Jsum86p007r2.ppt

ドプラ栓子検出システム開発用フローファントム
日超医86回大会
86P-007
竹内康人
無所属功労会員工学フェロー
y.takeuchi@ieee.org

その後の実施例の累積と研究の進捗から
予稿とは多少異なる内容になりました事を
お詫び申し上げます
この言い訳は理工学系の学会発表では先ず許され
ない事ですが，医学系の学会発表では常々の事。
（本学会は医学系の学会のようですので御免）

何故ドプラ栓子検出システムの研究をしているのか
省略します

何故ドプラ栓子検出システムの研究のために
ゴミ入りファントムを必要とするのか
これも自明故に省略します

ただの水（水道代を払っただけ）のドプラ信号
キコキコ、キュルキュル、キコキコ

電解気泡発生器
毋液を生食として流路
中に白金細線対を置き
過電圧領域にて直流電
気分解を行う。
目下の所、無手勝流で
経験とカンを頼りに
作っているだけで、
定量実験も理論定義も
出来ていない。
しかしながら得られる
ドプラ信号は大変きれ
いであり質が良い。
将来の研究課題。

電解気泡発生器の下流で観測したドプラ信号の１例
ジャーーーーーア

電解気泡発生器の直ぐ下流におけるドプラ信
号の検出レベルと電極間印加電圧の関係。
但しこれはたまたま本研究における１実施例
であり、全体傾向として閾値と飽和が見られ
るという定性的な事以上の意味はなし。

とりあえずは定常、均質なスペクトラムが得られる。

その上流から周到に調製された「ゴミ」を投入する

ジャーーー「ゴ」ジャーーー

ネガ表示（濃度表示）の方が良く分りそう

各イベントを主観評価で分類するとこうなるのだが？

実在の信号は？
多分確実にゴミなしと思われる信号の例（胎児臍帯動脈）
“シャオシャオシャオシャオシャオ-----”
（気ぜわしない）

前ページの信号のスペクトラムの輝度表示
ドプラ栓子検出信号処理はこの背景の血流信号に固有の
スペックル性とまともに対峙しなければならない。
色々な難関や工夫がありそう。

先行文献例に見る栓子のドプラ信号の捕捉例
すみません、出典は忘却しました。

ドプラ栓子検出システム開発用ゴミ入りフローファントム
実現方法 (たまたまうまく行った１例)
基礎システム：電解気泡発生器 on 脱気生理食塩水
ゴミの投入方法：事前調製した固体微粉末を手動投入
ゴミの素材：米粒をコーヒーミルで粉砕し吸水させた物

たまたまうまく行ったゴミの素材：米粒をコーヒーミルで粉砕し
若干吸水させた物

うまく動かなかったゴミの素材：
ゼラチン、粉寒天、メリケン粉、その他多数、
理由はさまざま

うまく使えなかったゴミおよび疑似血球の素材：
シリコーンその他のマイクロビーズ、マイクロバルーン類
浮沈、懸濁、凝集の防止等の管理が十分出来ない。また
製造元が医薬品や医用機器の開発の用途に使用を認めない

EOP (end of presentation)
中間結論（本日の結論）
（予稿とは異なります）
基礎システムを【脱気生理食塩水＋電解気泡発生器】
として、これに上流から【粉砕した米粒】を流し込む
事で、実用になるゴミ入りフローファントムを得た。
定量化、設計や管理の厳密化、等は全て今後の課題。

Recommended