AI最新事例から考えて見る

1. 予期せぬ成長をする人工知能
ー 最新事例からAIについて考えてみる ー

2. 女子校生AI「りんな」
● 日本マイクロソフトが開発した女子高生AI。
●
LINE、Twitterにてサービスを展開。
● 主な仕組みは「会話（言語理解）」「音声認
識」「画像認識」をそれぞれ専門に行う
「チャットワーカー」「音声ワーカー」「画
像ワーカー」と呼ばれる3つの「ワーカー」
（処理機能）によって成り立っている。

3. 「マナミさん」導入により人件費削減
● オフィス用具通販でアスクルが手掛ける、個
人用通販サイト「LOHACO」。
● チャット形式で顧客対応を行うAI、「マナミ
さん」を導入することで、6.5人分の人件費削
減に成功。
参考：https://bita.jp/dml/tf1_release
http://ideasity.biz/begin-to-replace-job-by-ai

4. 「Watson」IBMが開発者向けに公
開
● 米IBMが開発した人工知能
● 人間と同じように自然な言葉をそのまま理解
し、さまざまな分野の専門知識を学習して自
分の知識として蓄える。
● IBMが開発者向けに公開したことにより、ワ
トソンを利用したアプリの開発が進められて
いる。

5. 「AI-Q(アイキュー)」
Watsonと連携したサービス
● 木村情報技術が開発した、社内のQ&Aシステ
ムを構築するWatsonと連携したサービス。
● 総務関係や機器の使い方、製品や在庫等に関
する質問など、社内の問い合わせ先として24
時間、どこからでも問い合わせでき、即座に
回答が返ってくるシステム。
参考：http://robotstart.info/2017/02/10/kozaki_shogeki-
no39-03.html

6. 人件費の削減や業務の効率化など、AIは仕事に
おいて多くの利点がある。
しかし、こんな事例もある・・・

7. 「Tay」の失言
● 米MicrosoftがTwitterで公開した人工知能「Tay」
が、ユーザーとのやり取りから、人種差別や
陰謀論を学習し、人種差別に関わる不適切な
発言をした。
● そのため、Microsoftは公開から半日で、「Tay」
を緊急停止した。
参考：http://japanese.engadget.com/2016/03/28/tay/

8. まとめ
● 「りんな」のように、AIが消費者にとって身
近なものが増えてきている。
●
AIの導入によって、企業は人件費削減や業務
効率化などのメリットを得られる。
● それに対して、「Tay」のように開発者の予想
と異なる動きをAIが学習・行動してしまうこ
ともある。
● 開発者は、AIのメリット以外にも、デメリッ
トにも目を向ける必要がある。