2013年8月24日(土) アサヒ・アートスクエアロングパーティー「フラムドールのある家」 トークイベント「東京で子どもと暮らそう」 ホスト：山口佳子、辻奈都子（NPO法人alfalfa） ゲスト：臼井隆志（NPO法人アーティスト・イン・児童館）

1. 東京で子どもと暮らそう
アーティスト・イン・児童館
alfalfa
＋

2. アーティスト・イン・児童館とは？

9. 子育て施設の現状
・児童館（0 18歳）
・子ども家庭支援センター（0 17歳）
・児童相談所（0 17歳）
・学童保育所（6 9歳）
・放課後子ども教室（6 12歳）
・青少年センター（13歳 18歳／ 22歳）
・児童養護施設（0 18歳／19歳 20歳）
・フリースクール（6 18歳）

10. 人口減少時代の東京
0
3000
6000
9000
12000
15000
2010 2030
2278
1407
1407
1517
6278
7498
1698
2287
0 18歳 20 64歳
65 74歳 75歳以上高齢者率24％ → 30％
18歳以下は17％ → 14％
東京は人口が減らない。
2010年 1300万人
（高齢者312万人／18歳以下221万人）
2040年 1270万人
（高齢者381万人／18歳以下177万人）
18歳以下が45万人減るとどうなるの？
どのぐらい廃校になる？
参照：『データでわかる2030年の日本」三浦展（洋泉社）

11. 非正規雇用・共働き・子持ち
0
8
16
24
32
40
48
56
64
72
80
1990 1995 2012
総数（男性） 25 34歳（男性）
総数（女性） 25 34歳（女性）
（男性）25歳から34歳の非正規雇用者数
は全体の8％→20％
（女性）25歳から34歳の非正規雇用者数
は全体の28％→40％
参照：『データでわかる2030年の日本」三浦展（洋泉社）

12. 子どもの福祉はどうなる？
・夫婦のモデルの変化
「正規雇用者＋専業主婦」から「非正規雇用者 共働き」
・共働きが増えると、子どもの放課後の福祉の需要は増える
（全国に約2万2000ヶ所、約90万人の入所児童。年々800ヶ所、5万人増）
・需要が増えるとコストがかかる。コスト減らすために指定管理者が増える
・公設民営の施設が増える。
参照：全国学童保育連絡協議会

13. 均質化から多様化へ
・コミュニティ・・・地縁でつながる →地域性
・アソシエーション・・・趣味・関心でつながる →テーマ性
・「選択縁」（上野千鶴子『ケアの社会学』）
加入脱退が自由で、強制力がなく、包括的コミットメントを要求
しない、脱血縁・脱地縁・脱社縁の人間関係。
・放課後の施設の場合、学校から離れた方がいい場合も多い。
・関心を共有する集まり（アソシエーション）のほうがリラックス
・部活では体験できない異年齢間の交流／社会参加が可能

14. ドイツの放課後の文化施設の事例

15. ドイツの放課後の文化施設の事例
絵本工房 音楽スタジオ
レストラン都市型農園

16. ドイツの現状
・学校教育制度の違い
（だいたい昼過ぎでおわるから放課後の遊び場が必要）
・寄付金制度の違い
・ボトムアップの施設計画
・NPO間の競争がある
・寄付の制度がある
行政 企業 財団

17. 均質化から多様化へ
・コミュニティ・・・地縁でつながる →地域性
・アソシエーション・・・趣味・関心でつながる →テーマ性
→ 人の移動と情報の移動をつくる 情報伝達の方法を変える。
→ 行政区を越えた情報誌をつくる？
→ 関心に合わせた展開を考える？
→ テーマの設定と可変性 子どもたちと共に考える合意形成の方法
→ 運営体制の変容 美術館の運営に近づく
ディレクター、コーディネーター、スタッフの必要
福祉的専門スタッフ

18. ソフトのリノベーション
・児童館の行事はほとんどが前の年度の 焼き直し ＋横並び
・それでいいのか？
ex:）子どもの遊び場をアーティストのスタジオにするプログラムの普及
ex:) アートNPOが児童館の指定管理者になる

19. アーティスト・イン・児童館
2013 → 2014
（イメージ）
中村児童館 キッチンスタジオ
光が丘なかよし児童館
パフォーミングアーツフェスティバル
石神井児童館
キャラクターデザイン