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プログラマーのためのテスト手法
- 2. １．テストにおいて ２．テストの基本 ホワイトボックステスト（ロジックベース） ブラックボックステスト（仕様を意識） ３．ディシジョンテーブル（仕様を意識） ４．状態遷移テスト（仕様を意識） 補足：テストの工程
- 3. バグを１００％無くすことはできない。 早めにテスト、何度もテスト、自動でテスト テスト工程が後になるほど手戻りが多くなる。 テストが完了するまでコーディングは終わらない バグ発生時は修正を行うが新たなバグを生み出すこと がある。 コードのカバレージより状態のカバレージ テストデータに意識を向け、コード実行の遷移順序が 大きな影響となる。 ※『達人プログラマー 職人から名匠への道』より一部抜粋
- 4. ホワイトボックステスト ブラックボックステスト 内部構造に意識し 網羅率に着目したテスト 命令網羅 分岐網羅 条件網羅 内部構造は意識せず入出力 に着目したテスト 同値分割法 境界分析法 入 力 出 力 ？ 入 力 出 力 If (){…} else {…}
- 5. カバレッジ（網羅）の分類 Ｃ０カバレッジ：命令網羅 ①→②→④→⑥ Ｃ１カバレッジ：分岐網羅 C0 ＋ ①→③→⑤→⑥ Ｃ２カバレッジ：条件網羅 C１ ＋ ①→②→⑤→⑥ ①→③→④→⑥ ①→④→⑥、①→⑤→⑥ ①→②→③→④→⑥ 5 START END 分岐 分岐 命令 命令 １ ２ ３ ４ ５ ６ 繰返 繰返
- 6. カバレッジテストで検出できないバグ プログラムのループに関するバグ →０、１、複数回、最大ループ回数の閾値前後 要求仕様の誤り、機能の実装不足 データに関するバグ →データの排他、ＤＢ、外部連携データの扱い タイミングに関するバグ →マルチスレッド 実施コストは高いが バグ検出率は低い
- 7. 同値分割法 境界分析法 意味のある同値グループに 分類し各グループから代表 値を入力とする ON-OFFポイント法を用い 異なる処理が行われる１番 近い２地点を入力とする 7 無効同値 有効同値 無効同値 －１ ０ １ ２ ３。。。９ １０ １１ １２ １３ １４ ① ② ④③ 入力：年月日の月の場合の試験は①②③④パターン
- 9. 全ての入力の組合せを表にし、 その入力に対する動作もしくは出力を明記 状態 ルール ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 条件：２０歳未満 Ｎ Ｙ Ｎ Ｎ Ｙ Ｎ Ｙ Ｙ 条件：誕生月 Ｎ Ｎ Ｙ Ｎ Ｙ Ｙ Ｎ Ｙ 条件：６０歳以上 Ｎ Ｎ Ｎ Ｙ Ｎ Ｙ Ｙ Ｙ 割引対象外 ○ ー ー ー ー ー Ｎ／Ａ Ｎ／Ａ １０％割引 ー ○ ー ○ ー ー Ｎ／Ａ Ｎ／Ａ １５％割引 ー ー ー ー ○ ○ Ｎ／Ａ Ｎ／Ａ ５％割引 ー ー ○ ー ー ー Ｎ／Ａ Ｎ／Ａ 条件の不整合に より 発生しえない
- 11. 状態遷移図 状態遷移表 メモ帳の状態遷移 開 く 保 存 閉 じ る 編 集 編集中 ー 編 集 待 機 編 集 待機中 編 集 ー ー ー 待機中 編集中 イベント 遷 移 前 の 状 態 遷移後の状態 開く 編集／保存 状態遷移図と状態遷移表を元に行うテスト 閉じる
- 12. デメリット 状態の数が多くなると複雑すぎてテスト実施の方が疎 かになる メリット 期待していない状態に遷移するバグ、遷移自体がない バグが見つかる（仕様の記述漏れ、実装漏れを発見） ＊向いているソフトウェア ＧＵＩソフトウェア オブジェクト指向ソフトウェア 通信プロトコルテスト