筑波大学 Linux User Group (つくらぐ) http://www.tsukuba-linux.org/

1. 楽しいぁゃ ι ぃシェルスクリプト 情報科学 類 １年 中森 亮介

3. 筑波大学情報科学類１年

4. かつては自称「普通の人」だったが、セキュキャンに参加してハッテンしてしまった人

5. 解析学Ⅰを落とした人orz

6. Web系。Adobe大好き。りなっくすなんて（ry

7. コンピュータの面白さをぁゃιく伝える闇の伝道師ｗ

8. 技術？は楽しく！！！！！

9. 時間があればもう少し凝ったプレゼンテーション作りたかった。。。。。。。。

11. 「 Python チュートリアル」を読んでみた。

12. するとあるところにこんな一文を発見。

13. ” ＵＮＩＸシェルスクリプトや Windows バッチファイルを書けば、そうしたタスクの一部はこなせるだろうが、シェルスクリプトはファイルの一部を動き回ってテキストデータを変更するのに適しているのであり、ＧＵＩアプリケーションやゲームには、あまり向いていない。”

14. でも、「あまり向いていない」って「不可能」ではないよね・・・・・

15. ちょうど opentaka に しつこく つくらぐに出るようにいわれた

16. ならそれをネタにしようかな？シェルスクリプトなんてあまりいじらないけど・・・・・・。

18. 制限なしならお好きな言語で作ったプログラムを実行して終わり！なんてことになりかねない

20. シェルによって動作が異なるものがあるため互換性を考慮しなければならない。どのシェルでも動くようにすることは可能だが面倒。説明する時間もあまりなさそう。

24. 1つ1つのコマンドが組み込みコマンドであるかどうかを知りたいときには、typeコマンドを使えばいい。bashなら。

25. シェル組み込みコマンド $ type echo echo is a shell builtin ← 組み込みコマンド $ type lv lv is /usr/bin/lv ← /usr/bin にあるコマンド

27. ＊nixといえばやっぱ「アレ」は欠かせないでしょう。しゅしゅぽっぽー。

29. #!/bin/bash

30. echo 'Hello'

31. 何か感じませんか？もっとやってみましょう。

33. 全画面表示はできないのかな？

35. Clear しちゃえばいい

39. となると画面表示がクリアされるのは「画面表示を消すための命令」が標準出力として端末エミュレータに出力されているからでは？

40. コマンドライン環境で画面クリアやカーソル移動や文字色変更などの画面操作を行うにはASCIIコードのESC(16進数で0x1bのコード)とそれに続く決められた文字列によるエスケープシーケンスが用いられる

42. Linuxについてるものは「DEC VT100」とよばれる端末（遠隔操作専用のコンピュータ？大昔は実機を使っていたらしい）とおなじような動きをエミュレーションするようになっている。画面操作につかうエスケープシーケンスも同じ。VT100で検索すればエスケープシーケンス一覧がでてくる。

43. DEC VT100（VT１８０）の写真 ウィキペディア日本語版（VT１００）より引用

45. オプションには -a （文字の名前で出力）を使う。

47. 標準出力->odコマンド->端末（これならどんなものが出力されているか見える！）

50. ESCはbash組み込みのechoでは(バックスラッシュe)であらわせる。

51. echo '[H[2J'（最後のは余計な改行コードをつけさせないため）と入れてやると、クリアができます。

53. なぜか文字がそのまま出力された！

54. Bashのechoはオプションなしではそのまんま出力するようになっている。

55. -eオプションが必要。これでOK.

57. アニメができる

58. 実際にやってみた。

60. sleepコマンド（GNU sleep）を使用している

61. sleepのかわりにシェル組み込みコマンドで無理やりやる解決法が存在するらしい。

63. echo "unk" >/dev/null

64. done

65. 時間のかかる無駄な処理をわざと組み込んで間隔をあける方法。ほかにもバリエーションがたくさん存在する。無理やりすぎる。

67. カーソル移動をtputで。。。。でもechoもしたいよね？

68. また od -aを使ってエスケープシーケンスを見つけ出す・・・といいたいところだけど時間的にきついのでVT100のエスケープシーケンス表を使う

69. 終了すると画面が実行前の状態に戻っていない。

70. ->emacsやvimは終了すると元の画面に戻る

72. x y は画面の左上を基準とした数字を入れる。ただし０から数えるので注意

73. １行目の３文字目なら

74. tput cup 0 2でできる。

75. echo でやるなら

76. echo -e '[ y ; x H' でできる

77. echoなら１から数える。そしてxyが逆になっている。これをミスると表示がとんでもないことになる。

79. スクリーンの中にスクリーンを開くエスケープシーケンスが存在する。それを使えばいい。当然閉じるものもある。あと、スクリーンを閉じたときに元の位置にカーソルを戻さなければならない。カーソル位置を記憶するエスケープシーケンスがあるのでそれを使う。

81. スクリーンを閉じる ESC [ ? 4 7 L

82. カーソル記憶 ESC 7

83. 記憶した位置に戻す ESC 8

84. カーソル記憶->スクリーンを開く->スクリーンを閉じる->記憶した位置にカーソルを戻す。

86. やっぱテ○リス！！！（テトリスは登録商標です）

88. でもいちいち打つのは面倒

89. プログラムの最初にシェル関数を定義しておいて、あとのプログラムではそれを使う

91. でも、ゲームの操作ではエンターなしで受け付けられないと話にならない。

92. また、シェル上でのキー入力は基本的に画面に出力される（エコーバック）。

93. しかし、移動したりするたびに移動に割り当てられたキーの文字（例：ＷＡＳＤとか HJKL ）が出力されるとやっていられない

94. よって、エコーバックをオフにする！

95. あと、カーソルキーでも移動したいよね。

97. -s -n 1 オプションをつけるだけ。

98. 何度もいうけどBashじゃないとだめです

99. ちなみにBash以外ではsttyコマンドとddコマンドを組み合わせるらしい。ddコマンドってｗ

101. stty echo でエコーバックをオンにできる

102. エコーバックをオフにして遊んだ後は必ずオンに戻さないと大変なことになりますｗｗｗｗｗｗ

103. sttyコマンドをいたずらには使わないでね。計算機室にログインしっぱなしのマシンがあったりしても触らないように。

105. 「rm -rf *」なんかを無意識に入力していたりしていたりして。当然見た目にはわからないから気づかない。いたずらには使わないでね。

106. 終了シェル関数を作ってちゃんと終了処理を実装してやれば問題ない。と、いいたいところだけどCtrl-Cされたらどうなることやら・・・・・・・・。

108. trap ’’ INT で無視できる。bashなら。ほかのも同じようにできる。’’にコマンドを入れればその中のコマンドを実行させることもできる。何も入れなければ何もしない。まとめて指定することもできる。

109. ただし「KILLシグナル」は無効化できないので。どういうときにKILLが使われるかはご想像のとおりです。強制終了を無効化するとまずい。

111. ↑ ESC [ A

112. ↓ ESC [ B

113. -> ESC [ C

114. ← ESC [ D

115. エスケープシーケンス全部を判別に使う方法もあるけど、違うのは最後の１文字だけ。ABCDだけで判別できそう。その方法を使うとWASD移動との両立ができなくなっちゃうけど・・・。まーいっか。簡単に済むし。

117. でもほかのコマンドを組み合わせて使いやすくする本来の使い方をするときに無味乾燥な端末に彩を添えることができるかも知れません。

118. でもわざわざシェルスクリプトを使う意味はあるの？

119. 多分ない。でも、シェルスクリプトが使えない環境はまず存在しないのでどこでもぁゃιぃものを表示することができる。

120. ご清聴ありがとうございました。