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植物生理学第10回
- 5. 生理作用
● 植物の伸長生長の促進
● 吸水生長
(細胞の吸水力が向上することで生長)
● 偏差成長
(光屈性、重力屈性)
●維管束の分化
●器官離脱の阻害
● 落葉を阻害
● 若い果実では脱離促進
果実の肥大生長促進
●
単為結実
●
●発根促進
●花芽形成の促進
●傷病組織またはカルスの形成促進
●頂芽優勢
※オーキシンで合成促進されるエチレンの作用であるものも多
- 7. 生合成
(ジベレリン先駆体)
・ジベレリンになるには、6員環2つと5員環2つのent-ジベレラン骨格が
・GA12から2経路に分かれてジベレリンがつくられる
※植物の種類によって異なった合成経路をもっていると考えられている
ジベレリンの生合成を阻害する物質
・AMO-1618
・CCC
・アンシミドール 背丈の低い植物の生産に利用
・ウニコナゾール
・LAB198999 など
- 8. 生理作用
伸長生長の促進
●
● 矮性植物に対して著しく効果
※非感受性のものもある
オーキシンを介して発現か?
種子発芽
●
● ジベレリンがアミラーゼ合成を誘導(オオムギなど)
- 9. 生理作用
子房の発育促進
●
● 種なしブドウ(単為結実誘導)
● 肥大促進
↑ブドウのジベレリン処
理
この容器に花を浸す
画像出展:Wikipedia
←ナシの果梗(○で囲った部分)に
ジベレリンを塗り、肥大促進させるこ