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Title 16. ドリルスルー
16. ドリルスルー
TM1 は、キューブ・ビュー内のセルをクリックして、集計値の元となった詳細データを表示するドリルスルー機能を備えています。
詳細データは通常、リレーショナル・データベースまたはキューブ・ビューから抽出されます。
TM1 ドリルスルーは、次の2 つのコンポーネントから構成されています。
・ドリル・プロセス - セルに関連付ける詳細データを定義します。
・ドリル割り当て規則 - セルと詳細データ間の関係を定義します。
ドリルスルー機能を使用するためには、ドリル・プロセスおよびドリル割り当て規則をセルに定義する必要があります。
16.1 ドリルスルーによる詳細データの表示
SDataサーバーのSalesByQuarterCube-TotalModelキューブについてドリルスルーを行い、
詳細データであるSalesByQuarterCubeキューブを表示します。
(1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCube-TotalModelキューブのDrill_to_Detailed_dataビューを選択し、メニューの「キューブ・ビュー(C)」→「参照(B)」をクリックします。
16_ドリルスルー.xls 1/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(2) 詳細表示を行うセル(この例では1 QuarterのSalesのセル)を右クリックし、「ドリル(R)」を選択します。
ドリル・プロセスおよび割り当て規則が設定されている場合、ドリル・コマンドが使用可能です。
16_ドリルスルー.xls 2/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(3) キューブ・ビューアーの新しいインスタンスにおいて、SalesByQuarterCubeキューブが表示されます。
ドリルスルーの基点となったキューブにて選択したセルについて、集計値の元となった詳細データが表示されます。
16_ドリルスルー.xls 3/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(4) modelディメンジョンのサブセット・エディターを表示します。
(5) 集約要素Totalを選択し、OKボタンをクリックします。
16_ドリルスルー.xls 4/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(6) キューブ・ビューアーの再計算ボタンをクリックします。
16_ドリルスルー.xls 5/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(7) ドリルスルーの基点となったセルの集計値(上記(2)で表示)と、詳細データの合計が一致していることが確認できます。
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Title 16. ドリルスルー
16.2 ドリル・プロセスの作成
SDataサーバーのSalesByQuarterキューブから、詳細データであるリレーショナル表(Accessデータベース)を参照するドリル・プロセスを作成します。
■ODBC データ・ソースの設定
詳細データが格納されているAccessデータベースへ接続するためのODBCデータ・ソース設定を実施します。
(1) Windowsの「スタートメニュー」→「プログラム(P)」→「管理ツール」→「データソース (ODBC)」を選択し、ODBC データ ソース アドミニストレータを起動します。
(2) システムDSNタブを選択し、「追加(D)」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(3) データソースの新規作成ウィンドウでMicrosoft Access Driverを選択し、「完了」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(4) ODBC Microsoft Access セットアップウィンドウの「データソース名(N)」にTM1_sample_dataと入力し、「データベース」の「選択(S)」ボタンをクリックします。
TurboIntegratorの手順にて既に「TM1_sample_data」が作成済みの場合は、別名で作成してください。
(5) データベースの選択ウィンドウでC:Program FilesIBMcognostm1samplestm1SDataRelationalDataフォルダの
Sales.mdbファイルを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(6) 「OK」ボタンをクリックし、ODBC Microsoft Access セットアップウィンドウをクローズします。
(7) 「OK」ボタンをクリックし、ODBC データ ソース アドミニストレータを終了します。
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Title 16. ドリルスルー
■ドリル・プロセスの作成
上記で設定したODBCデータ・ソースを使用し、SDataサーバーのSalesByQuarterキューブからドリルプロセスを作成します。
(1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル・プロセスの作成(R)」をクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(2) ドリル・プロセス設定ウィザードが表示されます。
パラメーター名「model」に該当するパラメーター値を選択した状態で、「要素の選択(E)」ボタンをクリックします。
(3) サブセット・エディターで「L Series 1.8 L Convertible」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
リストが表示されない場合は、
すべて をクリックします。
(4) パラメーター名「account1」に該当するパラメーター値を選択した状態で、「要素の選択(E)」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(5) サブセット・エディターで「Units」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(6) パラメーター値が選択した値に変更されていることを確認し、「次へ(N)」ボタンをクリックします。
(7) 「データ・ソース・タイプ」でODBCを選択し、「参照」ボタンをクリックします。
16_ドリルスルー.xls 15/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(8) ODBCデータ・ソースウィンドウでTM1_sample_dataデータ・ソースを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
(9) 「ユーザー名」にadminを入力し、「クエリー」にデータソースを検索するクエリーを入力し「完了」ボタンをクリックします。
パラメーター名については、必ず疑問符(?) で囲んでください。
SELECT ActvsBud, Region, Model, Account1, Month, Data
FROM Sales WHERE ( ActvsBud = '?actvsbud?' AND Region =
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Title 16. ドリルスルー
(10) プロセスに名前をつけて保存ウィンドウにRELATIONALTABLE_SalesByMonthを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
16.3 ドリル・プロセスの編集
SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されている、ドリルプロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを編集します。
(1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル・プロセスの編集(P)」をクリックします。
SELECT ActvsBud, Region, Model, Account1, Month, Data
FROM Sales WHERE ( ActvsBud = '?actvsbud?' AND Region =
'?region?'
AND Model = '?model?' AND Account1 = '?account1?' AND
(
IIF( '?quarter?'= '1 Quarter', Month = 'Jan' OR Month = 'Feb'
OR Month = 'Mar',
IIF( '?quarter?'= '2 Quarter', Month = 'Apr' OR Month = 'May'
OR Month = 'Jun',
IIF( '?quarter?'= '3 Quarter', Month = 'Jul' OR Month = 'Aug'
OR Month = 'Sep',
IIF( '?quarter?'= '4 Quarter', Month = 'Oct' OR Month = 'Nov'
OR Month = 'Dec',
IIF( '?quarter?'= 'Year',TRUE,TRUE)))))
)
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Title 16. ドリルスルー
(2) 選択ウィンドウでrelationaltable_salesbymonthを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(3) Turbo Integratorウィンドウが開き、ドリルプロセスの内容が表示されます。
プレビューには、ドリルプロセス作成時に設定したパラメータ値にて、クエリーを実行した結果が表示されています(先頭10件)。
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Title 16. ドリルスルー
(4) 詳細タブ→パラメータータブを選択します。
ドリル・プロセスの作成で設定したパラメーターとデフォルト値が表示されます。
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Title 16. ドリルスルー
(5) パラメーター「Quarter」に該当するデフォルト値「Year」をダブルクリックすると、編集が可能となります。
「1 Quarter」に変更します。
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Title 16. ドリルスルー
16_ドリルスルー.xls 22/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(6) メニューの「ファイル(F)」→「保存(S)」を選択し、変更内容を保存します。
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Title 16. ドリルスルー
(7) データ・ソースタブを選択し、「プレビュー」ボタンをクリックします。
プレビューには、変更したパラメーター値にて、クエリーを実行した結果が表示されます。
今回のケースでは、パラメーター「Quarter」を「Year」→「1 Quarter」に変更したため、MonthがJan~Marのレコードについて表示されるようになります。
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Title 16. ドリルスルー
16.4 ドリル・プロセスの削除
SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されている、ドリルプロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを削除します。
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Title 16. ドリルスルー
(1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル・プロセスの削除(L)」をクリックします。
(2) ドリル・プロセスの削除ウィンドウでRELATIONALTABLE_SalesByMonthを選択し、「選択したプロセスの削除」ボタンをクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
16.5 ドリル割り当て規則の作成
SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに対して、ドリル・プロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを使用可能にする
ドリル割り当て規則を作成します。
(1) 手順16.4でドリル・プロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを削除した場合は、手順16.2を実施し、再作成してください。
ただし、ODBC データ・ソースの設定は実施する必要はありません。
(2) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル割り当て規則の作成(C)」をクリックします。
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Title 16. ドリルスルー
(3) ブランクのドリル割り当て規則が作成され、規則エディターが起動します。
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Title 16. ドリルスルー
(4) ドリル割り当て規則を編集後、「終了」ボタンをクリックします。
この例は、すべての0 レベル要素で指定されたセルをドリルスルーすることで、RELATIONALTABLE_SalesByMonthドリル・プロセスが
実行されることを示します。
(5) 確認ダイアログで「はい(Y)」をクリックします。
[] = S:IF( ISLEAF= 1, 'RELATIONALTABLE_SalesByMonth','');
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Title 16. ドリルスルー
(6) SalesByQuarterCubeキューブのDrill_Relationalビューを選択し、メニューの「キューブ・ビュー(C)」→「参照(B)」をクリックします。
(7) 詳細表示を行うセル(この例では1 QuarterのSalesのセル)を右クリックし、「ドリル(R)」を選択します。
16_ドリルスルー.xls 30/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(8) RELATIONALTABLE_SalesByMonthドリル・プロセスが実行され、リレーショナル・ドリルスルーウィンドウにおいて、
Accessデータベースに格納された詳細データが表示されます。
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Title 16. ドリルスルー
16.6 ドリル割り当て規則の編集
SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されたドリル割り当て規則を編集します。
(1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル割り当て規則の編集(E)」をクリックします。
16_ドリルスルー.xls 32/35 16.ドリルスルー
Printed on 2017/12/27
Title 16. ドリルスルー
(2) 規則エディターが起動し、ドリル割り当て規則が編集可能となります。
ドリル割り当て規則を編集後、「終了」ボタンをクリックします。
16_ドリルスルー.xls 33/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(3) 確認ダイアログで「はい(Y)」をクリックします。
16.7 ドリル割り当て規則の削除
SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されたドリル割り当て規則を削除します。
(1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。
SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル割り当て規則の削除(D)」をクリックします。
16_ドリルスルー.xls 34/35 16.ドリルスルー
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Title 16. ドリルスルー
(2) 削除の確認ダイアログで「はい(Y)」をクリックします。
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  • 1. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー 16. ドリルスルー TM1 は、キューブ・ビュー内のセルをクリックして、集計値の元となった詳細データを表示するドリルスルー機能を備えています。 詳細データは通常、リレーショナル・データベースまたはキューブ・ビューから抽出されます。 TM1 ドリルスルーは、次の2 つのコンポーネントから構成されています。 ・ドリル・プロセス - セルに関連付ける詳細データを定義します。 ・ドリル割り当て規則 - セルと詳細データ間の関係を定義します。 ドリルスルー機能を使用するためには、ドリル・プロセスおよびドリル割り当て規則をセルに定義する必要があります。 16.1 ドリルスルーによる詳細データの表示 SDataサーバーのSalesByQuarterCube-TotalModelキューブについてドリルスルーを行い、 詳細データであるSalesByQuarterCubeキューブを表示します。 (1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCube-TotalModelキューブのDrill_to_Detailed_dataビューを選択し、メニューの「キューブ・ビュー(C)」→「参照(B)」をクリックします。 16_ドリルスルー.xls 1/35 16.ドリルスルー
  • 2. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (2) 詳細表示を行うセル(この例では1 QuarterのSalesのセル)を右クリックし、「ドリル(R)」を選択します。 ドリル・プロセスおよび割り当て規則が設定されている場合、ドリル・コマンドが使用可能です。 16_ドリルスルー.xls 2/35 16.ドリルスルー
  • 3. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (3) キューブ・ビューアーの新しいインスタンスにおいて、SalesByQuarterCubeキューブが表示されます。 ドリルスルーの基点となったキューブにて選択したセルについて、集計値の元となった詳細データが表示されます。 16_ドリルスルー.xls 3/35 16.ドリルスルー
  • 4. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (4) modelディメンジョンのサブセット・エディターを表示します。 (5) 集約要素Totalを選択し、OKボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 4/35 16.ドリルスルー
  • 5. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (6) キューブ・ビューアーの再計算ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 5/35 16.ドリルスルー
  • 6. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (7) ドリルスルーの基点となったセルの集計値(上記(2)で表示)と、詳細データの合計が一致していることが確認できます。 16_ドリルスルー.xls 6/35 16.ドリルスルー
  • 7. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー 16.2 ドリル・プロセスの作成 SDataサーバーのSalesByQuarterキューブから、詳細データであるリレーショナル表(Accessデータベース)を参照するドリル・プロセスを作成します。 ■ODBC データ・ソースの設定 詳細データが格納されているAccessデータベースへ接続するためのODBCデータ・ソース設定を実施します。 (1) Windowsの「スタートメニュー」→「プログラム(P)」→「管理ツール」→「データソース (ODBC)」を選択し、ODBC データ ソース アドミニストレータを起動します。 (2) システムDSNタブを選択し、「追加(D)」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 7/35 16.ドリルスルー
  • 8. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (3) データソースの新規作成ウィンドウでMicrosoft Access Driverを選択し、「完了」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 8/35 16.ドリルスルー
  • 9. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (4) ODBC Microsoft Access セットアップウィンドウの「データソース名(N)」にTM1_sample_dataと入力し、「データベース」の「選択(S)」ボタンをクリックします。 TurboIntegratorの手順にて既に「TM1_sample_data」が作成済みの場合は、別名で作成してください。 (5) データベースの選択ウィンドウでC:Program FilesIBMcognostm1samplestm1SDataRelationalDataフォルダの Sales.mdbファイルを選択し、「OK」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 9/35 16.ドリルスルー
  • 10. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (6) 「OK」ボタンをクリックし、ODBC Microsoft Access セットアップウィンドウをクローズします。 (7) 「OK」ボタンをクリックし、ODBC データ ソース アドミニストレータを終了します。 16_ドリルスルー.xls 10/35 16.ドリルスルー
  • 11. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー ■ドリル・プロセスの作成 上記で設定したODBCデータ・ソースを使用し、SDataサーバーのSalesByQuarterキューブからドリルプロセスを作成します。 (1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル・プロセスの作成(R)」をクリックします。 16_ドリルスルー.xls 11/35 16.ドリルスルー
  • 12. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (2) ドリル・プロセス設定ウィザードが表示されます。 パラメーター名「model」に該当するパラメーター値を選択した状態で、「要素の選択(E)」ボタンをクリックします。 (3) サブセット・エディターで「L Series 1.8 L Convertible」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 12/35 16.ドリルスルー
  • 13. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー リストが表示されない場合は、 すべて をクリックします。 (4) パラメーター名「account1」に該当するパラメーター値を選択した状態で、「要素の選択(E)」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 13/35 16.ドリルスルー
  • 14. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (5) サブセット・エディターで「Units」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 14/35 16.ドリルスルー
  • 15. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (6) パラメーター値が選択した値に変更されていることを確認し、「次へ(N)」ボタンをクリックします。 (7) 「データ・ソース・タイプ」でODBCを選択し、「参照」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 15/35 16.ドリルスルー
  • 16. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (8) ODBCデータ・ソースウィンドウでTM1_sample_dataデータ・ソースを選択し、「OK」ボタンをクリックします。 (9) 「ユーザー名」にadminを入力し、「クエリー」にデータソースを検索するクエリーを入力し「完了」ボタンをクリックします。 パラメーター名については、必ず疑問符(?) で囲んでください。 SELECT ActvsBud, Region, Model, Account1, Month, Data FROM Sales WHERE ( ActvsBud = '?actvsbud?' AND Region = 16_ドリルスルー.xls 16/35 16.ドリルスルー
  • 17. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (10) プロセスに名前をつけて保存ウィンドウにRELATIONALTABLE_SalesByMonthを入力し、「OK」ボタンをクリックします。 16.3 ドリル・プロセスの編集 SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されている、ドリルプロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを編集します。 (1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル・プロセスの編集(P)」をクリックします。 SELECT ActvsBud, Region, Model, Account1, Month, Data FROM Sales WHERE ( ActvsBud = '?actvsbud?' AND Region = '?region?' AND Model = '?model?' AND Account1 = '?account1?' AND ( IIF( '?quarter?'= '1 Quarter', Month = 'Jan' OR Month = 'Feb' OR Month = 'Mar', IIF( '?quarter?'= '2 Quarter', Month = 'Apr' OR Month = 'May' OR Month = 'Jun', IIF( '?quarter?'= '3 Quarter', Month = 'Jul' OR Month = 'Aug' OR Month = 'Sep', IIF( '?quarter?'= '4 Quarter', Month = 'Oct' OR Month = 'Nov' OR Month = 'Dec', IIF( '?quarter?'= 'Year',TRUE,TRUE))))) ) 16_ドリルスルー.xls 17/35 16.ドリルスルー
  • 18. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (2) 選択ウィンドウでrelationaltable_salesbymonthを選択し、「OK」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 18/35 16.ドリルスルー
  • 19. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (3) Turbo Integratorウィンドウが開き、ドリルプロセスの内容が表示されます。 プレビューには、ドリルプロセス作成時に設定したパラメータ値にて、クエリーを実行した結果が表示されています(先頭10件)。 16_ドリルスルー.xls 19/35 16.ドリルスルー
  • 20. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (4) 詳細タブ→パラメータータブを選択します。 ドリル・プロセスの作成で設定したパラメーターとデフォルト値が表示されます。 16_ドリルスルー.xls 20/35 16.ドリルスルー
  • 21. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (5) パラメーター「Quarter」に該当するデフォルト値「Year」をダブルクリックすると、編集が可能となります。 「1 Quarter」に変更します。 16_ドリルスルー.xls 21/35 16.ドリルスルー
  • 22. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー 16_ドリルスルー.xls 22/35 16.ドリルスルー
  • 23. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (6) メニューの「ファイル(F)」→「保存(S)」を選択し、変更内容を保存します。 16_ドリルスルー.xls 23/35 16.ドリルスルー
  • 24. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (7) データ・ソースタブを選択し、「プレビュー」ボタンをクリックします。 プレビューには、変更したパラメーター値にて、クエリーを実行した結果が表示されます。 今回のケースでは、パラメーター「Quarter」を「Year」→「1 Quarter」に変更したため、MonthがJan~Marのレコードについて表示されるようになります。 16_ドリルスルー.xls 24/35 16.ドリルスルー
  • 25. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー 16.4 ドリル・プロセスの削除 SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されている、ドリルプロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを削除します。 16_ドリルスルー.xls 25/35 16.ドリルスルー
  • 26. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル・プロセスの削除(L)」をクリックします。 (2) ドリル・プロセスの削除ウィンドウでRELATIONALTABLE_SalesByMonthを選択し、「選択したプロセスの削除」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 26/35 16.ドリルスルー
  • 27. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー 16.5 ドリル割り当て規則の作成 SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに対して、ドリル・プロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを使用可能にする ドリル割り当て規則を作成します。 (1) 手順16.4でドリル・プロセスRELATIONALTABLE_SalesByMonthを削除した場合は、手順16.2を実施し、再作成してください。 ただし、ODBC データ・ソースの設定は実施する必要はありません。 (2) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル割り当て規則の作成(C)」をクリックします。 16_ドリルスルー.xls 27/35 16.ドリルスルー
  • 28. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (3) ブランクのドリル割り当て規則が作成され、規則エディターが起動します。 16_ドリルスルー.xls 28/35 16.ドリルスルー
  • 29. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (4) ドリル割り当て規則を編集後、「終了」ボタンをクリックします。 この例は、すべての0 レベル要素で指定されたセルをドリルスルーすることで、RELATIONALTABLE_SalesByMonthドリル・プロセスが 実行されることを示します。 (5) 確認ダイアログで「はい(Y)」をクリックします。 [] = S:IF( ISLEAF= 1, 'RELATIONALTABLE_SalesByMonth',''); 16_ドリルスルー.xls 29/35 16.ドリルスルー
  • 30. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (6) SalesByQuarterCubeキューブのDrill_Relationalビューを選択し、メニューの「キューブ・ビュー(C)」→「参照(B)」をクリックします。 (7) 詳細表示を行うセル(この例では1 QuarterのSalesのセル)を右クリックし、「ドリル(R)」を選択します。 16_ドリルスルー.xls 30/35 16.ドリルスルー
  • 31. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (8) RELATIONALTABLE_SalesByMonthドリル・プロセスが実行され、リレーショナル・ドリルスルーウィンドウにおいて、 Accessデータベースに格納された詳細データが表示されます。 16_ドリルスルー.xls 31/35 16.ドリルスルー
  • 32. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー 16.6 ドリル割り当て規則の編集 SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されたドリル割り当て規則を編集します。 (1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル割り当て規則の編集(E)」をクリックします。 16_ドリルスルー.xls 32/35 16.ドリルスルー
  • 33. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (2) 規則エディターが起動し、ドリル割り当て規則が編集可能となります。 ドリル割り当て規則を編集後、「終了」ボタンをクリックします。 16_ドリルスルー.xls 33/35 16.ドリルスルー
  • 34. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (3) 確認ダイアログで「はい(Y)」をクリックします。 16.7 ドリル割り当て規則の削除 SDataサーバーのSalesByQuarterCubeキューブに定義されたドリル割り当て規則を削除します。 (1) サーバー・エクスプローラーでSDataサーバーへ接続します。 SalesByQuarterCubeキューブを右クリックし、「ドリル(L)」→「ドリル割り当て規則の削除(D)」をクリックします。 16_ドリルスルー.xls 34/35 16.ドリルスルー
  • 35. Printed on 2017/12/27 Title 16. ドリルスルー (2) 削除の確認ダイアログで「はい(Y)」をクリックします。 16_ドリルスルー.xls 35/35 16.ドリルスルー