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プロ簿記電卓講義
- 5. 電卓を選ぶ時の注意点 2 5 試験で使えるかどうかを確認 商工会議所HPより • 以下の機能があるものは持ち込みできませ ん。 印刷、メロディー、プログラム（関数電 卓等多機能電卓、売価計算・原価計算等の公 式の記憶機能）、辞書（文字入力を含む） • ただし、日数計算、時間計算、換算、税計算、 検算 (音の出ないものに限る)の使用を可とし ます。
- 9. 電卓ワザ １（基本キー操作） クリアキー 9 ％キー 100の60％の計算は、次のどちらでもOK •100×0.6＝ •100×60％ シャープ カシオ AC/CA メモリ含めて全部消去 メモリ以外全部消去 C/CL/CE 現に表示されている数値のみを消去 CM/MC メモリのみ消去 リセット − メモリ含めて全部消去 → １文字消去
- 10. 電卓ワザ ２（GTキー） 10 100×50＋110×60 を計算してみよう GTを使った方法 操作方法 電卓の表示 100×50＝ 5,000 110×60＝ 6,600 GT 11,600
- 11. 電卓ワザ 3（メモリ機能） メモリ機能を使う方法 11 操作方法 電卓の表示 100×50M+ 5,000 110×60M+ 6,600 RM 11,600 100×50＋110×60 を計算してみよう メモリーのクリアを忘れずに 操作前に、メモリーやGTをクリアする習慣を付けましょ う。以前の結果が残っていると正しく計算が行えません。
- 12. 電卓ワザ 4（繰り返し計算） 式のとおりに計算 12 操作方法 電卓表示 100+ 100 20+ 120 20+ 140 20+ 160 100+20＋20+20 を計算してみよう 繰り返し機能を使う シャープ カシオ 100 20++ +20＝ 100＝ ＝ ＝ ＝ ＝ •シャープは、最後の操作「+20」を自動的に記憶している。 •カシオは記憶させたい操作を「++」のように2回押す。
- 13. 電卓ワザ 5（定数計算） 13 直接作業時間 製造間接費配賦額 A製品 100時間 B製品 120時間 C製品 80時間 合計 次の表を完成させなさい なお、製造間接費配賦率は1,200円／直接作業時間である。
- 14. 電卓ワザ 5（定数計算） 14 定数計算機能を使う シャープ カシオ 1200×100＝ 1200××100＝ 120＝ 120＝ 80＝ 80＝ GT GT •シャープは、掛け算に限り最初の操作「1200×」を自 動記憶している。 •カシオは記憶させたい操作を「1200××」のように2回 押す。
- 15. メモリ機能を使う方法 15 操作方法 電卓の表示 200＋300M+ 500 100÷RM= 0.2 100÷（200＋300）を計算してみよう 電卓ワザ 6（逆数計算） まあ普通だ よね
- 16. 逆数計算機能を使う 16 100÷（200＋300）を計算してみよう 電卓ワザ 6（逆数計算） シャープ カシオ 200+300＝ 200+300＝ ÷＝ ÷÷ 100＝ 100＝ •シャープは「÷＝」で逆数計算になる。 •カシオは「÷÷」で逆数計算になる。（500で割るとい うことを記憶させている） ものすごく よく使うよ
- 17. 17 借方科目 金額 貸方科目 金額 その他有価証券 その他有価証券評価差額金 繰延税金負債 次の問に答えなさい その他有価証券の取得原価が1200、期末時価が1650であっ た。税効果会計（法人税等税率40％）を適用したときの以下 の仕訳を完成させなさい。 電卓ワザ 7（残り分の計算）
- 18. 18 残り分の計算機能を使う シャープ カシオ 表示 1650−1200＝ 1650−1200＝ 450 ×60％ ×60％ 270 ー＝ ー 180 電卓ワザ 7（残り分の計算） 原価と利益の関係とか、連結会計での親会社持ち分と非支配 株主持分の計算などでも利用可
- 19. 19 直接作業時間 製造間接費配賦額 A製品 250時間 B製品 150時間 C製品 200時間 次の表を完成させなさい 製造間接費の当月実際発生額が1,200,000円、各製品の直接作 業時間は以下のとおりである。直接作業時間を配賦基準とし た場合の実際配賦率と各製品への配賦額を計算しなさい。 実践編 1（配賦額計算）
- 20. 20 逆数計算と繰り返し計算機能を使う シャープ カシオ 意味 250＋150＋200＝ 250＋150＋200＝ 直接作業時間 ÷＝1200000＝ ÷÷1200000＝ 実際配賦率 ×250＝ ××250＝ A製品配賦額 150＝ 150＝ B製品配賦額 200＝ 200＝ C製品配賦額 実践編 1（配賦額計算） 工業簿記で頻繁に登場
- 22. 22 シャープ カシオ 表示 意味 1.05÷＝ 1.05÷÷1＝ 0.9523… 1年,5%の現価係数 ＝ ＝ 0.9070… 2年,5%の現価係数 ＝ ＝ 0.8638… 3年,5%の現価係数 ＝ ＝ 0.8227… 4年,5%の現価係数 GT GT 3.5459... 4年,5%の年金現価係数 実践編 2（現価係数と年金現価係数） 逆数計算と繰り返し計算機能さらにGTキーを使う リース計算、CF見積法などで活躍
- 23. 23 実践編 3-1（CF見積法・SHARP） 貸付金50,000円（利率5%、利払い年1回、返済期間3年）について、返 済期間を2年延長し利率を1%にする旨の申し出がありそれを受けた。 キャッシュ・フロー見積法により貸倒見積額を計算しなさい。 次の問に答えなさい 操作方法 電卓の表示 意味 1.05÷ =====GT 4.32947… 5%,5年 年金現価係数 ×500 M+ 2,164.73… 利息分現在価値合計 50000÷1.05 =====M+ 39,176.3… 元金の現在価値 RM 41,341.046… 貸付金の現在価値 －50000=+/− 8,658.9533… 貸倒引当金の額
- 24. 24 貸付金50,000円（利率5%、利払い年1回、返済期間3年）について、返 済期間を2年延長し利率を1%にする旨の申し出がありそれを受けた。 キャッシュ・フロー見積法により貸倒見積額を計算しなさい。 次の問に答えなさい 実践編 3-2（CF見積法・CASIO） 操作方法 電卓の表示 意味 1.05÷÷1 =====GT 4.32947… 5%,5年 年金現価係数 ×500 M+ 2,164.73… 利息分現在価値合計 1.05÷÷1 ===== 0.783526… 5%,5年 現価係数 ×50000 M+ 39,176.3… 元金の現在価値 MR 41,341.046… 貸付金の現在価値 －50000=+/− 8,658.9533… 貸倒引当金の額
- 25. 25 実践編 4（定率法） 取得日 2012年4月1日 取得価額 ￥240,000 償却方法 200％定率法 耐用年数 5年 残存価額 ゼロ 保証率 0.10800 改定償却率 0.500 次の条件にもとづいて当期（2015年3月31日）の減価償却費およ び、B/Sに表示される減価償却累計額を求めなさい 償却率：1÷5年×200％＝0.4 毎期の残存率：1−0.4＝0.6 次の問に答えなさい
- 26. 26 実践編 4（定率法） 操作方法 計算結果 意味 .6×240000＝ 144000 2013年3E簿価 ＝ 86400 2014年3E簿価 ＝ 51840 2015年3E簿価 ＝ 31104 2016年3E簿価 Step 1 簿価一覧を作成する（シャープ） Step ２ 減価償却費と減価償却累計額を求める 操作方法 計算結果 意味 86400−51840＝ 34560 減価償却費 240000−51840＝ 188160 減価償却累計額 カシオは「.6××240000＝」