SlideShare a Scribd company logo
アイデアソンをより身になるものとするために
アイデアソンとは?
アイデアソン (Ideathon)
アイデア (Idea)とマラソン (Marathon)を掛け合わせた造語
ある特定のテーマについて多様性のあるメンバーが集まり、
対話を通じて、新たなアイデア創出やビジネスモデル構築等を短期間で行う
※2時間 ~ 1日程度
チームビルディング → チームでアイデア創出 → 発表
※事前にチームを組んで参加の場合もある
アイデアソンに参加して大事だと思ったこと
心理的安全性
個人ではなく、チームの意識
シンプル
良いアウトプット、良いチームを得られる
バックグラウンドの異なる
参加者の意見 (インプット)が増える
チームが健康な状態であるほど、主催者/参加者ともに得るものは大きい
※心理的安全性が担保されている状態
強いチームはアイデアソン後にも繋がる
質の良い
アイデア
主催者が得られるもの 参加者が得られるもの
強いチームと主催者で
アイデアを育てること
コミュニケーションから
多様な意見や考え方
主催者/参加者が得られるもの
ただし、心理的安全性は脆い
誰か1人でも壊そうとする人がいた場合
チームの健康は損なわれる
その人を除外するような形で、残りのチームメンバ間の心理的安全性を確保する
壊す人が1人の場合
ただし、大事な個を失うことになり
完全なチームとしての安全性は確保されない
ベストではないが、やむを得ない場合もある
壊す人が多数いた場合
多様な個から出るアウトプットを諦め、別の目的へ変更する
壊す人が多数の場合
ex) チームを心理的安全性が確保されたチームとするには?の実験
健康でないチームでアウトプットを出すには?の実験
自身のファシリテーション力を上げる
心理的安全性はベース
ベースが壊れている場合は諦めても良い
ずっと付き合うチームであれば諦めるのは良い選択ではないが、短時間なら諦めることは良い選択である
アイデアに正解は存在しない
全知全能の神じゃない
個人のアイデア(意見)を押し通しても良いことはない
※意見を言うことは大事
議論ではなく、対話
チームでやるからこそ
チームで作る/育てることを重視しよう
シンプルに
伝えたいことがたくさんある
→ 本当に伝えたい1つだけ
シンプルに表現することで人に刺さる
修正も楽になる
伝えたいことを伝えるために削ぎ落とす
解決したいことは?誰を幸せにしたいのか?
伝えたいことを明確にする (あれもこれもでは伝えたいことがぼやけてしまう)
発表は資料と会話
アイデアソンに参加して良かったこと
多様な考え方、意見を知れた
多様な人とつながれた
ピッチに慣れた
アイデアソンは直接ビジネスに結びつくのか?
主催者に工夫が必要
主催者:前提
何が欲しいのか
開催する目的を明確にする
アイデアが欲しいのか?
アイデアではなく別の視点が欲しいのか?
どうしたいのか
自社でビジネスにしたいのか?
ビジネスではなく世の中に貢献したいのか? (誰が実現しようと構わないのか)
アイデアをどう利用するのか
権利は誰に帰属するのかを明確に報知する
改善すること : チームがその場限りとなり、ビジネスにまでつながらない
主催者:工夫
案①チーム参加を推奨する (会社単位でのチーム 等)
失われるもの : 多様性が損なわれる
改善すること : アイデアをどうしたらよいかわからず、その場限りのアイデアとなっている
案②アイデアソン後のフォローを重視する (スポンサーやメンター 等)
失われるもの : 特になし
チームとアイデアをどうすれば良いかをフォローする
改善すること : チームがその場限りとなり、ビジネスにまでつながらない
主催者:まとめ
案①チーム参加を推奨する (会社単位でのチーム 等)
失われるもの : 多様性が損なわれる
改善すること : アイデアをどうしたらよいかわからず、その場限りのアイデアとなっている
案②アイデアソン後のフォローを重視する (スポンサーやメンター 等)
失われるもの : 特になし
アイデアを自社でビジネスにしたいのか?世の中に貢献できれば自社でなくとも良いのか?
前提:目的を明確にする
他者のアイデア (知らない視点)を自社のビジネスに活かしたいのか?
※アイデアをどう利用するのか、権利は誰に帰属するのかを明確に
アイデアソンが広まり
アイデアソンを有効に活用し
人が幸せである社会を作り
たい
ここからはおまけ
xxソンについて
ハッカソン (Hackathon)
メイカソン (Make-a-thon)
ハック (Hack)とマラソン (Marathon)を掛け合わせた造語
ある特定のテーマ、技術について多様性のあるメンバーが集まり、
短期間でアイデアを形にする (プロダクトの開発を行う)
作る (Make)とマラソン (Marathon)を掛け合わせた造語
ハッカソンを「ものづくり」に応用したイベント
3Dプリンター等を使い短期間で作品を作る
xxソンの探し方について
Qiitaのハッカソンポータル:https://qiita.com/HackathonPortal

More Related Content

More from haruka iwama

ミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれ
ミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれ
ミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれ
haruka iwama
 
アート思考とデザイン思考
アート思考とデザイン思考アート思考とデザイン思考
アート思考とデザイン思考
haruka iwama
 
Libra report(日本語)
Libra report(日本語)Libra report(日本語)
Libra report(日本語)
haruka iwama
 
Business framework templates
Business framework templatesBusiness framework templates
Business framework templates
haruka iwama
 
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
haruka iwama
 
アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~
アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~
アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~
haruka iwama
 
ジョブ理論をなんとなく理解する
ジョブ理論をなんとなく理解するジョブ理論をなんとなく理解する
ジョブ理論をなんとなく理解する
haruka iwama
 

More from haruka iwama (7)

ミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれ
ミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれ
ミレニアル世代(Y世代/Z世代)のあれこれ
 
アート思考とデザイン思考
アート思考とデザイン思考アート思考とデザイン思考
アート思考とデザイン思考
 
Libra report(日本語)
Libra report(日本語)Libra report(日本語)
Libra report(日本語)
 
Business framework templates
Business framework templatesBusiness framework templates
Business framework templates
 
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
 
アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~
アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~
アイデアの出し方 ~アイデアを出せ!と言われたら~
 
ジョブ理論をなんとなく理解する
ジョブ理論をなんとなく理解するジョブ理論をなんとなく理解する
ジョブ理論をなんとなく理解する
 

アイデアソンをより身になるものとするために