評価を超えてマネジメントへ: 五つ星マネジメント3. 結果
プロジェクト プロジェクト プロジェクト 主な理由
チーム名 A B C
おじさん 〇 △ 将来。
ミックス △ 〇 分析・制度教訓
が残る。
レディース 〇 ?? プロ目は人材育
成
大使館vs JICA 〇 △ 持続性・長期
ヤング △ 〇 教訓
農業? 〇 △ 命が重要!
6. 評価項目(Evaluation Criteria)
by JICA (from DAC)
Efficiency 効率性
Effectiveness 有効性
Impact インパクト
Relevance 妥当性
Sustainability 自立発展性
7. 評価5項目の視点
Sustainability
Relevance
Effectiveness Efficiency
Social environment
Natural environment National Plan
Impact
8. 評価項目
妥当性 / 関連性 (Relevance)
有効性 (Effectiveness)
効率性 (Efficiency)
インパクト (Impact)
自立発展性/ 持続性 (Sustainability)
プロセス/ 役所仕事= Accountability?
プロフィット/ 業者の視点
9. 関係者
プロジェクト(事業)には、多くの関係者
(Stakeholders)がかかわる。
プロジェクトの関係者のそれぞれの考え
方(思考パターン)は様々。
10. さまざまな関係者
(仮説)プロジェクトの関係者は、意識的ま
たは無意識的に評価項目の思考パターン
で、プロジェクトの評価し、マネジメン
トしている。
であれば、それを顕在化し自覚すること
で、関係者間の理解を促進し、ひいては
プロジェクトマネジメントに活用するこ
とはできないだろうか。
11. 参考: プロジェクト成功の概念の
国際ギャップ
R el
evance R el
evance
S uccess C ri a
teri 3.
5 S uccess C ri a
teri 3.
5
"O ri nal
gi " 3.
0
"A djusted"
3.
0
2.
5
P rofi
t Effecti
veness P rofi
t 2.
5 Effecti
veness
2.
0
2.
0
1.
5
1.
5
1.
0
0.
5 1.
0
0.
0 0.
5
P rocess Effi ency P rocess
ci Effi ency
ci
S ustai lty
nabii I pact
m S ustai lty
nabii I pact
m
LEG EN D : = JA P A N
= ZA M B IA
「アフリカにおけるJICAの技術協力プロジェクトの成功と成功要因に関する一考察 」
国際開発研究 vol.17-2 より
12. 性格分析的なアプローチ
5つの別々の星からきた「星人」たち
1. 妥当星人
2. 有効星人
3. 効率星人
4. インパクト星人
5. 自立発展星人
14. 妥当星人(Relevantine)
妥当星人は、優しい人たち。いつも人の
目を気にしています。事業は「誰かのた
め」にするものであり、その人のニーズ
にそっていることが一番です。
良い所: やさしくて、人の輪を重視。
悪い所: 人の目を気にし過ぎ。
15. 有効星人(Effectivaltan)
有効星人は勇猛果敢。一度決めた目標の
ためなら手段を選ばず。どんなにニーズ
があっても、成果を出せない事業など、
やらないのと同じ。
良い所:はっきりしている、頼もしい
悪い所: 唯物論・周りを気にしない
17. インパクト星人 (Impactia)
事業を計画に書かれたことだけやるだけ
じゃ、つまんない。可能性をもっと引き
出して、いろいろなことをやってみたい
の。環境にも興味があるわ。
良い所: 興味が広く、器がでかい
悪い所: 奔放すぎ、計画無視
18. 自立発展星人 (Sustiena)
今よりも未来のことが大事。今日を犠牲
にしても明日のために。米百俵の精神。
事業終了後を重視しています。
良い所: 本質的かつコツコツと進める
悪い所: パッとしない。(わかりにくい)
19. その他の星人
プロセス星人 (または役人)
計画書や報告書はしっかりと出すことが一番
重要です。鉛筆一本でもしっかりと記録・報
告。国民の血税ですから。
利益星人 (Profitter)
もうけなくっちゃ、
やっぱりこれが本音でしょ。
20. その他の星人 -最近-
利益星人の巨大化(国益星人)
プロジェクトは援助国の”国益”のために、
我が国民・経済にとってどんな利益をもた
らすかが重要です。
隠れた本音だったが
最近は顕在化。
21. みなさんは何星人でしたか?
これは分類アプローチのひとつ
Social Style by Merril & Reid
Organizational Culture by Hostede
クレッチマー分類
Six hats by Bono
ほかにもいろいろ
どう活かすか?
23. 五つ星プロジェクト・マネジメント
の提言
プロジェクトの多方面での成功のために
1. 自分が何星人か(思考パターン)を知る。
2. メンバーや関係者が何星人かを知る。
そうすると・・・
各星人の視点からプロジェクトを改善
コミュニケーションの改善
24. 五つ星プログラム・マネジメントの
提言
より上位の目標達成のために
1. 自分のプロジェクトが何星人か知る。
2. 他のプロジェクトが何星人かを知る。
そうすると・・・
プロジェクトの立ち位置(役割)を確認
より良い組み合わせを考えられる。
プログラム化。
25. 結論はありませんが・・
自分、そしてプロジェクトメンバーや関
係者がどういう思考パターンでプロジェ
クトをとらえているかということを自覚
するのは、重要と思います。
また、あえて自分とは真逆の思考パター
ンを使うことで、新しいアイデアやより
高い見地からプロジェクトをマネジメン
トできるかもしれません。