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Breast feeding (benefits,phisiology,anatomy,problems,cures,cancers,bussines m...Breast feeding (benefits,phisiology,anatomy,problems,cures,cancers,bussines m...Amirhossein Talebi
ベルギー出産
- 2. 海外での出産について
• 妊娠時から必要な栄養素のサプリメントを処
方してもらえる
• 出産時に旦那さんが分娩に関わる事ができ
る(へその緒を切る等)
• 帝王切開でも立会ができる
• 出産時に自分で赤ちゃんを取り出せる
• 逆子でも経膣分娩できる可能性がある
• 無痛分娩が基本
• ダウン症の検査が基本的にある
• 14週頃には性別がわかる
• ヨーロッパ人は赤ちゃんに優しい
• 予防接種は滞在許可があれば国の補助で
接種可能(無料)
• 予防接種は混合してある種類が多いので注
射の数が少ない
• 通院は完全予約制で待ち時間なし
デメリット
• 日本語、英語さえも通じない事がある
• 病院食が美味しくない
• 素直に頼れる人が近くにいない(ベル
ギーに親族や友だちがいない場合)
• 退院後1週間目から赤ちゃんの検診の
ため外出しなければならない
• エコーが出産まで3回しか無い
• 入院中、授乳の指導が簡易的
• 完全予約制のため、予約なしでホーム
ドクター等の元へ行くことができない
(大病院へは行ける)
• 母乳マッサージをしてくれる人がいない
以下に、ベルギーでの出産のメリットとデメリットをまとめてみました。個人
的な意見もあるので、参考程度にご覧下さい。
メリット
- 3. 目次
出産までの流れ
• 妊娠発覚 3
• 妊婦健診
妊娠初期 4~15週 4
妊娠中期 16~27週 4
妊娠後期 28~39週 5
妊娠中にベルギーへ移動した場合 5
ホームドクター 6,7
産婦人科医 8
キネジスト 9
予定日超過 10
赤ちゃんの頭が大きい 10
逆子 11
• 出産
用意すべきもの 11
無痛分娩 12
緊急帝王切開 13
手続き、書類関係
• 出産までに必要なこと
入院手続き 22
デポジット、予約金 23
必要書類 24
• 出生届 25
• パスポート発行 26
• ベルギーID発行 26
• 入院
用意すべきもの 14
無痛分娩 15
帝王切開 16
新生児の入院(NICU) 17
• 退院後
新生児黄疸 18
母乳外来 18
小児科 19
保健所 20
予防接種 21
2
- 4. 妊娠発覚
【重要】ホームドクター
☆ユンゲルス(Jungers)女性
住所:Avenue des Vailants 11,1200 Wolwe-Saint-
Lambert
電話:02 772 58 24
日本語、英語
☆ルブラン(Lublanc)女性
住所:Avenue Paul Hymans 127 1200 Bruxelles
電話:02 772 66 63
日本語、英語
• ナメシュ(Nameche)
住所:Avenue Chaudron 34 1160 Bruxelles
電話:02 660 95 20
日本語少し、英語
• Chaput
住所:Avenue des Charancons
電話:02 672 33 38
日本語少し、英語
※ユンゲルスとルブランは日本語が流暢で、利
用する方が多い。特にユンゲルスは評判がいい
発覚時
妊娠検査キットで自己検査(キットはカ
ルフールなどで売っている)
ベルギーでは、まずホームドクター(かかりつけ医)を決めます。
産婦人科専門医やキネジスト、出産する病院はホームドクターが紹介、調整してくれます。
初診時
内診(子宮組織体検査)
妊娠確定&トキソプラズマ抗体検査の
ための血液検査
体重測定
ホームドクターより妊娠確定の電話が入
る→次の検診予約をする
3
- 5. 定期検診
ホームドクターに月1回通います。
体重、腹囲測定
自宅で行う尿検査の説明
サプリメント(総合ビタミン剤)の処方
赤ちゃんの心音検査(12週頃以降)
その他行うこと
• 出産する病院を決める
• 母子手帳(無料)を大使館から貰う
(事前に在庫があるか大使館に確認
すること)
• エコーの予約をする
※エコーは大病院(St.Luc)やメディカル
センターで出産までに3回行われる。
ホームドクターの検診ではエコーの器具
がないため行われない。(ルブランはエ
コーあり、StlucはCDにエコーの映像を焼
いてくれない)
妊婦健診【妊娠初期】 妊婦健診【妊娠中期】
定期検診
血圧、体重測定
尿検査の確認(自宅で週1検査)
お腹の張り具合確認
25週付近で行うこと
• 糖尿病検査を行う。
• 産婦人科へ月1で通い始めます
• キネ(キネジスト)で出産に向けてお産
の練習をします。1回45分の個人レッ
スンを5回行う。最後の2回は父親も参
加する
• 病院へ入院の申込書を送る(メールま
たは郵送)
• St.Lucの場合、入院のためのデポジット
返金手続きを行う
ホームドクターに月1回通います
4
- 6. 定期検診
ホームドクター(月1通う)
血圧、体重測定
尿検査の確認(自宅で週1検査)
お腹の張り具合確認
産婦人科(月1通う)
体重測定
子宮口の開き確認
胎児の大きさ測定(簡易的なエコー、
写真ももらえる)
• 28週付近で百日咳予防接種をホー
ムドクターで受ける(両親)
• 32週付近で最後のエコー
• St.lucでは36週付近で溶連菌検査
• 胎児の頭が大きいなど経膣分娩に
問題がありそうな時はMRI診断をす
るように言われる
• 出産後に向けて、婚姻証明書の用
意、ベビーグッズの用意を行う
妊婦健診【妊娠後期 28~39週】
その他行うこと
• 日本で英語の母子手帳で検診しておくと便利
• 血液検査を受ける
• 総合ビタミン剤の処方をしてもらう
• 自宅で行う尿検査の説明を受ける
• 出産する病院を決める
• エコーの予約をする
• 日本の検査項目では不足しているも
の(トキソプラズマ抗体、甲状腺ホル
モン分泌量、ダウン症検査など)
• ダウン症検査は14週付近であれば
検査可能。(19週の時点では検査
不可能でした)
妊婦健診【妊娠中にベルギーに移動した場合】
すぐにホームドクターへ 血液検査
5
- 11. EdithCavellの場合
• EdithCavellへ行ってMRIを撮る
• 赤ちゃんの頭の大きさと母体の骨盤
の大きさから経膣可能か判断される
• 骨盤と赤ちゃんの頭の間が1cm以上
あれば経膣分娩が可能。
• 診断結果は後日ホームドクターから
電話又は検診時に教えてもらう
• 予定日以降は経膣で分娩するため
に、早めに誘発分娩する可能性あり
妊婦健診【予定日超過】
妊婦健診【赤ちゃんの頭が大きい】
予定日超過2日後から出産する病院でNST(胎児心拍数と子宮収縮を観察する検査)を行う。
〈予約方法〉初回は産婦人科の先生が予約を取ってくれるが、2回目以降はNSTを受けた際に
次回の予約をする。
NSTは2日毎に行われ、3回目の時までに生まれない場合は誘発分娩を受ける。
【誘発分娩】
指定された日時に病院へ向い、分娩室とは異なる部屋で、NSTを装着して子宮口を広げる薬
(子宮口へ挿入して4時間程放置して子宮口を広げる)を服薬する。陣痛促進剤も
場合によっては使用される。本陣痛が始まったら分娩室に移動して出産へ挑む。
※Edith Cavellの場合、23時に病院へ行くように言われるため、夜間入り口からの入場になる。
受付けにDeliveryと伝えて、お産の病棟まで向かう。病棟に着いたら夜間インターフォンを
鳴らして指示に従う。
10
- 15. 母親用
洗面道具
前開きパジャマ 3着ほど
授乳ブラ 3着ほど
スリッパ
授乳枕
退院用洋服
変換用プラグ
ドライヤー
お風呂用タオル
赤ちゃん用
肌着10着
退院用洋服1着
退院時用ベビーカー、抱っこ紐
必要書類は特になし
病院でもらえるもの:全て持ち帰って良い
産褥パット
赤ちゃんおむつ(1袋40枚程入)
赤ちゃんおしりふき
赤ちゃん帽子
体温計(1本)帝王切開2本
おっぱいパット
おっぱい用保冷剤(必要であれば頼むともら
える)
入院【用意すべきもの】
必要に応じて
扇風機
(病院内エアコンなし、数台の貸し出し有)
ケトル
あってよかったもの
ヨーグルトやお腹に優しい食べ物
おにぎり
14
@Edith Cavell 個室
- 16. 入院【無痛分娩】
• 退院は出産した日を含めて3日目以降。
• 問題がなければ出産後から赤ちゃんと一時も離れない
• 産婦人科の先生は1日1回、病院まで来てくれる
• 麻酔は出産直後には背中からの麻酔を外される。
• ナースは1日1回来てくれる。朝にシャワーを浴びて
ナースコールして血圧測定と会陰の消毒をしてもらう。
(会陰切開した場合、出産後初めてのトイレはナースに
指導をしてもらう。用を足した後はボトルにお湯を入れ
て毎回洗う。)
• ホームドクターは来ない場合もある。
• Midwifeも1日1回、赤ちゃんの状態や授乳状況を確認
してくれる。
• コールを押せば、決められた時間以外でも対応してく
れる(来てくれるのはかなり遅い)
• 痛み止めはパラセタモール(アセトアミノフェン)、ジクロ
フェナクをナースからもらえる。胃腸への負担があるの
で、できれば食後服用
• 出産後すぐ完全普通食を貰える。
【会陰切開】
〈入院中〉1日1回朝シャワーを浴びた後にナースに消毒
してもらう。毎回のトイレ後は専用ボトルを使って
自己洗浄する。
〈退院後〉産婦人科医から処方してもらったイソジンゲル
1日2~3回塗布する。
1週間後に産婦人科医に傷の状態を見てもらう。
治りが順調であれば、イソジンゲルを中止して
傷口のケロイドを防ぐ薬(CICAPLAST等)に変更
1日2回朝晩に塗布する。
6週間後、傷の治りが良ければ薬は終わり。
①入院中の1日の流れ(実際は状況によって異る)
①
②
②入院中の赤ちゃんの体重体温、授乳・排尿排便状況
(体重体温以外は自己記入する。)
U=排尿 M=緑の便 S=黄色の便
SD=右胸 SG=左胸
15
- 17. 入院【帝王切開】
• 退院は出産した日を含めて5日目以降。
• 問題がなければ手術後から赤ちゃんと一時も離
れない
• 産婦人科の先生は1日1回、病院まで来てくれる
• 麻酔は翌日中には背中からの麻酔を外される。
出産した当日は、痛い時に自分でボタンを押して
麻薬が注入される装置が付けられる。(回数や
頻度の制御機能付き)
• ナースは1日1回来て、痛みの調子、傷口の状態
やお腹のガスの調子を見てくれる。
• Midwifeも1日1回、赤ちゃんの状態や授乳状況を
確認してくれる。
• コールを押せば、決められた時間以外でも対応し
てくれる(来てくれるのはかなり遅い)
• シャワーは翌日入れる(歩くのも一苦労なので夫
やmidwifeに手伝ってもらう)
• 痛み止めはパラセタモール(アセトアミノフェン)、
ジクロフェナクをナースからもらえる。胃腸への負
担があるので、できれば食後服用
• 血栓防止の着圧ソックスは入院中ずっと着用
退院後も4週間程は着用を続けたほうが良い。
• 出産後は手術による腸閉塞が起こっている可能
性がある(お腹を押してガスの状態を何度もチェッ
クされる)ため、2食分ほど出てこない、頼んでみ
たら普通食は出せないけどこれくらいなら、とカリ
カリのパンをくれた。
• 出産後翌日からは完全に普通食となった。
• 便が出ない場合は、下剤を貰える
①
② ③
①下剤
水に濡らして挿入
②痛み止め(アセトアミノフェン)
錠剤と水に溶かして飲むタイプがある
食後服用 継続して飲む場合は
4時間以上の間隔を空ける
③痛み止め(ジクロフェナク)
食後服用
昼に分娩を終えたが、昼食も夜食も来な
い。
胃腸に負担があるかららしい。
頼んでみると「簡単なものなら」とカリカリ
のパンが来た
翌日の朝食(普通食開始)
コーヒーか紅茶かホットミルクか選べた。
1度選ぶと次回から毎回それが来る
昼食
胃に負担のある食事だったが、味は美味
しい。温かいメインとスープ、デザートが
ついてくる。
16
- 19. • 光線治療 古めの機械
• 検査結果によっては即日入院。早い場合は、光線治療を即日やって1日で帰宅できる場合もある。
〈入院中に行うこと〉
• 母親も同じ部屋で入院 3泊4日くらい。食事は出ない
• 母親が機械を操作する(時間が決まっている:授乳は時間内でもOK)
• なるべく沢山飲ませる。授乳後に搾乳したものを飲ませる
• ミルクを上げる前と後に体重測定:80g増えてなければ、授乳したミルクを加える。(体重測定は
自分で)
• 毎朝、黄疸数値の検査(検査結果は2時間後くらいに教えてもらえる。)
• 母親へのカウンセラーが3日目にある。
• 部屋は個室、トイレもシャワーも共用
退院後【新生児黄疸】
退院後【母乳外来】
EdithCavellの場合
出産病棟の1室で、専門の助産婦が指導してくれる。
病院の産科に電話をして、予約を取る
(かなり混んでいてすぐ予約を取れないので、
必要であればすぐに連絡すること)
旧EdithCavell電話番号 02 434 4964
母乳マッサージはない。赤ちゃんの乳首の咥えさせ方、
授乳の体勢(横抱きやラグビー抱き等)の指導を受ける。
18
母乳外来の
案内