでない）

5. Q:これは「要約」ですか？

6. Q:これは「要約」ですか？

7. 取り組むに至った動機
「レッスンのまとめとして、
『教科書書き写し』『穴埋め』
ではない要約を書かせるには
どうしたらいいのか？」
画像：
http://i3.gensun.org/b6c/e3a/e91/motonetacomwpwpcont
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8. そこで、
『教科書書き写し』『穴埋め』
「ではない」
活動を考えてみた
使用するのは、
B5を2つに切った裏紙
たぶん
皆さんの学校の印刷室にも
転がってるはず！の
たぶん
皆さんの学校の印刷室にも
転がってるはず！の

9. 実際の流れ
レッスンが終わった後のまとめ活動
使用するのはひとりにつき
B6の紙2枚
ただ印刷室の紙を
切っただけのもの／裏紙でもOK!
大学ならA4を二つに切ったA5でも…
ただ印刷室の紙を
切っただけのもの／裏紙でもOK!
大学ならA4を二つに切ったA5でも…

11. 実際の流れ
B6の紙①を配布
生徒は本文を読みながら、
「後で要約を書くのに必要」だと
思う語／フレーズを紙に書く
・「○語まで」と指定する

12. 実際の流れ
生徒は本文を読みながら、
「後で要約を書くのに必要」だと
思う語／フレーズを紙に書く
・「○語まで」と指定する
→取捨選択をさせる／「穴埋め」
だとそれが形で分かってしまう

13. 実際の流れ
教科書を「しまわせる」
（本文を見させない）

14. 実際の流れ
B6の紙②を配布
生徒は先ほど自分がキーワードを
書いた「B6の紙①だけ」を
見ながら、B6の紙②に
要約を作成→提出

17. バリエーション・難度調節等
①難度調整…
キーワードハンティングの際、
語数を彼らに決めさせる
例：「英語が得意」→13語
「ふつう」→15語
「英語が苦手」
→20語

18. バリエーション・難度調節等
②難度調整…
キーワードハンティングの際、
必ず使用する語を黒板で指示
↓
「大外れ」の内容となる
要約を書いてしまう
ことを避ける

19. バリエーション・難度調節等
③ペア活動…
キーワードハンティングの後、
ペアで紙をチェック→
・内容の再確認
・自分がスルー
していた語を
書き加えさせる

20. バリエーション・難度調節等
④ペア活動…
要約を書いた後、
ペアで紙をチェック→
お互いで見比べ、
抜け漏れのない
二人の完成版を提出

21. 何故「裏紙」（orただの白紙）
なのか？
「テンプレート」を作るのも
いいかもしれないけれど…
→作成する手間とリターンは
見合いますか？割に合いますか？

22. 何故「裏紙」（orただの白紙）
なのか？
「テンプレート」を作るのも
いいかもしれないけれど…
→授業時間は伸び縮みする
（使わなかったら…辛いです）

23. ご清聴ありがとうございました(*^◯^*)！
まとめ
→「教科書書き写し」「穴埋め」では
ない要約を書かせたかった
→B6サイズの裏紙を使用、
キーワードハンティング→サマリー
→語数制限／必須語指定／ペア確認…
取り組むに至った動機
実際の流れ
バリエーション・難度調整等