【最終版】20091224本番開会式スピーチ
- 1. 20091222 本番開会式スピーチ
初めましての方もいらっしゃるかと思います。
改めまして、私第 31 回国際学生シンポジウム運営委員長を務めております、佐野創太と申
します。
私たち運営委員が参加者の皆さまの前に初めて出てきたのは、プレシンポジウム 1 の開会式
でした。
しかし、国際学生シンポジウムが本当に始まるのは本日の第 1 討論会からです。
本日からの 4 つの討論会のためにプレシンポジウム 1・2 を迎えてきました。
全てのコンテンツはディスカッションのためにあります。
国際学生シンポジウムは、学者のパネルディスカッションから始まりました
そして、今の学生主体のディスカッションイベントに変わってから数年が経ちました。
いずれの年の国際学生シンポジウムもこの「ディスカッション」に特別な思いを込めてきま
した。
あるときは、閉塞する世の中から脱するための手段として、
あるときは、世界・未来を拓くための手段として
またあるときは、ディスカッションの復興を願いました。
では、 31
今年の、 回目の国際学生シンポジウムはディスカッションにいかなる思いを込める
か。
間をとる
それは、一言で言うならば、「現実に基づいた理想が交流するディスカッション 。
」
心得としては、現実主義的理想主義。
それは、学問を現実を冷徹に分析する手段とすること。
そのうえで、私たちが生きてきた中で培ってきた価値観、体験から派生する理想。
それが交流し、洗練された理想とでもいうべきものが生まれるディスカッション。
これが第 31 回国際学生シンポジウムが込めたディスカッションへの思いです。
一つ一つの討論会で、表現は違えども、この思いが根底に流れています。
参加者の皆さまには、討論会の時間はもちろんのこと、その他の時間においてもお互いの問
題意識を語りつくし、意見をぶつけ合ってください。
時には現実を正確に分析することが難しく、悩んでしまうこともあるかと思います。
時には自分の意見が夢物語ではないかとためらってしまうこともあるかと思います。
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