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©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 1 ‐‐ 1 ‐
IIJにおけるRancher利用事例と今後の展望
~ Rancher 2.0 + Kubernetes への取り組み始めます
株式会社インターネットイニシアティブ
寺田 充毅
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 2 ‐‐ 2 ‐
自己紹介 & チーム紹介
 名前:寺田 充毅(みちたか)
 IIJのクラウド本部の分散技術課というチームに所属しています
 IIJ GIO(IIJのクラウド)のs3互換のオブジェクトストレージを担当している
課です
 ソフトウェアのエンジニアで主にJavaを書いて仕事をしています
 前職では産業系のSIや、金融パッケージの開発・導入支援をやっていました
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 3 ‐‐ 3 ‐
事例1:自社開発NFSサーバの
CI/CDパイプライン構築
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 4 ‐‐ 4 ‐
 内製のs3互換ストレージ
 サービスを構成する各AppがREST APIでつながっている
 サーバ台数は二ケタ前半
フロントサーバ(外部向けREST API)
担当サービス:IIJ GIO ストレージ&アナリシスサービス
メタデータ管理
契約管理 分散ファイルシステム
インターネット
※コンソールは省略。
分散DB
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 5 ‐‐ 5 ‐
Rancherに目を付けた理由 : デプロイを楽にしたい
 前頁のサービスのデプロイの自動化に苦戦
 抜本的な見直しがしたい
• プロビジョニングスクリプトでの構築に限界を感じる
• コンテナでのデプロイにシフトしたい
 アプリ開発者から見た理想的な環境を作ってみたい
イメージ
環境定義
endpoint
理想を実現して
くれるなにか
開発者 顧客はサービスを
いつでも使える
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 6 ‐‐ 6 ‐
試行:自社開発のNFSサーバのCI/CDパイプラインを構築
 オブジェクトストレージへの適用は見送り(経験値が足りない)
 CI/CDパイプラインを構築
• 開発者のソース修正をトリガに、イメージ作成、デプロイ、試験、環境の初期化が自
動実行される
 カタログ、GUI、CLIの使いやすさに好感触
2. タグ付けを契
機に処理開始
10 .テスト実行(httpで投げ込む)
5. ボリューム作成
7. カタログ install
8. スタック
を展開
6. ボリューム作成
(実体はディレクトリ)
9. 各ノードがイメージPULL
1. タグ付け
処理用ホスト 処理用ホスト
スタック
NFS ServerClient
GlusterFS
3. イメージ
ビルド
4. イメージをPUSH
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 7 ‐‐ 7 ‐
事例2:IIJ GIO P2とPrestoを使った
ログ解析基盤の構築
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 8 ‐‐ 8 ‐
ログ蓄積用のストレージが足りない
 長期間のログ蓄積はハイコスト(ストレージ追加はサービス原価に響く)
 お客様が増えたことで(ありがとうございます)、蓄積期間が短縮傾向
にあった
• 売れる -> ログ増える -> ストレージは有限 -> 期間短縮
 蓄積&解析に自社クラウドを使おう!
Agent
Worker
Server
ストレージ&アナ
リシスサービス
Coordinator
...
ログ蓄積解析・可視化
今回はこれもストレージ&
アナリシスサービス
サービスシステム
ログ生成
Agent
Worker
Agent
Worker
弾力的に台数を増減させる
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 9 ‐‐ 9 ‐
弊社クラウド IIJ GIO P2 のRancher対応
 弾力的にサーバを増減させるため、Rancherマシンドライバ for IIJ
GIO P2を作成
 Rancher公式カタログに統合済み
 コマンドライン、GUIからサーバを簡単に追加できるようになった
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 10 ‐‐ 10 ‐
今後の展望
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 11 ‐‐ 11 ‐
オブジェクトストレージ on Rancher 2.0/k8s
 Rancher 2.0/Kubernetesベースのアーキテクチャへ
• 検証に着手
• Rancher Labsとサポート契約を締結
 オブジェクトストレージ:高い信頼性、性能が求められる
• チャレンジすることで、要求レベルの高いシステムにも対応可能な技術力、
運用経験を獲得する
• 弊社クラウドIIJ GIO P2に成果をフィードバックし、オーケストレータ、コ
ンテナ対応を加速させる
カタログに
よるデプロイ
K8sクラスタ
の構築
分散データベース
インターネット
分散ファイルシステム
本番
ステージング
自社クラウド基盤上
(略)
Blue/Green
©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 12 ‐‐ 12 ‐
検討開始 : IIJ GIOのコンテナ・オーケストレータ対応
 IIJ GIO P2のコンセプト : “One Cloud”
• パブリックリソースとプライベートリソースを組み合わせた柔軟な構成が可能
 IIJ GIOと他社クラウドを、閉域網で接続するサービスを提供中
• 複数種のクラウドを組み合わせた構成に対応
 マルチクラウドを謳うRancherと相性が良い
 提供形態等まだ未定ですが、このような場でまた事例発表できるようスピード
上げて進めて行きます
IIJ GIOプライベートバックボーンサービス(PBB)
Express
Route
接続サービス
(CXM)
Direct
Connect
AWSAzure
接続サービス
(CXA)
ストレージ
リソース
物理サーバ
仮想化PF
NFS/CIFS
仮想マシン
プライベート
リソース
パブリック
リソース
物理サーバ
FW/LB
仮想サーバ
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  • 3. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 3 ‐‐ 3 ‐ 事例1:自社開発NFSサーバの CI/CDパイプライン構築
  • 4. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 4 ‐‐ 4 ‐  内製のs3互換ストレージ  サービスを構成する各AppがREST APIでつながっている  サーバ台数は二ケタ前半 フロントサーバ(外部向けREST API) 担当サービス:IIJ GIO ストレージ&アナリシスサービス メタデータ管理 契約管理 分散ファイルシステム インターネット ※コンソールは省略。 分散DB
  • 5. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 5 ‐‐ 5 ‐ Rancherに目を付けた理由 : デプロイを楽にしたい  前頁のサービスのデプロイの自動化に苦戦  抜本的な見直しがしたい • プロビジョニングスクリプトでの構築に限界を感じる • コンテナでのデプロイにシフトしたい  アプリ開発者から見た理想的な環境を作ってみたい イメージ 環境定義 endpoint 理想を実現して くれるなにか 開発者 顧客はサービスを いつでも使える
  • 6. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 6 ‐‐ 6 ‐ 試行:自社開発のNFSサーバのCI/CDパイプラインを構築  オブジェクトストレージへの適用は見送り(経験値が足りない)  CI/CDパイプラインを構築 • 開発者のソース修正をトリガに、イメージ作成、デプロイ、試験、環境の初期化が自 動実行される  カタログ、GUI、CLIの使いやすさに好感触 2. タグ付けを契 機に処理開始 10 .テスト実行(httpで投げ込む) 5. ボリューム作成 7. カタログ install 8. スタック を展開 6. ボリューム作成 (実体はディレクトリ) 9. 各ノードがイメージPULL 1. タグ付け 処理用ホスト 処理用ホスト スタック NFS ServerClient GlusterFS 3. イメージ ビルド 4. イメージをPUSH
  • 7. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 7 ‐‐ 7 ‐ 事例2:IIJ GIO P2とPrestoを使った ログ解析基盤の構築
  • 8. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 8 ‐‐ 8 ‐ ログ蓄積用のストレージが足りない  長期間のログ蓄積はハイコスト(ストレージ追加はサービス原価に響く)  お客様が増えたことで(ありがとうございます)、蓄積期間が短縮傾向 にあった • 売れる -> ログ増える -> ストレージは有限 -> 期間短縮  蓄積&解析に自社クラウドを使おう! Agent Worker Server ストレージ&アナ リシスサービス Coordinator ... ログ蓄積解析・可視化 今回はこれもストレージ& アナリシスサービス サービスシステム ログ生成 Agent Worker Agent Worker 弾力的に台数を増減させる
  • 9. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 9 ‐‐ 9 ‐ 弊社クラウド IIJ GIO P2 のRancher対応  弾力的にサーバを増減させるため、Rancherマシンドライバ for IIJ GIO P2を作成  Rancher公式カタログに統合済み  コマンドライン、GUIからサーバを簡単に追加できるようになった
  • 10. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 10 ‐‐ 10 ‐ 今後の展望
  • 11. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 11 ‐‐ 11 ‐ オブジェクトストレージ on Rancher 2.0/k8s  Rancher 2.0/Kubernetesベースのアーキテクチャへ • 検証に着手 • Rancher Labsとサポート契約を締結  オブジェクトストレージ:高い信頼性、性能が求められる • チャレンジすることで、要求レベルの高いシステムにも対応可能な技術力、 運用経験を獲得する • 弊社クラウドIIJ GIO P2に成果をフィードバックし、オーケストレータ、コ ンテナ対応を加速させる カタログに よるデプロイ K8sクラスタ の構築 分散データベース インターネット 分散ファイルシステム 本番 ステージング 自社クラウド基盤上 (略) Blue/Green
  • 12. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 12 ‐‐ 12 ‐ 検討開始 : IIJ GIOのコンテナ・オーケストレータ対応  IIJ GIO P2のコンセプト : “One Cloud” • パブリックリソースとプライベートリソースを組み合わせた柔軟な構成が可能  IIJ GIOと他社クラウドを、閉域網で接続するサービスを提供中 • 複数種のクラウドを組み合わせた構成に対応  マルチクラウドを謳うRancherと相性が良い  提供形態等まだ未定ですが、このような場でまた事例発表できるようスピード 上げて進めて行きます IIJ GIOプライベートバックボーンサービス(PBB) Express Route 接続サービス (CXM) Direct Connect AWSAzure 接続サービス (CXA) ストレージ リソース 物理サーバ 仮想化PF NFS/CIFS 仮想マシン プライベート リソース パブリック リソース 物理サーバ FW/LB 仮想サーバ インフラストラクチャーP2 インターネット 適用範囲や提供形態は 検討中(未定)
  • 13. ©Internet Initiative Japan Inc. ‐ 13 ‐‐ 13 ‐