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2013年9月JEPAセミナー「Appleの電子出版:iBookstoreとiBooks Author」
- 10. iBookstoreの現状
■ 配布アカウントとツール類
◆ アカウント
◇ 無料配布用アカウント
◇ 有料販売用アカウント(無料の配布も可)
• 米納税者番号が必要。
★いずれかのアカウントを取得すると、iTunes Connect(Appleの
出版コンテンツ管理サービスサイト)にログインできるようにな
る。
→各種ツール/ドキュメントが入手できる。
とりあえず無料配布用アカウントを作るのがイイかも。
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- 11. iBookstoreの現状
◆ ツール/ドキュメント
◇ Book Proofer(アプリ)
• Macで作成したEPUBファイルをiOSデバイスに転送するためのア
プリ。
• USBケーブルで接続したデバイスに転送する。
• EPUB化する前のフォルダのドラッグ&ドロップでもOK。
• iTunesやDropBoxなどよりも早くて簡単。
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- 13. iBookstoreの現状
◇ iTunes Producer(アプリ)
• 電子書籍をiBookstoreに配信するためのアプリ。
• 電子書籍ファイル、カバーアートスクリーンショット、メタデー
タ、価格、販売地域などの情報を入力し配信する。
• 問題点を結構細かく指摘してくれる(問題の切り分けのために
EPUBチェックは通しておくべき)。
• iTunes Producerのアイコン→
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- 16. iBookstoreの現状
◆ iBookstore Asset Guide(PDF)
◇ EPUB形式、.ibooks形式の電子書籍に関する制作ガイド。
◇ EPUBについては、EPUB仕様の理解を前提として
iBookstore向けの独自仕様などが記載されている。
◆ iBookstore Formatting Guide(PDF)
◇ メタデータの記入例(reject対象の例なども)。
◇ カバーアートや電子書籍内のアセットデータに関する規定
など。
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- 17. iBookstoreの現状
◆ Using iTunes Producer 2.9 for Books(PDF)
◇ iTunes Producerの使い方の説明。
◇ 入力項目に関する説明。
※ ドキュメント類は英語版の方が新しい場合があるの
で注意
◆ iBookstore EPUB Example 3.0(EPUB)
◇ リフローEPUBのサンプル
◆ Fixed Layout EPUB Example 3.1(EPUB)
◇ 固定レイアウトEPUBのサンプル(含JavaScript)など。
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- 22. iBooks用のEPUB制作
◆ JavaScriptのサポート
◇ リフロー、固定レイアウトともJavaScriptを使用できる。
◇ iBooksで使用するためのApple製JavaScriptライブラリ「ibooks.js」というの
がある。
◇ ibooks.jsは、モバイルデバイスでストレス無く動作することを想定しているの
で、構造はシンプル(らしい)。
◇ ibooks.jsで提供される機能は次のようなもの。
• 遅延適用CSSクラス(HTMLファイルのロード後、指定時間遅れてCSSクラスが適用され
るようにできる)。
• 要素のドラッグ。
• 要素の切り替え(タップする度に「active」クラスの有無が切り替わる)。
• 音声ファイルの再生・停止(独自のボタンが作れる)。
* JavaScriptを使用するHTMLはopf内で「properties="scripted" 」の指定
を入れるのを忘れずに。
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- 24. iBooks用のEPUB制作
◆ 脚注参照
◇ リンク元のa要素にepub:type要素を追加し「noteref」を指定。
◇ リンク先の注釈の要素にはepub:type属性「footnote」を指定。
◇ リンク元、リンク先HTMLファイルにepub名前空間の定義を忘
れないように注意。
・リンク元:
<p>…<a href="ファイル#ID" epub:type="noteref">リンク元</a>…</p>
・リンク先:
<aside id=”ID” epub:type="footnote">
<p>脚注の文言</p>
</aside>
記述例)
<html … xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops">
記述例)
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- 40. iBooks Authorでの制作
■ iBooks Authorの概要
◆ 高品位なコンテンツを制作できる本格的な制作アプ
リ。
◆ しかも無料!
◆ 固定レイアウトのみか、リフロー切り替え可能かで制
作方法が変わる可能性がある。
◆ リフロー切り替えを可能にする場合、「メインのテキス
トフロー」がリフローコンテンツになり、それを意識す
ることが重要。
◆ 安全なインタラクティブコンテンツの制作が可能。
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- 43. iBooks Authorでの制作
■ iBooks Authorのウィジェット
いくつか代表的なものをご紹介
◆ ギャラリーウィジェット
◇ 複数の画像を1ヶ所でスライド表示できる。
表示サイズのままスワイプで写真を切
り替えることもできるし、最大化表示
もできる。
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- 44. iBooks Authorでの制作
◆ インタラクティブウィジェット
◇ 画像の一部分に引き出し線付きのラベルで説明を加える。
◇ ラベルをタップすると拡大表示する。
ラベルの位置や、ラベルタップ時の拡大率などは自由に設定できる。
ちなみに画像中の虫ピンマークは画像の一部。iBooks Authorで追加されたものではない。
初期表示 ラベルタップ後の拡大表示
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- 45. iBooks Authorでの制作
◆ メディアウィジェット
◇ ビデオウィジェット&オーディオウィジェット。
◇ ソースデータはドラッグ&ドロップで自動圧縮される。
◇ ソースデータにはなるべく高品質な状態のものを使う。
オーディオウィジェットのコント
ローラーはボタン型も選べる。
オーディオウィジェットとビデオウィジェット
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- 47. iBooks Authorでの制作
◆ ポップオーバーウィジェット
◇ スクロールサイドバーウィジェットと同様にコラム的な情報を
扱うのに便利。
◇ 画像をクリックしてフキダシ型のポップアップを表示。
◆ HTMLウィジェット
◇ 自分で制作した.wdgtファイルを読み込んで
ウィジェットとして利用する。
◇ .wdgtファイルの制作ツールにはAppleの
「DashCode」などがある。
◇ Youtubeなどのオンラインコンテンツも
利用可能。
ポップオーバーウィジェット
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- 48. iBooks Authorでの制作
■ iBooks Authorで利用できる便利ツール
◆ Bookry(https://bookry.com/widgets/)
◇ オンラインの無料カスタムウィジェットサービス
◇ アカウントを作成し、作成したいウィジェットをクラウド
上で選択・設定を行いダウンロードできる。
◇ iBooks Author用のテンプレートファイルも配布している
(2013年9月時点で2点のみ)
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- 50. iBooks Authorでの制作
◆ Book Widgets(http://www.ibook-widgets.com/)
◇ ウィジェット制作用アプリをダウンロード&インストール。
◇ アプリ内で作成したいウィジェットをクラウド上で選択・設
定を行い保存する。
◇ アプリは有料(個人:99ドル/年 他のライセンスもあり)
サイトトップ 制作アプリ
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- 52. iBooks Authorでの制作
◆ Adobe Edge Animate CC
(http://html.adobe.com/jp/edge/animate/)
◇ タイムラインベースのHTML5サイト/アニメーション制作ツール。
◇ iBooks Authorで利用可能な.wdgt形式の書き出しをサポート。
◇ 2013年9月現在無料メンバーシップで利用可能
Adobeのサイト ウィジェット書き出し設定
サンプルファイルダウンロードURL(短縮URL):http://adobe.ly/16ApcOo
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- 54. お知らせ
■ ロクナナワークショップ
◆ ハンズオン講座「林拓也の電子書籍講座」
◆ http://67.org/ws/workshop/detail/081ebook.html
■ m-School
◆ ハンズオン講座「EPUB3で作る!電子書籍制作レシ
ピ」
◆ http://m-school.biz/course/ebook/epub3.htm
■ Amazon著者ページ
◆ http://www.amazon.co.jp/-/e/B00421WIYO/
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