ケンドール発表資料
- 2. 1 目次 ■ 2.1:分布のタイプ ■ 2.2:分布の比較(正規分布を例に) -位置母数と尺度母数 ■ 2.3:算術平均による位置の測定 -連続型と離散型 -例題2.1:算術平均の計算 -例題2.2:ベータ分布の平均 ■ 2.4:二項分布 -例題2.3:二項分布の平均
- 3. 2.1:分布の多様性とタイプ分け 2 Type(c) Type(d) Type(a) Type(b) 第1章により、統計的に発生する分布には、 性質の差異があることが分かった ■ 1つの最大値を持つ ■ 左右対称な分布 4つのタイプに分割 ■ 1つの最大値を持つ ■ 左右非対称な分布 ■ 歪みが強い分布 ■ J型分布 ■ U型分布
- 15. 式(2.4)に関して 14 復習 ・・・式(2.1) aを移項 ・・・式(2.4) 任意の値aで平均値が求まるならば、その他の値bにおける平均値も簡単に計算できる
- 21. β分布の特徴(1) 19 特徴 β分布は 𝑝,𝑞>0の値によって様々な分布の形状を持つ p=0.1,q=5と設定 p=5,q=0.1と設定 図5:β分布の形状(1) pとqの差が大きくなると、“J型分布”のような形状となる
- 22. β分布の特徴(2) 20 p=0.5,q=0.5と設定 “U型分布”のような形状となる p=1,q=1と設定 “一様分布”と一致 p=3,q=3と設定 様々な形状を取るので、分布の形状が不明な場合は、適当にパラメータを設定してフィッティングを良くできる 図6:β分布の形状(2) “正規分布”のような形状となる
- 36. 知っておくべき用語 34 ・位置母数 平均やモードのような中心値、典型値を定める意味で度数分布の位置を示している母数。 ・尺度母数 分布関数の母数で、変数の尺度に関連しているもの。例えば、正規分布の標準偏差などがそうである。 ・単峰型 単一のモードを持つ分布を表す。 ・母関数 パラメータtの関数で、べき級数に展開すると統計的に興味のある量を係数とする。 ・パラメータ(母数) 集合上を変動する未知の量を示す。確率分布を定義するための表現に用いられる。