電気知識入門的ななにか

1. バンドマンなら知っといてよ。って電気の知識。
特にギタリスト・ベーシスト！
っていうか一般常識……？

2. 電気と音楽
電圧と電流と電力
AC/DC って
よくある勘違い
電気を正しく使わないとこうなる

3. 一言Liveやコンサートと言えば、大抵はマイクを使ってスピーカーから
音を出す光景が目に浮かぶと思います。
そう、マイクやスピーカーとかさらにはエレキギター、キーボードだと
かも使っているようなコンサート。
現代の音楽シーンと電気ってのは切っても切れない関係になっている！
現代で音自体に電気を使わないのはオーケストラのコンサートと、路上
のアコースティックライブくらいかなぁ。

4. 中学とか高校の物理で習うレベルだけど、もう一度おさらい。
電流は電気の流れる大きさ。電圧は電流を流そうとする大きさ。
そして、電力は電流と電圧の積です。
V（電圧）×A（電流)＝W（電力)
そして、電圧を抵抗値で割ると流れる電流が決まります。
V（電圧）÷Ω（抵抗値）＝A（電流）
式変形するとA×Ω＝Vにもなります。
考えておいて欲しいのは、電圧が一定ならば電力は電流に比例します。
電圧が一定ならば、電流は抵抗値に反比例します。

5. ACは交流のことでDCは直流のこと！
交流というのは周期的に電圧が変わる電気のことで、コンセントに流れ
ている電気とかです。
直流というのは電圧が変わらず一定である電気で、乾電池だとかの電気
とかです。
つまり、AC９VとDC９Vってのは、根本的に違う種類の電気！
DCの場合特に極性が重要になってきます。よく言われるプラスとマイナ
スってやつです。（厳密にはACにもあるけど）

6. ACアダプターってAC（交流）に変換するからACアダプター
 正しくは、DC用の機械をACでも使えるようにするからACアダプターね。
タコ足配線はとにかく危ない。やめておけ。
 電力的に問題がなければ理論上大丈夫です。タップやドラムの規格を確認。
コンセントからは無限に電気がとれる
 基本的に建物ごとや部屋ごとなどでブレーカーというものが設置されていま
す。良く家のブレーカーとかには２０Aとか書いてありますが、日本の家庭
用電気は基本１００Vなのでこの場合、家全体で２０００Wまでってことに
なるよね。
交流電源には極性はない
 実はアースの関係上あります。たいていの電化製品は逆でも動きますが、
一部のデリケートな機器だと思わぬ挙動をすることがある。
 特に、音響関係の機器では極性は音にかかわる……と、言われている。

7. 火事になる。
 最悪のケース。規格を確かめずにタップなどに不可をかけ過ぎ
たり、様々な要因でショートしたりすると起こる。
特に、電圧の高い部分は注意。ショートや不可をかけた際に流
れる電流も大きくなり、大きな事故になりやすい。
機材が壊れる
 これもつらい。再起不能になることも。
ACとDCを間違えたり、DCの電圧を間違えたり極性を間違えた
り。思ったより簡単に壊れるものだ機材なんて。
演奏が止まる。照明も消える。
 電力を使い過ぎたりすると、大本のブレーカーが落ちてその部
屋・区画のすべての電気が止まります。
 電気を使いすぎる。→光熱費がやばいことに。

8. 日本のコンセントの電力は基本的に１００V
 覚えておけば、電流から電力や、抵抗値から電流が求められる。
電力の単位はW（わっと）だけど海外だとVAと表記されることも。
 単純にVとAの積だからVAと。海外のマニュアル見るときとかに。
たいていの機器は内部でDCにしてるよね。なんでコンセントACなの？
 大人の都合。発電機が交流で発電することと、変圧しやすいから。ぐぐれ。
インピーダンスって？Ωだけど抵抗なの？
 交流電流に対する抵抗値のこと。ただ、周波数によって抵抗値がかわったり
なんだのするので非常に面倒である。コイルは直流抵抗値ゼロだし、コンデ
ンサは直流抵抗値∞なのです。でも交流だと……
 電気の知識ってバンドマンに必要？
 知っとくと何かと便利ではある。あと、知ってないと恥ずかしい。