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1. 2022年4月11日
西立野 竜史
nishitateno@me.com
新自由主義で出生率が低下する理由
イノベーションがもたらした果実と代償
本資料の分析はすべて筆者が独自に作成したものであり、著作権は筆者に帰属します。模倣・無断転載は著作権侵害になります。
©︎2022 Ryuji NISHITATENO. All Rights Reserved.

2. 2
ト
ル
コ
G20ワクチン外交マップ
注：よこ幅は人口
出所：Our World In Data、United Nations、 WHO Coronavirus COVID-19 Dashboard、Jetro、政府CIOポータル を元に筆者作成
©︎2022 Ryuji NISHITATENO. All Rights Reserved. 禁無断転載
本稿では中国・ロシア・アルゼンチン・トルコ・サウジアラビアの5カ国を新自由主義国から除外
0%
40%
60%
20%
80%
100%
日
本
韓
国
フ
ラ
ン
ス
サ
ウ
ジ
ア
ラ
ビ
ア
ア
メ
リ
カ
メ
キ
シ
コ
イ
ン
ド
ブ
ラ
ジ
ル
イ
ン
ド
ネ
シ
ア
ド
イ
ツ
中
国
接種率
ロ
シ
ア
接種数（2022年3月）
新自由主義国
グローバリズム
親中国・親ロ国
反グローバリズム
英アストラゼネカ
インドではコビシールド
（ベクター）
米ファイザー
独ビオンテック
米モデルナ
(mRNA)
中シノバック
中シノファーム
（不活）
ｽﾌﾟｰ
ﾄﾆｸ
ﾍﾞｸﾀｰ
ア
ル
ゼ
ン
チ
ン
オ
ー
ス
ト
ラ
リ
ア
南
ア
フ
リ
カ
イ
ギ
リ
ス
イ
タ
リ
ア
カ
ナ
ダ

3. 3
0.8
1.0
1.2
1.4
1.6
1.8
2.0
2.2
2.4
2.6
65% 80%
55%
30% 70%
60% 75% 85% 90%
カナダ
オーストラリア
ブラジル
コロナワクチン接種率（2022年3月）
インドネシア
南アフリカ
韓国
イギリス
中国
出生率2019
トルコ
イタリア
インド
ロシア
アメリカ
メキシコ
アルゼンチン
サウジアラビア
ドイツ
日本
フランス
出所：World Bank、United Nations、Our World In Dataを元に筆者作成
©︎2022 Ryuji NISHITATENO. All Rights Reserved. 禁無断転載
0.8
1.0
1.2
1.4
1.6
1.8
2.0
2.2
2.4
2.6
65%
55% 70%
30% 60% 75% 85% 90%
80%
コロナワクチン接種率（2022年3月）
イタリア
出生率2019
アメリカ
フランス
ドイツ
カナダ
ロシア
オーストラリア
メキシコ
インド
南アフリカ
ブラジル
インドネシア サウジアラビア
トルコ
日本
アルゼンチン
韓国
イギリス
中国
R² = 0.712
R² = 0.349
G20全体 新自由主義国（グローバリズム）
コロナワクチンと出生率
G20で新自由主義国だけ抽出すると、ワクチンを打つ国ほど出生率が低い（因果関係は当然ない）

4. 4
0.8
1.0
1.2
1.4
1.6
1.8
2.0
2.2
2.4
2.6
5
4 13
12
0 1 6
3
2 14
イタリア
アメリカ
イギリス
南アフリカ
フランス
農薬使用量
カナダ
サウジアラビア
インド
ロシア
ブラジル
ドイツ
メキシコ
オーストラリア
日本
中国
韓国
インドネシア
アルゼンチン
出生率2019
トルコ
0.8
1.0
1.2
1.4
1.6
1.8
2.0
2.2
2.4
2.6
4 6 13
12 14
3
0 1 2 5
インド
アメリカ
出生率2019
イギリス
農薬使用量
メキシコ
フランス
韓国
ドイツ
ロシア
日本
イタリア
中国
南アフリカ
オーストラリア
インドネシア
サウジアラビア
トルコ
アルゼンチン
ブラジル
カナダ
R² = 0.614
R² = 0.346
出所：World Bank、United Nations、FAOSTATを元に筆者作成
©︎2022 Ryuji NISHITATENO. All Rights Reserved. 禁無断転載
農薬と出生率
G20で新自由主義国だけ抽出すると、農薬を多く使う国ほど出生率が低い
G20全体 新自由主義国（グローバリズム）

5. 5
アメリカ
オーストラリア
ドイツ
カナダ
イギリス
日本
フランス
イタリア
韓国
サウジアラビア
中国
ロシア
アルゼンチン
トルコ
メキシコ
ブラジル
南アフリカ
インドネシア
インド
.319
.359
.142
中国
インドネシア
オーストラリア
韓国
日本
イギリス
ドイツ
ロシア
カナダ
サウジアラビア
アメリカ
メキシコ
フランス
アルゼンチン
ブラジル
イタリア
トルコ
インド
南アフリカ
.170
.167
.308
人口密度
高い順
G20出生率
低い順
一人当GDP
高い順
平均気温
低い順
小児ワクチン
高い順
コロナワクチン
高い順
正規雇用
高い順
出所： United Nations、Weather Spark https://ja.weatherspark.com/、FAOSTAT、Our World In Data、OECD、the World Bank、日本原子力産
業協会、日本エネルギー経済研究所、IEAを元に筆者作成
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目的変数 説明変数
都市 食糧
金融 医療
黒：新自由主義国
灰：親中国・親ロシア
韓国
インド
日本
イギリス
ドイツ
イタリア
中国
インドネシア
フランス
トルコ
メキシコ
南アフリカ
アメリカ
ブラジル
アルゼンチン
サウジアラビア
ロシア
カナダ
オーストラリア
.156
.126
.063
ロシア
カナダ
ドイツ
日本
フランス
イギリス
韓国
中国
アメリカ
トルコ
アルゼンチン
南アフリカ
イタリア
メキシコ
オーストラリア
ブラジル
インド
インドネシア
サウジアラビア
.372
.355
.662
1. 韓国
2. イタリア
3. 日本
4. カナダ
5. ロシア
6. ドイツ
7. イギリス
8. オーストラリア
9. 中国
10. アメリカ
11. ブラジル
12. フランス
13. トルコ
14. メキシコ
15. インド
16. アルゼンチン
17. サウジアラビア
18. インドネシア
19. 南アフリカ
R2
G20全体
新自由主義
親中親ロ
中国
日本
韓国
ロシア
トルコ
サウジアラビア
ドイツ
オーストラリア
イタリア
フランス
アメリカ
イギリス
メキシコ
カナダ
インド
ブラジル
インドネシア
アルゼンチン
南アフリカ
.372
.552
.300
中国
韓国
カナダ
オーストラリア
アルゼンチン
イタリア
日本
フランス
ドイツ
ブラジル
イギリス
サウジアラビア
アメリカ
トルコ
メキシコ
インド
インドネシア
ロシア
南アフリカ
.349
.712
.095
中国
韓国
日本
イタリア
ブラジル
アルゼンチン
ドイツ
フランス
イギリス
アメリカ
カナダ
トルコ
南アフリカ
オーストラリア
メキシコ
サウジアラビア
インド
ロシア
インドネシア
.346
.614
.037
農薬使用
多い順
サウジアラビア
韓国
日本
イタリア
メキシコ
インドネシア
イギリス
中国
トルコ
南アフリカ
インド
ブラジル
ドイツ
アメリカ
ロシア
フランス
カナダ
アルゼンチン
オーストラリア
.013
.023
.002
穀物自給
低い順
出生率の決定要因＝R2
新自由主義国におけるワクチン・農薬と出生率の相関は他のさまざまな要因よりも突出して高い
エネルギー
日本
韓国
イタリア
トルコ
ドイツ
フランス
インド
イギリス
中国
メキシコ
アルゼンチン
アメリカ
ブラジル
南アフリカ
ロシア
カナダ
インドネシア
サウジアラビア
オーストラリア
.028
.029
.013
エネルギー自給
低い順

6. 6
R² = 0.847
平均
気温
人口
密度
一人当
GDP
正規
雇用
小児
ワクチン
コロナ
ワクチン
農薬
使用
穀物
自給
エネルギー
自給
平均気温 .408 .315 .342 .540 .734 .641 .260 .299
人口密度 .408 .455 .143 .558 .697 .547 -.030 .055
一人当GDP .315 .455 .264 .494 .677 .769 .414 .344
正規雇用 .342 .143 .264 .483 .644 .619 .063 .271
小児ワクチン .540 .558 .494 .483 .667 .744 .499 .314
コロナワクチン .734 .697 .677 .644 .667 .847 .743 .352
農薬使用 .641 .547 .769 .619 .744 .847 .619 .264
穀物自給 .260 -.030 .414 .063 .499 .743 .619 .048
エネルギー自給 .299 .055 .344 .271 .314 .352 .264 .048
出生率の決定要因＝R2（重回帰分析）
重回帰で見ると、G20の新自由主義国における出生率は農薬×コロナワクチンでほぼ説明がついてしまう
出所： United Nations、Weather Spark https://ja.weatherspark.com/、FAOSTAT、Our World In Data、OECD、the World Bank、日本原子力産
業協会、日本エネルギー経済研究所、IEAを元に筆者作成
©︎2022 Ryuji NISHITATENO. All Rights Reserved. 禁無断転載

7. 7
0
2
4
6
8
1900 1920 1940 1960 1980 2000 2020
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8
1900 1920 1940 1960 1980 2000 2020
新自由主義政権と出生率
出所：United Nationsを元に筆者作成
©︎2022 Ryuji NISHITATENO. All Rights Reserved. 禁無断転載
時系列で見ても、新自由主義政権下で出生率は低下し、社会主義政権下では出生率が回復する傾向
毛沢東
文化大革命
日本
韓国
中国
ロシア
吉田茂
GHQ占領
ゴルバチョフ
ペレストロイカ
米国出生率
各国出生率
レーニン
ロシア革命
朝鮮戦争
新自由主義、グローバリズム
習近平
一人子廃止
プーチン
オリガルヒ排除
田中角栄
中国国交→逮捕
盧泰愚
中ソ国交→逮捕
社会主義、反グローバリズム
新自由主義国 社会主義国
回復
回復
回復
回復

8. 8
新自由主義で出生率が下がる理由
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出生率の低下は「今だけ金だけ自分だけ」を追求したイノベーションの代償
金融
医療
エネルギー
食糧
果実
身分からの解放
大衆社会・経済繁栄
疫病からの解放
都市化・長寿命化
場所からの解放
モビリティ
農作業からの解放
都市化・人口増加
代償
格差拡大
共同体消滅
ソロ化
低繁殖力
低免疫の人の
構成比上昇
CO2
被爆
環境被害
健康被害
株式会社
市場システム
ワクチン
抗生物質
内燃機関
原子力
緑の革命
農薬・GMO
イノベーション
出生率
の低下