２０１４年２月の大雪に際して立ち上げた「前橋市大雪たすけあいセンター」に関して発表した際のスライドです。

1. 「群馬県前橋市におけるボランティア活動について」
内閣府 防災ボランティア活動検討会
本年度の大雪等における災害ボランティア活動に関する話題提供
社会福祉法人 前橋市社会福祉協議会
ボランティアセンター主事 髙山弘毅

2. 前橋市の降雪被害状況
２月１４日‐１５日にかけて降雪
観測史上最高の７３ｃｍの積雪（１５日午前８時）
人的被害：死者１名 重傷者１名 軽傷者１１名
住家被害：床上浸水１件 その他カーポート、物置等の倒壊多数
農業被害：ハウスや畜舎が1,000棟以上倒壊 被害額50億円以上

3. 意識していたこと。
 社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを運営する意味
・当会には「災害ボランティアセンター設置マニュアル」がなかった。
・雪かき作業員の派遣センターではなく、
・命と暮らしを支える社協ならではの災害VCに。
そのためには多くの方の力を躊躇なくお借りする。
・「社協らしからぬ」という声を多くいただいたが、
自分とすると「オーソドックスに社協らしく運営した」と思っている。
 リーンスタートアップ
・本当かわからない仮説を元に「災害VC」の仕組みをしっかり作る(例えば作りこ
みすぎたマニュアル通りに）のではなく、具体的につかめたニーズになるべく早
く対応するところから始める。その上で、依頼者からのリアクション、ニーズの
広がり、変化や、スタッフが運営上得た学びなどから活動内容や規模を変化させ
る。スタート時の人的・時間的・金銭的負荷を小さく。失敗も早く小さく。
 レジリエンス
・先行きの見えにくい困難に臨機応変に対応し、しなやかに乗り切る。
「前よりもっとたすけあえる前橋にしていきましょう！」

4. 全市域にまんべんなく大雪が降ったために。
つながりのある地縁組織や、いわゆる「地域ボランティア」をあえて運営協力の選
択肢から外した。
・どの地域でも“たすけあい”の担い手が必要。その方々を地域から引き抜いてはい
けないと考えた。一方で災害ボラセンに来なくてもたすけあっている方々に、
肯定・承認のレスポンスをしたかった。（行けなくてごめん、との連絡多数）
→前橋市大雪たすけあいセンターという命名につながる。
ゆきセンクレド(2月23日制定）
市民みんなが
住みなれた地域で
安心して暮らせるように（迷ったらここに戻る）
普段はどこの社協でもお題目感全開で使ってて、変わりばえしねえなー、と思っ
ていた基本理念が、魂込められた形で今、目の前にある事。それが僕らを困難に
立ち向かわせてくれています。（2/28FB投稿より）

5. 地域支援
チーム
本部
チーム
生活支援
チーム
スノー
バスター
チーム
お困りの方（個人・自治会・民生委員・福祉機関・団体）
※雪による直接的なもの中心
相
談命をつなぐ
くらしを支える。
・雪かきができない
・食料がない
・ヘルパー来られない等
・機材貸出し
・ノウハウ提供
・たすけあい促進
・ボランティア受付
・マッチング
・資材管理
・現場調査
・困りごと相談受付
・ひと・もの・かね・情報支援調整
・広報（ボランティア・市民）
・外部調整
・ボランティア保険処理
・施設との調整
・非常食配布
（緊急介入）
支
援
大雪たすけあいセンターの
組織イメージ（初期）

6. お困りの方
くらしを支え続ける
地域を支える
これまでの
依頼者
・法律に関すること
・雪の後も残る生活の変化
金銭的なこと、疾病の増悪、
廃車に伴う移動困難など…
降雪直後よりも多様化、日常化。
行政
相
談
大雪はあくまで
きっかけのひとつ
当事者団体
自治会
民生委員
企業
福祉関係機関
支
援
NPO
ボランティア
直接の支援の他、他機関・仕組み
等の紹介、支えるひとを支える。
社協
ゆきセン閉所後の活動イメージ

7. （ご参考）経過

8. なにもないところから始まりました。
平野部の一過性かつ大量の降雪…
・災害ボランティアセンター設置の話を聴いたことがない。
・資機材がない。（そもそも何が必要かわからない）
・降雪対応のノウハウがない。
・人材がいない（職員が参集できない。地域の活動からは人材を引き抜けない。）
・災害救助法の適用はなさそう…となると共同募金の準備金も使えない。
一方で困りごとは早くから聞こえてきていた。
・要援護者が孤立している。生活の幅が著しく狭まっている。
・非常食の必要性のある方が多い。
・たすけあえるひとがいるのに資機材がない。
（実際に見た“雪かき道具”：移植ごて、ちりとり、ビールジョッキetc…）
・雪捨て場のない市街地の苦戦。

9. 立ち上げ準備期間
 ２月14日㈮
・日中より降雪
 ２月15日㈯
・午前8時時点で73ｃｍを記録。社協職員は事務局長以外出勤できず。
 ２月16日㈰
・事務局に出勤した者５名。ヘルパーステーションの電話が鳴り続けている状態。
・事務局長と高山で災害VC立ち上げ協議。
合わせて常務理事、事務局次長、所長と電話で災害VC設置協議。
・１６時に市危機管理室長に災害VC設置の方向で準備する旨連絡。
・にいがた災害ボランティアネットワーク李事務局長に資機材・運営支援の打診。

10. 立ち上げ準備期間
 ２月17日㈪
・事務局勤務の職員60名ほどのうち、出勤率は2割程度。
・朝方FACEBOOKの個人アカウントで準備状況の発信。シェア８０件以上。
・FACEBOOKユーザーの市長から激励の電話が入る。
・名称を「前橋市大雪たすけあいセンター」とする。
・市社協介護事業課が関わる400件のケースのうち、25％100件ほどが訪問不可能状態と判明。
市役所介護高齢課に連絡し、連携を確認。地域包括支援センター１１か所、地域包括ブラン
チ１１か所、介護保険関連事業所に一斉メールで情報リリース。
・市役所障害福祉課、市障害者生活支援センターに情報リリース。
・自治会、民生委員に安否確認と情報提供を依頼。（自治会は市に連絡依頼、民生委員は当
会が連絡）
・災害救助法適用はないとみて、県共同募金会の独自積立金助成について打診。
・ボランティア活動保険「大規模災害特例措置」適用を群馬県社協、全社協に要請。
・柏崎市社協に豪雪ボラセンの書類様式や必要な道具について相談。
・いわき市社協に資材貸与の相談。夕方にはスコップ１００本届けてくださる。
・NTTドコモ群馬支店にレンタル携帯の問合せ。即日２台無償貸与いただく。
・NPO法人あかぎの森の幼稚園理事長橳島さんが夕方ミーティングに参加後、学生や活動の
仲間に呼びかけ。集まったメンバーがゆきセンスタッフとして最後まで参画くださることに。
・コミュニティFM「まえばしCITYエフエム」にて大雪たすけあいセンターに関する広報開始。
・にいがた災害ボランティアネットワークの李事務局長が前橋に到着、コンセプトメイクの
作業を行う。以後20日AMまで運営支援

11. 開設
 ２月18日㈫
・FBページ、twitter、公式サイト立ち上げ。ロゴデザインは前橋〇〇部長藤沢陽氏。
・午前８時３０分前橋市大雪たすけあいセンター開設。実質は引き続き準備
・ボランティアの募集は１９日から。相談受付を開始し、透析が必要な方や食料や灯油が尽
きた方への緊急支援を職員が訪問する形で実施。
・希望する介護保険関連事業所への非常食配布受付をゆきセン内に設置、市役所介護高齢課
の職員が常駐で対応してくださる。～23日
・市保健所保健総務課を通じ病院・医師会に情報リリース。
・県社協通じ、県内市町村社協に「社協における災害時支援に関する協定」による支援要請。
・県社協より関東ブロック協定による社協職員の派遣打診。派遣開始までのタイムラグを考
えてお断りする。
・市役所危機管理室からスコップ50本、連合群馬からスコップ10本届く。
・メディアからの取材10件。FBページなどの開設も功を奏し、概ね期待通りの報道をしてい
ただく。
・相談が約60件入る。
・新潟県小千谷市からSVTS風組が来セン。大雪たすけあいセンター設置場所である市総合福
祉会館駐車場と、自治会から相談があった千代田町五丁目の2か所を除雪機にて除雪対応く
ださる。

12. 開設後
 2月19日㈬
・要援護者世帯の非常食配送などの緊急支援を継続。
・榛東村社協職員1名を派遣いただく。～23日
・新潟県南魚沼市社協がボランティアバスにて来セン。19名で活動いただく。
活動終了後、除雪機、スコップ、スノーダンプ等をそのまま貸与いただく。
・長野県飯山市社協職員が資機材持参で来セン、雪かき活動をしながらノウハウ提供くださ
る。～21日
・ホームページアクセスが10,000件/日を超える。FBページも数万件のリーチ。
・メディア対応７社。掲載・取材あり。
・市役所生活課より「自治会にはゆきセン開設について今日“文書を郵送した”」
市警戒本部「今日、ゆきセン開設についてメディアに投げ込みした」
・とちぎボランティアネットワークよりスコップ25本届く。
・横断幕、入り口看板、名札ステッカー届く。

13. 開設後
 2月20日㈭
・非常食配布の支援続く（６件）
・片品村から2トンダンプ、片品村社協から除雪機と職員１名を派遣いただく～23日
・市からトレーラーハウス届く。技術系ボランティアの宿泊・待機所として使用 ～24
・にいがた災害ボランティアネットワークより11トントラック1台分の資機材届く。
・災害ボランティア活動支援プロジェクト会議を通じ、ソフトバンクモバイル（株）より携
帯電話５台無償貸与相談用回線のパンク解消。
・にいがた災害ボランティアネットワークより多川孝義氏を派遣いただく～23日
・県社協、県内社協からの協定に基づく職員派遣開始。
・市警戒本部に訪問しての情報交換叶う。
・少なくとも週末までの開設を決定。
 2月21日㈮
・非常食支援ニーズがなお継続（3件）
・同一自治会内で２件ニーズがあったので自治会に相談したところ、自治会とゆきセンで協
力して対応することに。２２日10時作戦開始。
・口コミ情報の拡散に苦慮。翌日以降ボランティアの活動時にチラシを持ってもらい、様子
を見に来た近隣の方などにもお渡しすることを決定。
・北関東クボタからトラック貸与、運転手の派遣をいただく。

14. 最初の週末
 2月22日㈯～23日㈰
・非常食配布の支援が減少。
・ボランティアセンターでは手狭なため、週末のみ１Fでボランティア受付を行うことに。
・「前橋いっせい雪かき大作戦！！」を実施。前日からFACEBOOKへのアクセス上昇。
・ゆきセンの活動のみならず、市内各地で雪かきに取り組む写真が、ゆきセンの用意したFB
ページに多数投稿される。
・全国ボランティアコーディネーター研究集会（JVCC2014、会期2/22～23）の会場にゆき
セン応援ブースが設けられ、22日に実行委員の皆さんが応援メッセージと応援募金を届け
てくださる。
・福島県いわき市よりいわき市社協職員4名が来セン。22日
・茨城県よりボランティアバス「チーム石塚」39名が来セン。23日
・新潟県魚沼市より魚沼市社協ボランティアバス13名が来セン23日
・上記以外にも県内外の社協やNPOのスタッフがボランタリーに応援のためお越し下さる。

15. 2回目の週末以降
 ３月１日㈯～７日㈮
・雪かきニーズの減少。
・要援護者への支援が中心だったために、雪はなくなったのか、雪により生じたニーズは解
消されたのか、雪によって生活が変化したことにより新たに生まれた困りごとはないかを確
認する必要を感じていた。
・そのため、依頼者への訪問キャンペーン「前橋ゆきどけ週間」を実施。すべての依頼者を
再訪問することで、雪によるニーズの抜け漏れ、新たな困りごとの掘り起しにつながった。
・新たな困りごとはもともと社協が持っている地区担当制による個別支援や、介護・障がい
者サービス、ボランティアセンターなどの機能、行政、民生委員、地域包括支援センターな
どの関係機関との連携により支えていくことを確認した。
・３月２日には福島県南相馬市社協の職員が１名お越し下さり、訪問活動に同行いただいた。
・最終日の3月7日は「大雪、おつかれさまでした」と題し、全国からお借りした資材をお返
しするための準備を整える「全国お返し大作戦」と活動をボランティアとともに振り返り、
日ごろの活動へとつなげるための「閉所式」を実施。最終日には日常的なボランティア活動
に取り組もうとボランティア登録してくださった方が11名いらっしゃった。

16. キャンペーン

17. 2月２２～23日：前橋いっせい雪かき大作戦！！ よびかけバナー

22. ３月１～７日：前橋ゆきどけ週間 よびかけバナー

25. 左：ボランティアと職員がユニットで訪問
右上：ゆきどけパック 右下：あんしんカード

26. 今日は再び雪センへいってきました。そして今回は「前橋ゆきどけ週間活動」ということで、雪かきした家に
再度訪問してその後の困りごとや追加の雪かきニーズがないかを確認する活動に参加しました。午前に5件、午
後4件、うち3件の方がいてお話を伺うことができました。
初めは「社協」のものです、に「誰？」と戸惑う方もいらっしゃいましたが、雪かきをしにきた～と説明をす
ると、表情や声色が柔らかくなってお話をしてくれます。第一声に、「この間はありがとう！」から言葉をもら
うことが多かった印象です。自分が雪かきに行ったところでなくとも、こういう声をいただけるのはやっぱり嬉
しいです。だって笑顔だし、笑顔迄いかなくても声にハリがあったりするから。
訪問結果としては、雪が家の敷地内に残っているお家は1件だけで、出歩いたり車を止めたりするのには支障
はない程に雪は溶けています。なので「雪」の困りごとは特にありませんでした。
続けて、「その後の困りごとはありますか？」と聞くと、初めは話しづらそうでも、次第に日々の生活の中での
困りごとが出て来たりします。更に、「次に何かあった時にすぐ連絡がとれるようにしておくことを希望します
か？」にも「はい」と応える人が全員でした。
一見生活が１人でできるようでも、あるいはヘルパーさんがきてくれているとしても、やっぱり不安はどこか
にあるのだなぁと。
そしてそれを【雪かき】という時間を共有できたことで、少しずつ私たちにも「言ってくれる」ようになって
きているのかもしれないな、と感じました。と同時に、雪かきのときには言えなかった、私たちに対して不安や
不満に思ったことも言ってくれました。雪かきのときは言いづらかったのかもしれませんね。
勿論それは、耳の痛いこともあるけれど、でもそれは私たちにとってはアドバイスという形に置き換わるものな
ので、言ってくれることがとても貴重だなと思いました。
このゆきどけ週間の活動を通じて、日常生活に戻る中で、たすけあいの習慣を習慣化させていくきっかけづく
りが双方にできてくるのだなと今日一日の活動を通じて感じました。
私個人的には、こうしたその後の訪問活動でお話をする機会を通じて、自分自身の地域との接し方などを見直す
とても良いきっかけになりました。そして何より、こうして会って話す機会を私自身が作れることで、もしかし
たら市内を歩いていたり近くを通ったときには気付いて声かけてもらったりしてもらえるかもってわずかながら
期待も。笑
前橋に住んで間もない私ですが、この街は挨拶のある街だと日々感じていました。
でもこの活動を通じて、その挨拶の輪がもっと広がっているのかなって。
もしかしたら出逢ったおばあちゃんはおじいちゃんたちもそう思ってるかなって思ったりもします。
普段は私は何をしてあげるわけでもないです。でもこうしたほんのちょっとの時間を共有するだけで、その安
心感が生まれるんじゃないかなって、、、おおげさかもしれないけど、そう感じました。

27. 3月7日：資機材返却準備、閉所式～平時の活動登録呼びかけバナー

28. 3月7日 ゆきセン最終日
資機材返却準備の後閉所式。
合わせて希望してくださった方が
何人も平時のボランティア登録。

29. 前橋市社協と多様な方々との連携・協働

30. 行政との連携
・市警戒本部との連携（情報発信・収集・資機材調達・雪捨て場など）
・介護高齢課の大雪たすけあいセンターへの参画
（地域包括・事業所への連絡、非常食管理など）
・障害福祉課、保健所保健総務課なども情報発信にご協力くださった。
・平日の人が集まりにくい時に雪かき要員として職員派遣
・市長は度々ゆきセンに電話や来センにて状況確認、Facebookで情報シェア。
・若手職員を中心に休日も自発的参加をして下さった。

31. ① ② ③ ④ ⑤
①前橋〇〇部は、〇〇に好きなことを入れて前橋を楽しんで集まる人を増やそうというゆ
るい集まり。今回は社会解決のためのつながりにシフトできた。②M-boxは、コミュニ
ティデザインなどに取り組む株式会社オリエンタル群馬が前橋まちなかに開いたオルタナ
ティブスペース。今回はSNS上で情報のキャッチ＆リリースを行っていた。③まえばし
CITYエフエム（通称M-WAVE）。コミュニティFM局として雪に関する情報発信。ゆきセ
ンに関する広報に協力いただいた④前橋市市民活動支援センター（通称Mサポ）は市民活動
団体への情報提供等で連携くださった。⑤ぐんま豪雪被災農家支援プロジェクトは、今回
の雪を機に立ち上げ。当会はスタートアップ支援。
市内団体との連携

32. H26.3.4 上毛新聞

33. 人材に関する支援
平野部の一過性の大雪という特性から短期間の運営と考えたとき、既存の派遣スキームは意思
決定までのタイムラグを考えると残念ながら馴染まず、県内社協協定に基づく派遣以外は、こ
れまでのつながりから市町村社協やNPOに直接相談する形が中心となった。また、休暇等を利
用し、ボランタリーに参加してくれた経験豊富な県外社協、NPOのスタッフも多かった
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
⑦ ⑧ ⑨ ⑩
①にいがた災害ボランティアネットワーク李さん②長野県飯山市
社協木鋪さん③福島県いわき市社協篠原さん④新潟県南魚沼市社
協本多さん⑤神戸市社協長谷部さん⑥榛東村社協小野関さん⑦片
品村社協千明さん⑧福島県南相馬市社協佐藤さん⑨栃木県市貝町
社協北井さん⑩NPO法人あかぎの森のようちえん橳島さん⑪玉
村町社協新井さん⑫県社協高橋さん
⑪ ⑫

34. 活動資機材に関する支援
雪害に対応する資機材はほぼゼロのところからスタートすることになった。おつきあい
の深い団体の方が持参くださったり、雪国の方が運営支援、ボランティアバスでの活動
をしながら資機材をお持ちくださったりで、コミュニティへの貸し出し分まで充足でき
た。サイン関係、資機材運送では業者さんも災害モードで特別対応くださった。
① ② ③ ④ ⑤
⑥ ⑦ ⑧ ⑨
①にいがた災害ボランティアネットワーク李さん②長野県飯山市
社協木鋪さん③福島県いわき市社協篠原さん④新潟県南魚沼市社
協本多さん⑤片品村社協千明さん⑥とちぎボランティアネット
ワーク柴田さん⑦NTTドコモ群馬支店児島さん⑧北関スクリーン
野村さん⑨前橋トレラン部高橋さん⑩株式会社Go Strategy飯塚
さん
⑩

36. 運営資金に関する支援
① ②
①群馬県共同募金会星野さん②群馬県社協中越さん
③群馬県社協渋谷さん④群馬県社協高橋さん
災害救助法適用がないため共同募金の準備金は使えない状況の中、県共同募金会の積立
金による助成金、県の災害ボランティア基金の拠出を早めに判断いただいたため資金面
の不安なく活動できました。
④③

37. 情報発信に関する支援
災害VCの中で一番初めに助けてほしい！と手を挙げたのはこの情報発信の部分でした。
ひととひとのつながりの中で、素晴らしいメンバーが集結してくださいました。地元メ
ディアの方々にも、きちんと私たちが目指すものをお伝えすることで丁寧な報道をして
いただけました。
① ② ③ ④ ⑤
⑥ ⑦ ⑧ ⑨
①調布災害VC、伊豆大島町社協災害VCなどのITサポートにもかかわった柴田哲
史さんはｗｅbサイト構築を担当②女川災害FMに立ち上げ期から関わり、日本
エクストリーム教会共同代表としても有名な天谷啓介さんは主にtwtterを担当
③前橋〇〇部長藤澤陽さんはロゴやキャンペーンデザインバナーなどのデザイ
ン④FMぐんまの大畠順子さんは休暇を利用し広報を担当。長く災害時の情報発
信について共に考えてきた⑤日本NPOセンター吉田さん⑥中央共同募金会城さ
んは様々なひととのコーディネーションやアドバイスをくださいました。⑦
(株)ヘルシーミルクはゆきセンのチラシを配達の際配布下さり、困りごとがあ
る方の掘り起しにつながりました。また、新聞店、郵便局など配達業務がある
業種の方に協力いただくきっかけになりました。地元メディアの⑧まえばし
CITYエフエム竹内さん⑨上毛新聞江原さん⑩NHK前橋局小野沢さんは丁寧な取
材に基づく情報発信をして下さいました。
⑩

38. 左上：公式ウェブサイト
左下：Facebookページ
右上：twitter

40. 日付 曜日
2/17 月 6976
2/18 火 23829
2/19 水 24071
2/20 木 17109
2/21 金 33008
2/22 土 22811
2/23 日 13000
2/24 月 8768
2/25 火 10284
2/26 水 9920
2/27 木 8676
2/28 金 10560
3/1 土 9756
3/2 日 7501
3/3 月 7161
3/4 火 5944
3/5 水 4164
3/6 木 8605
3/7 金 9996
開設からのFacebookへのリーチ数
キャンペーンバナー

41. 結びに変えて 2月28日発行 社内ニュースレターより
これからの私たちは…
雪による直接的な困りごと、すでに去ったものはたとえば食糧不足や灯油切れ。雪かき
もだんだんに減るでしょう。春にはどうしたって溶けてしまうもの。
でも、雪による生活の変化によって生まれた困りごとは簡単にはなくなりません。雪で
孤立した期間にご病気を悪化させてしまった方。精神疾患をお持ちの方が、症状を増悪
させている話も伝わってきます。仕事が今までのようにできなくなってしまった方もい
らっしゃるでしょう。貸し付けのニーズも増えるかも知れません。「長く歩けないから、
カーポートの下でつぶれてしまった車に乗って買い物に行っていたんだよ、これからは
もう行けないよ…」という方のお話を伺いました。その方はどうやって買い物をするの
でしょう？
こうした方々を支える覚悟を社会福祉協議会は持たなければならないと思います。オー
ル前橋市社協で取り組まなくてはならないフェーズがやってきます。今回多くの市民に
頼りにしていただいたこと。市やNPO・ボランティアや企業の方々と信頼関係を結び連
携・協働して活動を展開できたこと。新しい地域福祉活動推進に向け頑張っていきま
しょう。