1. 田園都市と現代都市
都市環境デザイン工学科
11N2097 渡邊正輝

2. 田園都市とは？
田園都市とは、1898年に世に出たハワードに
よって考え出された。近代都市計画の始点とし
ても位置付けられるものであり、また田園と都市
の両者の魅力を取り込まれたものである。

3. 三つの磁石

4. 都市部の長所
・高賃金
・雇用機会
・娯楽の施設
・活気ある街並み

5. 田園部の長所
・自然の美
・澄んだ空気
・物価が安い

6. 都市部の短所
・高い物価
・失業者
・汚れた空気
・過酷な労働

7. 田園部の短所
・雇用の機会の少なさ
・低賃金
・娯楽の欠如

8. 都市部と田園部のメリットを兼ね備え、
お互いのデメリットをなくしたのが、田
園都市である

9. 田園都市の主なメリット
・雇用機会の多さ
・高賃金
・自然の美
・物価がやすい
・娯楽と自然の共生（公園など）
・澄んだ空気

10. イギリスの都市部
左の図が都市部の模式図である。
工場や倉庫、商店や鉄道、公共施設
など、人々の集まる施設がたくさん設
置されている。
参考（明日の田園都市）

11. ハワードの考えた田園都市
都市部が全体の6分の1ほどの面積
で残りの6分の5ほどの面積が田園
部にあたる。
都市部を田園部が囲むように、配置
されている。
（参考：明日の田園都市）

12. 現代都市について
現代の都市計画では、街並みに自然を
増やそうという試みは多少見られるが、
やはり、田園都市とよべるような地域は
まだ少ない。

13. 田園都市の問題点
・農業生産物が今までの大きな市場へと出荷するこ
とになるので、地域内流通、地域内自足という点に
関しては弱い。
・郊外ショッピングセンターなどの影響で、もともと
あった都市部の店舗は閉店、衰退する傾向にある。
・自然の景観・緑地維持を目的とする田園都市には、
高層ビルや大規模な工場などの建設は避けなけれ
ばならない

14. これからの都市計画
現代都市にも、田園都市のような地域はなくはない
が、先ほどあげた問題点などによって、広がりをとど
めている。しかし、ハワードの考える田園都市論は正
しいものだと思う。近い将来を見据えるならとてもい
い考えである。いくつかあがる問題点を吟味しながら、
少しずつ、都市部に田園部を増やしていき、その考
えを理解してもらう必要がある。

15. 感想
この課題をとおして、田園都市論の中身をほん
の少し理解できたと感じている。ハワード本人
は、自分の考えが最後まで真に理解されな
かったと言っている。もっと多くの技術者がこの
考えに目をむけて、田園都市に溢れる日本に
なってほしいと思う。