JXUGC #23 Xamarin 無料化一周年記念勉強会！(2017/5/27)の登壇資料です。

1. Xamarin.Formsで
好き勝手に
野良プラットフォーム
JXUGC #23 Xamarin 無料化一周年記念勉強会！
2017/5/27
@ticktackmobile
#JXUG

2. 自己紹介
 Xamarin.Forms Preview版の
新機能解説するマン
 第七駆逐隊推し
 (株)フロッグポッド所属
 Twitter: @ticktackmobile
 GitHub: P3PPP
#JXUG
 最近Microsoft MVPになった。
(2017/3～)

3. 今日のテーマ
 Xamarin.Forms.Core から各プラットフォームに対
する InternalsVisibleToAttribute を取り除く変更が
入ったので、第三者が勝手に対応プラットフォー
ム増やせるようになるよというお話。
まだリリース版には含まれてない(2.3.5～ 予定)
#JXUG

4. 影響を受ける人
 Xamarin.Formsの新しいバックエンド(対応
プラットフォーム)開発したい/してる人
 Xamarin.Formsをカスタマイズして使ってい
る人
 単にライブラリとして使っている人
#JXUG
影響大
影響なし

5. Pull request #782
(Remove InternalsVisibleTo from Core to XF.Platforms.*)
主たる変更内容
Before
`[assembly: InternalsVisibleTo(“Xamarin.Forms.Platform.*")]`
After
`//[assembly: InternalsVisibleTo("Xamarin.Forms.Platform.*")]`
これをするために344ファイル修正
#JXUG

6. Q.
InternalsVisibleToAttributeが消えるとどうなる？
A.
野良プラットフォームを増やせるようになる。
#JXUG

7.  従来は Xamarin.Forms.Core.dll が知っているdllしか
Xamarin.Forms の対応プラットフォームになれな
かった。
 意思決定としても重くなりがち。
何故InternalsVisibleToが必要だったのか？
#JXUG

8. Xamarin.Formsの中心部の構成(おさらい)
#JXUG
Xamarin.Forms.Core
Xamarin.Forms.Platform.*
抽象化されたViewやinterface
などを定義。
Viewに対応するRendererを定
義。OS, デバイス情など動作
プラットフォームに依存する
アレコレを注入。
参照

9. internalの使われ方イメージ
(実際のソースコードとは多少異なります)
#JXUG
Button
ButtonRenderer
参照
internal void SendClicked()
=> Clicked?.Invoke(this,EventArgs.Empty)
NativeButton.TouchUpInside += (s,e)
=> Element.SendClicked();
internalメソッドを経由してネイティブ
コントロールのイベントを
Xamarin.Formsのイベントに変換したり。

10. 344ファイルの変更の概要
 internal クラス/インターフェースをpublicにしたう
えでXamarin.Forms.Internals 名前空間に移動。
 internal メンバをpublicにしたうえで
[EditorBrowsable(EditorBrowsableState.Never)] を付
与。(使ってほしくないという意図を伝える)
 参照する側のファイルに using
Xamarin.Forms.Internals を追加。(既存コードの変
更は最小限に抑える)
#JXUG

11. 未知に対して開かれたXamari.Forms
 Device.OnPlatform() の変更(XF 2.3.4)
 動作プラットフォーム定義をenumからstringに変更
することにより、アプリでサードパーティー製のプ
ラットフォームを扱うとこが可能になった。
 InternalsVisibleTo の排除 (今回の話)
 新しいプラットフォームを追加する際に必須だった
internal要素がpublicに変更されたことにより、
Xamarin.Forms本体の変更なしにサードパーティー
製のプラットフォームの追加が可能になった・
#JXUG