平板の弾性解析により応力拡大係数とエネルギー開放率を求めてみる（Code_Aster公式Validation SSLP101, Version 11.7）

1. Salome-Meca初級教材
き裂入り平板の弾性解析（応力拡大
係数・エネルギー解放率の計算）
－sslp101
1
2017.09.02
PE構造力学研究所
PE Structural Mechanics Laboratory

2. 学習目標
• Code-Aster公式サイト掲載のCourse Material 1)を
使って学ぶ
• Course Material記載のき裂入り平板の弾性解析の
例題 2)をたどってみる
• エネルギー解放率や応力拡大係数の算出法を体験
する
2
1) EdF, Code_Aster Calculation step by step. (http://www.code-
aster.org/spip.php?article920)
2) EdF, Documentation 11, U1.05.00 A simple example of use. (http://code-
aster.org/doc/v11/en/man_v/v3/v3.02.101.pdf)
※ ここでは，DEXCS2015（Salome-Meca2015.1，Code_Aster ver. 11.7）
を使います

3. 解析の流れ
3
Mesh Module
Aster Module
ParaVis Module
問題の設定
結果の評価
• ドキュメント上での問題設定の確認
• 必要なファイルのコピー
• メッシュデータのインポート
• 要素上の形状グループ名を確認
• Eficasを用いたコマンドファイルの確認
• Studyケースの設定（コマンド＋メッシュ）
• 解析の実行
• 変形図によるおおまかな妥当性の確認
• 今回は結果評価は行わず動作確認まで

4. 4
ドキュメントのダウンロード
① Webブラウザでドキュメントを探す
http://code-aster.org/doc/v11/en/index.php?man=cas-test
② ドキュメントを開く
http://code-aster.org/doc/v11/en/man_v/v3/v3.02.101.pdf

5. 5
ドキュメントの確認
① Webブラウザでドキュメントを開く
http://code-aster.org/doc/v11/en/man_v/v3/v3.02.101.pdf

6. 6
問題の概略を確認
出典：http://code-aster.org/doc/v11/en/man_v/v3/v3.02.101.pdf

7. 7
必要なファイルをコピー
① ファイルマネジャーでファイルを探す
/opt/Salome/V2015_1/tools/Code_aster_stable_1170/
share/aster/tests
② 関連ファイルをコピーする

8. 8
必要なファイルを貼付け
② 関連ファイルを貼付ける
① ファイルマネジャーでホームディ
レクトリ中の作業ディレクトリ（こ
こでは/home/sslp101）を開く

9. 9
Salome_Mecaの起動
① Salome_Meca2015.1を起動
（ダブルクリック）する

10. 10
Meshモジュールの起動 ① Meshモジュールを起動する
② 新規メッシュを使う

11. 11
Meshファイルのインポート
① Fileメニューから
Importを開く ② Medフォーマット
（バイナリ）を選択

12. 12
Meshファイルのインポート
① あらかじめ保存しておいた
sslp101b.mmedを選択
② 開く

13. 13
Meshデータの表示
① 「目」のマークをオン/オフし
てグループの位置を確認

14. 14
Asterモジュールの起動
① Asterモジュールを起動する

15. 15
Eficasの起動
① Asterメニューから
Toolsを開く
② Eficasを起動

16. 16
コマンドファイルのEficas表示
① Fileメニューか
ら開く

17. 17
コマンドファイルのEficas表示
① あらかじめ保存しておいた
sslp101b.commを選択
② 開く

18. 18
コマンドファイルのEficas表示
① バージョンは 11.7
（stable）を選択
② OKする

19. 19
① コマンドファイル
の中身を確認（すべ
てが緑色）
コマンドファイルのEficas表示

20. 20
コマンドファイルの編集 ① FINの１つ前にこれらのコマ
ンドとキーワード等を入力する

21. 21
コマンドファイルの保存
① Fileメニューから名
前を付けて保存

22. 22
コマンドファイルの保存
① 名前を変更する（ここ
では sslp101b2.comm）
② 保存する

23. 23
Eficasの終了
① Fileメニュー
から終了

24. 24
解析ケース（Study）の作成
① Asterメニューから
Studyを追加

25. 25
解析ケース（Study）の作成
① Study名は「sslp101b2」
② コマンドファイルは「sslp101b2.comm」
③ メッシュファイルは「sslp101b.mmed」
④ Asterのバージョン
は stable
⑤ OKする

26. 26
解析ケース（Study）の実行
① 「sslp101b2」を右
クリック
② 実行（Run）する

27. 27
解析ケース（Study）の実行
① 実行中

28. 28
解析ケース（Study）の実行
① Alarmで終了を確認
② OKする

29. 29
ParaVisモジュールの起動
① ParaVisモジュールを
起動する

30. 30
結果ファイルの読込みの起動
① FileメニューからParaView
ファイルを開く

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結果ファイルの読込みの起動
① Study名に拡張子「rmed」
がついているファイルを開く
② OKする

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結果ファイルの読込み
① 読込みを確認
② DEPL（変位）に対
するベクトルの生成
をチェック
③ 適用する

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変形図の表示
① Filterメニューか
らCommonを開く
② Warp By Vectorを
作成

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変形図の表示
① WarpByVectorがで
きていることを確認
② DEPL（変位）を
10000倍に
③ 適用する

35. 35
変形図の表示
① 変形図表示
を確認
② カラーコンターを
SIEQ_NOEU（相当応
力）-VMIS（ミーゼ
ス）に設定

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計算結果出力の確認
① sslp101b2.resuを
選択（右クリック）
② エディターで開く
（ここではgedit）

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計算結果出力の確認
① K値やG値の計算結果と参照
解との誤差が出力されている

38. まとめ
• き裂を含む弾性解析を体験した
• 破壊力学パラメータ（K値，G値）を算出し，妥
当な解が得られることを確認した
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