漁業とは何か?
◎漁業とは、海や川や湖で魚貝類や海藻類などの海産物を取
る職業のことをさします。
◎漁業は、だれでもできるわけではない。都道府県に申し出
て、一定の手続きを経て、漁業権を許された人だけが、許さ
れた場所と許された期間に漁業をおこなうことができる。漁
業権を持ち漁業をする人を漁師(りょうし)とよびます。
◎漁業権を持っている漁師が経営者で、そこにやとわれる人
もいます。やとわれている人も、広い意味では漁師にはいり
ます。
◎また、水産加工業と漁業を合わせた概念として、水産業と
いう言葉も使われます。
漁業の分類 異なる観点でいろいろある
1 , 自然に育っ ている海産物
かいさ んぶつ
を取るのか、 人の手で育ててから と るのか
①と る漁業、 あるいは、 単に漁業→自然に育っ ている海産物をと る
②育てる漁業、 あるいは、 養 殖 業
よう し ょ く ぎょ う
、 栽培
さ いばい
漁 業
ぎょ ぎょ う
→人工的に育てている海産物
をと る
*養殖業と 栽培漁業の違いは何だろ う ?
2 , 漁業の仕事をする場所
①沿岸
えんがん
漁 業
ぎょ ぎょ う
…日帰り でき るよう な近い海で、 小規模に行う 漁業
②沖合
おき あい
漁 業
ぎょ ぎょ う
…沿岸漁業と 遠洋漁業の中間の規模の漁業
③遠洋
えんよう
漁 業
ぎょ ぎょ う
…1 か月から 数か月かけて、船団を組んで大規模に遠洋で行う 漁
業
魚が食卓にとどくまで…流通
①漁師(漁船の持ち主)がとった魚介類を水あげする。
②魚市場で『せり』にかける。
…漁師さんと魚を買いたい人の間で値段と買う量を決め
ることです。
*魚を買いたい人というのは、仲買人・小売店・加工場
などのことをさします。仲買人からさらに小売店に売る
場合もあります。
*値段の決め方にもいくつか種類があります。
*魚市場も、『産地市場』と『消費市場』があります。
冷蔵や冷凍の技術、輸送技術の進化
◎近年は、冷蔵や冷凍の技術や輸送技術が進化し、新鮮さやおいしさ
を保ったまま遠くの消費地に運ばれたり、外国に輸出されたりします。
また、冷凍で保存しておいて、数か月後に売られることもあります。
漁業に関して問題となっていること
◎何が問題になっているでしょうか。資料を見て考えましょう。
①漁業のコストについて
漁船や設備の購入、手入れ、燃料、人件費、……に資本がかかる。
②漁業資源保護や環境保護、安全性などについて
世界的な魚の消費量増加、漁業資源の減少(マグロやうなぎ)、
環境にやさしい漁を求める人々、安全性を求める人々の増加
③漁業をする人について
漁師の数が60年で、減っていること
高齢化が進んでいること→農業と共通しています
200海里漁業規制
◎日本の漁業は、世界の国々が、沿岸から200海里のはんいの海で
外国船が魚をとることを制限するようになり、おおきなえいきょうを
受けました。
◎日本は江戸時代から、北の
海での遠洋漁業の歴史があり
ましたが、この200海里規
制のために、北の海での遠洋
漁業(北洋漁業)ができなく
なりました。
考えてみよう
魚をとる権利と船を持っていて、魚を取って売る仕事をする人のことをなん
とよびますか?
・漁師
もし、あなたがその仕事をしたいと思ったら、すぐにできるのでしょうか。
・権利がない人はできない。
↑その人と魚を買いたい人が、値段や買う量をきめることをなんというかな?
そして、それは、どこで行われるのでしょう。
・せり ・魚市場
魚を取るだけでなく、魚を育ててからとる場合もあります。そういう漁業を
なんと呼びますか。
・養殖漁業(最初から最後まで人の手で育てる)
・栽培漁業(卵をとって孵化させるところまで人の手で育てて放す)
考えてみよう 続き
200海里は何キロメートルでしょう。
・3.7km ・37km ・370km
近年、特に、資源の減少が危ぶまれている魚は、どれでしょう。(2つに〇)
・うなぎ ・まぐろ ・さんま ・あじ ・さば
世界的に魚の消費量が増えているのは、なぜですか。
・世界的に(特に中国)人口がふえているから。
・肉より魚が健康的な食べ物だという考えが広まったから。
・日本食(すしや天ぷら)が広まったから。

漁業とは何か?