4.1

1. 第４講 テスト
全５問

2. 第１問
次の３人の心理学者を古い順に並べ変えよ。
・ユング
・アードラー
・フロイト

3. 正 解
・フロイト（精神分析学の創始者、無意識の発見）
・アードラー（兄弟子、自己啓発本の草分け）
・ユング（弟弟子、タイプ論）

4. 第２問
フロイトの業績で誤っているものを１つ選びなさい。
①奇怪な行動の患者を悪霊のせいではないとした。
②カウンセリングを通して、過去のトラウマが原因とした。
③精霊や悪霊の存在を信じる宗教界から敵視された。
④トラウマの多くを性的な分野に求めるユングと対立した。

5. 正 解
④
①、②、③は正しい。
④トラウマの多くを性的な分野に求めたのはフロイトの
方で、弟子のユングは性からは距離を置いた方向に
中立的な分野に進み、師のフロイトと袂を分けた。

6. 第３問
ユングの業績のうちで、誤っているものを１つ選びなさい。
①「外向／内向」という２つの態度に分けて考えた。
②外向は現実順応的で、内向は主観重視的である。
③次に４つの心理類型「感情、感覚、思考、直感」を考えた。
④そして②と③から８つの性格に分け、性格対立を考えた。

7. 正 解
③
「感情、感覚、思考、直感」のうち、直感が誤り。ユング心理学
の和訳では「直観」を用いる。参考までに「類語国語辞典」では
・直観：瞬間的に対象の本質を視覚的にとらえること
・直感：第六感が働いてぴんとくることで、勘ともいう
・霊感：勘の中でも自我所属感がない場合 インスピレーション

8. 第４問
「７つの心機能」に関する話題のうち、正しいものはどれか？
①ベストセラー「７つの習慣」と似ている。
②インドのヨガの「７つのチャクラ」と似ている。
③太陽光の「７色の虹」と似ている。
④「世界の７不思議」と似ている。
⑤どれにも似ていない。

9. 正 解
⑤「どれにも似ていない」が正しい
・「フロイト派の深層意識」、「フロイト派のリビドー（生の根
源的エネルギー」、「ユングの４つの心理機能」、「アード
ラーの願望実現の心理学」を合わせると７つにまとめられた。
・そして、大心理学者がこの３人しかなく、その後に誰も大心理
学者が現れないのは、７つの心を押さえてしまったからと思う。

10. 第５問
「ユングの性格対立」を下記のモデルで示せ。

11. 正 解
内向感情型と外向思考型の対立
内向感覚型と外向直観型の対立
外向感情型と内向思考型の対立
外向感覚型と内向直観型の対立