802.11ac Wave 2 対応製品のご紹介

1. 802.11ac Wave2 対応製品のご紹介
平野 晃章
June, 2015
エンタープライズネットワーキング事業プロダクトマネージャー
* 本資料に記載の各社社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

2. 4SS ラップトップ,
3SS ラップトップ, デスクトップ
2SS タブレット, ラップトップ
1SS スマートフォン, タブレット
*80 MHz チャンネルが利用可能で、それが
適している場合
**160 MHz チャンネルが利用可能で、それ
が適している場合
802.11 802.11n802.11b 802.11a/g
802.11ac
Wave 1
802.11ac
Wave 2
2
11
24
54
65
600
450
300
6900** 6900**
3500**
2340**
1730**
1300*
430* 430*
= 接続速度 (Mbps)
= Spatial Streams（空間ストリーム）SS
1997 1999 2003 2007 2013 2015
Gigabit
EthernetUplink
2Gigabit
EthernetUplinks
1
Spatial
Stream
8
Spatial
Streams
2
Spatial
Stream
4
Spatial
Streams
870*
8空間ストリーム
4空間ストリーム
3空間ストリーム
2空間ストリーム
1空間ストリーム
802.11 技術革新

3. 高速無線規格 802.11ac の必要性
11ac 技術 が求められる理由
 Wi-Fi 端末の11ac対応:
2014～15年 現在出荷されているモバイル デバイスの半数以上 (50%以上)が 802.11ac対応となる
（ABI Research）
 モビリティ化
デバイス、アプリケーション、データ レートの増加によるモバイル デバイスの成長
 トラフィックの増加/端末の高密度化:
2017年には50%以上の企業向けトラフィックは無線LANを通じて増加し、更に、スマートフォンや
タブレットへのストリーミングやビデオ サービスでは、11ac のテクノロジーが必須
450 Mbps
11Mbps802.11b
802.11a/g
802.11n
≪スループット（理論値）≫
54 Mbps
Wave 1 → 867 Mbps ～ 1.3 Gbps
802.11ac
Wave 2 → 1.7 Gbps（2SS）～3.5 Gbps（4SS）
6.9 Gbps (規格最大)

4. 802.11ac Wave2 の特長
Multi-User MIMO
(MU-MIMO)
より幅広いチャネル利用
（80+80MHz,160MHz）
4 Spatial Streams
（４空間ストリーム数）
スピードアップ（Wave 1との比較による）80%

5. マルチ ユーザ MIMO（MU-MIMO）とは
• Multi-User MIMO (MU-MIMO）概要
 複数のユーザへ同時に送信
 APから端末方向へのみ同時送信
 APと端末のストリーム数によって1-4台まで同時に送信 4SS
AP
1SS
1SS
1SS
1SS
【4SS 対応 AP の MU-MIMO】
AP から Client 方向のみ
複数端末へ同時に送信でき、
効率的な通信が可能に！
【3SS と 4SS 対応 AP の同時通信端末数】
注意）MU-MIMO には AP と Client 双方の wave2 対応が必要となります。
Wave1 までは同時に通信はできま
せんでした。
（1SS余り）
（1SS余り）
現状、端末のストリームは3SS まで
なので 3SS までで表を作成
Client 側対応ストリーム数と端末数
1SS 2SS 3SS
AP側対応ストリーム数
3SS
3
2
1 1
4SS
4
3
2 1
2
1 1
1 1
2
（2SS余り）
（1SS余り）

6. 4 Spatial Stream (4 空間ストリーム数)とは
Object
アクセス ポイントはクライアントに
“abcdefghijkl”
を送信
クライアントはデータの４ストリームから
“abcdefghijkl”
を受信
- 3 SS MU-MIMO
- 4 SS SU-MIMO
Wall
Ceiling

7. Cisco Public 7© 2015 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved.
製品ラインナップ：Cisco Aironet 屋内型AP
Industry’s Best 802.11ac Series Access Points
エントリー エンタープライズ ベストイン クラスエンタープライズ
3700
• 802.11ac W1, 1.3 Gbps PHY
• 4x4:3SS
• HDX: High Density Experience
• CleanAir 80 MHz
• ClientLink 3.0
• StadiumVision
• Modularity: Security, 3G Small Cell or
Wave 2 802.11ac
* Post-FCS
1700
• 802.11ac W1
• 870 Mbps PHY
• 3x3:2SS
• CleanAir Express
• Tx Beam Forming
• 2 GbE Ports
2700
• 802.11ac W1
• 1.3 Gbps PHY
• 3x4:3SS
• HDX: High Density Experience
• CleanAir 80 MHz
• ClientLink 3.0
• 2 GbE Ports
1850
• 802.11ac Wave2
• 1.7 Mbps PHY
• 4x4:4SS
• CleanAir Express
• Tx Beam Forming
• 2 GbE Ports, LAG
• USB 2.0
• Mobility Express
New

8. Cisco Aironet 1850 の紹介
• 製品概要
 デュアルラジオ, 802.11ac Wave 2, 80MHz
 5GHz: 4x4 サポート
• 4x4:3SS MU-MIMO
• 4x4:4SS SU-MIMO
• 最大1.7Gbps （5GHz）
 2x GbE
 Auto LAG
 USB 2.0対応
• Beaconによる資産管理や位置情報サービスに利用
• 3G/4GのWAN回線バックアップ
 内蔵型& 外付け型アンテナ モデル
Cisco Aironet 1850
New

9. Cisco Aironet 802.11ac アクセス ポイント仕様比較
Indoor AP Series 1700 1850 2700 3700
最大データ レート(5GHz) 867 Mbps 1.7 Gbps 1.3 Gbps 1.3 Gbps
無線デザイン
3x3:2
4x4:4 (SU-MIMO)
3x4:3 4x4:3
（MIMO:Spatial Stream） 4x4:3 (MU-MIMO）
AP毎の最大クライアント数 400 400 400 400
RRM ✔ ✔ ✔ ✔
High Density Experience - - ✔ ✔
CleanAir CleanAir Express Spectrum Analysis ✔ ✔
Beamforming Transmit Beamforming
Transmit
Beamforming
ClientLink 3.0 ClientLink 3.0
AP 毎の最大 ClientLink クライアント数 - - 256 256
BandSelect ✔ ✔ ✔ ✔
VideoStream ✔ ✔ ✔ ✔
Rogue AP Detection ✔ ✔ ✔ ✔
Adaptive wIPS ✔ ✔ ✔ ✔
外付けアンテナ オプション - ✔ ✔ ✔
モジュール オプション - - - ✔
スループット、アンテナ数は 5GHz を記載。

10. 本セッションのまとめ
AP1850は802.11ac Wave2対応無線アクセス ポイント
4x4 MU-MIMO対応 1.7Gbps の高速無線を提供
Beacon 対応により資産管理や位置情報サービスにも利用可能