ケースを使って学ぶ学生に対して、ケースを活用する理由や学ぶ姿勢を伝授するための内容とは？

1. ケース分析
のプロセス
１分析の
目的
２視点３
仮説
相手を説
得する文
章を書く
協働こそ
がケースメ
ソッドの神
髄
ケースメソッドを
学ぶスキルとは
知識を受け取
ることと作り出
すことの違い
相手を説得す
る文章を書く
ケースには3通
りの読み方が
ある。
１受け取る２
見つける３つく
り出す
ケースが示す4
つの状況
１問題２意
思決定３評
価４ルール
ケース分析の
プロセス
１分析の目的
２視点３仮
説
５つのフェーズ
１状況把握
２質問
３仮説
４証明と行動
５代替案と未
解決問題
問題を定義す
る
問題の原因は
多数か、限定
されるか
意思決定分
析・選択肢を
探し、判断基
準を選択する
協働こそがケー
スメソッドの神
髄
笑顔を忘れず、
聞くことに集中
する
自分自身に我
慢強くなる
学んだことを復
習する
評価分析の
6要素
議論を通じて
互いに学び合
う
問
ケースを使って学ぶ学生に対して、
ケースを活用する理由や学ぶ姿勢
を伝授するための内容とは？
結論
議論を展開し異なる意見に耳を傾ける
ために、分析のプロセス（目的・視点・
仮説）を意識し、相手を説得する文
章を書き準備をする。

2. 相手を説得する文章を書く
現状：ほとんど書く訓練をしていない。
現状：明確に考え、説得力のあるコミュニケーションが求められる。グローバ
ル化に伴い、文章によるコミュニケーションの重要性が増している。知識経
済では、経営陣に求めることは命令ではなく、説明責任を果たし、モチベー
ションを高めてくれること。世界中に分散している社員に連絡を取るもっとも
実践的な方法は、文章である。感情に左右され、根拠が薄弱で、事実をしっ
かり見据えようとしないマネジャーは、組織を困難な状況に陥らせる。
コツ：状況を正確に把握すること。結論と論拠の関係。論拠を証明するエビ
デンス・別の論拠を示す必要がある。（裏付け） 論拠は具体的であるべき。
ケースには詳細な事実とデータがあるので、それらを上手に整理する枠組
みとそれを結論に結び付ける枠組みが不可欠。

3. ケース分析のプロセス：１分析の目的、２視点、３仮説
• ケースをどう考えるのかが関係してくる。レポートには、一定の要素が入っていないとダ
メ。
コツ：主体的に読む＝ケースに疑問を持ち、回答を求めること・・・目的・視点・仮説
コツ（目的）：分析の目指すゴールは、ケースの勉強をやめるタイミングをどう決めるか
・ケース情報を熟知すること、主なポイントは何か結論を出しておく、裏付けを探しておく、
他の可能性も探したうえで自論が最適といえる準備をすること。
コツ（視点）：ケースの中心人物に入り込む。置かれたジレンマの状況を敏感に感じ、なぜ
このジレンマに置かれているのかと考える。視点→視野→視座
コツ（仮説）：仮説を立て、ケースの論拠を試す。ただし、ケースに書かれた証左の範囲内
で合理的な仮説を立てるべき。

4. 協働こそがケースメソッドの神髄
ケースの目的：ケースに書かれた論拠からケースのポイントを引出し、それらのポイントは不確実なものであ
ると認識させること。
誤った想定：
１・・・ケースには、真実が隠されていたり、正しい解答が存在したりするものだから軽々しく扱ってはいけない
２・・・ケース分析は、正しい解答を見つけるプロセス
３・・・ケース討論は、正しい解答を見つけたことを教授に披露する機会
＊発言する学生は真実を見つけたことを教授に知ってもらおうと競争する。答えを知っているのは教授だけな
ので、他の学生の話をしっかり聞く理由は何もない。と考えてしまう。。
コツ：ケースには真理が詰まっている× ケースは単に状況を記述したもの〇
例・・・財務データは、Ｆａｃｔ（事実）だが、なぜデータがそうなっているのかの説明は議論の対象となる
コツ：①自分の見方に責任を持つ②議論を展開する③議論を説明する準備をする④異なる意見を聞く
学生がリスクを取ってケースの内容の理解を進めるために貢献しようとするかどうかがカギ。ケースメソッドは、
学習の苦労も責任も、学ぶ特権もすべて学生にある。教授ではない。
＊リスクとは、言語・性差・文化・前提知識・能力差、による不安