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アルパカ創作糧 井上
- 1. アルパカ創作まとめ 井上 岳哉 1 対象の観察とスケッチ まずは対象の観察を行います。本来ならば動物園などで本物を観察するのが一番良いので すが、あまり時間が取れなかったのでネット検索で情報を集めました。 スケッチでは顔のデティールや骨格、全体のプロポーションなどの確認をします。観察や スケッチにより、アルパカの大まかな特徴として 首の付き方、背中の丸み、そしてリャマに比べて耳や鼻先が短いことが分かりました。 2 試作品 試作 0.5 ファミレスにて、適当に紙をいじくっていたら紙がくしゃくし ゃになり、その時にこれを応用すればアルパカの体毛の表現が できそうな気がしましたが、ここから１か月ほどアルパカの試 作は中断することになります 試作 1 0.5 に似た表現を 3 年前に折った羊で使っていたことを思いだしたので、当時の構造を使っ て試作を折りました。その構造というのは、始めに大きな角で体毛の抑揚を出してから、 くしゃくしゃにするとい う表現方法です。この方法 の利点は、空気の隙間が深 くできるので、ただ紙をく しゃくしゃにするよりも 軽さの表現がしやすいこ とだと思っています。 珍しく 1 度の試作でうま くいったので、本折りに入 ることにしました。
- 2. 3 完成作品 使用した紙は、3 年前に折った羊と同じもみ紙の裏に金ホイルが裏打ちされたものを使いま した。 まずは基本形を折っていきます。体毛の大まかな 抑揚、顔、足の主要な部分を折っていきます。 これが終わったら平面上での折りは完了で、ここ からは立体での作業になります 体毛のモコモコ感を出しつつ、からだのラインを 追っていけば完成です。 4 感想など 今回は少し挑戦的な表現方法になりましたが、結 果は個人的におもしろいものになりました。 3 年前の表現方法をまた使うことになるとは思っ てもいなかったです。 ただ、顔の造形にはまだ不満があるので、いつか 改善していきたいと思います。