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機械学習の理論 (回帰) part1
2018年10月
学習の目的
昨今、多種多様なライブラリの提供により機械学習
は容易に利用することができます。
しかし、いつ・どのようなタイミングでどのライブラリを
使用するかは、各ライブラリの特徴を知る必要があ
ります。
学習の目的
今回はライブラリを知る前の段階として機械学習の
代表的なアルゴリズムの理論を少しだけ数学を用い
て説明します。
実装段階においてライブラリを使用する際に、中で
何が行われているのかを少しでもイメージできるよう
になることを目的とします。
回帰の理論
ク
リ
ッ
ク
数
広告費
広告費が200円の時、クリック数はどのくらい?
ク
リ
ッ
ク
数
広告費
今、あなたが予測したこと。
それが機械学習が行うこと。
どうやって?
ク
リ
ッ
ク
数
広告費
y = ax+b
y = ax+b を以下のように書き換える
※この関数がθを持っていて、xという変数の関数だと分かるため。
(θ0 = 1, θ1 = 2) 代入して考えてみる。
広告費(x) クリック数(y) θ0 = 1, θ1 = 2の時の予測結果
58 374 117
70 385 141
81 375 163
84 401 169
誤差が大きい
ク
リ
ッ
ク
数
広告費
誤差
fθ(x) = 1 + 2x のグラフ
ク
リ
ッ
ク
数
広告費
誤差
fθ(x) = 1 + 2x のグラフ
この誤差を
無くしたい!
誤差を無くすためには・・・
誤差がどのくらいあるのかを知る必要がある。
目的関数
学習データがn個あるとして
学習データごとの誤差の和を表すことができる。
代入してみる。
代入してみる。
誤差の総和

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