Rescale顧客事例:Optisys
•
0 likes•435 views
米国のアレイアンテナのメーカーがRescaleのScaleXを採用することによって、コスト抑えつつシミュレーション規模の拡大とフレキシビリティーと実現することができました。
Recommended
More Related Content
More from Rescale Japan株式会社
More from Rescale Japan株式会社 (19)
Rescale顧客事例:Optisys
- 1. Optisysについて Optisysは、ユタ州を拠点に無線周波数（RF）アンテナの設計を 行う小規模の企業です。革新的な金属3Dプリント技術、ならびに RF工学技術の分野で50年余にわたり培った豊富な経験を駆使 することで、Optisysは軍用および商用の3Dプリントのカスタム RFアンテナのソリューションの開発に専門的に取り組んでいま す。 取り組むべき課題 RF設計に取り組む多くの企業と同様に、Optisysは、業界有数の ソフトウェアであるANSYS HFSSを採用し、電磁気（EM）シミュレ ーションを行っています。Optisysがこのアプリケーションを使用 して行っているのが、3Dプリント・アンテナの設計に関するRFシミ ュレーション、ならびにその統合性能の予測です。しかし、この企 業は、大規模かつ並行して行う複数のシミュレーションに関連し て発生するコストの削減を、当初から求めていました。Rescaleを 採用する以前、Optisysは自社のANSYS HFSSとMechanical のライセンスをローカル・ワークステーションにインストールして いたために、コンピューターでそれらを一度に使用できる人の数 が一人に制限されていました。「私たちのコア・コンピタンスは3D プリントのアンテナの設計と製作にあります。このため、その範囲 外にあるIT部門、イントラネット、ローカル・システムなどを築くつ もりはありません」と、Optisysの最高技術責任者（CTO）、兼主 席設計者（Lead Designer）であるマイク・ホレンベック（Mike Hollenbeck）は語ります。「もう一つのペイン・ポイント（悩みの 種）は、2年から3年かけて行うシミュレーションのために新型の 高性能のコンピューターを買い揃えたくないという点です。ハー ドウェアを購入して維持するだけで莫大なコストがかかります。そ れに、ハードウェアが時代遅れとなってしまうと、問題の大きさに 見合った性能の拡張が期待できません。」 Optisysは、小規模から大規模に至る多彩な規模のモデルを実 行しているため、効率的な性能を拡張実現するための技術的な 課題にも直面しています。そこでコストの削減と拡張可能性の獲 得を求めていたOptisysは、理想的なクラウドのプロバイダーを 見つけることに決めました。 Rescale、ANSYS、およびAWSソリューション Optisysが最終的に採用したのがRescale ScaleX®プラットフ ォームでした。アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）のハードウェア を使用して、自社のANSYS EMシミュレーションを実行しました。 「私たちは短期間の調査で、クラウド上でANSYSを実行するた めにはRescaleでAWSを利用することが最善の手段であるとの 結論に至りました。実際、最善の手段であることが判明しました」 と、ホレンベックは語ります。 RescaleによるScaleXプラットフォームのシームレスな配置によ り、Optisysは、工学シミュレーションに関する諸問題を解消する ために特別に作られた使いやすいウェブベースのワークフロー を通して、即利用できてかつスケーラブルなAWSリソースへの接 続を効率的かつ安全に行えます。 「私はもっぱら、ScaleX上のAWSで最適化を実行しています」 と、ホレンベックは語ります。「私が最適化を行うときは、数十、 もしくは数百に上るシミュレーションを一連のパラメーター上 で実行して最適なソリューションを見つけ出す必要があるので す。Rescaleを導入したことで、私は同時発生するジョブの投入 を自動化し、AWSのリソースをスケールアップしてそれらのシミ ュレーションを予定通りに完了させることができるようになりま した。」 ダビデとゴリアテ：Rescale、ANSYS、AWS、およびアンテナ設計スタートアップの Optisysが、RFアンテナ市場の常識を覆す www.rescale.com/jp 「Rescaleを利用することで、私たちは自分たちの能力を拡張して、抱 えている問題に対処できます。Rescaleは、小規模な企業に特徴的な 敏しょう性（アジリティ）と共に、［大企業並みの能力］を超える大きな能 力をもたらしてくれるのです。」 マイク・ホレンベック（Mike Hollenbeck）、Optisys 最高技術責任者 （CTO）兼共同創立者 この16個の部分から構成される単パルスの追跡アレイが、複雑な100個 の部分からなる設計を単一の、統合性の高い部品に集約しました。 CASE STUDY Optisysは、現バージョンやレ旧バージョンの一連のANSYSソ フトウェア製品にアクセスして、ソフトウェアやハードウェアをオ ンサイトで設定したり、維持管理を行うことなく、数々のAWSサ ービスを利用することができます。Rescaleで解析をオンデマン ドで実行する際に、OptisysはAmazon EC2 スポットインスタ ンスを利用しています。これは、Amazon Elastic Compute Cloud（Amazon EC2）の利用されていない計算リソースを、 入札プロセスを経て値引き価格で使用するための一つの方法で す。Rescaleは、ユーザーに代わって入札プロセスの全体を管理 し、ジョブの完了を保証しながら最小の価格で利用することを可 能にします。 ScaleXを使用してジョブを投入する際、Optisysのシミュレー ション・データ入力および出力は、Amazonの暗号化サービス を使用して自動的に、かつ安全にアップロードされ、Amazon Simple Storage Service（Amazon S3）の保存領域に保存さ れます。
- 2. ScaleXを利用することで、Optisysの技術者は効率的にシミュレ ーション・データを検索し、それらを必要に応じて同僚と共有して います。こうすることで、彼らはデータの重複や大規模なファイル のダウンロードを回避しています。 導入による利点 Rescaleのプラットフォームを通したAWSハードウェア上で ANSYSのソフトウェアを利用することで、Optisysは自社のシミ ュレーション能力と技術的な敏しょう性（アジリティ）を飛躍的に 高め、より大きな組織との競合に太刀打ちできるようになりまし た。「Rescaleを導入したことで、私たちは能力を拡張し、現在抱 えている諸問題に取り組むことができるようになりました」と、ホ レンベックは語ります。「Rescaleのお陰で私たちの競争力は大 企業のそれ以上になりました。なぜなら、彼らが持つ能力を凌駕 する能力が、小規模な企業に特徴的な敏しょう性（アジリティ）と 共にもたらされるからです。結果的に、私たちはこれまでよりもは るかに迅速に意思決定を下すことができるようになっています。」 Optisysは問題の種類に応じてシミュレーションを拡張できるだ けでなく、キャッシュフローの問題にも対処してくれます。「ハード ウェアは高額で、シミュレーション・ツールも同様です」と、ホレン ベックは語ります。「急成長を遂げる会社では、フル・ライセンスや ハードウェアにかかる費用を支払って、ITプログラムを配置する ためにファイナンスの帳尻を合わせることがとても難しくなりま す。でも、Rescaleなら、そうした問題やコストをすべて回避する ことができます。」 Rescaleについて Rescale™は、エンタープライズ ビッグコンピュート分野のグロ ーバルリーダー企業です。 RescaleのScaleXプラットフォーム は、数百を超えるソフトウェアと世界最大かつ最も強力なHPCネ ットワーク上に構築された柔軟なハイブリッド、プライベート、パ ブリックのクラウドリソースを活用するスケーラブルでセキュアな オンデマンド・クラウドHPC環境です。ScaleXを利用することで 設計者や研究者は、工学設計から科学技術計算、およびディープ ラーニング（深層学習）に至る幅広い分野において、より速く、より 良い成果を得ることができます。 Rescaleの詳細については以下をご覧ください。 www.rescale.com/jp ©2017 Rescale, Inc. Rescale, Inc. 944 Market Street Suite 300 San Francisco, CA 94102 Rescale Japan株式会社 150-0002 東京都渋谷区渋谷1-23-21 co-lab渋谷キャスト 03-6427-2800 Produced in the United States of America All Rights Reserved Optisysは、先行投資の経費を償却する必要もなく、最高度の作業 負荷と極めて難しい問題に対処するためにハードウェアやソフトウ ェアを購入する必要性にも迫られていません。 この会社はまた、ANSYSをAWS上の複数のコアへ拡張できるよう になり、小規模なRFプロジェクトから大規模なRFプロジェクトまで をターゲットにする機会をもたらしています。大規模なシミュレー ション・プロジェクトでは、一回の実行で最大128コアを使用する AWS上でANSYSを実行し、コア毎に8 GBのメモリーを伴うAWS ハードウェアを最大限に活用しています。 Optisysは、Rescaleのプラットフォーム上でシミュレーションの実 行状況を監視することで、業務に地理的な自由度ももたらしました。 「Rescaleのお陰で、頻繁に出張して、ニューヨークからでも、ソル トレイクからでも仕事ができるので、さまざまな会議に出席したり 顧客を訪問したりすることが可能になりました」と、ホレンベックは 語ります。「そのお陰で、シミュレーションの流れを途絶させることな く、当社の設計に関する契約上の義務を履行し、ハードウェアに関 連する障害でスピードを緩めることなく革新性を追求することが可 能となっています。」シミュレーションのワークフローをどこからでも 管理できることに加え、Rescaleによりライセンス取得の問題を和 らげることができます。ホレンベックは、「私たちのANSYSライセン スをクラウド上でホストすることができてとても感激しています。会 社はライセンス管理システムに多くの時間、努力、それにお金を投 入してライセンスの使用を追跡していますが、Rescaleでライセン スをホストすることで、私たちは多くの問題や悩みから解放され、よ り高い効率性を発揮できるようになっています」と語っています。 拡張する能力を備えていることで、Optisysはより大きなプロジェク トに乗り出し、これからもRescaleとAWS上でANSYSを利用しよ うと考えています。「Rescaleは、Optisysの成長に合わせてハード ウェアのプラットフォームであり続けるでしょう。それは理にかなっ たことです。私たちはITチームを、ハードウェア式、そして自社のラ イセンス管理ソフトウェアを社内で作る理由などありません」と、ホ レンベックは語ります。「AWS上でANSYSを動作させるRescaleの プラットフォームが、私たちに優れた敏しょう性（アジリティ）をもた らし、必要な全ての機能を提供して、素晴らしい顧客サービスを供 給するというのに、そのために私たちがお金を投じないことはあり 得ません。」 詳細は Rescaleについての詳細は、rescale.com/jp/ をご覧ください。 CASE STUDY Rescale、ScaleX は米国における Resale, Inc. の商標または登録商標です。Microsoft および Azure は，米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 RescaleのScaleXクラウド・シミュレーション・プラットフォーム上の ANSYS HFSSシミュレーションによって、アンテナ設計上の電界を表示